『ロバみみ』

言いたい!でも言えない…。ならば、穴を掘ってでも叫びたい! そんな想いから綴り始めた独り言のようなブログです。 

・『人間失格』プレミアナイト

2010年02月20日 | ・ロバみみシネマ
まずは愛する剛くんへお祝いの言葉を。

剛くん、お誕生日おめでとう
自由奔放なように見えるけど、その誠実な仕事ぶりを
オレ様なイメージとウラハラに、控えめでシャイな素顔を
他人を寄せ付けない尖がった雰囲気から、
やんちゃで可愛い仕種や笑顔に変わる瞬間を、
いつもいつも、大好きだと思わずにはいられません
そんな色んな表情を、年齢ではひとくくりにできない魅力として、
どうかこれからも大切にしていってね

ということで、バースデー・イブの昨日は
「人間失格」のプレミアナイトに参加して来ました。

いや、無理だろう。平日だし、すでに舞台で休みとってるし…
と、うじうじあきらめていました。
でも、本当に間際に行けることになって、急遽休みを申請。勇気あるのみ。
申し訳ない気持ちもありつつ、剛くんに会いたい気持ちは押さえられなかった。

でも、最近、ちょっと頑張りすぎ?
舞台の感想とか、映画の話題とか、
斗真くんの人気もすごいらしいし、ブログも目立ちたくないから
更新するのもやめようと思ったんですよね。

だけど剛くんがメールくれたり(ジャニウェブからね)するから
そして今日がバースデーだもんだから
こっそり(?)書くことにしました。
完成披露のイベントのレポはちょっと隠してみたりして
(頭かくして尻隠さずってアンタのことだよ…)

で、舞台挨拶はというと、
剛くんはグレーのスーツと黒シャツにキラキラ金髪が映えていました。
主役ではなかったせいなのかな。
表情もやわらかくて、結構客席をよく見ていたような気がする。
皆が斗真くんを見ていたから、シャイな剛くんも気が楽だったのかな?
いやいや、剛くんファンもかなりいたと思うけど…。

剛くんは、出演者の方々の話に笑ったりしてたんだけど、それとは別に
時折ニヤーッとニヤケる一歩手前みたいな表情になったりしてるように
ロバみみにはどうしても見えちゃって、

「剛くん、何がおかしいんだろう。それとも嬉しいのかな?
 石原さとみちゃんが隣にいるしな…」

と、余計なお世話様なことを考えてしまいました。

肝心のインタビューは

「本当にいいセリフを言わせてもらって感謝しています」

と剛くんは言っていました。
MCのさとりさんに「現場の雰囲気はどうでしたか?」みたいなことを聞かれると

「監督が怖かったです!今日は特に怖いです(笑)」

と。
それを受けた監督は、真っ黒なサングラスをはずしておどけて見せてましたよ
監督は「映画を観て、希望を少しでも感じて欲しい」とおっしゃっていました。

とにかく短い時間なので、剛くんに集中してたんですが、
チラ見した斗真くんは、結構スラッとしててビックリしました。
最近、本当に人気みたいですね。
各方面から逆セクハラにあっていないか、心配になりました。
あたりもソフトで嫌味がなさそうなので、逆に苦労してそう

そして、これまたチラ見した小池栄子ちゃん。
なんてスタイル抜群なの!
「バンデラス~」以来、栄子ちゃん株急上昇のロバみみですが、キレイでした。
蛇足ですが、今クールのドラマ、「宿命」もメチャおもしろいです!

