大きな世界の小さな部屋

まぁ色々とヲタ趣味に関した話題をうんたらかんたらと…あと動物ネタなんかも。

帰ってきたヘケヘケ? ⑬

2011年03月11日 09時36分16秒 | TFユナイテッド

今回ご紹介するのは、オートボット特別調査員“ブラー”。御覧の通り以前ご紹介したドリフトの仕様変更品…ブラーも
名物キャラクターなのにこの扱いはちょっとあんまりなんでは?ドリフトには無いメタリック塗装が美しく、見た目はかっこ
いいんですけど…。そう言えば初代ブラーも、性格はアレですが黙ってりゃかっこいいデザインの奴だったっけ…ホント
黙ってりゃ。


ご尊顔拝見…やっぱりかっこよすぎてこれでブラーとか言われても。この気持ちを例えるならば…
レックガーがイケメンになったら困るでしょ?
ブラーの特徴である丁髷風パーツは有るにはあるのですが、ぶっちゃけ鳥モチーフの勇者ロボに見えます。それと顔の
塗装が厚ぼったく、口が埋まっちゃってますね。聞いた話によると、このブラーはアメコミの方に登場したブラーをイメージ
しているのだそうで、だからアニメのイメージとはかけ離れているんだとか。

アニメ設定では、カップ同様に“TFザ・ムービー”で初登場し、第2シーズン“TF2010”にてそのまま続投したレギュラー
キャラの一人で、一人称は「アタシ」。その常軌を逸した早口が印象深い名物キャラクターでしたが、ただ只管騒いでい
ただけで彼が個人で活躍したってシーンはあまり覚えが…。そもそも、ブラーが主役のエピソードなんかありましたけ???
彼の持ち味と言えば常軌を逸したその早口ですが、実は本当の彼は非常に神経質で緊張しやすい、メンタル面で非常に
打たれ弱いTFなんだそうです。彼の能力はスピード、その気になれば残像を残す程のスピードで高速移動が可能です。
が、それを披露したのはザ・ムービーだけだった様な気が…。存在感はあれど目立った活躍は少ない、それがブラー。


やっぱり悪い意味でかっこよすぎるなぁこのブラー…なんとなく海賊戦隊ゴーカイジャーのワルズ・ギル殿下っぽい
顔つきにも見えます。いっその事、ブラーより初代TFに一回だけ登場したオートボット“デフコン”の名を与えた方が
良かったんじゃ。彼も青だし。


ドリフトと比較…ホワイトからブルーに変更されたのは一目瞭然なのですが、よく見るとドリフトにあった両肩や胸内部の
黄色いランプ状ディテールや、両肩のオートボットエンレム、腹部のイエロー塗装、手首の赤い塗装部分がブラーは省略
されているのが分かります。その反面、ブラーの胸部にはドリフトには無いオートボットエンブレムが。

それと、可動範囲はドリフトと同じなので省略。


ドリフトの武器と言えば天下無双剣ですが、ブラーの方はそれからロングライフルに変更されています。
背中に引き出し式のジョイントがあるのもドリフト同様ですが、そのジョイントが引き出せる事は今回も取り説に記載無し。


正式名称はブラスターライフル、ドリフトの天下無双剣に匹敵する程の長いライフルです。デラックスクラスでこれだけ
長い銃器は珍しいんじゃないでしょうか?


そしてこれにはフォアグリップが付いていて、ご覧の通り両手持ちも可能です。ただし、これは広い手首の可動範囲を持つドリフトを
素体に使っているからこそで、手首が固定もしくは回転可動するだけの他のTFじゃ出来ません。


サブウェポンとしてレーザーブラスターガン二丁。これ相手を機能停止させる能力だそうで…パラライザーみたいなものでしょうか?
一発当てれば相手を戦闘不能に出来るって、それかなり強力な武器なんでは。持ち方変えればトンファーにもなりそうですね。


そして、レーザーブラスターガンは普段は腰のホルスターに収納します。ドリフトではここは脇差しを入れる鞘でしたが、
ブラーは脇差しからハンドガンに変更された事によりホルスターに変更されています。収納スペースと言う点では同じで
すが、鞘からホルスターに意味合いが変わっていると言うのは面白い。


ブラスターライフルとレーザーブラスターガンを合体させるとスナイパーモードに…実は今回のブラーは優れたスナイパーだそうで、16km先に
居る的をも正確に撃ち抜けるんだそうです。しかしブラーみたいな落ち着きの無い奴に、本当にスナイパーが務まるのか…???


