大きな世界の小さな部屋

まぁ色々とヲタ趣味に関した話題をうんたらかんたらと…あと動物ネタなんかも。

孤高の旋風 前編

2010年06月16日 22時31分14秒 | 武装神姫

久々にご紹介する神姫は、“セイレーン型 エウクランテ”です。空想上の生物“幻獣”がモチーフなのは初(天使と悪魔は獣じゃ無いし)ですが、発表
された時もかなり注目を集めていました。そしてこのエウクランテの発売された弾から、武装神姫は第二段階へと進みました。


これがその全身像です、素直にかっこいいデザインなので、注目を集めるのも頷けます。セイレーンだけに、背中に備えた巨大な翼が最大の特徴
です。背中に翼といえばアーンヴァルタイプのリアウイングですが、こちらはそちらとは異なり、文字通り機械の翼となっています。そして紫と白の
カラーリングも、独特の清潔感を演出していて美しいですね。


素体を拝見、これまでのスーツと違いボディスーツ風味。こちらも紫が
基調ですが、パーツ類と違い紫が占めている面積が大きいですね。


ご尊顔拝見。
髪型は後方左右で縛っています…こういうのもツインテールって言うんでしょうか? ポイントは頭頂部から伸びるアホ毛。

バトルロンドでは、常に正々堂々と戦いどんな時でも全力で打ち込むさわやかなスポーツマンタイプです。でも負けを露骨
に悔しがったりせず、何故に負けたのかバトルログを分析したりレポートに纏めたり、本当に真面目で前向きな神姫です。
ただ、真面目すぎて少々面白みに欠けます。


このサイドテールもツガルタイプ同様にジョイント接続なので、動きに合わせてなびかせる事が出来ます。
そして外せばショートカットに…って誰だお前。


そしてこのエウクランテ以降は、表情の付いたもう一つの頭部パーツが同梱されるようになりました(残念ながらEX
ウェポンシリーズには付属せず)。これにより、表情を変化させる事が出来ます。この辺が第二段階最大の特徴です。


では、武装のご紹介をしましょう。
ヘッドバイザー“イリス・マスクパーツ”、これはマオチャオタイプ同様にジョイントのある専用前髪パーツを中継しての取り付けとなりますが、
バイザー側にジョイントが縦にふたつ設けられています。これによりバイザー位置を上下に調節し開閉を演出…つまりバイザーで両目を出す
か隠すかを選択出来るというわけです。ただ、それをやるにはバイザーが少し小さい気がしますが。


カタール状の剣“エウロス”、そう言えばアムドライバーでも同様の剣が多数見られましたが、武装神姫シリーズではこのエウロスが初と
なります。ややボリュームがあり、破壊力のありそうな雰囲気を醸し出しています。しかし、刀身側面に凸ジョイントなんか付けるな…。こ
んなモン付けたら見栄えも悪いし、何より深く切りつけられないではないか。ここは凸では無く凹ジョイント、つまり貫通穴を空けて欲しかっ
た…ヴァッフェバニータイプのバグタンド・アーミーブレードみたいに。あ、それやると強度に不安が出るからかな?

バトルロンドでは、ツガルタイプのホーンスナイパーライフル同様に単体で使用します。スキルは“ブレイシングブリーズ”、両手にエウロス
を構え相手の頭上に舞い上がり、急降下しつつ相手を十字に切り裂く技です。破壊力は500~800前後で決め手にはなりませんが、スキ
ルレベルの低い内はこれを主力スキルになりますね。

ただ、途中からゲームシステムが若干変更され、神姫自身の攻撃力に破壊力が反映される様になった為、必ず上記の数値とは限りません。


ガントレット“ゼピュロス”、一見クロー状の武器に見えますが、実際は小型ボウガンだそうです。ただ矢のパーツが無いので、イマイチ説得力
に欠けるのが難点。使用時は左画像ですが、右画像の様に左右のクロー状パーツを展開する事も出来ます。個人的に心配なのが、このクロ
ーが非常に折れやすそうな点。ですから、扱う時には注意した方がよいでしょう…しまったと言ってからでは遅いんです。ここだけの話、下腕
部にボウガンと言うと昔あった“秘伝忍法帳”の闇王おろちを連想してしまった私です。え?そんなの知らない?あー、やっぱりそうですか。

バトルロンドでは、上記の様な変形なしでそのままボウガンとして使用していました。通常時のままで矢を発射するので、個人的には何かしっ
くりきません。尚、発射する矢は一回に付き二発です。威力も命中率も比較的高めで使いやすいのですが、スキルが無いのが…高い基本性
能を考えればそこまで望むのは贅沢ってものでしょうか?


中型火器“ボレアス”、昔の特撮ドラマ“特捜エクシードラフト”の大型武器「ヘビーサイクロン」を思わせるパワフルなフォルムが魅力。グリップには可動軸
があり、これによりグリップを銃身に収納する事が出来ます。しかしこれのせいで、可動軸がボレアスの重量を支えきれずに銃口が斜め下を向いてしまう
のが困りもの。それを防ぐには、可動軸を接着して固定するか、又は左手で支える両手保持しか無いですね。よく見ると銃口に神姫ジョイントがありまして、
カスタマイズに使用可能です。

バトルロンドでは、エウクランテ装備の中では最大の破壊力を誇る武器です。縦に二つ銃身から二発のビームを撃つのですが、その二つは繋がっている
ものという扱いなのでヒット数は1とカウントされます。威力はリーチが長いので近距離戦では使えませんが、エウクランテはアーンヴァル同様に機動性が
高くいつでもの使用可能距離に移動出来るので、さほど問題はありません。こちらもスキルはありませんが…詳しくは後述。


