大きな世界の小さな部屋

まぁ色々とヲタ趣味に関した話題をうんたらかんたらと…あと動物ネタなんかも。

地獄から来た戦巫女(いくさみこ) Aパート

2011年05月06日 10時07分36秒 | 武装神姫

今回ご紹介する神姫は、火器型“ゼルノグラード”。そのモチーフ通り豊富な銃器を持っていますが、その割には
アーマーパーツその物は最低限と言った感じで、武骨なイメージとは逆で細身体型が特徴です。
“量産型”って感じがしませんか?


素体状態はこんな感じで、珍しくペイントが一切施されていません。
バトルロンドではタンクトップ風の上半身にズボン風の下半身だったので、こっちは只管
地味でムチャクチャ違和感が。

ゼルノグラードは“EXウエポンセットPLUS”と言うカテゴリー名だ発売された神姫で、これまでのEXウエポンセットは武装パーツと頭部だけで素体はコナミスタイルから別途購入しなければならなかったのですが、このEXウエポンセットPLUSは無塗装ながらもオリジナルカラーの素体も同梱される販売方式になったのです。これによりEXウエポンセットは絶滅しましたが…。武装神姫もこの辺りの製品になると、製品のボリュームアップや原油高により価格が従来の約\3500から約\5000へと値上がりし、それに伴い低価格帯での商品展開が困難になってきました。そこで考案されたのがEXウエポンセットPLUSなんだと思うんですけど、ムルメルティアが約\5000に対し約\3300と従来の価格設定に近くなりましたが、採算が取れなかったのかEXウエポンセットPLUSはゼルノグラードが最初で最後となってしまいました…。


ご尊顔拝見…ムルメルティアタイプ同様、ヘッドギア外すと意外に可愛い顔してるのがゼルノグラード。ただ、ムルメルティアより小顔です。
通常ヘッドは今までのプレーンな無表情と違い、軽く微笑んでいる笑顔がデフォなのが珍しい。オプションヘッドは怒り顔ですが、口がへの字に
なっているのと眉毛の角度が斜めになっただけで、少し離れてみるとどっちがどっちなのか分かりません。原因は“口が開いていないから”であ
って、怒り顔より口を開けたの方が欲しかったかなぁ。

バトルロンドでは、一言で言うならお調子者。常にハイテンションで、敬語を使わずおどけた口調がデフォで、会話の節々に軽いジョークを挟む
ムードメーカータイプ。意外に手先が器用で、銃器の扱いだけでなくモデラー又はエンジニアとしての腕も立つと言う多種にわたる才能の持ち主。
その腕前を活かし、ロボットのプラスチックキットに動力を仕込み電動で動ける様にしていました。最終的にはAIを仕込む予定でしたが、途中で気
が変わり断念していました。本人いわく、“神様ごっこはもうおしまい!”だそうで。


それでは武装の解説をはじめます。
ZEL-HM1グルーブドメット(左)、でも額のパーツを交換する事で赤外線ゴーグル(右)を装着する事が出来ます。なんか三つ目みたいです。

バトルロンドでは、ヘッドギアは大抵その神姫専用パーツというセオリー通り、これもゼルノグラードタイプ専用パーツ。
重量3 防御20 対ダウン10 耐熱5 索敵30 命中40と言った具合のステータス。ただしバトルロンド内ではZEL-HM1グルーブドメットと赤外線ゴーグル
は別パーツ扱いで、前者のみだと重量は2になり索敵と命中補正は尽きません。では二つがそれぞれ別パーツとして表記されているのか?と言うとそう
でも無く、ZEL-HM1グルーブドメットとZEL-HM1グルーブドメット+赤外線ゴーグルの二種類からどちらかを選択する形になっています。これは恐らく、赤
外線ゴーグルを単品にすると他の神姫にも使えてしまうからでしょうねきっと。索敵命中補正の為に、大抵が赤外線ゴーグル付きを選んでいる様です。


面白い事に、このヘッドギアは装備用とディスプレイ用の二種が同梱されているんです。
フォートブラッグタイプではヘッドギアを脱がせられなかったので、その辺の不満が反映されたのでしょうか?