レーザーブラスターガンのグリップがバイポッドっぽくなるので、寝そべりながら構えさせると実に絵になる…。本来ドリフトの仕様変更品であるブラーですが、武器を
変更するだけで無くギミックを追加しプレイバリューを増やす事で、ドリフトとの差別化を図っています。余談ですけど、この画像を撮影するのにめっちゃ苦労しました…
でも苦労の甲斐あってその分めっちゃかっこ良く仕上がったと思っています。問題はもう少し目線を上げたかったのと、これがあの“早口ブラー”である事ですが…。


ビークルモードは自動車、ロボットモードではあまり目立たなかったブルーメタリック塗装が表面に出て来て、シンプル
ながらも美しい仕上がりです。ただ、ちょっとシンプルすぎる?


ドリフトと比較して見ると、サイド部の赤いペイントのせいかドリフトの方が派手に見えます。
ブラーは満遍なくメタリック塗装されている為、部分的に集中してペイントされているドリフトの方が
アクセントが効いている為でしょうか?


後ろから見てみると、こちらも微妙に塗装が変更されています。それと今気付いたんですが、さり気無くウイングも
変更されてますね。


ブラスターライフルはやはり底面に接続。こちらはドリフトと変更点は無く。っつーか当たり前だ、こんな長い獲物、
変形もさせないでどうやって収納しろと。テラダイブじゃないんだから。

尚、変形シークエンスもドリフトと同じなので省略。


ねーねーねーねーねーア~タシアタシアタシ何すればいーの何すればいーの何すればいーのぉ???

総評としては、部分的にパーツ変更、武器変更、それに伴いギミック追加と、仕様変更品としては成功している部類だと思います。問題はキャラがブラーである事、
そしてロボットモードがほぼ暗いブルーと明るいブルーの二色のみで占められていて、ドリフトの様に部分的に細かい塗装をしてアクセントを付けていないので、ドリ
フトと比較するとどうにものっぺりしていてインパクトに欠ける。それにドリフトには無いせっかくのメタリック塗装も、ロボットモードだとみんな後ろに回ってしまうのも
勿体ない…。元がドリフトなので出来は良い方ですが、メタリック塗装とライフルギミックに魅力を感じないと言うのなら無理に買う必要は無いでしょう。ライフルを他
のTFに持たせるにしても、これだけ広範囲に可動する手首を持つTFは現時点では限られていますから、それも難しいでしょうし(これから増えてくるとは思いますが)。
となると、他に購買意欲に繋がるとすればキャラクターへの愛ですが、何度も言いますけどブラーとしてはかっこよすぎるからコイツ。アメコミ版モチーフと言われても、
そのアメコミ版が日本で普通に手に入らない以上はやっぱりアニメ本編のイメージで見るしかない訳で。マイクロン伝説のキャラ“シルバーボルト”も海外版では名称
が“ブラー”でしたが、別に早口じゃないしデザインも全然違うので、ただの同姓同名と割り切る事が出来ました。しかしユナイテッド枠ですから、上記の様にアメコミが
読めない上にカップやレックガーがいる所を考えると、どうしても2010に登場した“あのブラー”にイメージを引きずられてしまうと言うのは仕方が無い所。その辺のロボ
ット玩具じゃ、そう言う事はあまり気にしないで済むのですが、これはTFですからそういう問題も出てきます。仕様変更の難しさを再認識させられる、そんなブラーでした。


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1 コメント

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自演のつもりは無いですよ? (ALE)
2011-10-19 23:27:58
よく考えてみると、この記事をアップした日の午後、
あの忌まわしい東日本大震災が起きたんですよね…。
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