大きな世界の小さな部屋

まぁ色々とヲタ趣味に関した話題をうんたらかんたらと…あと動物ネタなんかも。

アニメイテッド=活発とかそういう意味らしいです ④

2010年04月12日 18時50分47秒 | TFアニメイテッド

今回ご紹介するのは、オートボット警備員“アイアンハイド”。エメラルドグリーンに塗装された全身が凄いですね…そしてそのどっしりした鈍重な体躯、こんなに丸っこい
体型もアニメイテッドならでは。大半が塗装されているので、アニメイテッド製品で最も塗装禿げの危険性が高いです。


ご尊顔拝見…ユーモラスな中にもゴツさのある面構えです。良く見ると、左右で目の形が違いますね。

アニメ設定では、バンブルビーやラチェットと一緒にスペースブリッジ修理隊の一人。愚鈍で力加減の効かない巨漢で、
事あるごとに“おかあさ~~~ん!”とわめくやや気の弱い男。しかし修理隊1のパワーファイターでもあり、そして意外
にスペースブリッジ修理技術も高いのだとか。体躯と言い修理技術と言い、ビーストウォーズのライノックスのイメージも
入っているみたいですね。第一話ではコレと言った活躍は見せていませんが、仲間を傷付けられると烈火のごとく怒る
そうなので、今後に期待…していた所、第二話において初めて出会った地球人サリに対しフレンドリーに話しかけたり、
暴走したナノマシン集合体に襲われたサリを助ける時、「ちっちゃい子をいじめるなんてヒドい奴だ!」と怒りを露わにし
たりと、気は優しくて力持ちタイプの様です。丸っこいユーモラスな体型も有り、女の子に人気出そうな感じです。

アニメイテッドは基本的に海外版の名称準拠で展開されていますが、メガトロンさまの融合カノン砲の様な例外も有りま
す。アイアンハイドもその例外の一人で、海外版は“バルクヘッド”という名称で、しかもこいつとは別にアニメイテッド世界
にはアイアンハイドというTFがいるのです。恐らくタカラトミーが、アニメイテッドをムービーTFと同じイメージを持たせたくて
バルクヘッドからアイアンハイドに改名したのでしょうが、ムービーアイアンハイドとはガタイが大きい以外は共通イメージ
が全く無いので、バルクヘッドはバルクヘッドのままで通した方が良かったんじゃ?


こんな体型なので可動は…と言いたいところですが、思ったより動いてびっくりしました。首、肩、脇、肘、肘ロール軸、指開閉、股関節、
膝関節、膝ロール軸…基本的な関節は全部クリアしてるじゃありませんか!ココだけの話、膝関節は安定性を高める為に固定だとばか
り思っていたのですが、実際に動かしてみて本当に驚きましたわ。腕が大きいので、普通に動かすだけで派手なポーズになりますよー?


さてアイアンハイドの特徴、それはやはり両腕。指が展開すると言うのは上記の通りですが、掌に当たる部分が右と
左で違いますよ…?


実は右腕と左腕にはそれぞれ違うギミックが備わっていまして、右腕は肘にある黒いボタンを押すと、スプリングで肘が曲がります。…だから何?と言いたくなる
ツマらんギミックですが、取説によるとパンチアクションだそうです。パ、パンチに見えねぇ…百歩譲ってもアッパー?どっちにしろ面白みの無いギミックには違いな
いです。太い腕を生かしたギミックってのは分かるんですが、その結果が面白くない様では駄目だろう…。太い腕を主役に据えたギミックだったら、腕の動きに合わ
せて中の複数のギアがギュルギュル回転するメックアライブとか、ボタンを押すと閉じた三本指がドリルの様に回転するとか、面白いギミックのアイディアは他にも
色々有るでしょうに…・゜・(つД`)・゜・


