大きな世界の小さな部屋

まぁ色々とヲタ趣味に関した話題をうんたらかんたらと…あと動物ネタなんかも。

エフェクトパーツで遊ぼう!

2011年07月19日 08時42分56秒 | カスタマイズ
近年、フィギュア類の進化は目を見張るものがあります。可動フィギュアなら構造的なもの、固定フィギュアならベースに螺子止めして片足立ちでも自立可能にしたり、視覚トリックで小物類が宙に浮いているように見せたり(化物語の戦場ヶ原ひたぎフィギュアがそれに当たります)、髪をクリアパーツ&グラデーション塗装を施して美しい光沢を表現したりとか。特にクリアパーツは色々と使いが手がいいものでして、昨今はこのクリア成型の“エフェクトパーツ”が数多く生み出されました。銃撃時のマズルフラッシュを表現したもの、地面を踏みつけた時の衝撃波、ビーム、斬撃、爆炎、オーラ…そのバリエーションは多種多様に及びます。

ここ数年で生まれた概念の様にも思えますが、エフェクトパーツの歴史は意外に古く、もう20年近く前から存在はしていましたが、それから現代に至るまで全く進化せず停滞していたのです。それが、ここ数年になった急激に進化しているのですよ…エフェクトパーツの歴史とは面白いことに。では、その旧世代のエフェクトパーツとは何か?それはですね、ガンダムに付属していたクリア成型のビームサーベルですよ。当初のビームサーベルはサーベルのグリップと一体成型だったのが常ですが、途中からグリップは通常成型でサーベル部はクリア成型の別パーツ化され始めました。銃口から発射されるビームがエフェクトパーツであるなら、ビームで形成された刃だってエフェクトパーツに分類される筈です。そして現代、様々なエフェクトパーツが急速に増えましたが、そのエフェクトパーツが増え始める直前まで、ビームサーベル以外に全く存在した形跡が無いのですよ…私の知り得る限りでは。

では、今回はその既存エフェクトパーツを活用し、本来エフェクトパーツが付属していない玩具類で遊んで見ましょう。


まずは武装神姫シリーズよりヴァッフェバニー、使用エフェクトパーツはfigma屍姫“星村眞姫那”に付属していたサブ
マシンガン用エフェクトパーツ。元々パーツ基部に取り付け用の穴が開いており、屍姫に付属していたサブマシンガ
ンの銃口を差し込む形で保持するものですが、ヴァッフェバニーに付属するサブマシンガンでも充分使用可能です。
ただ、小型のエフェクトパーツとは安全性か生産時の型抜きの都合か、あまりトゲトゲしていないものが多いんです
よね。ですから、銃撃エフェクトとして見るにはちょっと物足りない。


次に、スーパーロボット超合金“アルトアイゼン”に付属していたリボルビングステーク用エフェクトパーツ。リボルビングステーク
とは要するにパイルバンカーで、本来は相手に打ち込む際のエフェクトパーツですが、今回はゼルノグラードのガトリングキャノン
に付けて銃撃エフェクトに転用して見ました。ちょーっと微妙かな…?尚、この画像は画像加工で作っておりまして、実際には取
り付けられません。支柱の上にエフェクトパーツを乗せて、画像ソフトでその支柱を消して作りました。


では、今度は本来の使い道を。マオチャオに付属するドリル、この先端に付けて見ました。


拡大して見ましょう…それ以外に回転エフェクトパーツが付いているのがお分かりでしょうか?
これはfigma魔法少女リリカルなのはStrikerSシリーズ“スバル・ナカジマ”に付属した回転エフェクトパーツです。回転って言うのは珍しい
ですね。思い付きで付けて見たはいいんですが、ちょっと小さくて迫力不足かな?


