コーヒー、紅茶、緑茶、烏龍茶、ココア、なんでもマグカップで飲んでしまう。
とにかく心行くまで、たっぷりと飲みたいのだ。
湯飲み茶碗が無いわけではない。
お気に入りの作家物や、やや骨董的茶碗を何点か持っている。
気合を入れて緑茶や烏龍茶を飲むときには、彼らの出番だ。
でも、日常お気軽に使うのは、マグカップに限る!と、断固たる信念がある。
それなのに、特別なマグカップを持ち合わせていない。
どうしてか?
第一に、マグカップは丈夫が肝心。
第二に、マグカップはシンプルな形が基本。
第三に、マグカップは冷めにくい形が身上。
それゆえ、気に入ったものを買ったとしても、頻繁に使うとどうしても避けられないリスク=不慮の事故で壊れる難を逃れることは難しい。
なぜなら、彼らは、繊細な体質のものが多いから。
かくして生き残った猛者は、超大量生産されたキャラクターが描かれたようなマグカップということになるのだ。
しかし、まだ、お気に入りのマグカップを持つことを諦めたわけではない。
今現役で尽くしてくれている丈夫本位のマグカップたちが、不運にも事故にあってしまい、我が家から一つ二つと去ってしまったときは、新たなマグカップを迎え入れるつもりだ。
〉いあや、別に丈夫本位のマグカップの不幸を望んでいるわけではない、そんなひどいこと。
そういう場合もあるっていう、仮定の話だ。
》新しく素敵なマグカップが欲しければ、さっさと買ってきて、丈夫本位のマグカップたちにお引取り願えばいいだけのこと、簡単な話じゃないか。
何もマグカップごときに、義理立てする筋合いはないよ。
〉今まで良く働いてくれて、まだどこも欠けていない使えるものを、厭きたからといって捨てたりしていいはずはないよ。
シンプルで個性に合わせたスタイリッシュな生活を目指すなら、調和を乱すものは排除すべきだろう。
ならば、意図に合わないものたちはどうすればいいのか?
捨てるなり、リサイクルショップに持っていくなどの方法がある。
あとは、衝動買いをしないことか。
そうもできるが、ここに来たのもなにかの縁、雑多な趣味のカオスになろうとも、使い続けるほうを選ぼう。
おやおや、隣にいるマグカップは、どうやらほっとした様だ。
そのマグカップには、プレゼントの包みと箒を手にしたシルクハットを被った雪だるまが、ラッパを吹くサンタクロースと一緒に赤い背景の雪振る中に佇み、メリークリスマスの文字が躍っているデザインが施されている。
つまり、超大量生産の丈夫本位なマグカップだった。
とにかく心行くまで、たっぷりと飲みたいのだ。
湯飲み茶碗が無いわけではない。
お気に入りの作家物や、やや骨董的茶碗を何点か持っている。
気合を入れて緑茶や烏龍茶を飲むときには、彼らの出番だ。
でも、日常お気軽に使うのは、マグカップに限る!と、断固たる信念がある。
それなのに、特別なマグカップを持ち合わせていない。
どうしてか?
第一に、マグカップは丈夫が肝心。
第二に、マグカップはシンプルな形が基本。
第三に、マグカップは冷めにくい形が身上。
それゆえ、気に入ったものを買ったとしても、頻繁に使うとどうしても避けられないリスク=不慮の事故で壊れる難を逃れることは難しい。
なぜなら、彼らは、繊細な体質のものが多いから。
かくして生き残った猛者は、超大量生産されたキャラクターが描かれたようなマグカップということになるのだ。
しかし、まだ、お気に入りのマグカップを持つことを諦めたわけではない。
今現役で尽くしてくれている丈夫本位のマグカップたちが、不運にも事故にあってしまい、我が家から一つ二つと去ってしまったときは、新たなマグカップを迎え入れるつもりだ。
〉いあや、別に丈夫本位のマグカップの不幸を望んでいるわけではない、そんなひどいこと。
そういう場合もあるっていう、仮定の話だ。
》新しく素敵なマグカップが欲しければ、さっさと買ってきて、丈夫本位のマグカップたちにお引取り願えばいいだけのこと、簡単な話じゃないか。
何もマグカップごときに、義理立てする筋合いはないよ。
〉今まで良く働いてくれて、まだどこも欠けていない使えるものを、厭きたからといって捨てたりしていいはずはないよ。
シンプルで個性に合わせたスタイリッシュな生活を目指すなら、調和を乱すものは排除すべきだろう。
ならば、意図に合わないものたちはどうすればいいのか?
捨てるなり、リサイクルショップに持っていくなどの方法がある。
あとは、衝動買いをしないことか。
そうもできるが、ここに来たのもなにかの縁、雑多な趣味のカオスになろうとも、使い続けるほうを選ぼう。
おやおや、隣にいるマグカップは、どうやらほっとした様だ。
そのマグカップには、プレゼントの包みと箒を手にしたシルクハットを被った雪だるまが、ラッパを吹くサンタクロースと一緒に赤い背景の雪振る中に佇み、メリークリスマスの文字が躍っているデザインが施されている。
つまり、超大量生産の丈夫本位なマグカップだった。
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