『ロバみみ』

言いたい!でも言えない…。ならば、穴を掘ってでも叫びたい! そんな想いから綴り始めた独り言のようなブログです。 

・STAY GOLD

2018年03月17日 | 臨時ニュース
岡田くんのクリスマステロ事件からそんなに日もたってないのに、
こんな発表しちゃうんだ。

まだ、皆の心の傷も癒えきってないのに。

ああ、そうか、キンプリのデビュー決まったしな。

そっか、もうV6は活動縮小なのか。

だから、youたち好きにしたらいいよってことなのか。

え?

じゃあ、ファンはどうしたらいいんだろ。




知らせを聞いた時に、頭をかけめぐったのは、こんな想いでした。

だから、きっと泣いてしまうに違いないって思っていたのに、
涙も出ませんでした。

誰かの幸せの陰で、自分が悲しんで泣くのは
なんか違うって思ったこともあったし、

なにより、

ああ、これで楽になれる。

って、正直、心のどこかで思ってる自分がいました。

次はきっと剛くんって、きっとみんなが思ってて、
そんな日はずっと先であって欲しいと願いつつも、
日々、心臓に悪いことがたくさんあったりして、苦しかったよね。

なんか、長い闘病生活に疲れて、波打ってた心電計が
ピー……って、直線になった時みたいな、
哀しいんだけど、ああ、これでもう苦しまなくて済むね。よく頑張ったね、みたいな。

でも、ひとつの時代が終わったなぁって思いました。

純粋にキラキラした気持ちのライブは、去年の夏が最後になっちゃったんだな。
もう戻って来ないんだなって思ったら、すごく悲しかったし。

メンバーが仕事を頑張ってくれること=ファンの幸せ

だったのに、メンバーがこれから頑張るのは
家族と自分のためなんだなぁ……って思ったら、
なんかもう、萎えちゃうな。気持ちが。

20周年のしうちの時から少しずつ生まれた不信感を、
丁寧に埋めながらきたけど、クリスマスでまた心にヒビが入って、
それを修復できないまま、この日を迎えてしまった感じかな。

「私、ファン続けられるか自信ない」

という私に友人たちは口をそろえて言いました。

「冷静に。冷静に!」

馬場カヨか(笑)

予想外に冷静だったから、自分でも逆に戸惑ってたんですけどね。実は……。

でも本当は、どう感じるのが20年越しの森田剛ファンとして正しいのか、
わからなかったのかもしれません。

で、今日は気持ちを整理しようと思って朝からテレビも一切つけずに、断捨離。

猛烈にいろんなもの捨てたり、切り刻んだりしてました。

で、音がないのも淋しいなって思ったものの、
V6の曲を聴いたらさすがに泣いてしまいそうだったので、
スピッツのCDを聴きながら、マサムネくんの歌声に癒されてたら、
その時は突然やってきました。

自分でもビックリした。

涙腺が決壊しました。


「チェリー」



愛してるの響きだけで 強くなれる気がしたよ

ささやかな喜びを つぶれるほど抱きしめて



君を忘れない、から始まる歌詞全体がもう、刺さる感じなんですが、
特にこの「ささやかな喜びを、つぶれるほど抱きしめて」が、
泣く気スイッチだった。

不意打ちくらった……(涙)

