大きな世界の小さな部屋

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帰ってきたヘケヘケ? ⑭

2011年04月04日 09時05分28秒 | TFユナイテッド

今回ご紹介するのは、TFユナイテッドよりオートボット技術者“ホイルジャック”。三月発売分でユナイテッドは終了となりますが、最後の最後で
ホイルジャックキタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━ !!!!!ヘケヘケではラストを飾った
キャラは私の大好きなスモークスクリーンでしたが、それと同じくらいホイルジャックが好きな私は感無量です・゜・(つД`)・゜・アニメ設定のホイルジャックは細身でガニ
股だったのですが、こちらは小太りっぽい体型になってます…細身でもガニ股が災いし、小太りってイメージが付いてしまったのでしょうか?ホイルジャックの特徴の一
つに背中に広がったV字型ウイングがありますが、ご覧の通りしっかりと完備しています。


これがその、アニメ設定準拠に制作されたホイルジャックのフィギュア。全然小太りじゃないでしょ?



ご尊顔拝見…元々ホイルジャックがかなり個性的な顔付きをしていた為か、多少アレンジは入っているとは言え文句
無しにホイルジャックな顔。

アニメ設定では、序盤からオートボットで活躍したレギュラーキャラであると同時に、本作において初めて登場し、初めて
変形したキャラクター。自我を持つ変形ロボットであるTFという存在を、視聴者に一番最初に教えたキャラクターでもあり
ます。戦闘よりも修理や開発にその実力を発揮し、序盤ではラチェットと一緒に主に仲間のリペアをやっていました。
彼の特技に発明があり、様々な怪しげな発明をしてはその度に騒ぎを引き起こす困ったお人。瞬間凍結装置イモビライ
ザーを作ったは良いがメガトロンに奪われ、大型移動砲台ネガベイターを作ったは良いがまたしても狙われ、恐竜の化石
からインスパイアを受け生み出したダイノボット部隊、知能の低さも恐竜並みだったので基地内で暴れさせてしまったりと…。
ある意味トラブルメーカーではありますが、それ以上に仲間のリペアや発明が役立った事が多いので、彼の場合は“失敗
は成功の母”として大目に見られているみたいです。彼の発明動機は仲間を助ける為とかでは無く、見ていてどうも趣味
でやってるとしか思えないんですよね…オートボットの仲間たちに自分の発明品が完成した時は必ず発表会を開催し、嬉
々としてその発明品の説明をするあたり。同じ科学者キャラのパーセプターが登場しても、彼がパーセプターに蹴落とされ
る事は無く、最後まで出ずっぱりだった事からキャラの立ちっぷりを物語っています。少年時代の私は、序盤のオートボッ
トで彼が一番好きでした。それと裏設定ですが、実は彼はオートボット有数のドライビングテクニックの持ち主でもあります。


実はこのホイルジャック、二か月前に発売されたトラックスの仕様変更品に当たります。比較して見ると…?あれ、別物にしか見えない。
両肩のタイヤ、背中の翼、胸部の形状と共通点は色々とあるのですが、下半身の形状が全く違います。実はホイルジャック、以前ご紹介したヘケヘケ
サンストリーカーランボル(とアラート)と似た処理が取られていまして、下半身を前後反転させる事で違う形状に見せているのです。でもそれと違う
のが、ホイルジャックは膝のパーツがトラックスのものと違い、若干足が短くなっています(つまりリペイントでは無くリデコレーションですね)。
それもまた、ホイルジャックとトラックスを別物に見せている原因の一つ。


ですから、下半身を前後反転させればそれぞれホイルジャック・トラックスモードやトラックス・ホイルジャックモードなんてのも出来ます。
ただし、膝関節が前後逆になりますけどね。


そしてもう一つ違うのが脚部タイヤの処理、トラックスはタイヤはそのままの位置で移動しませんが、ホイルジャックの場合は
足首の展開と一緒にタイヤが踵の方へ移動してきます。地味とは言え、これもまた差別化に一役買っています。

尚、可動はトラックスと同じなので省略。これまでのTFじゃ動く方ではありますが、ユナイテッド枠内では融通が効かない感じ。


武器はレンチ…ってコレ武器じゃねぇッ!?まぁホイルジャックのメイン武器は肩キャノンだし、技術者ホイルジャックだけ
に工具付けてくれるのはむしろ気が効いてるかと。よく見ると、レンチ部って最近お馴染みのCジョイントですねコレ。
ただこのレンチ、表面がシルバーで塗装されているので、ヘタに扱うと塗装が剥がれます。しかもこの手首とレンチの
グリップのサイズが合っていなくて、上手く保持できずポロポロ落ちます。トラックスの手も武器を持ちにくかったですが、
ホイルジャックの方はそれよりも酷い…。


