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まだ増やすんですか?太陽光発電のソーラーパネル群

2021-01-05 23:34:02 | つぶやき&ぼやき
車で1時間ほどのところにある実家へ、新年の挨拶に行った。
自分の暮らす地域でもそうなのだが、とにかく雑木林を伐採してソーラーパネルを設置しているところが本当に多い。
それに伴い送電するための電柱も上から三分の二ほどアルミで補強されたものに交換し、太い送電ケーブルがかけられている。
東日本大震災から10年が経とうとしている。
日本各地に出現しいまだに増殖しているソーラーパネル群、再生可能でクリーンなエネルギーの確保とよい面が強調され、政府のてこ入れもあり今も継続している。
たしかに、原子力発電は、未来に負の遺産を残し、事故になった場合甚大な被害出るため、いまさら新規建造は憚られるし、既存も老朽化が進み運用に否定的な世情もある。
しかし、このソーラーパネルの耐用年数が過ぎたときには、どのように処分するのだろうかと気をもむのは私だけだろうか?
いつものように、産業廃棄物としてどこかに穴を掘って埋めてしまえば簡単に処理できると、旧態依然とした考えをいまだに持っているのだろうか?
誰が本当に地球環境を真剣に考えているのだろうか?
電気はとても便利なエネルギーであることは確かで、これがないと今の文明は立ち行かない。
これが厄介なことに、とても効率のよくない方法でしか生成できなく、水力、火力、原子力、風力、地熱にしても、環境を大きく変形したり、制御が難しかったり、その生成過程で生まれる副産物は歓迎できるものではない。
もし、これら以外で、簡単にリスクの少ない電気の生成法と蓄電方法を見出せたなら、究極のエネルギー革命となり、もう少し人類は地球に生きられる存在資格を得られそうだ。
話は逸れたが、この増殖が止まらないソーラーパネルの初期に設置されたものの耐用年数の残は、一般的にはあと10年ほど、それらが一斉に廃棄され始まったとき、どうなるのだろうかとても気がかりだ。
何度かこのブログにも記しているが、「SDGsサスティナブル 持続可能な」とは、ぱっと見の表面的な利点に惑わされなく、極力安全無害な生成ー利用ー処分までの一連の流れで捉えてこそがその本来の意味するところなのだ。
おそらく、処分に関して作る以前から考慮している場合は限りなく少ない。
なぜならば、コストがかかるから。
利益追求が使命のこの社会構造、意識のままではこれらは軽んじられ、黙殺される。
ぎりぎりのバランス感覚を持って吟味し、どこまでならば成り立つかを探っていけるかが、これからの未来を左右する。
環境最優先でも、利益最優先でも、人類はやってはいけない。
極端は、白でも黒でもその本質は変わりなく、いい具合のグレーを探れるのが大切なのだと思うのだが、いかがだろうか?




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