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『ロバみみ』

言いたい!でも言えない…。ならば、穴を掘ってでも叫びたい! そんな想いから綴り始めた独り言のようなブログです。 

・『クレイジーハニー』

2011年08月21日 | ・ロバみみの芝居小屋
先日、長澤まさみちゃんとリリー・フランキーさんの「クレイジーハニー」を観て来ました。
お芝居観るの久々だなぁ…。
なんか最近、チケット取らなきゃ! って思う舞台があんまりなくって…。

さて、パルコ劇場の最前から見た長澤まさみちゃん、めっちゃ可愛いかった…。
でも、そんなかわいさとは反対に芝居の内容はかなりエッジ効いとりましたわ(汗)

この作品を観てアンタ、感想をブログで書く勇気あんのかい!?

というハイプレッシャーを感じつつも、まあ、ロバみみは
あえて呑気に書いてみたりします(汗)

というのも、内容ってのが(※ネタバレ注意です)携帯小説でブレイクしたものの、
その後、泣かず飛ばずのスレた小説家・ひろみが、
イベントに集まった残り少ないファンに向かって、
勝手に期待して作り上げたイメージで人を見んな! って感じで毒吐きまくるという(笑)

だけど健気なファンは皆で話し合うわけですよ。
先生がああなったのは、ちゃんと自分たちがダメ出ししてこなかったからだとか、
今後の本の企画を考えてみようとか。

当の本人は、それ聞いて
「あたしゃかわいそうなんすか。ちげーよ、バーカ」と言わんばかりに(実際のセリフは違います)
また暴言吐きまくり、暴れまくり。

あたしの小説に生きる勇気をもらったんなら、それをアタシにもくれ的に
吐き捨てたセリフは、とても印象的だった。

とにかく、ファンは外野なの。
好き勝手に自分達のいいようにイメージを作り上げて、崇めて期待して、哀れんで。
見ていてちょっと胸が痛くなったけど。
ロバみみも勝手な「期待」と「好意」を押し付ける側だからね。

そして、「本音でかかって来いや!」という、ひろみの挑発に、
取り繕っていたファンも、次第にダークな本性が剥き出しになっていく。

そうそうコレが人間ってもんでしょ?

と、言わんばかりにあざ笑うひろみが、なんだかそれこそ、かわいそうだったし、
群れてないと反論もできないファンが、ひろみの友達のゲイのマキちゃんを
槍玉に上げるシーンも心苦しかった。

でも、

「どんなに落ちぶれたって、私らは自分で選んだ人生。
 でも、こいつらは所詮、他人の試合」

みたいなマキのセリフは、きました。言いえてる。
ぬくぬくとリスクのない場所で、あーだこーだと人の人生を批評するだけ。
まさに高見の見物。
それって、生きてるって言えるのかなぁ…と考えてしまいました。
まさに、今、ロバみみがブログで書き綴っていることも含め。

でも、きっと、そんなことしかできない、
才能もなくてリスクを負う資格さえ持てない自分をわかってしまっているから、
憧れてしまうのですよ。人ってね。

人の目に翻弄されることに吐き気を覚えて、もがくひろみが、
「お前らなんて死ね」と絶叫しつつも、
「一人にするな」と言っているように見えていたロバみみです。

立ち居地が違うから、距離があるからこそ、おたがいに必要だってこともアリだと思いました。
最後にひろみも「つながりって大事だね」ってつぶやいていましたしね。

とっても心晴れない感じで劇場を出ましたが、まあ、これはこれで。
あ、キライな作品とかじゃないです。

ロバみみは、偽善者! と叫ばれても、心温まる言葉を並べるのが好き。
普段は、やさぐれていようとも、時には暴言の一途をたどるブログであっても(笑)

感情の出し方は、人それぞれですね。
それが味。

・『ベッジ・パードン』

2011年07月06日 | ・ロバみみの芝居小屋
実はもう、かれこれ先週の出来事。
三谷さんの「ベッジ・パードン」を観て来たんですが、感想書きそびれてました。
いやいや、ものすごくおもしろかった!
ほぼ大爆笑☆

イギリスに留学中の夏目漱石の下宿生活を描いたお話。
下宿先の使用人であるアニー(ベッジ)との淡く切ない恋のお話や、
人種差別のシビアな局面も描かれつつ、
でも、全体的には爆笑でした。

浅野和之さん、もう最高すぎる!
ロバみみはいつだったかなぁ。
劇中で、あれはアドリブだったのか、浅野さんの「銃で撃たれる鹿」っつー、
一発芸(?)を観て椅子から転げ落ちそうになるくらい笑ったあの日、
「ものわかりの悪い教頭先生」や「頑固なお父さん」イメージがぶっ飛んだのを覚えています。
あれから、浅野さんには一目置いていましたが、
今回は本気ですごい。

萬斎さんのギャラの5倍はもらってないと、割があわないでしょー(笑)
書きたいけど、ネタバレになっちゃうからなぁ…(汗)
これはネタバレよりも劇場で、その衝撃を爆笑に変えて欲しいから、
書くの我慢します~。

でも、ちょっとだけ(笑)
ロバみみの一番のお気に入りは「故・ミスター・ジャック(犬)」です(笑)
でも、他も捨てがたいなぁ……。
ああ、もうとにかく最高だっ!

そして大泉洋さん。
舞台で拝見するのは初めてでしたが、素晴らしい。
元々のキャラで得してる部分も大いにあるけど、観客をとりこぼさない笑いの作り方がすごいです☆
オトボケも突っ込みも間合いが最高。
意地悪で、情けなくって、嫌なヤツだけど憎めない、そんな役どころがピッタリでした。

もちろん、深っちゃんも可愛すぎた…。
「春琴」の時の深津絵里さんとは別人。そして年齢不詳。
やっぱり声がいいなぁ。

萬斎さんは初めて観ましたが、周りがドタバタしていたので(笑)、
それに翻弄されて戸惑いつつも、一人地に足がついていた感じでよかったです。
日本人っぽくて。(大泉さん意外は皆、イギリス人の設定です)

萬斎さんが主演された「のぼうの城」、小説はすごーくおもしろかったのですが、
のぼう様より、夏目漱石の方がイメージはピッタリだな…と思いました。
ロバみみ的には、のぼう様のイメージは「カツゼツ悪い芸人」の諸見里大介をおいて他にない(笑)

脱線しましたが、ベッジの弟くんもオバカで憎めないし、
でも、彼の存在がまたベッジの運命を悲しみの淵に追いやって行く大切なきっかけでもあったりして、
登場人物にムダがありませんでした。

でも、本当に理屈抜きで、肩の力を抜いて客席に座って、
心置きなく大笑いしてもらいたい作品。
悲しいお話も、三谷マジックでほんわかした気持ちにさせてくれます。
最近観た三谷作品の中では「ベッジ・パードン」がダントツに面白かったです。


・『港町純情オセロ』

2011年05月16日 | ・ロバみみの芝居小屋
先週の話になりますが、劇団☆新感線の「港町純情オセロ」を観て来ました。
うっかり青山劇場に行きそうになって、また青ざめるところでした…(汗)

今回の新感線の脚本は、「IZO」で数々の名台詞で
散々ロバみみを泣かせた青木豪さんです。

シェイクスピアの「オセロ」が大筋なんで、説明はいらないですね。
若い嫁をもらったオセロが、嫉妬に狂って嫁を殺して自分も死ぬ悲劇です。
これを新感線風にアレンジってことですね。
舞台も日本だし。ヤクザだし。

