大きな世界の小さな部屋

まぁ色々とヲタ趣味に関した話題をうんたらかんたらと…あと動物ネタなんかも。

熱・血・最・凶! Aパート

2010年12月15日 21時48分05秒 | 武装神姫

今回ご紹介する神姫は、前のエウクランテ&イーアネイラに続く幻獣モチーフの“寅型 ティグリース”。虎では無く寅です寅、お間違えの無いように。
こやつはご覧の通り真後ろに出っ張ったデザインなので、背面図撮影は諦めました。背中に大型武装パーツが集中している数少ない神姫で、パッと見は
ややアンバランス。見た目は大型ブースターを背負った高機動タイプですが、バトルロンドでの性能は防御タイプです。オープニングムービーではブースタ
ーを点火し飛び立っているのにねぇ。余談ですが、最初にこの配色を見た私はグレンラガンを連想しました。


素体はこんな感じで、ハイレグ状のレオタードにサイハイソックス
を履いたような感じです。


ご尊顔拝見…吊り目で勝気そうな顔です。表情パーツの方はご覧の通り悪役染みた笑顔…
エウクランテの叫び顔とイーアネイラの照れ顔に続く第三弾は笑顔となった訳ですが、よりに
もよってこんな邪悪な笑顔とは…なんちゅう斜め上を。
まぁいいんですけどね、こういうのも貴重ですから。

バトルロンドでは、関西弁をデフォで話すノリを重んじるタイプ。基本的にハイテンションで乱暴
者、でもリセットを免れた時や、絆が深まった状態ではバトルに負けても“次は挽回しよな?…
二人で…な。”とデレたりするコトも。


では武装に戻りまして…。耳は耳装着専用の後頭部に付けるのですが、接続は神姫ジョイントなので他のパーツも付けられます。


US4TI タイガーテイル。獣型神姫お約束となった尻尾パーツ…でも名称が取り説に記載されておらず、この名称はバトル
ロンドで使用されている物です。赤と黒の縞模様、なんかこんな柄のウミヘビがいた様な…?

バトルロンドでは一応 US4TI タイガーイヤーと言う名前がありますが、特に意味の無いアクセサリーパーツ。


最大の特徴であるリアパーツ“炎機襲”、ティグリース装備の大半はコレ。なにより武装の塊なので重い事重い事…しかも後ろの出っ張っていますから自立は完全に
不可能です。ただ、大きいが故に迫力満点と言う利点もある訳で。武装神姫はTFと違い空中保持用のスタンドがデフォで付いてきますから、こういう無茶も出来ると
改めて思いました。


下から見るとかっこええ~~~☆見るからに機動性高そう♪

バトルロンドでは、一見高機動ブースターの様に見えますが、実際は機動性の上昇率はたったの+10&回避率+0であり、その反対に防御力+40と、プラス修正ステー
タスから察するにむしろ防御パーツと言っていいでしょう。


胸部パーツ“炎護心”、ここまで箱型の胸部パーツは珍しいですね。下から見ると何やら立派なムネムネが…。しかし先程の素体
状態を見てもらえば分かるように、コレはパーツの一部でありコイツのムネムネじゃありません。

バトルロンドの性能はと言うと…一見頑丈そうに見えますが、実際は防御力+15と貧弱です。一応打撃ダメージダウンレベル1の
アビリティが付いてますが、こうも基本性能が低くては。


レッグパーツ“炎舞脚”、上半身と打って変わって下半身の装備は貧弱。特にギミックも何もない、ただのブーツです。

見た目は地味ですが性能も地味、防御+10に回避+20に機動性+10、スキルもアビリティも無し。これだったら他に良い
レッグパーツはいくらでもある(ツガルタイプのホーリーブースターブーツとか)ので、無理に使う必要はありません。


もう一つのレッグパーツ“炎装殻”、これは炎機襲の一部を取り外して足に装備したものです。つまり、これと炎機襲の二者択一で
有り、両方装備するには二個買いするしか有りません。一応膝も曲がりますが、ご覧の通り太すぎてバランスが悪いし、曲がると
言っても取りあえず程度だし、なにより相変わらず自立出来ませんので、おまけギミックと割り切る事をお勧めします。

こちらは見た目通りに防御力+100と、ストラーフタイプのサバーガに匹敵する上昇率。回避率と機動性がマイナスされるのも同様
ですが、あっちと違って命中率がプラスされないので、そっちに比べるとちと役不足です。


ティグリース装備にはとにかく剣が豊富にとり揃っています。
まず片手剣その1“風神”、反り返った刀身の峰にエッジが付いていると、アーミーナイフを思わせるデザインです。御覧の通り二本あって、
二刀流なんかも出来ます。

