『ロバみみ』

言いたい!でも言えない…。ならば、穴を掘ってでも叫びたい! そんな想いから綴り始めた独り言のようなブログです。 

・『ヒメアノ~ル』大ヒット御礼舞台挨拶

2016年06月12日 | ・ロバみみシネマ
愛と情熱があれば、人は苦手なものにも立ち向かっていけるのだと、
肌で感じているロバみみです。

こんなに苦しい映画をリピートできたなんて(しかも自腹で)、
「森田剛」という金ピカのプレートの貼りついたロバみみのやる気スイッチは、
恐ろしく高圧電力が流れているに違いない。

もしかしたら、このまま自分、
高木ブーみたいなカミナリ様になっちゃうかもしれないけど、いいっすか?
ええ、菅田将暉くんの鬼ちゃんではなく、高木ブーっす。

くらいの森田剛電気をバチバチと放電しながら、
昨日の「ヒメアノ~ル」大ヒット御礼舞台挨拶に参加して参りました。

初日舞台挨拶で話を聞いたり、テレビのインタビューを見たりして、
もう一回、冷静に観たいけど、そりゃあ勇気のいる相談だぜ……、と思っていたので、
よかったです。

展開がわかっているだけに、心の準備ができたことはよかったですが、
やっぱりダメなものはダメ、でした。

感想もやっぱり「悲しかった」でした。

人の心は、外から受けた力で、ねじ曲がったり、深く傷がつくことがあるけど、
でも、温めたり補ったりすると、またしなやかに形を変えることもできる。

なのに大人になるまで、そんな優しいきっかけをくれる存在が
彼にはひとつもなかったのかと思うと、本当に悲しかったです。

感想はそんな感じなのですが、舞台挨拶はといいますと、なんと、

剛くん、客席にて一緒に本編ご鑑賞!!!

まさかの展開に目が回りそうでした。

テレビではよくそんな風景をみかけますが、
まーさーかー、剛くんがそんなことするわけないって、思い込んでました。
そんな可能性みじんもないと思ってたので、
明るくなってからその現実を知ることになりました。

どうりで映画が終わっても場内が暗いまんまで、
注意事項を申し送りするMCにピンスポがあたるなんておかしいと思った……。

いやー、どよめきました。

そして、ときめきました。

客席で立ち上がって、くるんと振り向く剛くん。
ライトの眩しさに、光を手で遮るそのしぐさは、映画の余韻からか、
サーチライトに照らされるイケメン脱獄犯に見えなくもなかったけど、
なんて素敵なサプライズ。

そのまま客席から登壇した剛くんは、黒のブルゾン、黒のインナー、
黒のパンツ、黒のスニーカーという「黒く塗りつぶせ」な、いでたち。

イタリアで客席の反応をじかに見てきた剛くん。
どうやら日本でも、客席からの反応を感じてみたかったらしいです。

そして、まずはMCの方が、著名人のコメントを発表。
みうらじゅんさんとか、でんでんさんとか。

だから皆さんもバンバンSNSでつぶやきましょう的に。

まあ、便利なツールですよね。ツイッターとか。
クチコミより短時間で拡散するし、なにより宣伝費がかからない。
客の反応も瞬時に把握できる。

ですが、ロバみみはつぶやきじゃたりないんだ!

「挨拶と説教は短く」って、いつも人には言うくせに、
親戚のやっかいなオジサンばりに、自分は言いたいことが山ほどあるという……。

もし、ロバみみが校長先生だったら、生徒の最後の一人が倒れるまで
しゃべり倒す人間兵器となってまうかもしれません。
地獄の全校集会だな、こりゃ。

そんなことはさておき、舞台挨拶は、あらかじめ募集した質問に
剛くん、岳くん、監督が答えるという形式でした。

さっそく箱から質問をひいた剛くんが自分宛の質問を読みあげたのはいいんですけど……

「もう一度、わたくしが読みますね!」

と、MCの方にサックリ言われてました(笑)

剛「聞こえたでしょ? ちゃんと(笑)」
MC「念のためです。念のため」

いや、質問もちょっとわかりづらかったのは確かで、
考えながら読んでた剛くんが若干たどたどしかったのも事実(笑)

ラスト前に、色んなセリフを叫んでたのはどんな気持ちで?