とりあえず、橋本じゅんさん、祝・復活!
石原さとみちゃん相手に大はしゃぎでした(笑)

まあ、無理もないですね。
メチャメチャ可愛かったですもの。
男の人が好きな感じだよなぁーって思いながら見てました。
可愛いくて、ひとなつっこい笑顔と嫌味のないリアクション。
そして無邪気にエロい(笑)
出会い頭の破壊力がハンパないタイプ。
合コンに同席したら、根こそぎもっていくタイプですよ(笑)

じゅんさんは文字通りデレデレでした☆
でも、そうでなくちゃ「オセロ」自体が成り立たないですからね。
いい歳したオッサンが、うら若き乙女に夢中になって常軌を逸するって話ですから。

ロバみみは蜷川さんの正統派シェイクスピア「オセロ」も観たんですが、
あの時はオセロが吉田鋼太郎さん、デズデモーナが蒼井優ちゃんでした。
で、ハメられて殺されるハンサムな部下が山口馬木也さんという納得のキャスティング。

まあ、その時も思ったんですが、うら若き美しい乙女が、
オッサンに恋するっていうところに、どう説得力をもたせるのかが難しいところですよね。

とりあえず、そこんところはまあいいとして、
じゅんさんとさとみちゃんのバカップルぶりがおかしかったです。

で、イアーゴにあたるヒール役は田中哲司さん。
なーんか、新感線のペースに翻弄されていっぱいいっぱいに見えてしまいました。
悪事の計画とか、悪態とか、独白シーンが多いんですが、
なんかそんなに悪くて嫌なヤツに見えなかった気が…。
ロバみみだけかもしれませんが。
余裕の腹黒さ…みたいなのが、まくしたてるセリフのせいか、
重く沈んで聞こえなかったのが素直な感想でした。

でも、じゅんさんとのからみは、笑えました。
歩きながらセリフを言うんですが、左・右・右って右足が連続して前に出てしまった田中さん。
じゅんさんが見逃すはずがございません。
自分ののセリフで応えながら、何度も足を「右・右」って出していました(笑)
そら、笑うわな。悪役でも。あんなことされたらねぇ(笑)

大東くんがおネェキャラだったのも驚きました。
そして粟根さんのかぶりものは必見です。

ですが、純愛がゆえに生まれた悲劇なので、最後はしんみりです。
ロバみみは、松本まりかさんがやった田中さんの奥さん役が、
実は一番難しいのではなかろうかと思いながら観てました。

あの人がただのチンピラだった頃が一番幸せだった。
上に行ったら、怖くて下に降りれなくなる。
だから世界なんていらない。

みたいなセリフがありましたが、彼女のセリフが一番好きでした。
「天を見ずに、地に足つけて山見ちょったらよかった」って
以蔵のセリフ、思い出しました。

酒癖の悪さを利用して若頭を破門に追いやるという展開が、
もうひとひねり欲しいと思ってしまい、あの居酒屋のシーンも、
必要かなぁ…? と、たるくなってしまいましたが、
(正直すぎて、すみません。ロバみみ的にです。楽しんだ方もたくさんいると思います)
ラストへ向けて高まる緊張感と悲しい雰囲気はよかったです。

毎回思うことですが、平日の夜公演。
開演時間が、もう30分、せめて15分遅いと嬉しいんだけどなぁ(涙)

・『国民の映画』

2011年04月25日 | ・ロバみみの芝居小屋
三谷さんの「国民の映画」を観て来ました。
足を運んだのは神奈川芸術劇場。
剛くんの「金閣寺」を観てから、まだ2ヶ月ちょっとしか経っていないのに、
あの幸せな時が、なんだか夢のように遠く感じます。
なんの心配もせずに劇場に行けていた以前の自分が、とてつもなくうらやましくなりました。

今では、開演前に、
「大きな揺れを感じた場合は、一時中断させて頂く場合がございます」と、
どの劇場でもアナウンスが流れます…。

さて、「国民の映画」ですが、三谷さんの作品にしてはシックな作風でした。
ナチスドイツの時代の話。以下、ネタバレ注意です。

ドイツ国民に向けた映画は全て国家によって規制され、
反国精神のあおりとなるものは全て排除していた。
その政策を担う大臣が小日向さん。
映画をこよなく愛し、新作映画の製作にに意欲を燃やし、
その企画を発表するべく開いたホームパーティーでの一夜の出来事です。

集められた映画人達と、押し込んできた政府軍上官たち。
最初はそれぞれの思惑が交錯して、ドタバタと進んで行くのですが、
大臣家に仕える小林執事がユダヤ人だとバレた瞬間、事態は一変。

段田軍曹に収容所行きの引導を渡される執事。
そして、非人道的な政府の政策に耐え切れず、
大臣と大臣の映画の企画に背を向ける役者達。

一人屋敷に残された小日向大臣がつぶやきます。

「俺は芸術を愛する権利はないのか」と。

ロバみみは思いました。

「気の毒だけど、こういう人は、権利はあっても
 芸術に愛される資格はないんだろうな」と。

白井さんが同じようにセリフで受けていました。

ユダヤ人迫害の映画は、過去に何本も見ましたが、
どれもむごすぎて、観るに耐えなかった。
心が痛いどころじゃ済まない話です。

でも、ドイツだけじゃない。
日本だって、同じように人が人でなくなるような残虐を行って来ました。
もちろん加害者だけでなく、被害者になったこともあります。

この地球のいたるところで、誰かが思い上がって、
エゴを撒き散らして生まれた悲劇がたくさんあります。

そして、今の私達の暮らす平和な世界は、
先人達の悲劇と、言いようもない悲しみの上になりたっているのだと
考えているうちに幕が降りました。

もちろん、今も明日の命の行方もわからない状況の中、暮らしている人たちはたくさんいます。
戦争がなくたって、日本のように自然災害で悲しい思いをしている人も。

こんな時だからこそ、たくさんのことに目を向けられたらいいなと思いました。
今は、いつにも増して心のヒダが繊細に反応できる時期だと思います。

意気消沈してばかりいないで、今こそ心をフルに使って、
たくさんのものを感じる時なのかな…と、
いつもよりシックな三谷作品を観て思いました。

最後になりましたが、役者さんたちもクセもの(?)ぞろいで見事でした。
特に白井さんと風間さん、よかったです。
白井さんは、あのかっぷくのよさが驚き。
神経質な感じの役がイメージの白井さんでしたが、今回かなり型破り☆
石田ゆり子さんも、めちゃ可憐でうっとりでした。

ラストは考えさせられますが、笑いもあって見どころ満載の作品でした。

そして、この日、ロバみみは劇場をハシゴ。
その話はまた改めて…。


・『Top Girls』

2011年04月23日 | ・ロバみみの芝居小屋
劇場の中って独特の空気の流れと匂いがあって好きです。
ビクビクせずにその雰囲気に浸れる日が早く来ないかなぁ…と思いながら
シアターコクーンにて、先日観劇して来ました。

「トップ・ガールズ」。

女優さんばかり7人が出演されている作品。
例のごとく、なんの前情報もなく行ったので、
キョンキョンが十二単で現れた時はギョっとしました☆

これはあの世の設定なのか…?