バトルロンドでは、重量:3 攻撃:250 命中:200/2HIT 射程0~120と言ったステータスになっています。ティグリース装備の剣では最も
攻撃力は低めですが、その分命中率が高くリーチもあるので使いやすいです。


片手剣その2“雷神”、こちらは稲妻の様な形をした剣…切れ味悪そうですね。こちらも二本あるので、同種両手持ちが可能です。

バトルロンドでは、重量:3 攻撃:280 命中:145/1HIT 射程0~100と、風神に比べるとパワー重視のステータス。しかも風神が2HIT
だったのに対しこちらは1HITなので、総合的に考えると風神の方が強いです。


この二つを組み合わせると、必殺スキル“疾風迅雷”が使用可能となります。オープニングムービーでも披露しているこのスキル、風神から旋風を、雷神から
電撃を飛ばす技でして、一発で1500前後のダメージが入るので、実質ティグリース最強技です。基本的にティグリースは近接タイプの装備ですが、この疾風
迅雷は中~遠距離で使用可能なので、一撃必殺スキルの割には使い勝手が良く、非常に重宝します。


最後に“極閻魔”、こちらはオーソドックスな剣。ただ地味過ぎて、他の剣に比べるとイマイチ目立ちません。

バトルロンドでは、重量:3 攻撃力:300 命中:120/3HIT 射程0~80…パワーだけでは雷神を上回りますが、片手剣にしては命中率が
低すぎて…。でも3HITするので、三回当たればティグリース装備の片手剣では大ダメージと言える数値になるのですが…。あとスキルも
無いので、確実性や疾風迅雷を考えると風神雷神を装備した方が無難。


大剣“朱天”、こちらも炎機襲のパーツの一部ですが、こちらは両立可能。バトルロンドではクライモア等の大剣もありましたが、製品の中に
大剣が付いてくるのはこの朱天が初!デカいのはいいんですけど、ちと角ばりすぎててイマイチかっこよくないです。

バトルロンドでは、重量:6 攻撃:550 命中:40/2HIT 射程0~120と、パワーは有っても重いわ当たらないわと大剣らしいステータス。
当てる為には、それなりの命中率が必要不可欠。あとスキルは無し。これだけ書くと使いにくい武器ですが、ティグリース装備に備わった
バトルモード使う為には必要な武器の一つです。


ご覧の様に、中央からハサミ状に開く事が出来ます。まぁカスタマイズに使ってくれってことでしょう。
バトルロンド内にはこんなギミックは無しですが、コミックの方ではこれで相手を挟んでました。


炎機襲の左右に付いている大型パーツ、これノズルが備わっていて、カバーを開閉させる事でそれを出す事が出来ます。
そしてこれは武器パーツでもあり…。


装備するとナックル系シールド“炎虎甲”となります。該当箇所は両側なので両立は一応可能ですが、炎機襲がやや貧弱に。
シールドと言っても、先端に手が付いているのが特徴。尚、武装は手首拡張スペーサーを中継して行います。

バトルロンドでは、マオチャオタイプの防盾(ファンビー)と同じでナックル系武器として使用します。
重量:5 攻撃:490 命中:60/2HIT 射程0~100とこちらもパワータイプ、朱天に似たステータスで少々使いにくいですが、こちらはスキルが
あるのでそれメインと割り切ってもいいかも。そのスキルは“猛虎伏装”、同じく防盾と同様の相手の攻撃を無効化する防御スキルです。


小型クロー“滅爪”、なにやらX-MENのウルヴァリンみたいですが爪です。ただウルヴァリンは指の付け根から爪が生えたものです
が、こちらは手首に付けるブレスレットに爪がついた感じです。刃の大半が手の甲に近いので、実際に使えるのは先端だけですねコレ。
あー…今の時期だったら仮面ライダーオーズのトラクローと言った方が良いですかね?それにトラと寅だし。

バトルロンドでは、重量:2 攻撃:275 命中:100/2HIT 射程0~120、軽くて攻撃力も高めで重量制限の厳しい序盤では使えそう
ですが、命中率が極閻魔より低い様では…。でも備わったスキル“虎視眈々”は習得レベルも5と低く扱いやすいので、スキルレベル
上げる為にも序盤は入れておく方が吉。攻撃方法は相手の懐に入り込み切り裂く技、HIT数は4回。そして肝心の威力は300~600
前後、後半レベルだと1000をギリギリで越えるかどうかって程度。やっぱり序盤技だけに、見た目も威力も地味目。


上記の物とは別に、長いのもついてます。
多分ゲッター変形でもしたんでしょう。しかしコレ、滅爪と違って手首に嵌める事が出来ません。


装備する為には、炎虎甲に装着するしか方法が無いのですが、これが取り説に記載されていないのは何とも…。
そしてコレ、バトルロンド内では無いパーツです。どうせならスキル使用時にこうなれば面白かったのに。