今度は左腕のギミックご紹介。指を開き、下のレバーを引き出します。


このレバーを引くと、必殺のレッキングボール発射!おお、右腕と違ってこっちは面白いギミックだぞ?紐付きで無くす心配が無いので、小さい子供でも安心だ!
ただ欲を言うなら、白い紐じゃ無くて黒い紐にして欲しかったです。そうすれば設定通りのワイヤーに見えるし、白だとどうしても紐にしか見えないでしょ?一度発射した
後は戻さなきゃならない訳ですが、紐を腕の中に押し込む形で収納します…でもこれがまたやりにくいのなんの!紐の巻き取りギミックでもあれば良かったのですが…。
魔導王グランゾートのジャンモス1号は、鉄球発射&ワイヤー巻き取りギミックの両方を備えていたので、尚更そう思います。


同じヴォイジャークラスの司令官と比較…意外にやたら背が低いです。見た目は鈍重な巨漢にしか見えないのに…ねぇ?海外市場ではリーダー
クラス版もあるのですが、ザラス限定でもいいから発売してくれませんかタカラトミー?アレ色々とギミックが追加され、プレイバリューが鬼の様に
増えた豪華仕様だから、スーパースタースクリームよりは売れると思いますよ?


ビークルモードは装甲車。これ機動隊やSWATとかが隊員を目的地につれて行く時に使うアレですね。
こちらも丸っこい感じですが、所々角ばった所があってそこそこカッコよく見えます。


変形シークエンス。車体両側のガワ、そして後部のガワを展開します。前者の方が少し問題で、決まった向きに広げないと開きません。
取説を見て、どの方向にジョイントが嵌まっているのかしっかり把握してからじゃないと、確実に塗装が剥げます!ただ、エメラルドグリーン
の表面塗装が剥げても下から出てくるのは下地塗装のシルバーなので、剥げチョロ塗装の様なダメージ表現にも見えますから、そう言った
リアリティを求める人は所々剥がしてみるのもいいかもしれませんね…勿論自己責任で!何があっても一切責任取りませんよ私ゃ。


車体後部ガワの根元に有るスイッチを押すと、スプリングで両腕が展開し下画像の様になり
ます。ただ、スイッチは右腕様と左腕用の二種があって、片方ずつ押さないといけないのが
興醒め。一つのボタンで両方がバシャッ!と展開する方が面白いのにねぇ…安全の為でしょうか?


前輪根元を下に90度引っ張り、両足を形成します。この前輪の変形が若干面白くて、山口可動よろしく回転させるのですが、それだけでタイヤが見えない所に隠れると言うのはアイディア賞。
これで足の変形は終わりなので、両腕を真下に下げます。


最後に残った運転席の変形です。画像では見えませんが、本体内部に有るアームに沿って運転席を移動させると、ルーフがどんでん返しになり中からロボット頭部が
現れ、定位置に収まると完全に頭部が固定されます。スタースクリームほどじゃありませんが、アイアンハイドもオートモーフに主軸を置いた設計と言う訳です。


最後に、背中のガワを定位置に収めて変形完了です。それにしても、このエメラルドグリーンのせいでアイアンハイド撮影しにくいったら…。
デジカメでも中々色が出ないし、元々アイアンハイドって曲面が多く光りやすいから、変な所に光が入っちゃったりしてもー大変でした。


おかぁ~さぁ~~~~~ん……。

総評としては、評価は思いっきり分かれる出来だと思います。アイアンハイドもスタースクリーム同様オートモーフ重視型ですが、あれほど凝ったオートモーフでは無い
上に本体そのものに遊べるギミックが少ない(右パンチは論外)ので、変形させてもあまり遊べる要素が無い。レッキングボール発射だけじゃやっぱり物足りませんよ、
巻き取りギミック位は入れておかないと。しかし、こんな可動に向いていない体型でありながらそこそこ動きますから、その長い腕を振り回すパワフルなポージングをす
れば、アイアンハイドは大きく化けると思います。ですから、太めで力強そうなキャラに大暴れさせたい、そしてエメラルドグリーン塗装が気に入った人なら、お勧めとま
では言いませんが買ってみてもいいんじゃないでしょうか?ただ、塗装禿げにはご用心!


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