Zel-CPA チェストプロテクター。
数少ない腹部まで覆う胸部パーツです。中央にヒンジが設けられており、前屈み姿勢にも対応しています。

バトルロンドでは、重量2 防御20 対スタン5 打撃ダメージダウンレベル1って所です。胸部パーツは防御+10が相場、それ
プラス何らかのダメージダウンやら状態異常無効やらのアビリティが付くのが常なので、それを考えれば防御20でアビリティ
付きなら、そこそこ使えるパーツでは無いかと。特に私はミリタリー系武装を使う事が多いので、それに合わせる時にこのパー
ツは重宝しています。


ZEL-PP5 アームプロテクターL/R。銃身の様な形状と、先端備わったパイルバンカーが特徴の、上腕部と手首と
二か所に取り付けるプロテクター。こんな構造だと可動に支障をきたしそうですが…詳しくは後述。

バトルロンドでは、重量4 防御20 攻撃30に攻撃スキル付き。ステータスから考えて、防御よりも攻撃に重きを
置いたステータスとなっているので、攻撃を上げたい時にお勧め。ただ、肩パーツの重量は1が相場なだけに、そ
の中では異様に重いですけどね。


中央から折れ曲がるようになっているので、肘可動にはさほど支障はありませんので、パイルバンカーを使った突きアクションなんかも出来ます。

バトルロンドでは、このパイルバンカーを使った攻撃スキル“グランドブーストインパクト”となります。
習得レベル5 消費SP200 攻撃500 命中2HIT 射程0~80の近距離用、そして相手の防御力を無視して攻撃力通りのダメージを与える貫通アビ
リティあり。と聞くと一見強そうですが、元の攻撃力が500と低いので序盤意向は全く話になりません。ただし、サブステータスを見ると準備80 硬直
150 スタン100 ダウン無しとなっているので、スタン狙いでこのスキル出して、相手がスタンしたら本命の追撃スキルとか、そう言った作戦を用いれ
ばあるいは。


肘は曲がりますけど、上腕部を捻る時はちと困ります。上腕ロール軸部にアームプロテクターの上ジョイントを噛ませて
いるので回転は可能ですが、やりにくく融通が効かないので、ご覧の通り手首ジョイントは外した方が動かしやすいです。
それに、ただでさえ真上に重心が出っ張っているので、しょっちゅう頭に引っかかるんですよねコレ。


ZEL-PP6 リストプロテクターL/R。ただのプロテクターでは無く凹ジョイントがあるので、細かいパーツを付ける事が
出来ます。武装神姫シリーズの手首パーツにはこういうのが少なかったので、これは嬉しい配慮。サイフォスタイプの
ものなんか、変な方向にジョイント付いてたしなぁ。

バトルロンドでは、重量2 防御20 命中10と、防御10がリストパーツの相場と考えると、シールドでも無いのに下腕
部パーツにしては防御力が高め。それに命中もプラスされるので、地味に有能なパーツ。


Zel―RP F.Aマウントユニット、特にギミックは有りませんが全身凹ジョイントの塊。武器用マウントラッチと割り切る
だけでなく、その各部に設けられたジョイントの数々は色々と応用が効きそう。

バトルロンドでは、重量4 防御40 対ダウン40 対スタン20と、頑丈そうには見えますが小型故か、軽くてそんなに
防御は上がりません。しかし攻撃+補正は魅力。


元々が武器運搬用なので、さっきまで謎物体だったものが接続すればこんなに派手に。


ZEL-PP8 サイプロテクターL/R、足と言わずに腕に付ければシールドになりそう。それ以外は特に触れる事は無いです。

バトルロンドでは、ステータスは重量1 防御15 対ダウン5 対スタン5…パッとしないなぁ。


ZEL-FPA H.Sフットユニット、爪先が斜め上に向いているのがデフォの変わったレッグパーツ。
もう一つ変わっているのが、今までの太股や脹脛から差し替えるブーツ方式ではなく、踵から差し替える靴方式になって
いるのが珍しい。同じ方式のレッグパーツは過去にもありましたが、メカモチーフではゼルノグラードが初。ちなみに爪先
と踵は可動式なので、水平に倒せば前後に長くなります。

バトルロンドでは、重量1 防御10 対ダウン10…こちらの上昇率もイマイチ。レッグパーツ防御10が相場と言えば相場
ではありますが、それ以外のステータスが対ダウンだけではセールスポイントに欠けます。あとは軽いってことくらいで
すか。それと、バトルロンドでは爪先パーツが水平になっているのがデフォ。ZEL-PP8 サイプロテクターL/Rと合わせて
重量2 防御25 対ダウン15 対スタン5…重量制限の厳しい時期に、軽さを考えるとそれほど悪くないステータスかも。


BKピストル、BKとは“バリスティック・ナイフ”の略だとか。御覧の通りナイフ部がちゃんと塗り分けられているだけでなく
、銃本体の質感も中々の物。ギミックは有りませんが、これまでのハンドガンと比較すると見た目がゴージャスな感じ。

バトルロンドでは、重量2 攻撃200 命中200/2HIT 射程0~200の近中距離用、しかしこのBKピストルは少し特殊で、
近距離ならナイフ、遠距離なら銃撃と攻撃方法が切り替わります。どちらにも使える万能武器ですが、威力が若干弱く
スキルが無いのが難点。サブステータスは準備40 硬直40 スタン無し ダウン無しと、特筆すべき点も無し。