今度はサイフォスを題材にして見ましょう。ボウガンに乗っているのは…確かスターウォーズか何かのフィギュアに付属していた
クリア成型のミサイルパーツ。これを使って、バトルロンドに出てくるサイフォスのスキル“フレシュドエクレール”を再現したつもり
なのですが…ちょっと大きすぎるかな?



以前、コレと同じパーツを使い武装神姫ネタでこんなものを作ったりもしました。


そして一押しはコレ!聖闘士聖衣神話シリーズ“アルベリッヒ”に付属の火炎エフェクト!
元々が剣に纏わせるエフェクトパーツなので、剣との相性はばっちりです。やっぱり火炎剣はかっこいいですなぁ☆


騎士と続き、次は侍の紅緒を活用して見ましょう、付属の小刀に、アルトアイゼンに付属のもう一つのエフェクトパーツ
を被せてみました。これは本来、アルトアイゼンの額にあるブレード状の角に炎を纏わせるためのものなので、中が平
たく深く空洞になっているのです。ですから、こんな風に小刀を差し込めばご覧の通り。しかも後ろに靡いているので、
振り下ろす動作を演出できます。


そして先程のアルベリッヒ付属パーツ、これを槍に付けて見ました…これも中々いい感じ。元々紅緒には、バトルロンドの話では
ありますが槍に炎を纏わせる攻撃スキルが有りましたから、さほど違和感はありません。むしろかっこいい。


侍繋がりで、スーパーロボット超合金“シンケンオー”に付属の、一風変わったエフェクトパーツ。ご覧の通り“斬”の字。


これが真ん中からパカッと割れます。これは侍キャラじゃ無きゃ活かせないエフェクトですね。


次に使用するのはコレ。これはデス種こと「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」で展開されたMS IN ACTIONシリーズ
“ブラストインパルス”に付属したビームジャベリンパーツです。ジャベリンですから細長いグリップの先端に付けて槍に
するのですが、前方に広がった形状から銃撃エフェクトに出来ないか?と思って、ブラストインパルスごと購入しました。
で、パーツ後部にある取り付け用の凸ジョイントを切り取り、中に取り付け用の穴を開けました。


次に、先端の一番長い部分を切り取り、そこに穴を開け、更にマスターグレードの…何だったかな、兎に角同じクリア
ピンクのビームサーベルを取り付けられる様にしました。


全体像を見るとこんな感じになっています。


これをツガルのライフルに取り付けると、こんな風にビーム発射エフェクトになります。
ビーム系エフェクトは現在も色々有りますけど、強度の問題か短いものが多くて不満だったんですよね。
でも、これなら長さはバッチリです。


そして、ブラストインパルスはもう一個買ってありまして、そっちの分のジャベリンパーツはジョイント切り落として穴空けただけ
のマズルフラッシュパーツとして使用します。先程のは狙撃イメージですが、こちらは速射イメージで。


もちろん、バトルロンドで登場する“コレ”を再現したいが為です。この画像は、上の画像を基に作ってます。


次に、またしてもスーパーロボット超合金より“グレートマジンガー”から。本来はグレートマジンガーの武器“サンダーブレーク”に使うもの
ですが、今回はティグリースのスキル“疾風迅雷”っぽく落雷エフェクトに使用してみました。このパーツはグレートマジンガーのマジンガー
ブレードに差し込んで使用するのですが、癖が強く意外に使いにくいです。先程の火炎剣みたいに使ってもどうにも違和感があるんですよ。


ならばいっその事、剣以外のエフェクトとして割り切り活用して見ましょう。落雷は自然界に存在するもの、それが似合うキャラと言えば…?


