雨のち曇り

雨のち曇り

今日は雨朝には降っていなかった雨がカフェで珈琲を飲む頃になると小雨が歩道を濡らしはじめ、「空、辛抱できなくなったか」大粒の涙がこぼれる。一日かな・・・この雨、そう思っていると......

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催花雨
菜種梅雨か？そう思うような雨模様になっている。
激しく泣きじゃくるとか一日中しくしく泣くとかの雨でなく、今朝は啜り泣く雨となって樹木が燃え尽きて残る炭のような空から微粒子の雨が私の火照りを静めるように落ち、
全身に沁み込ませていく催花雨。

「嫌だな・・・」そう思う雨が遅れて咲いた桜の鮮やかさを消し、春の空に映えるいい顔を奪い平然としている。
確かに桜の後に咲く花たちには大切な雨であることはわかるけれど「許せない、何も今でなくてもいいのに」そう思ってしまう菜種梅雨。

年に一度の逢瀬

貴女に逢えるのは春
それも毎年逢う日は変わり
微妙にズレ
時には待ち惚けをくらい
悶々とする日々が続く

いま桜と出会い
冷めていた恋心が甦り
逢瀬に心がときめく
私の一年に一度の恋。