映画本編も再び観たんですが、子役の葉蔵のセリフで、
「生まれてすみません」って、子供のあんたが唐突じゃない?
と、やっぱり思ってしまった。
「生まれてすみません」の心の背景が少し欲しい。
青森にいたはずの葉蔵が、いきなり東京にいるのもアレッ?と…
二度目なので、確認しながら観てたけど、やっぱり同じところでつまづきました。

でも、中原中也のセリフは本当に素敵ですよ
ロバみみは戦争の色うんぬんより、トンネルの中のセリフが好き。

「もう少し…、~~、…のだから」(ネタバレになるので伏せます)

のところです。
あそこはグッときちゃいます。いいセリフです。
中原中也は、葉蔵が欲しかったものをサラリと持っていて
そして、それを持ったまま、葉蔵がそうしたかったようにサラリと消えて行く。
そんな感じがしました。

自暴自棄ともいえる行動の中で、どうしても自分を失いきれない葉蔵の悲しみと苦しみ。
深く人と関わらずに生きてきたようで、やっぱり人生って一人じゃない。
たくさんの人と出会い、別れを繰り返して過ぎて行くものなんだなと
ラストのシーンで思ったロバみみでした。

美しい映像美で贈る「人間失格」、本日公開です。

【茫洋(ぼうよう)】……とりとめのないさま(一応、調べてみました

・『血は立ったまま眠っている』東京楽

2010年02月16日 | ・ロバみみの芝居小屋
本当に、今回の剛くんの舞台は周りの方々の協力の賜物。
東京楽は、普段、別のお芝居でも
めったに座れない素敵な席で観させて頂けました

大阪のチケットは持っていないロバみみ。
「これで最後かぁ」と、目玉が剛くんに食い込むくらい
食い入るように観て来ました。

初日は戸惑いを隠せない観劇でしたが、回を追うごとに
良の心に集中できるようになりました。
本当に、最初はあの韓国人チームをどう理解したらいいものかわからず、
全部ひっくるめて飲み込もうとして、消化不良って感じでしたが、
やっぱり主役は良と灰男、そして夏美です。

窪塚くんは初日と楽ではデキのよさが雲泥の差でした。
窪塚くん、映像の人だからね。なんか、いっぱいいっぱいっぽかったんですよね。
でも、今日はもう、堂々たる灰男。
やっぱり、吸収力がスゴイんだな。

それに比べると、剛くんは人前でライブでやることに慣れてる。さすが。
初日からしっかりデキてたんだなーと思いました。
そして日を追うごとに、「良」と「剛」の距離が縮まって来ていて
もうどっちがどっちなのか、ファンのロバみみでさえわからないくらい。
切ないのは、剛くんだからなのか、良だからなのか…。
あ、あと、初日に比べて、ラッパの音の出が良くなってました(笑)

今日の剛くんは、良の可愛いところはより可愛く見せてくれました。
ベッドに倒れこむシーンも、勢いよくピンとした姿勢で
ピョコンとベッドにダイブ
うつ伏せでポスッと枕に顔をうずめた瞬間なんて、
無邪気すぎてヤバイくらい可愛かったです

灰男にピッタリくっついて眠るシーンも、間合いがすごくよくなってて、
素直に特別な感情をぶつける良の無邪気さと、
つっけんどんながら、灰男が実は弟のように良を可愛く思ってる感じが出てて、
すごく微笑ましかった。
客席も随分笑ってましたね。

そして、ロバみみは、この舞台のセリフの感じが好きです。
現代語でありながら、今はちょっと使わないような言葉たちが好き。
うーん、たとえば「いくじなし」とか。
意味はわかるけど、普段、会話の中で出てこない言葉。
今だと、「チキン」とか「根性ナシ」とか「ダメ男」くらいに置き換えがきくかな?
でも、そこを「いくじなし」。素敵。

セリフの語尾も好き。

「それは男の世界だけのものだもの」(だっけ?)