みたいな質問だったように記憶してます。
ほら。ロバみみもあいまい(笑)

ちなみに答えは「あとからアフレコで映像を見ながら録ったから、特には……」でした。

でも、次に質問を引いた時は、これでもかというくらい、
カクカクはっきりと読んでいました(笑)

で、その他はというと、えーと……。

Q「監督へ。またお二人と映画をつくるなら、どんな役柄がいいですか?」

監督「森田くんが苦手そうな、壁ドン! とかが出てくるやつ」
剛「うくくく」
監督「10分に1回くらい壁ドンが出てきて、すごい寒いセリフいっぱい言うの」
剛「いじめだよ(笑)膝が笑っちゃいます」

Q「監督へ。見て欲しいところはどこですか?」

監督「なんか細かい芝居。森田がパチンコ屋から出て行こうとして、
   忘れかけたコーヒーを取るところとか、
   ベッドの中で岡田がゆかに質問するとき、肩をポリポリ掻いてるところとか
   緑茶ハイが増えてるとかじゃなくて(笑)」

Q「剛くんへ。辛かったシーンはどこですか?」

剛「その居酒屋のシーンも結構きつかったですね。
  タバコとかすごい吸ったし。あとは、警察官とのシーンも。
  格闘したんであとで腕に力が入らなくなっちゃって(笑)」
  
と、だらんと腕をたらす剛くん。

Q「剛くんへ。監督から言われた印象的な言葉はありますか?」

剛「なんか、覚えてるのは、俺、今のってるって言ってましたよね(笑)
  だから乗ってるんだって(笑)」
監督「途中からスイッチ入っちゃって」

ちなみに岳くん曰く、剛くんの時だけだったみたいです。
「俺とムロさんは放置だったのに。佐津川さんの時だけ寄ってきて」
と言ってました。
監督は「緩急が大事だから」と。

ざっくりですが、本当に雰囲気だけですが、剛くんにからむのはこんな感じ?

監督とはまた是非、やりたいし、
映画をどんどん撮り続けて欲しいって言ってました。

「壁ドン、やるんですね?」

って、言われて笑ってた剛くんですが、
まあ、台本にあったらやるんだろうな。剛くんは。

実は既にラブセンでやったからね。壁ドン。

やればできるシャイなあんちくしょうです。森田剛は(笑)

あ、そうそう。「緑茶ハイ増えてます事件」は、
私も一回目に観た時に「あれ?」って思って、
今回、「やっぱり増えてる……」と思いました。

居酒屋での「俺たち底辺の人間は……」のシーンです。

映画だと増えたり減ったりするもんなんでしょう、と、監督は言ってましたが(笑)

あと「今、観てたら岳くんの耳の形が気になっちゃって、そればっか見てた」とも
おっしゃってましたが、私も気になってた(笑)

コーヒーのシーンはね、ロバみみは別のところを見てました。

こんなに極悪なサイコキラーなのに、
飲み終わったあとは、ちゃんと空き缶をゴミ箱に捨てるんだ……

と。

世の中にイライラしているようで、さりげなく社会のルールにのっとっている。

そんなワンシーンが心にとまったのは、剛くんの演じる殺人鬼に、
どこか救いがないものかと、無意識に探していたせいかもしれません。

質問ももっとあったんですが、今、もう思い出せない(汗)
岳くんに「原作を超えると言ってたけど越えられましたか」とかそんなんもありーの……。

うまく雰囲気が伝わったかわかりませんが、
剛くんのうくく笑いと笑顔炸裂の舞台挨拶でした。

ああでも、しみじみ思うんですけど、
今年はなんとかかんとか、メンバーに会えてて嬉しい。
去年の今頃は生きる屍でした。

でも、アニバコンのDVDは未だに見れていませんし、
いつファンをやめてもいい覚悟は今この時も持ち続けています。

今のところ自分はFCとavexを通してメンバーに会えてるわけではないのでね。
相変わらずですね。あははー。

さあ、次は舞台ですね。

また努力の日々が続きそうですが、
剛くんの築き上げるビニールの城でお目にかかれることを祈りつつ……。