大きな世界の小さな部屋

まぁ色々とヲタ趣味に関した話題をうんたらかんたらと…あと動物ネタなんかも。

帰ってきたヘケヘケ? ⑫

2011年03月09日 00時16分22秒 | TFユナイテッド

今回ご紹介するのは、オートボット環境保護員“レックガー”。レックガーと言えば、サイクロナス同様に初代玩具の出来が相当アレだった事で有名ですが、ユナイテッド
枠でリメイクされ左側にタイヤの付いた特徴はそのままに、ご覧の通りスタイリッシュなプロポーションに。やや腕が長め&左右非対称の足が気になりますが、それ以外
は普通にかっこいい仕上がりになってるんじゃないでしょうか?ただ惜しむらくは、初代の様に左腕のタイヤを左下腕部に付けてシールドに出来ない事ですね。


ご尊顔拝見…レックガーの顔最大の特徴と言えばそのヒゲですが、こちらも当然完備しています。
っつーか、いくらレックガーと名乗っていてもコレが無きゃ納得できません。ちなみにこのヒゲ、破損防止の為か軟質
パーツとなっています。が左右の角はクリアパーツの上から塗装された物なので、扱いを誤ると折れますのでご注意。

アニメ設定では、本来はオートボットでは無く、スクラップの溢れる宇宙のゴミ捨て場“惑星ゴー”に住み着いたTF一派
「ジャンキオン」のリーダーでした。ジャンキオンはオートボットとディセプティコンの戦いには全く興味が無く、ただ機械
弄りが出来ればそれで幸せと言う職人集団…セガのゲーム“ファンタシースター”シリーズのモタビアンみたいな立ち
位置。しかしいざ戦いとなると、勇敢に立ち向かう戦士の一族へと変貌します。本来ジャンキオンは両陣営どちらにも属
してはいませんが、リーダーのレックガーがディセプティコンを嫌っているので、オートボットに手を貸す事が多く実質オー
トボットの善意の協力者みたいなものですか。さてレックガーですが、彼自身は極めて温厚でテレビ視聴が趣味の楽天
家。惑星ゴーは辺境宇宙の小惑星、娯楽と言えばテレビしか無いのです。その為にレックガーはテレビから色々と情報
を得ているのですが、その様々な情報を断片的に組み合わせた支離滅裂な話しぶりが特徴(しかも語尾は“~アルよ”
というインチキ中国人風
)。ガラクタ溢れる惑星に住んでいる事から整った場所が大嫌いで、何も置かれていない場所に
来ると半狂乱となり、所構わず壊して散らかし始めます。彼にとっては、散らかった環境こそが自然なのです。彼自身も
ジャンクパーツで体が出来ており、ちょっとした衝撃で手首や腕が根元からポロっと取れます。しかし外れやすい半面、
取り付けやすいらしく簡単に治せてしまう、ある意味不死身キャラ。ネタキャラ臭プンプンの彼ですが、ジャンキオンの類
の漏れず意外に勇敢な性格で、カップの恐れた怪物ケイオスを“健康に悪い!”と言う理由からケイオス退治を進言して
いました。理由が変ですけど、上記の通り支離滅裂な口調がレックガーの特徴なので、言葉はおかしくても彼なりの正義
感の表れなのでしょう。本当、2010で一番の愛すべきネタキャラ。


可動は今回の二月発売分ではトップクラス。首、肩、脇、肘、手首、腰、股関節、太股ロール軸、膝、足首が可動します。腕可動だけでなく腕そのものが長め
なので、ご覧の通り武器の両手持ちもラクラク。ただレックガーは可動部が多くても“動くだけ”と言う部分も多く…詳しくは後述。尚、この画像は右足足首の変
形が間違ってます。正しくは爪先が二股に分かれます。この画像、自分でも結構かっこ良く取れたと自負しているのですが、それでも口調はインチキ中国人風
なんですよねコイツ``,、( ´∀`) ``,、


ではまず肩の可動から…右肩は問題無く動くのですが、左肩はパイプ状パーツが干渉しこの画像以上は開きません。
だもんだから、その分は可動範囲が狭まっています。


そして膝。
これは左足に限った話なのですが、膝の内側から生えているグレーのパーツが腿パーツに挟まり、これ以上動かせ
ません。つまり左足を真っ直ぐ伸ばす事が出来ないのです。右足は問題無く動くのですが、レックガーってこんな風に
左側に限って融通が効かないんです。