そしてエウクランテタイプ最大の特徴“アイオロス・リアウイング”、翼の一枚一枚は神姫ジョイントで接続されているので、角度を変えて
微妙な表情付けはもちろん、カスタマイズにも応用出来そうです。

バトルロンドでは、装備すると回避率が120もアップするとかなり高性能なパーツです。ただ、序盤はまだ神姫自体のステータスが低い為
に、その回避率をフルに活用するには時間がかかりますけどね。こちらは珍しく反撃スキルを備えたリアパーツであり、その“エアリアルタ
ーン”は相手の攻撃を回避しつつそのまま数回特攻を仕掛ける、見た目もなかなかに派手な反撃スキルです。威力は500~700前後と低
めですが、やっぱり反撃スキルは有効なので覚えておきましょう。


“ノトス・レッグパーツ”、アーンヴァルタイプのレッグパーツを思わせる細身ですがこちらはちゃんと足首があります。
そして足首やヒールにも可動軸はあるのですが、やっぱり設置面積が少ないので自立は困難です…元々エウクランテ
タイプは背中に重心がかかってますからねぇ。でも、全体的になかなか美しいフォルムをしています。

バトルロンドでは、“ピッキングトゥーキック”という追加攻撃スキルを備えています。相手の頭上に舞い上がり頭部目
がけて踏みつける技なのですが、その様がマリオと言うかストⅡのベガと言うかスペクトルマン第二話のラーと言うか
…最後のは分かりにくいかもしれませんがまぁそんな感じです。威力は500~700程度なので、ブレイシングブリーズ
とのコンボを狙えば1000を越えますけど単体ではちと不安です。だから、いっその事その分のスキルポイントはエアリ
アルターンに回した方が良いかもしれません。


武装神姫の原型となった玩具シリーズ“アムドライバー”、中期以降は装備品を一つに合体させて大型武器にするというギミックが生まれました。エウクランテ
にも同様のギミックがあり、それがこの合体武器“テンペスト”。ボレアスを中心に全武器(と一部の本体武装パーツ)を一つにまとめた為、その迫力はなかな
かのものです。ただ、これだけ大きいと保持力が心配ですね…。

バトルロンドでは、これはスキル扱いなので単品の武器としては使えません。破壊力は凄まじく、一撃で1500~1800前後の大ダメージとなります…これにより
デモニッシュクロー最強伝説は崩れ去りました。これがエウクランテタイプ最強技なのですが、必要なパーツ数が多く(合体武器ですから)スキルポイント消費
が激しいのとスキルレベルが半端じゃ無く高いので、かなりレベル上げないと使用は厳しいかと。


エウクランテタイプのアーマーはツガルタイプ同様に変形ギミックがあり、アシストメカ“プレステイル”へと変化します。こちらはプレステイルの翼の上面にある
グリップで保持するのですが、逆に下面のグリップを握らせてぶら下がる事も出来ます。ツガルタイプのレインディアバスターはトナカイ型と言うには少々苦しい
デザインでした(トナカイって部分を抜けば好きなデザインなんですけど)が、こちらは百人が聞いたら百人が鳥と答える実に分かりやすいデザインです。ノトス・
レッグパーツの爪先を鳥の顔にしているのはアイディア賞です。全装備が合体したように見えますが、実際は両肩と胸部パーツが余ります…この辺はレインデ
ィアバスターに負けてます。画像では余りパーツを付けていませんが、オフィシャル設定だと素体状態で乗る様になっているみたいです。取説頼りに組み立て
いく訳ですが、なんとその取説に誤植がありました!オフィシャルサイトの方で訂正版がアップされていますが、大したものじゃないし気付かない人もいるかも。

バトルロンドでは、テンションゲージが最大になると全武装が分解&再合体し“バトルモード ライドオン プレステイル”となります。こうなると回避率がアップす
るのですが、ツガルタイプのレインディアライディングとは性能が全く異なります。まず毎ターン攻撃が可能で、一撃で大体500~800前後の威力です。ツガルタ
イプと比べれば使い勝手は良いですが、威力は通常スキルとどっこいと随分弱体化しています。しかし途中からバージョンアップされ、攻撃と同時に相手の防
御力を下げる“防御力ダウンLV2”の状態異常が付く様になりました。これは3ターン持続するため、そうなれば破壊力はさらに上がります。ただツガルタイプほ
ど運動性はアップしないので、結構攻撃を食らっちゃいます…よってプレステイルって性能的には中途半端。こうしてみると、エウクランテタイプ最大の武器はバ
トルモードよりもテンペストって事になりますね。


ただ上に乗るだけでなく、ジョイントパーツを使えば御覧の様に下からぶら下がる事も可能です。ただ、ぶら下がる為にはプレステイルがそれなりに高い
位置にいなければならないモノを付属スタンドの支柱だけではあまり高くならないので、他の新規に付属の支柱で延長しないと画像の様にはなりません
のでご注意を。


総評としては、第二段階を飾るに相応しい仕上がりの神姫です。
しかし、高みを目指した故の欠点も見受けられます。例えばゼピュロスのクロー、シャープな造形は結構なんですが強度がもの凄く心配で、取り扱う時は神経使います。
武装神姫の特徴と言えば神姫ジョイントを多用した多彩なカスタマイズですが、このエウクランテは更なる高みを目指した結果、全身がジョイントだらけです。何が欠点か
と言うと、エウロス中央の凸ジョイントが残念だったなーと。そりゃ、確かに砕けるよりはマシですけどね。しかしその反面、合体武器や変形と、非常にプレイバリューに富
んだ好アイテムでもあります。まだこなれていない面もありますが、文句無しにかっこいいのでガシガシいじるタイプじゃない人はどうぞ。


キャラ紹介は次回


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