寺島しのぶさん演じるマーリーンの昇進祝いに集まる女友達って様子なんですが、
時代も国もバラバラなんです。

食事をして、お酒を酌み交わしながら、自分のことばかりしゃべりたてる女たち。
どんな境遇だったか、どんな恋愛をしたのか、女の生き様とは。

これは、あの世の女子会ってことでいいのか…?

と、噛み砕けないまま、女たちの愚痴やら嘆きやらを眺めていました。

そして、2幕に入ると急に現実。
人材派遣会社で昇進したマーリーンを中心に、物語が進んで行きます。

同僚のキョンキョンはヘッドハンティングされて働きながら不倫中。
同じく同僚の鈴木杏ちゃんは、バリキャリを目指しながらマーリーンをライバル視。
神野さんは、男性に負けずに働きたい転職希望の女性。
麻実れいさんは、田舎に住むマーリーンの姉。
妹とは深い確執を持ち、マーリーンの知恵遅れの娘・渡辺えりさんを自分の娘として育てている。
池谷さんは渡辺さんの友達。

それぞれの立場。それぞれの事情。それぞれの気持ち。
マーリーンを軸に描かれて行きます。

現状に満足はしていないながらも、それを胸の端っこに押し込めて、
今の自分がベストだと言い聞かせながら踏ん張っている感じだったり、
光の見出せない毎日を打開したくて、もがいている感じだったりが伝わって来ました。

まあ、女性なら誰もがぶつかる壁であり、経験する気持ちが
7人の、いや、それ以上に出てくる登場人物のどこかにぶちあたりますから。
反面、男性たちは、この作品を見て何を思うんだろう…と思いました。

見終わって、どちらかだけを観ても、それなりに作品としては成り立ってるんですが、
一幕と二幕の関係性ってなんだったんだろう? と、考えていて、
マーリーンを軸にして一幕の登場人物と二幕の登場人物はリンクしてるのかなって思いました。

2幕では、狭い田舎町で暮らすマーリーンの姉・麻実さんは、
外国になんて行った事もなく、閉塞感の中で生きていますが、
1幕では世界中を旅する女性旅行家で、妹を愛しく思っている。

二幕で叶えられなかった想いが、一幕のあの世的な世界では違う人物として
その生き方をまっとうしていたりするわけで…。

二幕でキッチリと仕事をこなしてきたあげく、存在感もなく、
男性に抜かれて昇進も頭打ちの地味な女性である神野さんは
一幕では、女性ということを隠してローマ法王になり、子供を産んでしまった人物でした。

二幕でバリキャリで結婚なんて…と言っていた鈴木杏ちゃんは、
一幕では公爵だか伯爵に嫁いで、自分というものもなく、
旦那の言いなりの人生を送った人物。

そう思うと、なるほどね。と、なんか喉につまったものが、スッと腑に落ちるといった感じでした。
いや、これは、ロバみみ独自の解釈なんで、
まるでとんちんかんかもしれませんが…。
プログラムとか読まない主義なんで、ロバみみ(汗)

で、ですね。主役の寺島さん、素敵でした。
さっそうとした感じでありながら、実は多くのものを抱えてギリギリで踏ん張ってる女性が似合っていました。
あと、マーリーンに蹴落とされた上司の奥様役で出てきた麻実さんが、
大真面目なのに、すごく三枚目に見えて、おもしろかったし、
あのザーマス奥様がとても愛すべきキャラになっていてよかったです。

池谷さんは、マジでさすがです。
知恵遅れの渡辺さんの年下の友達役なんですが、やっぱりちょっと遅れてる感じで
もう、「わかる! こうい子いる!」っていう感じなんですよね。
芸達者だなぁ…と唸りました。

不思議な構成ではありましたが、なかなか味わい深い作品でした。


・『芝浦ブラウザー』

2011年04月12日 | ・ロバみみの芝居小屋
先日、井ノ原さんの「芝浦ブラウザー」を観て来ました。
昨日もチラッと書きましたが、イノッチが出てきた瞬間、

「ああ、イノッチが動いてる。生きてる!」

って思いました。
またこうして、無事にV6のメンバーに会えること、感謝してもしたりないくらいです。

この状況の中、行きたくても行けない方がたくさんいらっしゃいますよね。
特に東京と大阪でしか公演がなかったので、
東京遠征を考えていた東北の方々は随分いらっしゃったのでは…と思います。

なので、心をこめて募金して来ました。
絶対V6窓口って決めてたので、「Marching J」と書かれた募金箱でしたが、
ロバみみの中では「Marching V」です!

今日、ファミクラから届いたメールを読んで、開いた口が塞がりませんでした。
ひどい状況は想像できたし、実際聞いてもいたけど、「人としてどうなの!?」って感じですよ。
あんなメールを送らなきゃならなかったとは、今回のファンの悪行は目に余る程だったのでしょうね。

「芝浦ブラウザー」の募金箱には、
目の前にイノッチがいてくれてたわけじゃないけど、皆、募金していました。
善意以外のモノを入れた人はいないとロバみみは固く信じています。

「V6ファンは最強」と言ってくれた剛くんの気持ちを絶対に裏切ってはいけない。
剛くんがくれた最高の褒め言葉に、胸を張れるファンでいましょう。

さて、ここからは感想です。ネタバレ含みますのでご注意ください。

ストーリーは、不動産会社勤務のイノッチが、
衛星通信で現場に行かずに部屋の内装が見れる、最新のマンション内見システムを使って、
芝浦埠頭に暮らすスラムを覗き見するところから始ります。

イタヅラ心に火がついたイノッチは、スラムの掘っ立て小屋の中や住人をウォッチング。
翌日にはたまらずに、自分も仲間入りしてしまうというストーリー。

前半はスラムの住人のキャラ紹介を、イノッチと同僚の覗き見という形で構成して、
後半はスラムに住むことを決めたイノッチと住人とのからみで構成されています。

とにかく登場人物が多いんですが、一人一人のキャラ設定がしっかりしているので、
意外とまとまりがあって、こんがらかることもありませんでした。
それぞれのキャラも愛すべき感じで嫌なヤツがいない。

そして何よりイノッチがイノッチらしい!

ああ、いつもこんな風に人間ウォッチングしてそう! って感じだったし、
実際スラムに出向いたイノッチがそこの住人たちと溶け込んで行く姿は、
「学校へ行こう」で見ていたボーダレスなイノッチそのまま。

覗いていた住人たちと実際に会った時のイノッチの、
まるであこがれてた有名人に会うようなウキウキした表情が、らしさ満点でした。

そして、終始笑いが耐えないストーリー展開。
こういう時こそ、こういうホットでライトな笑いが必要なのかもと思いました。
セリフのテンポもいいし、時にコントみたいな楽しさも感じられて、
ロバみみは「昭和島ウォーカー」より好きでした。

最初、フライヤーを見た時、保毛男田(←知ってる?)もどきで(ごめん、イノッチ)、
思わず「どうした? イノッチ」と思いましたが、
舞台の上のイノッチは、衣装も私服っぽくて、
笑顔もちゃめっけも大サービスで、本当に癒されました。

