

そろ・・明日は崩れて



この二日ばかし感じた朝の清涼感はもうすでになく、
今日は少し歩いただけでお湿り程度の汗を感じるのは雨が近いからだろうか、
自然は雨の訪れを告げている。
渇いた大地、潤いを失いつつある落葉の一枚、
痛んだ傷を癒すように一枚・・・また一枚と、薄紅色に染まって舞い落ちる木の葉、
秋の染まりは近い。
先染め
一枚の桜の木の葉
並木の欅
無造作に植えられたメタセコイヤ
いま
幽かに紅を差すように
彩が見え始めた数枚の木の葉
染まりには少し早いけれど
綻び始めた傷を治癒するように一枚・・・また一枚
爽やかな流れに晒しながら
舞い落ちる一葉
その色その様子
そろ・・秋が始まるな・・・
そう想いながら
過した四季の時間を追い求める。
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