武器はバトルアックス。初代レックガーはデカい十字架みたいな斧でしたが、こちらは風車みたいな形状になっている
のが特徴。斧と言うには微妙ですが、充分武器に見えるのでまぁ良いでしょう。そして中央にCジョイントが。


このCジョイントを介して、背中にバトルアックスを取り付ける事が出来ます。長いポールウエポンは背負うと様になる…。


Cジョイントはこんな風に接続、バトルアックス側の根元はボールジョイントなので、細かい角度の調整が可能です。


そしてレックガーの特徴の一つ、胸部機関砲も完備。特にギミックも無いし、顔がこうだから別に無くても気にならない
物ですが、これもある所を見ると開発者の愛を感じます。“オレはこんなレックガーが欲しかったんだ!”って感じの。


ビークルモードは初代同様にバイク。
初代は車高が低い大型バイクだったのですが、こちらは車高の高いモトクロス風バイクに。これはこれでかっこいいから良し。


バイクTF繋がりでエリータワンと比較…でけェッ!同価格帯なのにレックガーでけェッ!?


従来のバイクTFに比べて随分と大きいレックガー、デラックスクラスのTFを乗せる事が前提となっているからです。
本編でもバイクに変形したジャンキオンに他のジャンキオンが乗るシーンが有ったので、それのオマージュでしょう。
画像では司令官に乗ってもらっていますが、こういう他と組み合わせたギミックは嬉しい限り。


比較的サイズの近い可動フィギュア、レックガーはエリータワンより大きいので、以前エリータワンに乗ってもらったfigma
より大きい可動フィギュアが似合いそう、と言う訳で神姫に乗ってもらいました。なかなか良い感じ。


エンジンを下から見るとそこには…!?なんつーか、スゴいどや顔。


変形シークエンス。まず車体を反対側に向け、マフラーと繋がったホイールを外します。


前輪のサスペンション部分のジョイントを外し、
後輪をシートにあるヒンジに沿って180度上に折り曲げます。この部分、なんかムービーアーシーみたいな変形だな…。


燃料タンクとシートの部分を外し、その根元から右画像の様に燃料タンク部とシート部を移動させます。なんだか訳の分からない形に…。


曲がっていた部分を伸ばし、そのまま右画像の形に各部を変形させていきます。バイクTFは数あれど、その中でもこれは随分と奇抜な変形をする…。


今度は残った前輪&エンジン部分を。ここは割と簡単で、中央から二分割します。


ここでひっくり返します。やっぱり何だか分からない謎物体だ…。


この部分を90度回転させ、ロボットモードの両足を形成します。しかし、バイクのハンドル部とシート部が両足になるロボットなんて見た事が無い…。


そして最も忘れやすいのがココで、右足の足首を前後反転させて右画像の状態にします。


続いてエンジン部…っつーか上半身。先程開いた部分をそのまま移動させ、本体とジョイントで接続します。


現時点では上半身が真横を向いているので、90度回転させて正面を向けます。


あとは両腕を伸ばし、頭部を引き出し本体の変形は完了です。なんか全体的に、ムービーアーシーアニメイテッドプロールをミックス+α
した様な変形しますね。進化が見て取れます。


そして最初に外したマフラー&ホイール部、これを中央ジョイントに沿って真っ直ぐに伸ばします。


ホイール部を展開させバトルアックスの刃を形成します。刃が四つありますが、その内の一つを動かせば他の刃も連動して
展開します。アニメイテッドプロールのソーサーエッジと同じギミックですね。


バトルアックスを手に持たせて変形完了。
ギミックのある変形するし、ビークルとロボット両方で上手く成立させている武器ですねコレ。


やーれやれ、やっと落ち着いたアルよ。

総評としては、あのネタキャラレックガーがここまで素晴らしい玩具に生まれ変わったと言うのは本当に驚きです。個人的には、二月発売分の中では最も評価が高い
のがこのレックガー。プロポーションも普通にすっきりしてるし、変形も奇抜でありながらも干渉箇所も少なくストレスの感じない変形しますし、武器も両形態で無理なく
纏まっています。そして何より、各部に残されたレックガーの意匠がポイント高い!更にビークルモードが、他のジャンキオンを乗せる事が前提で設計されていると言う
から大したもの!ただ惜しむらくは、やっぱり左腕と左足の可動範囲の狭さ、そして前輪をシールドに出来ない事。レックガー自体は現時点では最高峰のバイクTFです
が、その部分が惜しいなぁ…と。そこに目を瞑ればクオリティは高いので、私としてはお勧めアイテムです。ここ数年のバイクTFの進化は目覚ましいですね。


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