まだまだ劇場という空間が怖かったりするロバみみですが、
イノッチの笑顔に元気をもらえた2時間でした。

ロバみみの独自の調査によると、どうやら、
ヒロシ・ナガーノも観劇していたようなのですが、
ロバみみは去り行く姿をチラリと見れただけでした。残念。

あー、早く剛くんに会いたいです。

脱線しましたが、余震も続く中、
今、生でファンの前に立ってくれるのは、あなただけです。イノッチ。
是非、頑張って皆を元気にして欲しいです。

・野田地図『南へ』

2011年03月31日 | ・ロバみみの芝居小屋
今日は楽だったのでしょうか。
野田マップの「南へ」。

ロバみみは数日前、勇気をだして劇場に足を運びました。

会社帰りに、どこかに寄り道することが、
なんだかまだ怖くて、ちょっと悩んでいたのですが、野田さんの

「劇場の灯を消してはならない」

という勇気ある決断に、一演劇ファンとして逃げるわけにはいかない! と思いました。

客席に足を踏み入れたとたんに、泣きそうになりました。

お芝居を観る、観れるって、なんて幸せなことなんだろうって思いました。

芸術がなかったら、暗く沈んだ世界になってしまう。
そういうものに触れたいと思う心があるから、世界は豊かなのだという気さえしました。

そして、野田さんはまぎれもなく芸術家で、
そのアンテナの高さと感度に驚きを禁じえませんでした。

だってストーリが、噴火に誘発された地震が起こり続けている、
とある火山の研究所が舞台だったんですもの。
地震に揺れるシーンがずっとベースになっている。
このシンクロ、偶然とは思えない。
野田さんは、タダモノではないです。

野田さんらしいセリフのおもしろさとか、たくたんあったんですが、
最初は客席も笑っていいものやら、とまどいを隠せない雰囲気でした。
でも、少しずつ場の空気はほぐれていき、野田ワールドに入って行けました。

火山の噴火を巡る論争。
「起こるのか、起こらないのか」「起こる確率は?」
「火山にまつわるドラマチックなエピソードは?」
押しかけるマスコミ。
金儲けのためにあおる村の旅館の女将。

「悲劇」をエンターテイメント化してしまうマスコミと
その情報に踊らされる国民。

ちょうど、放射性物質が浄水場で検出され、都内から水が消えた時だったので、
本当に今の日本をそのまま見ているようで、身につまされました。

「風評によって、スーパーから物が消えました。
 私も水を買いに走った一人です。
 買占めをする人々を責めることはできません。
 でも、そんな自分をいさめる心を持てるのも、人間だと思います」
だいたいの感じですが、そんなようなことを野田さんも開演前のアナウンスでおっしゃってました。

噴火の確率がないと聞いて撤収するマスコミや観光客に

「危険がないと、人はいなくなるのか」

というようなセリフがありました。

なので、数字をとりたいマスコミや、
身勝手な好奇心で行動する人間のエゴに焦点を置いた作品なのかと思っていたら、
芝居の最後で、テーマが「そこだったの?」って方向へ。

「南へ」

って、「北から」ってことだったんですね。

北からやって来て、生きるために自分ではない誰かになって存在しなければならない人たち。
これが「オオカミ少年」の話とリンクして、進んでいたテーマだったのか…?

ロバみみの中では、予想していた着地点とは離れてしまって、
そして、えてして、それが正解なのかもわからず…。
なんか難しくなって、最終的にちょっと迷宮入り(汗)

でも、妻夫木くんは、今回ものすごくよかったです。
「キル」はロバみみ的には、もう堤さんと深津さんの「キル」を越えられるものはなくて、
途中からロバみみには堤さんの残像しか見えてなかったので申し訳なかったけど、
この舞台の妻夫木くんは、うるさくない存在感と素直な力強さが交差する感じが
キャラと合っていて、とてもいいなぁって思いました。

野田さんは、公演の収益を義援金として寄付したそうです。
ロバみみも募金箱があったので、協力させて頂きました。

まだまだ、一人で劇場に行くのは正直怖いのですが、
芝居を観に行けることの幸せを再認識しながら、少しずつリハビリしたいです。

こういう時だからこそ、「何かを感じるという時間」を大切にしたいと思いました。
そして、少しずつ元気を取り戻して行きたいです。

・ミシマダブル『サド公爵夫人』

2011年02月28日 | ・ロバみみの芝居小屋
先日、蜷川さんの「サド公爵夫人」を観に、コクーンに足を運んで来ました。
今年は三島由紀夫続きです。
でも、ロバみみは「ミシマダブル」じゃなくって、「ミシマシングル」(笑)
「金閣寺」に全精力を注ぐ2011年・冬だもんで、
「わが友ヒットラー」まで観る、時間もお金もなかった(汗)

で、肝心の感想なんですが…。

すみません。

寝ちゃいました…。


あー…。

自分に自分でガッカリなんですが、でも、仕方ない。
これが本物の感想というやつだ。

いや、ずっと寝てたわけではなく、本気で夢の中だったわけでもなく、
意識と無意識の間を彷徨いながら、セリフを聞いてたって感じ。

でも、気付くとまぶたが閉じてた…。

敗因は、3幕ほぼ全てが説明ゼリフだったということ。

家柄につられて、娘を嫁がせたはいいが、
実はサディスティックな性癖のアブノーマルな男だったことがわかり母親は大ショツク。
で、世間体もあるし、是が非でも二人を別れさせたい。
でも、ガンとして別れようとしない娘(ヒガシ)。
「なんでそんなに執着するんや?」
と、スパイを送ってみたら、あら、大変。
実は娘も変態プレイにはまっていることが発覚。
おまけに妹(斗真くん)までもが男と関係をもち、
数年にも及ぶ母子のバトルが繰り広げられる。

ってな話だったと思う。多分だけど…。

その男がどんな変態プレイで警察沙汰にまでなったのか。
娘の気持ち。母親の裏工作。
秘密の暴露。

が、全部、説明セリフ。

しかも、文学的な比喩に富んだセリフの応酬で
言いたいことの核が装飾されていて、見つけ辛い。

そして、役者に動きがない。

おまけに2階席。

この全ての要因が重なって、催眠状態のロバみみ…。
いやー、久々に参りました。

「世間一般の価値観で人間を判断することが、えてして正しいのか」
っつーようなテーマ性は、「金閣寺」にも通ずるものがあったかもしれません。
わずかばかりにすくいとった感想はそれくらいで…。がっくし。

ああ、そうだ、そう、そう。
肝心の東山氏と斗真くんの女装は、
キレイでしたが、やっぱり男顔だった(汗)
本当に二人とも素が「ザ・美男子」なので期待してましたが、
そのままの方がやっぱりカッコいいな。

ロバみみが蜷川さんのオールメールで一番感動したのは、
月川悠貴さんだな。
オールメールなのに、女優まざってますやん!
って思ったほどに可憐な娘さんになってました。

あとは、やっぱり成宮くんは可愛かったねぇ~
そして、スタジオライフ仕込みの姜暢雄くんもさすがの美しさでした

うちの三宅健ちゃんもイイ線いくと思うんだけどな。
蜷川さん、声かけてくれないかなぁ~

って、脱線してますが、大反省の「サド公爵夫人」なのでした

・『ZORRO THE MUSICAL』

2011年02月24日 | ・ロバみみの芝居小屋
ミュージカルは苦手と散々っぱら書いていますが、やっぱりこの作品だけは観とかないとね。
「ゾロ ザ・ミュージカル」。

卒倒する坂本くんファン続出(?)と、噂の舞台ですが、
わかる。わかるよ。

「どうしよう。坂本くんの鼻の穴しか見れなかったら…」ってくらいの良席で、
逆に心配してましたが、坂本くんは噂にたがわずのカッコよさでした!