トラックスには無いギミックとして、脹脛内部にレンチを収納する事が出来ます。これまた気の利いたギミック。


トラックス同様に拳では無く平手なので、上手くやればアニメイテッド版ラチェットに付属していた工具類を持つ事も
出来ます。まずマイナスドライバーにフックみたいな工具。


そしてハンマーとモンキーレンチ…技術者繋がりですが、ホイルジャックにこれらを持たせられるのは実に良い。


せっかく工具類が充実しているのだから、
こんな風にして遊んでみました。本来は武装神姫の方で使用しているガオガイガー基地ですが、これ成型色がオートボット基地と同じオレンジ色なのでピッタリです。


武器は肩のキャノン砲、バックカードにはただキャノン砲としか書かれていませんが、アニメ設定の方ではショルダーカ
ノンと言う名称が有りました。モード切り替えにより様々な能力を発揮し、マグネティック・インビューサーで暴れるダイノ
ボットを鎮めたり、マグネット砲弾を使用しメガトロンさまを一撃でダウンさせた事も有りました。マーヴルコミックだとマグ
ネティック・パウダー・バスをフレンジーに撃ち込み、その体に磁力を帯びさせ、周囲のガラクタでフレンジーを押し潰した
りもしました。フレンジー目がけて磁力に引き寄せられ猛スピードで飛んでくるガラクタ、驚くフレンジーに対し“お前さん
が魅力的だとさ”等と軽口を叩くシーンがお気に入りです。設定上での話ですが、他にも磁気誘導弾、榴散弾ニードル、
ジャイロ停止弾などと豊富なオプションを備えています。この複雑そうな武器をここまで使いこなす所を見ると、やっぱり
これ彼のお手製武器なんでしょうねきっと。


そして、肩から外して手に持つ事も出来ます。これで漸くホイルジャックにも手持ち武器が出来たのですが、よく見ると
これトラックスに付属していたブラックビームガンと全く同じものです。


どちらにもCジョイントが付属しているので、両肩装備も可能です。ただ、ホイルジャックとは別にトラックスを用意することが条件です。


Cジョイント繋がりで、先程のレンチも両肩に装備すればあらビックリ、即席両肩キャノンになるじゃありませんか。
トラックスはミサイルでしたが、ホイルジャックはキャノンっぽくなるので、同じギミックとは言えこちらも差別化はバッチリ。


せっかくだから、トラックスっぽい武装形態にしてみました。あ、こちらも中々かっこいい。


ビークルモードはランチアストラトスっぽい車、綺麗に纏まった形になっていますが、ドア下にあるレンチが少し目障りかな?


しかし、先程のレンチ格納スペースがビークルモードでも使えるので…。


そこにレンチを収納すれば、外側からは完全に見えなくなります。これもまたトラックスには無いギミックですが、これは
意図的と言うよりなんとなく偶然の産物っぽい気がします。こうしてみると、ホイルジャックってトラックスから受け継いだ
ギミック+トラックスには無いギミックと、色々とギミックが豊富ですなぁ。


ではトラックスと比較…グリルの形状が大きく違うので、これだけだとどちらも
基本は同じものだと見抜けないでしょうね。


では今度は後方から…。
ホイルジャックにはウイングが新造されていますが、その反面トラックスにあったどんでん返し式ミサイル接続ジョイントが削除されています。


しかしそこはそれ、それが無くてもトラックス同様にフライトモードに変形可能です。
これはオフィシャル設定にもアニメ設定にも無いギミックですが、元がトラックスなんだからこんな事だって楽勝です。

変形シークエンスですが、トラックスとは下半身が前後反転しないのと前輪が移動するだけの違いなので省略。


バンブルくん、これっぽっちのエネルギーじゃ、精々もって三カ月がいいとこだよ。

総評としては、元々ホイルジャック大好きなので多少は色が付いてしまうんですけど、それを差し引いてもギミック盛りだくさんでお腹いっぱいです。
ただ個人的な事なのですが、差別化とは言え足を短くする必要は無かったのでは?上記の通り、ホイルジャックは細身でガニ股であって決して小太りキャラでは無かった
ので、こんな形で差別化はして欲しく無かったかなぁ。そしてレンチの持ちにくさ、塗装剥げによる扱いにくさも見過ごせませんね。でも初代ホイルジャックと初代トラックス
は元々完全に別製品、ロボットモードから仰向けになってビークルモードになる以外に共通点の無いこの二人を、仕様変更でここまで見事に纏め上げたのは大したもの。
“リデコだからトラックス持ってればいらないや”なんて言わずに、むしろトラックスを持っている人にこそお勧めしたいです。


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