「仮面ライダーダブル」のウェザー・ドーパントこと井坂先生、やはりこの方しかおるまい。
元々が気象を操るキャラなので、落雷エフェクトとの相性はバッチリ。同じこと考えた人は結構いるみたいで、井坂先生
が発売されたころあちこちのレビューサイトではこのエフェクトパーツとセットで紹介されてました。


このエフェクトパーツは先程のものと違いグレートマジンガーの拳に嵌めるものですが、井坂先生でも問題なく付けられます。
そして“なんちゃってサンダーブレーク”も可能です。


そして周りに置けば、井坂先生の能力で周囲に落雷みたいなシチュにもなりますね。ああ、今にもあの声が聞こえてきそうな
良い雰囲気…。井坂先生の能力は気象を操ること、雷以外にも気象はありますよね?では、我が家にあるエフェクトパーツで
他の気象を可能な限り再現してみましょう。


風エフェクト…これは先程の回転エフェクトパーツを使用したものですが、いかんせんサイズが小さくて迫力もクソも…。


次に太陽熱の炎。またしてもアルベリッヒファイヤーを使ってみましたが、こういう場合はもっと炎に広がりが欲しいですね。


雨の水…これはスパイダーマンだかのキャラ“ハイドロマン”に付属したエフェクト…と言うより台座パーツを使いました。
ハイドロマンは体を液化出来ると言う設定らしく、このパーツは下半身を液体化させた状態の台座パーツなのだとか。井坂先生に
そんな能力はありませんけど、百歩譲ればまぁ水を操る能力として受け入れられないかなーと。見方を変えると、水面から飛び出
した様にも見えますね。しかし、せっかく気象を操る能力って設定なのに、井坂先生には一切エフェクトパーツが付属しないっての
は…バンダイ。


では、今回のエフェクトパーツ祭り最後のアイテム。トリを飾るは鳥怪獣バードン&ゾフィー兄さん。
ウルトラマンタロウにおいて、タロウ怪獣では最強クラスと誉れの高い火山怪鳥バードン戦がモチーフのこのフィギュア。
余談ですけど、ウルトラ兄弟って実際は血が繋がって無くても先輩格を兄さんって呼んでますけど、それって新人芸人が
先輩芸人を兄さんって呼ぶのと同じですよね。


バードンの塗装精度も、周囲のクリアパーツをふんだんに用いた炎エフェクト、そして兄さんの頭にも火が付いている(本編でも
こうなりました)のが芸コマ。では、この炎エフェクトでちょっと遊んで見ましょう。


こなたファイヤアアアアアアアアアァァァァァァッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!

以上、エフェクトパーツ祭りでした。私はエフェクトパーツ目当てに対して欲しくもないものを買ったりもしていますけど、現在はこのエフェクトパーツの有無で商品寿命が延びることを実感したりもしています。例えば去年購入したフィギュアーツの仮面ライダーダブル(サイクロンジョーカー)、エフェクトパーツが無く付属するものといえばマフラーのみでプレイバリューが低く、一日で飽きて即効で売却した思い出があります。ダブルのデザインはシンプルで好き、メタリック塗装も美しかったのに。大体昨今の可動フィギュアはfigmaや神姫でも無い限りはグリグリ動いて当たり前、もう“全身○箇所可動!”なんてのがセールスポイントになる時代はとっくの昔に終わっています。それに元が人間型ですから、ぶっちゃけた話がポージングなら“他の可動フィギュアでも出来そう”な事なので、そのことに気づいてからと言うもの、どーも可動フィギュアを買うのに二の足を踏んでしまいます。“最初は良くてもすぐ飽きそう…”ってな具合に。こなたみたいに、他のものと絡ませるネタキャラ要員として使うなら価値も見出せますが…。そこで、その製品寿命を延ばす手っ取り早い手段がエフェクトパーツな訳ですよ。キャラの個性を伸ばす事も出来る(現に井坂先生は格段にプレイバリューが上がりました)し、それ目当てで買うのも有りですし。最初はエフェクトパーツ付けるのに消極的だったバンダイも、現在はフィギュアーツやULTRA ACT等で積極的にエフェクトパーツを付ける様になってきました。他のメーカーにも良い刺激になりそうですし、20年近く停滞していた分、今後もエフェクトパーツは進化して行って欲しいです。


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