冒頭のシーンで、まず、

「このスタイルのいい、かっちょいいあんちゃんは誰だ?」

と、目をひいたのが我らがリーダー、坂本くんでした(笑)
まさか、主役がそんなアンサンブル的なとこにまじってると思わないじゃん。
いやー、やっぱり男前にできてんだなぁ。造りが。

「もし、好きだ。付き合ってくれ」と言われたら、
断わる理由見つからねぇなぁ…とシミジミ。(言われないって)

まあ、ストーリーは故郷を捨て、ジプシーの仲間として
気ままに楽しく暮らしてたゾロが、
幼馴染みのおそらく初恋の相手であろうルイサに頼まれて、
故郷の世直しに一役買うという話。
愛しのルイサに危険が及ばないように、仮面をつけ、
暴君と化した血のつながらない兄をやっつける…みたいな。

さて、ここからは、ロバみみの個人的な感想なので、
さらっと聞き流してもらえるとありがたいです。

とりあえず、ミュージカルなんで、
きっとストーリーは単純にできてるんだろう…ということは察しがつきます。

がっ

出番、少ないよ。ゾロの。

主役だよね…?

ロバみみが見てる限りだと、ゾロに想いを寄せるジプシーのイネスが
相当、「ゾロ」にもかかわらず食い込んでる。

これがまた、素敵なのよ。イネス役の女優さんが。
島田歌穂さんではない方。
っつーか、ロバみみ、ダブルキャストだとも知らなかったんですよ(汗)

そして、「芋洗坂さんに似てる。似すぎてる」と思ってたら、
最後のステップで「げっ。本物!」と気付いたオポンチぶり。
「悪者の兄貴はデビット伊藤にしか見えないし(失礼)」とも思ってたんで、
まさか芋洗坂係長が本物だとは思いませんでした…。

話を戻して、ジプシーのイネスね。
お色気満点の肉食系アネゴキャラでありながら、
ゾロを想う気持ちの健気さ。
情が厚くて、面倒見がよくて、気風もいい。
でも、実はお人よしで、顔で笑って心で泣いて恋をあきらめる。

…みたいなキャラ、日本人女子のハートかなりつかむでしょ。
んでもって、フラメンコも素敵だった。

一曲終ったから拍手しますっていう拍手じゃなくて、
「ブラボー」系の拍手を引き出してたもん。

それを思うと、肝心のゾロが物足りないんです。
見劣りするとかじゃなくて、出番が足りないんです。

なんで故郷を捨てたのか。

まず、そこがわからない。説明してたのかなぁ?
こっちはわからないのに、舞台で頭抱えて「帰れない。どうすりゃいいんだ」って
慟哭されても、ちょっと感情移入しにくい感じ。

そして、まず、何より。
期待してた坂本くんのダンスシーンが少なかった。

高所恐怖症なのに平気なの?

っていうロープで降りて来たりとか、随所に見せ場はあるんだけど、
歌もしっとり系の曲が多くて、激しいダンスが観たかったロバみみは
ちょっと悲しかった。

もう、二幕の途中から、

「ああ、コレは演出家が、ジプシー・キングスでフラメンコやりたかっただけなんだな」

と、思ってしまった…。
そこにお題しといて「ゾロ」をはめたのかなぁって。
んでもって、肝心なフラメンコの見せ場は
連れて来たお抱えの外国人ダンサーまかせ…みたいな。

でも、タイトルなんだからさ。主役なんだからさ。
観てる人皆が、ゾロに恋しなきゃダメだと思うんです。
そりゃね、あれだけカッコいい坂本くんが、出てきたら
皆、うっとりしますよ。
でも、無名の役者でもそれができるような台本じゃないと、
「なんかなぁ」って気になっちゃうんです。

だから、ミュージカル苦手なのかなぁ?
歌ってる時間にもっとシーンとセリフ入れれば、
もっと、もっと、魅力的なゾロになるはずだもん。

仮面をつけてないときは、ナヨナヨのオカマキャラだし、
闘うシーンをそれこそ、ダンスと歌で盛り上げてくれたら、
ロバみみも、もっとワクワクできたのにな。

最後も結局ファザコンだったデビット伊藤兄貴(失礼X2)を
「愛してたんだ」って言ってましたが、
子供の頃の二人の絆とかもさほど描かれなかったのに、
そして、そのまま何年も故郷を放置してたのに、
血もつながってないのに、なんでやーって、心でつっこんでしまいました。

すみません。
細かく感情を追ってないで、歌とダンスを無条件に楽しみやがれって感じですよね(汗)
ミュージカルの楽しみ方が、初心者同様で、
よくわからないので、勘弁して下さいまし。

ゾロの生い立ち。
捨てたはずの故郷と家族への思い。
そして、故郷を救いたいと思い立つ気持ち。
幼馴染みのルイサへのつのる想い。
大切な人が自分の犠牲になってしまう辛さ。
本当の兄弟のように育った兄と剣をまじえなければならない心の葛藤。

言いたい事はわかる…というか、察することはできるんです。
でも、もう少し丁寧に、ゾロ目線で描いて欲しかった気がしました。

とにかく、坂本くんが、ものすごーくカッコよかったんで、
物足りなさが引き立っちゃたんです。
単純に、もっとゾロ中心に見たかったんですっ!
批判ではなく、素直な感想と要望です。

でも、マジで坂本くん、カッコいいんで、まだ迷ってる方は是非!!
色々書いちゃいましたけど、フラメンコシーンも素敵なので楽しめます♪
カーテンコールで踊ってる坂本くんを見て、「そうよ!これこれ!」って
超、思いました。かっこよくて。
投げKISSもレアですしね~♪

セクシー・ゾロ、一見の価値アリです!! 是非!

・2/20 『金閣寺』 長野公演

2011年02月20日 | ・ロバみみの芝居小屋
本日、剛くんのお誕生日をお祝いする為、
「金閣寺」長野公演を観に、まつもと市民芸術館まで
遠路はるばる行って来ました!

きっと、誕生日だからって特別なことはしないだろうと思って出かけたのですが、
まじで行ってよかった…。

どうしよう。何から書こう?