別にね、アイドルですから、芸能人ですから、
私の現実世界の登場人物にはなりえないわけです。


だけど、テレビで見たり、コンサートでファンサービスもらったりって、

そんな、ささいな瞬間を、本当に本当に、

つぶれるほど抱きしめて、大切にしてたんだよ。

人からみたら、鼻で笑っちゃうくらいの出来事を
宝物みたいに大事にして、私は20年、森田剛についてきました。


その、ささやかな幸せが、

手からこぼれ落ちていってしまう。


昨日、ふいに頭に降りてきたのはカミセンの「STAY GOLD」。

改めて調べてみたら、「輝き続ける」みたいな意味かと思ったら、
「いつまでも純粋なままでいてね」「無邪気な少年のようでいてね」
みたいな使い方もするらしい。

それ見たら、切なかった。

「お願いの神様」って歌ってたあの時の剛くんは、
もう、遠い昔になっちゃったんだね。

イノッチのファンの人とかね、

いやいや、乗り越えてまた、ときめけるから。

って、言ってくださる方もいらっしゃるかとも思いますけど、
昨日の今日で、やってのけるには、困難極まりない。

それには時間が必要かもなぁ。
たとえ時間をかけても、元にもどらないものは戻らないだろうし。


ファンの数だけ、感じ方も受け止め方もあると思いますが、



「もう、ファンやめます」

と言うには、思い出がありすぎて、

だからといって、

「これからも変わらず応援し続けます」

と言うには、大好きすぎました。



それが今の私の正直な気持ちです。


・『江戸は燃えているか』

2018年03月15日 | ・ロバみみの芝居小屋
先日、新橋演舞場へ行って参りました。

「江戸は燃えているか」

足を運んだのは三谷作品です。

初めて私が三谷さんの作品を観たのは友達に借りた「君となら」のDVDでした。
斎藤由貴さんが主演のやつね。

あの時、テレビの前で大爆笑しましたが、
今回も嘘を突き通すために登場人物がてんやわんやの大騒ぎ、
勘違いと苦し紛れの言い訳と、もう、さすがとしかいいようのないコメディです。

勝海舟と西郷隆盛が、江戸無血開城前に勝の邸宅で
戦を避けるために、秘密裏に談合することになるんですが、
勝が西郷どんに会わないと言い出したからさあ、大変。
身代わりを仕立ててのすったもんだ。

一幕は勝の身代わり。
二幕は西郷どんの身代わり。

ネタバレできないので、あまり書けませんが、
ほんと、ゲラゲラ笑いました。

特に、天璋院篤姫のくだりは腹抱えて笑いました。

今、大河で「西郷どん」やってて、タイムリーってこともあり、
藤本隆宏さんもハマってたこともあり、作品に入り込みやすい。

高田聖子さんも、本当にいいわ~

そうそう、勝のお内儀さん役の八木亜希子さんも、
すごくよかったです。

正直、こんなにしっくりくるとは思ってなかったので驚き。

キャストの皆さん、それぞれにいい味を出してらっしゃいました。

とにかくおもしろかったので、百聞は一見にしかず。

観たほうが早い。

強制爆笑してみたら、

「ああ、最近、あんまり笑ってなかったな」

と、思い出すかもしれません。

笑うって大事。大事ですよ。

劇場をすっきり笑顔で出られる幸せって、いいですね。

ちぇすと~!(笑)


・『ポーの一族』

2018年03月11日 | ・ロバみみの芝居小屋
久々のブログ更新となりますが、まずは東日本大震災でお亡くなりになった方々の
ご冥福を心よりお祈り申し上げます。

あれからもう7年なんですね。

ジャニーズもチャリティーですったもんだあったことを思い出しました。
あの時はSMAPが解散したり滝ツバが活動休止するなんてことも
想像していなかったし、V6に対する非常識な小娘どもの物言いに、
怒ったりしたなぁ……(遠い目)。

そんでもって、舞台で動いているイノッチの姿を生で見て、
「生きてる。動いてる」って感動したんだった。

そっか。私も7つ、歳をとったのか……。しみじみ。

さて、今年、初めての観劇は宝塚となりました。

花組の「ポーの一族」。

漫画原作のバンバイアものね。

この演目、やたらに人気でチケットが激戦だったらしく、
私もなんとか観れたって感じでした。

相変わらずの別世界。ヅカ。

人の生き血を喰らい、生き続ける少年の孤独と苦悩を描く物語。

エドカー役の明日海様のくるくるパーマ。

一歩間違えば、ちびまる子ちゃんのお母さんだよ。

そこを麗しい少年に化するは明日海マジック。

お・み・ご・と!

そして、アラン役の柚香さんも素敵でしたよ。

この二人を中心としたアナザーストーリーをボーイズラブ仕立てでやったら、
ヅカファンは萌え死ぬに違いあるまい。

物語もファンタジーだし、ヅカも非日常だし、
カンペキ、美しきアナザーワールドです。

これっくらい非現実だと、頭の中の重りもぶっとぶからいいですね。

難しいことなんて考えず、空間に身をゆだねるのが正解。

また逃避行しに行きたいと思います。