ゼルノグラードのパーツ各種。
これらを組み合わせる事で、ゼルノグラードはその豊富な武器バリエーションを展開させる事が出来ます。


P・A・Rショットガン。“ポップ・アクション・ライオット”の略だそうですこの名前。流石に銃身のポップアクションギミックは
ありませんが、大きさと良いデザインと言いゴツくて良い感じ。ショットガンにしては、銃身部にデカいリボルバーみたい
なディテールがあるのも意外にかっこよくて良いですね。

バトルロンドでは、重量4 攻撃380 命中80/6HIT 射程0~120の距離用、一応マシンガン系列に加えてもいいと思い
ますが、その中で見ても威力が高いのは当然としても、リーチは短いけど意外に命中率は高めです。
ただ、準備120 硬直100 スタン無し ダウン80と、同系列武器の中じゃ準備時間が長め。


で、上記のショットガンは前後に分解出来、後ろの方を上の二つのパーツと組み合わせる事により他の銃器を作り上げ
ます。逆を言えば、ショットガンとガトリングガンの両手持ちは不可となります。

バトルロンドでは、そんな制限は特にありませんね。普通に使えます。


で、先程リアパーツに付けていた他の武器パーツとグリップを付けるとこんな感じに。なんとなく大型ビームライフル
っぽくなって良い感じ。

バトルロンドでは…こちらも特にこんな武器は有りませんね。かっこいいのに勿体ない。


Zel 0.76mm ガトリングキャノン、最後の武器パーツにグリップを付けた状態がコレ。上のライフルと比べると小型です
が、神姫の手に持たせると充分デカい武器です。側面に付いた弾倉がかっこいいですなー。銃口の中央に凹ジョイント、
そして先端は神姫ジョイントで接続されているので回転可能。ガトリングガンを方手持ちするのは無理がありますけど、
バトルロンドではこんな風に方手持ちしてるもんだから、この画像はそっちに合わせました。
片手持ちするには大き過ぎるので、やっぱり不安定ですね。

バトルロンドでは、重量6 攻撃550 命中0/8HIT 射程100~の200の中距離用、威力はマシンガン系の中ではかなり
上位クラスですが、その分重い上に命中率が低過ぎる…。使いこなすには武装や神姫のステータスで補わないと。
サブステータスは準備100 硬直150 スタン無し ダウン50、マシンガン系の中では先手を取られ易いし硬直時間も長め
で、攻撃力以外はデメリットの方が多いです。しかし、準備時間はP・A・Rショットガンの方が若干長いです。
重い分、こっちの方が準備に時間かかりそうなイメージありますけど。


方手持ちは流石に不安定なので、ディスプレイ時は反対側にフォアグリップを付け両手で持たせた方が安定します。


ゼルノグラードには、武器パーツとは別に御覧の様なパーツもあります。これは中継パーツとして使用するのですが…
詳しくは後述。


神姫の上腕部ジョイントから腕を外し、上画像の中継パーツを取り付け、そこにガトリングキャノンを付けると…?


すると、腕そのものがZel 0.76mm ガトリングキャノンになります。しかしよく見ると上下が逆、そして弾倉が付いて
いませんが、バトルロンドでは何故かこの状態で使用しているので、それ準拠で撮影しているからです。

バトルロンドでは、攻撃スキル“ヴォルカニックジェノサイド”使用時にのみこの状態になります。
習得レベル20 消費SP400 攻撃2200 命中12HIT 射程150~250の中遠距離用、準備200 硬直250 スタン無し 
ダウン無し。この状態で相手を銃撃するスキルで、アーンヴァルタイプのマシンガン系攻撃スキル“サラマンダーチルド
レン”と比較して見ると、その破壊力はサラマンダーチルドレンを大幅に上回っています。ただし、習得レベルと消費SP
も大幅に上回ってますが。ゼルノグラードタイプのスキルでは破壊力ナンバー2と魅力ですが、普段の命中率が低過ぎ
るので、ヴォルカニックジェノサイド目当てと割り切った使い方をしてもいいでしょう。


もちろんショットガンモードも可…ですがバトルロンドでは無し。


さらに両腕装備も可能ですが、もちろんバトルロンドにはこんなものありません。


Zel L・Rスナイパーライフル、ゼルノグラードタイプ最長の武器。
どれほど長いかって言うと、神姫より長かったサイフォスタイプの長槍デファンスよりもさらに長いです。だもんだから取り
回しが大変で…。そしてこの武器、先程のグリップにビームライフルっぽいパーツ、ガトリングキャノンの弾倉、アームプロ
テクターを接続して完成する合体武器なのです。そう言えばここ最近ご紹介した神姫、デフォで合体武器って無いですね。