お芝居の感想は散々書いたのですが、せっかくなのでちょっとだけ。
今日の剛くんも本当によかったです。
舞台の上に「森田剛」はまるで見当たらない。
初めて剛くんの芝居を観る人は驚くと思います。イメージの違いに。

ロバみみ、何か演劇の賞とかもらっちゃったらどうしようって
今からドキドキしてるんです☆
まだ1月だけど、可能性、なくはないと思ってる。

ロバみみは剛くんって、「演技力」というより「表現力」がピカイチだと思う。
「演技力」って言葉はなんだか、ちょっとお高くとまった鼻につく匂いがする。
だから、舞台の上で、しなやかに変化する剛くんは
「表現者」の方が似合う気がしてしまう。
剛くんはきっと、これから何にでもなれる。ロバみみは、そう信じてる。

V6という大きな屋号を持つ森田剛の知名度と集客力。
アイドルの域を越えて、一般演劇ファンをも唸らせる
舞台上のその姿の意外性と実力。
そして、未知数の表現力と勘のよさ。
かなりいい素材として、演劇界で注目される存在になれると、ロバみみは思います。
これからもいい仕事をして欲しいです。

それに、あの表現力に加えて、3時間弱の膨大なセリフをものにする技術もスゴイです。
かんだりとちったりすることも、ロバみみの見た限りではなかったし。
本当に剛くんはデキる子だ(涙)

そういえば、鶴川とはしゃぐシーンで、
剛くんがクイクイと手招きして、寄ってきた大東くんを
突き飛ばして笑うっていう芝居、一回くらいしか観てないなぁ。
あれ、すごく可愛かったのにな。

でも、薪割りのポーズですら、ちょっとカッコいい…と思ってしまうのは
ロバみみだけでしょうか…?(笑)

さて、もうそろそろ書きます。

そうです。お誕生日レポ♪

今日は剛くんの32歳のお誕生日!!

カーテンコールでは、きっと何もないだろうと思っていたので、
ロバみみは心の中で「おめでとう~!」って言いながら、
剛くんに熱い拍手を送っていました。

そしたら、3回目くらいかなぁ?
出演者の皆さんが出てきた時に、
上手から出てきた高岡くんと下手から出てきた大東くんが、
いきなり剛くんの足を抱えて、「わっしょい」と言わんばかりに持ち上げたんです!!

剛くんは突然自分の視界が上がっちゃったもんだから、
すんごくビックリしてましたが、その瞬間、
劇場中の女子たちが「わあっ」ってなりました。

皆、お行儀よくしてたんですが、あの瞬間、高岡くんと大東くんのおかげで、
一気にお誕生日モードに早変わり

「おめでとう!!」の嵐ですよ!

そうなの。そうなの!
ロバみみも、せめて、「おめでとう」って伝えたかったの。
ロバみみ、剛くんのお誕生日に剛くんに会えたの初めてだったから、
直接おめでとうが言えて本当に、本当に嬉しかった

剛くんは、もう、あの可愛い子供みたいな笑顔炸裂で、
二人の肩の上で、ガッツポーズをブンブンやったあと、
両手を口元にあててました。
その姿が、なんかメッチャ可愛くて、歓声わき上がりまくり

そして、剛くんは舞台に降ろしてもらった後、心臓をガバッと掴んで、
「びっくりしたぁ☆」ってつぶやいてました(笑)

そして、

「ありがとうございました!」

って、ペコリとして去っていきましたが、
剛くんをこよなく愛する剛ガールたちが、これで終らせるはずもありません!
拍手はいつしか手拍子に。

またまたご挨拶に出て来て、「ありがとうございます」とお礼を述べる剛くん。
まつもと市民芸術館は、祝福ムード一色。

剛くんが大好きで、長野に集結した剛ファンの皆と、
32歳なのに、子供みたいな笑顔の剛くんと、
短かったけど、本当に幸せなひと時を過ごす事が出来ました。

高岡くん、本当にありがとう!
さすが、ルーキーズ! 男気を感じるぜ!

今日の剛ちゃんは高岡くんよりも、まるごと高校球児みたいでしたが、
あの破壊力満点の笑顔を引き出してくれてありがとう!
ロバみみは、あの坊主頭に「LOVE」と言う文字を刻印できそうなくらい
熱く剛くんを見つめていましたよ!
EXILEのアツシも真っ青だぜ!

大東くんも、ありがとう!
さすが、クローズZERO! 高岡くんの弟分!
「港町純情オセロ」観に行くからね~♪

ああ、もう! 剛くんに「おめでとう」と言えて、
こんなにも幸せな気持ちになるとは、正直思いませんでした。
外の気温は6度でしたが、ロバみみは常夏気分でした。
心ぽかぽか♪

剛くんのファンでよかった
たのしい気持ちや、嬉しい気持ち。
そして何より、幸せをいつもありがとう!
剛くんだったから、こんなに長く好きでいられたんだと思います。

これからも、いい顔をたくさん私たちに見せて下さい。
32歳の剛くんに、たくさん幸せがありますように

ロバみみより、愛を込めて

・『ろくでなし啄木』

2011年02月19日 | ・ロバみみの芝居小屋
三谷さんの「ろくでなし啄木」に行ってきました。
金閣寺の余韻を引きずりまくりで、楽しめるか不安ではありましたが、
笑わせてもらいました。

文字通り、ろくでなしな石川啄木とその恋人・トミと友達のテツ。
この3人で過ごした温泉宿での一夜の物語。

最初はトミが語り手となってその夜の出来事を回想します。
おもしろいんですが、三谷さんにしては、
はじけ方が足りないな~と思っていました。
でも、本領発揮は2幕でした。

1幕の始め、雨の中に立つ啄木の後ろに、
「ろくでなし啄木」のタイトルが映し出されたんですが、
2幕の始まりは、同じ演出でタイトルが裏返しになっていました。

なるほど。そうです。
2幕は「裏話」な訳です。
今度はテツの立場から一晩の出来事が語られます。

まあ、啄木がトミとテツを両方騙してテツの全財産を奪うんですが、
トミに横恋慕しているテツは利用されるわけです。
トミを襲わせて、その慰謝料を巻き上げる計画だったのですが、
襲う側の心の声が赤裸々に語られ、これがまた爆笑ものでした。

中村勘太郎さん、最初は大袈裟芝居かなぁ…と思ってたんですが、
観てるうちになじんだというか(笑)
テツのキャラにあってたのかなって思いました。
それに、バタバタしてても、やっぱり動きがきれいですね。

最後は幽霊になった啄木が、本音を語って、
3人3様の一晩の事実が観客に告げられる。

三谷さんの作品は観てる人を幸せな気持ちにさせますね。
ウィットのきいたコメディは、やっぱり最高です。
とぼけた中にも計算しつくされた笑いがあって、裏切らない感じ。
やっぱり才能だなあ~…って、思いました。

竜也くんと中村勘太郎さんの
「女は男の子供っぽいところが好きなんだ」の練習シーンは
アドリブとかだったりするのかなぁ。
一度しか観ないロバみみにはわかりませんが…。

ただ、ちょっと気になったのは、
竜也くんが観るたび同じ演技に見える気が…(汗)
いや、上手なんですよ。本当に。
ただ、こんな雰囲気の竜也くん、よく見かけるぞ…って思っちゃっただけです…。うん。

でも、楽しい芝居でした!

