rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

未来を刈る愚行、それとも生命の自浄作用

2014-12-17 23:32:01 | つぶやき&ぼやき
人は増えすぎたのだろうか、世界中で多くの子供たちが殺されていく。
豊かで比較的安定した社会においても、紛争の絶えない地域においても、貧しい国においても、子供たちは過酷な労働で搾取され生存を脅かされあるいは虐待されて無残に命を奪われていく。
子供たちは未来を担う存在、人が善き者に変われるかもしれない希望。
しかし、こうも子供たちの命がぞんざいに刈られていくということは、人は愚かで増えすぎたためにその存在の抹殺行為に及んでいるのだろうか。
あまりに酷い現状に、心が血の涙を流し咽び泣いている。
72億人、たしかに人は増えすぎた。
どう考えても打つ手はなさそうだ。
それでも、子供たちの命を軽んじていいわけではない。
やりきれなさを胸に抱いて、ただ祈ることしかできない非力さが悲しい。


早々に氷鏡

2014-12-15 22:39:56 | 趣味たち
昨日、井戸端にあったバケツに、透明で丸い板状の氷ができていた。
おととしの冬だっただろうか、小さい人がそのような氷にビオラなどを飾ってちょっとしたオブジェを作ったことがあった。
畑から採ってきたばかりの野菜たちを持って出かけるところだったから、その美しい氷で遊ぶことは叶わず、やっぱりそれでも惜しいのでアリッサムの鉢植えに立てかけて氷鏡として一瞬の美を庭に添えたのだ。
写真を撮ろうとも思ったけれど、ねこが死んでからというものカメラの出番はめっきりと少なくなって、今回もお呼びがかからない。
きりっと冷たい空気の中で、氷鏡は太陽の光をきらきらと反射している。
にんじんや大根の泥をせっせと洗い落としていたならば、背後でカシャッという音がした。
氷鏡が陽に解けて崩れ落ちた音だった。
ありがとう、束の間でも美に触れられた。
今週、強烈寒波が押し寄せるらしいから、また氷鏡ができるだろう。
そうでなくてもまだ冬は始まったばかり、冬ならではの楽しみを満喫しようではないか。

続2014年12月14日ふたご座流星群

2014-12-15 00:03:11 | 空・雲・星・太陽たち
結局、昨夜は冷たい風の吹く満点の星空の下へ、防寒装備万全に繰り出していった。
10時30分あたりから30分間観察して、大小合わせて20個は見られたか。
そして今日、またもや昨夜より冷え込みのきつい中、家族で入れ替わり立ち代り流れ星に歓声を上げたのだ。
さまざまな流星群の中でも、やはりふたご座流星群は安定して派手である。
15分も空を見上げていれば、2~3個は確実に見られるし、しかもかなりきらびやかな光を放つ。
寒さはきついけれど、やはり冬の星空は美しい。
澄んだ空気、濃紺の空に繊細なシルエットを差し出す枯れ木、瞬く星の光。
これだから流星群観察はやめられない。

2014年12月13日ふたご座流星群

2014-12-13 22:32:53 | 空・雲・星・太陽たち
今夜はふたご座流星群が、空を賑わせてる。
しかし、強い寒気が押し寄せて、外は深々と冷え込みだした。
来週は、さらに気温が下がるらしい。
さて、肝心の流れ星をもう見たのかといえば、試しに台所の北窓を開けてみると吹き込んでくる冷たい風に尻込みしてまだ見ていない。
どうしようか、体調が優れないから大事をとってあきらめようか。
去年はあまり風もなく、月明かりはあったけれどすばらしい流星群の夜だった。
それを思うと、あきらめきれない。
迷っている。
もし気合が入って見たならば、あとで追記として記すとしよう。

明快な空間、澄み渡る空気、ピエロ・デッラ・フランチェスカ

2014-12-12 23:53:22 | アート

出産の聖母

あと10日ほどするとクリスマスだからというわけじゃない、悶々と鬱屈した気持ちに浄化する小石を投げ込んでみたいと思ったのだ。
ピエロ・デッラ・フランチェスカの絵は、高純度の水、もしくは浄化能力を持った小石か結晶、パワーストーンのようだと思わないか?
彼の絵を見ていると、心が洗われ清められる気がする。
もし、絵の中の世界に入り込めるならば、躊躇せずに踏み込んでいくだろう。
そして、中に描かた人物の一員となって、永遠の時を渡っていくのだ。
おそらく、絵の中から外の世界を眺めても、ちっとも魅力を感じないのではないかと想像する。
明快で安定した秩序に委ねられた世界、アルカディアかもしれない。


モンテフェルトロ祭壇画