バトルロンドでは、合体武器なのに意外にバトルモードでもスキル専用でも無く、単品の武器として使用可能。
だから、アームプロテクターその他を装備していなくても使用可能です。重量5 攻撃320 命中180/1HIT 射程300~
400の遠距離用、ライフル系の中では命中率が高く、威力もそこそこあるしスキル有りなので使いやすいです。ただ、
気持ちちょっと重いかも。準備220 硬直200 スタン無し ダウン100、あとは平均レベル。


銃身にはバイポッドがあり、これを展開する事でうつ伏せ状態で狙撃姿勢を取る事が出来ます。
ただしスナイパーライフル自体が長いので、これをやるとライフル+神姫の身長で結構な長さになるので、非常に場所を取ります…。

バトルロンドでは、追加攻撃スキル“アーマーブレイクショット”使用時にのみこの状態になります。
習得レベル10 消費SP300 攻撃1300 命中1HIT 射程300~400の遠距離用、準備無し 硬直180 スタン無し ダウン無し、ステータスはこんな感じで、威力はそこ
そこ程度ですが、習得レベルの低さ、消費SPの少なさ故の出し易さは魅力。しかもその名の通り防御ダウンレベル2の状態異常を付けるので、そこそこの破壊力でも
相手の射程外から狙撃でチクチク削っていく戦闘向け。


そしてゼルノグラードタイプ最強スキル“バレットカーニバル”、全火器を総動員して相手を蜂の巣にします。よって、この三種が必須パーツ。
習得レベル30 消費SP800 攻撃3800 命中16HIT 射程100~200の近距離用、準備350 硬直300 スタン無し ダウン無しとなっています。レベル、消費SP、攻撃力、ともに
最強スキルの名に恥じないステータス。破壊力だけを見るなら、アークタイプのオーバーロードバーストやムルメルティアタイプのシュヴァルツェ・カノーネを上回ってますから。

しかし全火器を総動員するだけに準備&硬直時間が長めなので、これで一気に止めを刺すつもりでいた方がいいかもしれません。射程は近距離ですが、その場合Zel L・Rスナ
イパーライフルの射程はどうなっているんでしょうか…?でもこれを再現する為には、スナイパーライフルとショットガンとで二つのグリップパーツが必要不可欠になるので、実はこ
の状態は二個買いしなきゃ再現出来ません。


さて、ここでこの画像をご覧下さい。映っているこれらのパーツ、銃器二つとレッグパーツ、そして真ん中にある今回
初めて出てくるジョイントパーツ。これらは接続できるのですが、よく見ると左右で長さが違います。短い方がガトリン
グキャノン用と用途が決まっているので、間違えない様に。そして完成するのが…?


このレッグパーツモード。レッグパーツが貧弱だったゼルノグラードですが、こうすると足全体がメカパーツに変わります。中央に可動軸が
あるので、膝可動もラクラク出来ます。が、細身な上に細かいディテールが多過ぎるので、なんか外装が剥がれてメカの中身が剥き出しに
なった様にも見えますな。

バトルロンドでは、こんなギミック有りません。
なんかゼルノグラードタイプって、ギミックが多い分バトルロンドで活かせなかったものが多いなぁ…。


総評としては、ムルメルティアとはまた違った意味で二個買い推奨な神姫。ただしムルメルティアと違い、一個買いでも充分楽しめます。ムルメルティアの場合は二個
買いすれば、“背中のサブアームにもう一方のサブアームを使ったレッグパーツ”が出来るだけに見た目がかなり派手になりますが、ゼルノグラードの場合は二個買い
の恩恵はショットガンとガトリングキャノンまたはスナイパーライフルを両手持ちできる事くらいで、ムルメルティアほどの派手さは無いです。

ただし、それはあくまでバトルロンド準拠で考えた場合で、体中にある凹ジョイント…例えばジョイントだらけのリアパーツにガトリングキャノンを二つ付けた砲撃戦仕様
ゼルノグラードなんかも作れますし、そうしたカスタマイズをすればムルメルティアに負けない派手さを演出出来るでしょう。あとこれは個人的な意見なのですが、やっぱ
りミサイルポッドも欲しかったなぁ。

それに目を瞑れば銃器型と言うツボは抑えているし、手を加えればモビルスーツ等にも銃器を流用出来そうだし、武装神姫シリーズに興味の無い方でも、武器セットと割り
切っても中々優秀なアイテムだと思います。現在では入手しにくいかもしれませんが、私個人としては強くお勧めするアイテムです。そして二個買い推奨。

キャラ設定は次回に。


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