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ゼツボー的に生まれ変われ! 2 武器編

2013年03月12日 10時27分47秒 | カスタマイズ
拳、股関節、アーマー編
肩編
タイヤ編
腰編
首編




前回で本体の改造は完了したので、今度は武器その他の改造に入ります。
まずは背中をご覧下さい。設定上クワガタ状パーツはアギトツインの武器“ツインソード”で、それと背中中央パーツを
繋げている翼状パーツはジャンプブースターになっています。



CGだと背中のブースターは上から見るとハの字になる様に傾いていて、それでいてもっと上の方に有るのですが、
残念ながら製品版では真っ平ら&肩に隠れてしまって殆ど見えません。今回はそれを改造してみましょう。


ではまず手始めに、背中パーツ一式を分解してその構造を把握しておきましょう。ネジを外さない場合だと、背中パー
ツはご覧の通り五つに分解出来ます。


中央パーツとブースターになる翼状パーツは、ご覧の通り翼の方に上下から可動軸パーツを挟み込みネジ止めされ
ており、その可動軸パーツに十字型の凸ジョイントが有り、それで背中に接続されています。
さて、構造把握完了。改造開始。


まず翼の受けである穴を広げ、中にポリユニットを差し込みます。そしてもう一つの改造ポイント、二つあった背中
取付用ジョイントの上側を切断します。


次に用意するのは、ご覧のポリユニット。軸を中心に開いたり閉じたりします。


このジョイントを二つに分け、軸のある方をご覧の様に背中パーツに埋め込んだポリユニットに差し込みます。
もちろん、これを両方の穴に行います。


続いて翼パーツの可動軸パーツの改造。(各パーツの左側が改造前、右側が改造後)まず左側のパーツですが、
こちらは十字ジョイントを切り落としリューターで内側を削り、先程のジョイントの軸が入るまで隙間を広げます。
次に右側、これからやる改造にはネジ受けが長すぎるので、適度に切り落として短くします。


リューターで広げた隙間にポリユニットの軸を“この向きになる様に”差し込み、ネジ穴に沿ってポリユニット軸にピン
バイスで貫通穴を空け、その穴にドライバーでネジを締め下側のネジ受けまで締めこんで固定します。つまり、ネジと
上側パーツで軸を抑え込むわけですな。


あとは取り付けてハイ完成。これで真っ平らだった翼が、ご覧の通り可動式になりました。



続いて背中改造本命。アギトツインの大きな欠点の一つ、それはツインソード。CGでも刃が傾いたデザインになって
いますが、製品ではまるで鎌の様に大きく傾いています。



手に持たせるとはっきりしますが、名前はソードなのに大きく傾いていて非常に不恰好。そこで、これを解消します。



まず最初に考えたのが、グリップを切断して好みの角度に付け直す事。しかしそれをやると、一度切断しグリップを付ける訳だからグリップが外れる可能性が出てきます。ではツインソードを型取りしエポキシパテに置き換え、そこから削り出すのはどうか?いくらエポキシパテが固いと言っても、薄かったり小さいパーツだとそれなりに脆くなります。しかも元々このツインソードは軟質性、翼パーツに付ける時は強引に捻じ込む形になっている(柔らかいからこんな方法でも充分可能)ので、エポキシパテに置き換えたら高確率で割れるでしょう。そこで、こんな方法を思いつきました。




左が改造、右がデフォです。
左側の様にグリップを斜めに切り取り、少しだけ残しておきます。


次に、切り取る前のデフォのグリップの形状を型取りし、その型に先程の切り落とした
グリップ付きツインソードを“垂直に近くなる角度に”差し込み、型の中にプラリペアを
流し込みます。こうする事で、グリップ形状はそのままにツインソードの角度を調整す
る事が出来ます。プラリペアの芯になっているグリップ残り部分は本体と繋がっている
ので、これなら外れる心配は有りません。しかも翼への取付用ジョイント…グリップ上
の穴はそのまま使用するので、割れる事は絶対に有りません。
我ながら素晴らしいアイディア。


手に持たせてみましょう…ツインソードは上記の通り元デザインの時点で多少斜めに傾いています、これなら剣として
の説得力も有り、且つ元デザインに近づいた見事な角度。しかし、これだけでは物足りないのでもう少し改造します。


プラ板を好みの形に切り取り、それにエポキシパテを盛りつけ包みます。画像は半分だけ盛り付けた状態で、白い
部分が芯となるプラ板です。改造にプラ板を使用するのは初めてですが、なんだかプラモ狂四郎にでもなった気分。


両側まで包み、固まったら今度はペーパー掛けをして形を整えます。ペーパー掛けは焦らずゆっくり慎重にやるのがコツ。


形が整ったら、また型取りしてプラリペアで複製します(画像右側)。今回の改造はプラリペアをよく使うなぁ。


中央何か所にピンバイスで穴を空け、そこにポリユニット同様のコトブキヤ製モデリングサポートグッズの“ドリル”を
取り付けます。ドリル中央にも穴を空け、そこに真鍮線を通し、それを穴に差し込み接着しています。そして画像右側
の陰になっている曲線部分にも、ピンバイスで穴を空けておきます。ただし、こっちの穴は大きめ。


続いてツインソード。
こちらもピンバイスで穴を空け、そこに先程開けた大きめの穴と同じ径の棒パーツを差し込んで接着します。


後はこの二つのパーツを接続します…これはグリップガードなのです。元デザインにもこれに似た形状のグリップガ
ードがあり、製品版にはこれが無かったので物足りなく感じていたのです。


デフォ状態と比較すると、傾きが真っ直ぐになった分やや小ぶりになった様にも見えますが、トゲ付きグリップガード
が何とも言えぬ存在感。これでツインソードの改造は完了ですが、もう少しだけ続きます。


今度用意するのは画像左側のポリユニット各種、これを加工&繋げて画像右の状態にします。棒パーツを中央のT字
型パーツに差し込み、それぞれの余計な部分を切り取り左右の四角形パーツを棒部分に差し込みます。


中央のパイプパーツは約5ミリ径、つまり手の5ミリジョイントと同じ径にしてあるので、画像の様に拳に取り付けます。
尚、接着はしません。ツインソードが持てなくなっちゃいますから。画像ではテスト用に左右の四角形パーツも嵌め込
んでますが、これはすぐに外して別の事に使います。


そして、ここからまたプラ板とエポキシパテが活躍します。デザインした形状にプラ版を二種類切り出し、長い方に先
端の短い方を斜めに傾けて接着、その裏にエポキシパテを盛り補強し、画像左側に先程外した四角形パーツを埋め
込みます。左端が楕円形になっていますが、ここがポイント。


楕円形になっている理由は、腕の形状に合わせてあるからです。エポキシパテがまだ柔らかい状態に腕に押し当て、
腕の白い部分の形状に対応させてあるのです。これならば、硬化しても干渉する事無くピッタリと取り付けられます。
そして、このままでは余計な部分が多いので、鉛筆で切断する部分の印をつけ、あとで切り落とします。


後はペーパー掛けして形の微調整及びもう一方の四角形パーツを使った、向きが反対側の同形パーツを作ります。
形が整ったら、それを複製しもう一組同じパーツを作ります。さて、これが一体何なのか…?その答えは次回の完成編にて。


→長い道のりでしたが、漸く完成です。


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