『ロバみみ』

言いたい!でも言えない…。ならば、穴を掘ってでも叫びたい! そんな想いから綴り始めた独り言のようなブログです。 

・宝塚星組『黒豹の如く~Dear DIAMOND!』

2015年04月28日 | ・ロバみみの芝居小屋
久々に劇場という場所に足を運んで来ました。

宝塚星組のトップスター、柚希礼音さんの退団公演という、
なんだかとても人気の公演に、コソッとお邪魔させて頂きました。

だいたい任期は2~3年くらいなのかな。トップさんて。
だけど、柚希さんは6年くらい?

それって、ほんっとにスゴイことだ……と、客席で思いました。

宝塚って、なんだかひっきりなしに舞台をやっているイメージで、
神戸で公演が終わると、東京に来て、
そして、また次のお芝居のお稽古があって、また神戸で幕が開く……、みたいな感じ?

体調管理とかモチベーションとか、すべてにおいて自分を律して管理するのは、
本当に大変なことだろうなーと思いました。

肝心の舞台ですが、芝居の「黒豹の如く」は、
まだまだ宝塚イズムを理解するには遠く及ばないロバみみなので、
柚希さんの最期の晴れ舞台に、このラストにこのセリフを言わせたかった、みたいなところから
作り上げた作品、という印象でした。
お尻から作って、帳尻を合わせていったように感じてしまったというか。

そして、その中にファンの方々に披露したい姿や、
柚希さんから組子さんたちへ、組子さんたちから柚希さんへの想いが
投影されるようなシーンもしっかり入っていて、
なんだろうな。内容より「熱さ」で勝負したという感じがしました。

スペイン海軍の大佐が、恋と政治の間で揺れながらも凛々しく旅立っていくストーリーは、
海賊の衣装も着せたい、軍服もスーツも着せたい、といった制作側の思いが汲み取れるような。

ファンの皆さんは、うっとりとその姿を目に焼き付けて
心も目頭も熱くなっていたのかもしれないですね。

そして、ショーはですね。楽しかったです。

毎度、毎度思いますが、「お客さんを楽しませたい」という気持ちがビシバシ伝わってきます。
宝塚って。

そして、退団公演だけあって、
なんと、柚希さんは2階席に降臨!

ロバみみは1階席にいたので、その様子は一切見えませんでしたが、
でも、2階席のお客さんのそばにも行ってあげたいという、その気持ちが嬉しいですよね。

最近、愛に飢えてるんで、もう、勝手に「素晴らしい!」と、
胸が熱くなる思いでおりました。

もちろん、のちのち1階席にも柚希さん登場で、
またまた、胸を熱くしていたんですけど(笑)

ですが、どっぷりヅカファンの方々は、
きっと、時々劇場に足を運ぶだけのロバみみなんかとは、
くらべものにならないくらい、いろんな思いで客席にいらっしゃるのでしょうね。

計り知れない努力を支え続けたファンの皆さんの想いにも敬服の意を表します。

そして、次期トップには北翔さんが就任なんですね。

これにはド素人のロバみみも、のけぞって驚きました。

色んな人事があるんだなぁ……。

嬉しい発表も、残念なお知らせも、腑に落ちない決定も、きっとあるんだろうな。
翻弄されるファンの方々の心労もかなりのものだと思います。

なかなかに他人事とは思えませんね(汗)

ともあれ、清く正しく美しく。

宝塚フォーエバー。

ですね。

脈々と受け継がれる宝塚文化を、また時折観に行こうと思います。