
不思議だね?彼らは分かっているのだろうか?そろそろ雨のシーズンが終わることを。
蝉と虫の声を聞きながら考えるのである。
盛夏に入り聞く蝉はとにかく五月蠅い。
「馬鹿やろう、このくそ暑いのにギャアギャア喚くな」そう怒鳴っている。
もう完全な不満だらけの親父の顔である、まあオッサンだけどね・・・
それがこの梅雨明けのこの時期に聞くと、実にいいね、季節感を感じるから
好きな人に出会った時に憶える高まりと言うか胸騒ぎだね
嬉しいね、子供のようにはしゃいでしまう。
大人ってこんな時嫌だね、素直になれないと言うか表現できないのがもどかしい。
蝉と虫。
深い木陰を作る木の葉の茂みから蝉の声を聞いて
夏草の伸びた草の間から掻き分けるように聞える虫の声を聞くと
梅雨明けか・・・そう思うとホットする。
夏に届けられる一通のラブレター、
木の葉にかかれたメッセージには、唯、一言「夏」それだけ
夏。もうその言葉だけでひと夏の夜に燃えつきる激しい恋の始まりを予言している。
恋は蝉の生き方、愛の囁きは虫の声
ひと夏に求め燃えるだけ・・・熱い激しい夏日の恋。
季節。人はいつからこの感性の心を失っていったのだろう
今まで、なんとなく季節を過してきたけど、
蝉や虫の声を聞くと、なんとなく安心して、梅雨明けが近いなそう思うのである
人が生きているなかで繰り返される四季
ある意味で、人も多年草かも知れないそう思うのである。
熱い欲情の夏が始まる。

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