そして、ロビーで佐藤浩市氏発見~。
なんだあのカッコ良さは!!
生活観なさすぎの40代イケメンでした。

こんなオプションもありつつの楽しい観劇でした。

・2/14『金閣寺』神奈川楽

2011年02月14日 | ・ロバみみの芝居小屋
神奈川芸術劇場のこけら落とし公演、「金閣寺」。
このKAATでの公演も、今日のバレンタインで無事に楽を迎えました。
ロバみみは、カミ様からの招待席ともいえるキラキラ席から
剛くんにありったけの愛を送信…

でも、結局、剛くんに届けたい気持ちよりも、
剛くんから受け取ったキラキラの方が大きかったです。
それくらい、今日の剛くん、輝いていました。

いつものごとく、ネタばれ御免の内容含みますので、ご注意ください。

まるこめまるこめまるこめまるこめまるこめまるこめ

今日も緊張しまくって、KAAT入りしたロバみみ。
客席に続く通路入口で、亜門さんと鉢合わせ☆
3センチくらい飛び上がった(笑)
剛くんを大きく育ててくれてありがとう~って言いたかったです。

そして、今日の剛くん、本当に素晴らしかったです。
あの弱々しく所在なげなセリフ回しが、不安げで頼りなさげで、
観ていて胸が苦しかった。

ロバみみは、あの剛くんの手の演技が最高に好きです。
溝口の自信のなさとか、不安定な心の動きとかが、すごくよく出ている。
幼さを残した溝口の、心もとない感じが現れているようで、すごく見てしまう。

前回の公演で、もっとセリフをじっくり噛み砕きたいと書きましたが、
やっぱり、今日も剛くんの静かな迫力に呑まれてしまった…。

でも、

「どもりを差し引いて尚、僕が僕であるということを鶴川は教えてくれた」

ってセリフ。すごくいいなぁって毎回思います。

溝口は、どうしても「どもり」と引き離して自分を見る事ができない。
だからこそのコンプレックスであるわけです。
でも、その「どもり」がなくても、溝口が一人の人間として、
鶴川の前に存在できたことは、初めて溝口が心のすき間から、
外界の風を感じられた幸福な瞬間だったのだろうと思いました。

暗くて暗鬱な心を抱えながらも、鶴川とふざけあう姿は、
普通の無邪気な少年のそれと変わらずに眩しくて微笑ましかった。

だれもが当たり前に手にすることができる時間でありながら、
それが許されずに幼少期を過ぎてしまった溝口にとっては、
奇跡にも思えた瞬間だったのだろうと思ったら、また切なくなりました。

そして、ロバみみ、全てから逃げ出した溝口が、海に辿り着く場面がすごく好きです。

「海や……」

この一言を吐き出す剛くんの声と表情が、たまらなく胸にくる。

「そうや。海やで」

と、思わず優しく応えてあげたくなってしまう。

この逃走から、金閣寺を焼くという気持ちが加速していくのですが、
臆病で、引っ込み思案な溝口が少しずつ変わって行く感じ。
腹をくくって強くなるというか、怖いものがなくなるというか。

焼け落ちた金閣を眺めている溝口の表情には、
臆病だったその面影はもうありません。
恍惚と開放感。
吐き出すたばこの煙は、溝口の心の闇を焼いて立ちのぼる煙にも見えました。

自らが創り上げた金閣という心の囲いを焼き尽くし、
その檻から出て行く溝口。
そんな溝口の心が、剛くんの目や仕種やたたずまいから、
静かに客席に広がっていきました。

今日観に来ていた俳優さんたちは、
森田剛に嫉妬する気持ちを禁じえないんじゃないかとロバみみは思いました。

演じろといわれたら、きっと演じることはできるでしょう。
でも、「溝口になれ」と言われて、その生き様をまとえる演者さんは希少だと思う。
世間の認識より、はるかに繊細でナイーブで静かな森田剛の魅力を
たくさんの人に認識してもらえるいい舞台だったんじゃないかと
ロバみみは思っています。

カーテンコールでは、可愛い笑顔の剛つんに戻って幸せでした
「ありがとうございました! また会いましょう!」ってペコリ。
んでもって、両腕をブンブン振って、女子たちを色めきたたせた後、
マルガリータ・森田は元気よく、舞台袖に消えて行きました。

剛くん! 本当にお疲れ様でした。
地方公演も体調に気をつけて頑張ってね。

【おまけ】
本日、健ちゃんご来場~!!
もう、健ちゃんが現れた瞬間、ロバみみの周り中から
「かわいい」の生声ツイッター続出(笑)
お芝居を観に来ている芸能人の方をジロジロ見るのは、
控えようと心がけているつもりではありましたが、健ちゃんの誘惑には勝てなかった…。
ロバみみも、振り返って拝顔。
次の瞬間、「かわいい」とつぶやきをもらしてました(笑)
でも、「剛くんに愛の告白するのに、その無精ヒゲはダメでしょ?」って
ちょっと思いましたけどね~

・2/12『金閣寺』

2011年02月12日 | ・ロバみみの芝居小屋
初日から早2週間。
再び「金閣寺」を観に、KAATへ足を運びました。
剛くんの舞台で、こんなに間をあけるのは初めてかなぁ?
いつも、通いつめる…という表現がピッタリなんですが、今回はゆるやかです。

さて、2回目の「金閣寺」でしたが、やっぱりよかった…。
冒頭のシーン、

「僕の誇り…!」

ってセリフのところで、ザザザーッと鳥肌。

さて、まだご覧になっていない方は、この先注意です。

まるこめまるこめまるこめまるこめまるこめまるこめ

本当に剛くん、素晴らしいです。
こんなブログに書く感想なんて、
「所詮、森田ファンの盲目的な褒め言葉にすぎない」と
思われてしまうかもしれませんが、やっぱりいいものはいい。

ロバみみは、評論家ではないけれど、
やっぱりお芝居が好きだから、どんな好きな俳優さんが出ていようと、
ニュートラルな状態で素直に色々感じたいと思ってる。それだけは本当。
むろん、粗探しするような、いやらしい見方も好きではないです。

溝口という男の抱える闇の多さ。
光に見えていた友人・鶴川でさえ彼の闇に変わってしまう悲しさ。
自分と対になって存在しているかのごとく
心に大きく重なっていく金閣寺。
やがて、その完璧な美しさに嫉妬を覚えていく心。

他人の目を執拗に意識して、心に強固な壁を作り上げつつも、
他人と深く関わりたいと熱望し、
本当の自分を見抜く真実の目を渇望する溝口。

その全ての心のヒダが森田剛に乗り移って、
舞台の上から、ロバみみの元に大きな感情のうねりを届けてくれる。

人は決して、一人では生きて行けない。
どんな不遇にあっても、その中でもがいて自分で答えを見つけなければならない。

そして、溝口が最後につぶやく言葉。

「生きよう」

彼の選択は「生きる」こと。

最後のこの一言に辿り着くまでの、長くて暗い道のり。
悩んで、苦しんで、また悩んでの繰り返し。

繊細さと芯の固さを合わせ持った役をやらせたら、
剛くんは本当に上手い。

上手いというか、そういう部分が「まんま」にじみ出てるのかもしれない…と
つい思ってしまうほど、剛くんは溝口でした。

ストーリー展開を追うことに懸命になって、
流れて行ってしまいそうになりますが、
考えさせられる深いセリフも実はいくつもあります。
ロバみみは、次回又、じっくり聞いて吟味したいです。

うーん、でも、脚本読みたいなぁ~。

剛くんの表情を見てると、引き込まれちゃって、
言葉を噛み砕く時間が一瞬しかないんだもん…。

でも、お芝居ってそういうものなのかもしれません。
セリフは役者の放つ色で、瞬時に心に届く光のようなものなのかな。
その瞬間に、「あ、悲しい」とか、「痛い」とか「切ない」…って
誰かが思えば、もうそのセリフの役目は果たされたも同然なのかもしれません。

でも、やっぱりあますところなく、
感じたい、理解したいと切望するロバみみなのでした。

次回の観劇も楽しみです!