このティグリース、同時発売された神姫“ウィトゥルース”の武装と合体します。
それがこれ、合体モード“真鬼王”。神姫じゃ無くて真鬼王。見慣れないパーツが幾つか有りますが、それはそのウィトゥルースの物です。人型ロボットへの合体は武装
神姫シリーズでは初の試みですが、少し無理が掛かってますね。ただでさえ自立は不可能なのに、上半身にこれだけパーツが集中しています。恐らく、自立は無理でも
スタンドあるからオッケーと割り切ったのでしょう。中央にティグリースが収まっていますが、実は素体が無いとこの形態を維持出来ないんです。何故なら、真鬼王の上半
身は素体の腰に接続されていて、足とは繋がっていない(つまり真鬼王には腰が無い)からです。


ご尊顔拝見…鬼と言っている割に随分大人しい角。っつーか、鬼なんだからもう少し角に角度付けてよ…これじゃ触角だよ。


可動は…元々が可動ロボ玩具じゃないのでかなり厳し目。
一応可動はしますが、腕関節の大半が山口可動よろしく可動軸が斜め向きなので、なんとも融通が利かない感じ。足はさっきと同じだから省略。

バトルロンドでは、非常に珍しいパワーと防御を兼ね備えた機体です。武器はご覧の通り朱天を使った近中距離技“朱天斬(攻撃力約1200前後)”ですが、
相手のターンでは全方位バリアを張り攻撃を無効化する特殊能力が発動します。バトルモードの能力だけに防御スキルと異なりスキルポイントの消費無しで
無効化出来るのですが、大剣等の重い武器で数回攻撃するとこのバリアを破る事が可能です。バリアを破壊されると、例えバトルモードに入ってからまだ何
もしていなくてもバトルモードは強制解除され、通常状態に戻ってしまいます。続いて本命の攻撃の方ですが、ティグリースタイプが実装された当時は真鬼王
は完全に接近戦用で、近づいた状態でないと攻撃全面不可、更に真鬼王は極端に機動性が低い為、相手に中距離に逃げられたら防御は出来てもこちらから
全く攻撃できないと、バトルモードの中では扱いにくい方でした。が、あまりに弱過ぎたのか、後に真鬼王に攻撃方法が追加されました。近距離だと両腕から
パンチを繰り出す“真鬼王金剛拳(攻撃力約6~800前後)”、遠距離だと朱天で大地を切りつけ衝撃波を飛ばす“朱天斬衝波(攻撃力約3~500)”と、攻撃に
関しては死角が無くなりました。ただ、朱天斬と金剛拳と朱天斬衝波ではご覧の通り威力に開きがあり、朱天斬衝波なんかバトルモード技にしては“攻撃でき
ないよりはマシ”程度の威力しかないので、やはり接近戦狙わないとあまり有難味が有りません。それに、相手の攻撃でいつ強制解除されるか分からんし…。
エウクランテやイーアネイラ同様に、バトルモードは捨てて疾風迅雷で一発逆転狙った方が早いカモ。攻撃のバラエティーは豊かなんですけどねぇ。


肩関節の付き方が特殊でして、肩と上腕部を左画像のジョイントで接続されているのですが、ご覧の通り球体関節
では無く山口可動式関節なので、下手にいじると確実に折れます。動かす前に、一度外してどの様な構造になって
いるかを把握しておく事。


別にティグリース専用では無く、相方のウィトゥルースでも装着は可能です。その際、頭部はウィトゥルースモード用に交換します。


こちらもご尊顔拝見…ホワイトを基調とした配色で、しかもモノアイとモビルスーツっぽいです。
尚、このウィトゥルースモードはバトルロンドには登場せず、頭部はティグリースモードオンリーとなっています。ですが、電撃ホビー
にて連載されている漫画「武装神姫2036」に登場した時は、このウィトゥルースモードになってました…がスペックは特に変化無し。


素体と比較してみると、縦横共に随分とサイズアップしているのが判ります。上半身が肥大気味ですが、パワフルさを
演出しているからまぁ良し。


総評としては…最初から合体前提の神姫ですから、やはり単品で見ると中途半端感が否めないです。売りの合体も、“初の試み何だからまぁこんなもんか”ってレベル
で、特筆すべき点もあまり無し。あちこちにジョイントが多いので、それを駆使したオレ武装やオレ合体をすれば評価も変わるでしょうが、オフィシャルで用意された要素
だけでは評価は厳し目。大クローを付けてくれたのは気が利いてるんですけどねぇ。

キャラ設定は毎度の様に次回に続く。


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