花の咲き
萌え萌え昨年の22日にこの記事を書き、今年はどうかなぁ?そう思った春の萌え。でも、哀しいことに昨年のことなど少しも記憶に留めておらず、その数少ない数枚のページをめくりなおしてみても......
里山に花が咲く
春は草木が萌え花咲く季節。
いま春の暖かい陽射しを受け大地が温もるなかで、桜の華やかさの陰に隠れて咲く花々があるけれど人の目は桜の鮮やかな花色に目を奪われ、地表で群れ咲く小さな野花に目を向ける人は少ない。
これから桜に変わり地表を蔽う花は多彩になって街を彩り、山野を染める花は時を措いて芽吹く樹木の新緑に埋もれ埋没していく春の花。
里山の花
私が歩く里山の尾根で
馬酔木の後に咲くのがミツバツツジ
この赤紫の美しい花は
萌えの少ない雑木林のなかで
燈るように咲いて
私に冬の終わりを告げるが
その喜びは短く
花は数日を経て散り
枝先から三枚の小葉を広げ
初心な一葉が花に替わり樹木を覆う。
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