・『金閣寺』初日

2011年01月29日 | ・ロバみみの芝居小屋
剛くん、見事に神奈川芸術劇場のこけらを落としました!
大舞台の初日。
ロバみみは、身内のように緊張…。
ひとり慌てふためいて、幕が上がる前に色々とちる…。

まあ、ごたくはいいとして、冷めないうちに感想を。
以下、ネタバレを含む可能性もありますので、ご注意くださいませ。

♪まるこめ♪まるこめ♪まるこめ♪まるこめ♪まるこめ♪まるこめ♪

↑いや、他意はありません。ロバみみ、剛担ですんで

えっと、休憩含む約3時間の舞台。
ずっしりと日本文学の世界。
これがね。すごーく、よかったです。

客席に入ったとたんに、開演前の演出にはちょっとたじろぎましたが、
剛くんが出てきた瞬間、まず、細っ…! って思いました。
また痩せちゃった感じ。
雨に濡れたスズメみたいに、ひとまわり小さく見えました。

でも、芝居が始ってからは、その存在感と完成度の高さに
目を奪われる一方。
これは多分、ファンの欲目なんかじゃないと思う。

外界との隔たりを感じて生きている吃音の少年が送る、
コンプレックスと孤独のない交ぜになった人生の物語。
うまく生きられない溝口は、自分の存在価値と
他人の価値観の間で必死にもがいている。
そんな彼の心の支えであり、熱烈に恋焦がれてしまう金閣寺。
自分と重ね見たり、圧倒的な敬意を抱いてみたりしながらも、
心の均衡が崩れそうになったその時、自分の手で金閣寺に火を放ってしまう。

すみません。
原作は読まないで行ったので、あまり上手に書けませんが、
ロバみみが汲み取って来たストーリーはこんな感じ。

舞台の上の剛くん、本当にすごい。
上手く生きられないもどかしさとか、でも、実は心の奥にある
爆発しそうな情熱みたいなものとか、
ガンガン伝わってくる。

「どうしたら、この子を救ってあげられるんだろう」

ロバみみは、そんな風に思いながら溝口を観ていました。

そしてね、剛くんの目が、本当にキラキラ、キラキラしてて、
まるで宝石のようでした。

テレビとかライブではあまり意識しないんですが、
(あ、でも、ロバみみは剛くんの白目が好き
 とてもキレイで テレビで見てて、うっとりしちゃいます)
舞台に立った時の剛くんの瞳の輝きは、群を抜いてる

もちろん、目力もすごいです。
自信なさそうにうつむいていた顔をカッと上げた瞬間、
音もなく入る主人公の心のスイッチが、その目だけで伝わってくる。

今回、お席も恐縮ながら、そんな剛くんの表情がきちんと見える席だったので、
本当に胸が痛くなるほどでした。

高岡くんも、役柄にピッタリでしたね。キャラ的に。
でも、声が通るし、セリフも聞き取りやすかったです。
大東くんも、さわやか青年の役をさわやかに演じてました。

色々ね、他にも書きたいけど、多分、ネットでもネタバレ報告で
話題になってそうなので、ロバみみは自粛します。
まあ、観てのお楽しみってことでね。

とにかく、うわついてない作品です。
宮本亜門さん、初めて観ましたけど、芸術的でよかったです。
金閣寺をセットではなく、その化身みたいな形で表現していたのが、
「らしい」って感じなのでしょうかね。
初めてなので、雰囲気で感じた感想ですが…。

今回は、チケットがたくさん手元にあるわけではないので、
また観れる機会を大切に、もっと深く作品を味わいたいと思います。

剛くん、大役の初日、お疲れ様でした。
お見事でした
マルガリータな森田さんは、大東くんと並んでも、
年の差なんて全然感じられませんでしたよ

ですが、パンフの写真は正直ヤバイ色気です。
ロバみみ、悩殺されました…。

では、初日の感想はこの辺で~。

【おまけ】
神奈川芸術劇場、建物に入ってすぐ客席…ではありません。
上の方の階が入口になってますので、ギリギリ到着は危険かもです。
エスカレーターでグングン上らないと、もぎりのお姉さんに辿り着けませんので、
気をつけて下さいね~。   

・『時計じかけのオレンジ』初日&とある平日公演

2011年01月19日 | ・ロバみみの芝居小屋
2回観て、やっと感想書く気になりました。
「時計じかけのオレンジ」。

初日には、正月早々面食らってしまい、頭痛と共に帰宅(汗)
気持ちよく観れる作品ではないっつーのは、わかってたんですが、
飲み込めなかった(笑)

ストーリーは、悪行三昧の小僧が、ムショで模範囚を装い(?)、
特別治療を受けて出所することに。
それは、ちょっとでも、暴力をふるおうとすると、
体が拒絶反応を起すというもの。
まともな人間となったようで、実は善も悪も自分で選択することのできない、
自由を奪われたロボットになってしまった悪ガキ・アレックス。
生きてる意味がそこにあるのかー!?

みたいな感じかしらね。ざっくりですが。
残虐シーンが多いのは、知っていたけど、
何より、これってミュージカルなの?
そっか、「パンクオペラ」って、そういうこと?
とか、思いながら、初日はボー然と観てました。

スタンドマイク持って、歌い踊る旬くん、どーなのよ?

と、アゼンとしてたロバみみ。
「蜷川さん、旬くんを元の旬くんに戻してくれー!!」
と、心の中で悲痛の叫びをあげながら

蜷川さんとの初仕事はシェイクスピアだったか。
うーん、正統派!!
あの、フォーティンブラスをやった頃の旬くんに、もう一度会いたいよー(涙)

そんでもって、
うー。この芝居は結局何が言いたいんじゃー?

と、頭を抱えて帰って来たのでした。

でも、先日、2度目の観劇で、少しだけ飲み込めたかも。
味わえたかと言われると難しいけど(笑)

まあ、一度観てるので、どんなシーンがあるかわかってるだけでも
落ち着いていられました。

そして、なんだかんだの最前列☆

これはジックリ観るしかないでしょー。
初日は呆気にとられていたばかりでしたが、
やっぱりお芝居は上手だわ。旬くん。
イッちゃってる表情とか、ムショで何かたくらみながらも静かに微笑んでる顔とかを
見ててそう思いました。

白塗りの顔も、後半になるにつれて、素の旬くんの顔色に戻っていくので、
ああ、やっぱりキレイな顔してるなぁ
って思えて、なんかホッとした。
でも、初舞台の時の初々しさは遠くなってしまったけどね。

そして、ロバみみは、「カーディガン」からすっかりファン気味の
キムラ緑子さんに釘付け。
歌も上手なんだー!! 素敵な女優さんだなぁ~。

あと、ダークホースは武田真治さんね。
この舞台、旬くん以外は、一人何役かやってるんですが、
旬くんにボッコボコにされるおじいさん役、
武田さんだって、全然わからなかった。
それくらい、「おじいさん」だった。
それに、あの「ジョー」役。最高です(笑)
笑っちゃって、あのシーンはやけに和む。

結局、人間にはよくも悪くも「選ぶ権利」があって、
それを自由というんだ。
みずみずしいオレンジでいなさい。
オレンジに見えても、中身が機械仕掛けじゃ、
それはオレンジなんかじゃないんだよ。

そんなメッセージだったのかな。
現段階では、これが精一杯のロバみみ。
楽が終った時には、また違った感想になるのかも。
でも、レポはアップしないかもしれません。あしからず…。