とか。
一人で客席で悶絶してるの。ロバみみは。
言葉フェチだから

そして、もう、今日は一幕の終わり(もう何度も書いてるけど)、
良の心細い声が、感情の高鳴りと共に、熱いまなざしに変わった瞬間、
泣くかと思った…。
こみ上げてくる激情が、そのままセリフに乗り移って、
あの鬼気迫る剛くんの表情を見たら、たとえ先にあるのが絶望でも、
「行っておいで」と言わずにはいられない感じでした。

「来宮良に…、気をつけ!!」

このキメゼリフ。そしてあの顔。
どうしても、どうしてもそこで拍手しそうになってしまって、
いつも自分を押さえるのに必死でした。
心のシャッターは百万回も切ったと思います。

そして、今日のカーテンコールは楽だけあって、
剛くんたちの「気をつけ」ポーズの先から現れた蜷川さん。
剛くんとも握手を。

剛くんは、本当にくしゃくしゃの笑顔が満開で、
見ているこちらが嬉しくなりました
窪塚くんが、剛くんの後ろから腕を回して、
剛くんの「ペスト菌」に触れた時、思わず客席から歓声が上がりましたね
遠藤ミチロウさんの生ギターもあって、にぎやかなカーテンコールでした
舞台袖の陰で、剛くんは他の男優さんとハイタッチしてたりして、
ああ、いい雰囲気なんだなーと思ったら、心ほっこり。

そして、鳴り止まない手拍子に出てきてくれた剛くん
その時、寺島さんとか窪塚くんとか、合わせて数名しかいなくて、
剛くんは「ちょっと待って」って、客席に合図してくれたんですが、
他の出演者の方々は出てきてくれず…。
なので、最後に、寺島さんたちと皆で「気をつけ」ポーズをもう一回してくれました。

袖に消えて行く時も「気をつけ」ポーズのまま走っていったのが
これまた可愛かったです

あー、東京公演が本当に終ってしまいました。
剛くん、お疲れ様でした!

褒められたい子供のように、早口で熱っぽくしゃべる良も
いくじのない自分に背中をまるめるように心細くしゃべる良も、
あこがれをキラキラした瞳で語る良も、
蜷川さんと剛くんの創り上げた虚像ですが、
舞台の上では実に魅力的にとキラキラとその命をまっとうしていました。

本当に楽しかったです。
素敵な舞台をありがとう
大阪も頑張ってね

・2/14『血は立ったまま眠っている』

2010年02月14日 | ・ロバみみの芝居小屋
バレンタインデーでしたね。
何ができるわけでもないのですが、今日は剛くんに会いに行きたかったんです。
まさか当選すると思わなかったんですが、
めでたくロバみみの願いが天に届きました
しかも、キラキラの神様の招待席
窪塚くんのくゆらすタバコの煙の匂いが届く距離…。
本当に、ハッピーバレンタインでした

久しぶりにコクーンに脚を運んだのですが、
また新たな気持ちで観れた感じ。

とにかく、剛くんの目がキラキラしてて、ロバみみの周りには
ハートが飛び散りまくってたと思います

良が灰男に頭をポカッと殴られた時、あまりに可愛くて
思わず声に出して笑ってしまいました

とにかく、瞬間瞬間で、良の表情がクルクル変わる。
灰男の一言一言に一喜一憂。
そんな良の心が、まんま素直に出ていました。

ロバみみは、良と夏美が詩を一緒に口ずさむシーンがすごく好きです。
背伸びして、頑張ってる良のまだまだ子供な素顔が見れる気がして微笑ましい。

そして、一幕の終わりでは、なんか泣きそうになってしまった。

「僕はいくじなしだったからな」

と、自分の弱虫だった過去を独白して、ついには革命へと震い立っていく
すごくいいシーンなんですが、
その心細い頭だしが、なんだかすごく切なかったです。

きっと、子供の頃は夏美の後をくっついて歩き、
大きくなってからは、灰男の背中を必死に追いかけてきた良。
憧れてやまないその二人に、追いつきたくて、追いつけなくて…。
もどかしくて、悲しくて、でも「やってやるんだ」って思わずにはいれなくて。

勝手にロバみみが、良を演じる剛くんを観て想像した気持ちなんですが、
切なかったです。
守ってあげたくなりました。
だって、灰男も夏美も、どんどん良から遠ざかってしまうんだもの。

しかしながら、ともすると、灰男だって出来そうな剛くんを
良にキャスティングした蜷川さんは素敵だなと思いました。
日を追うごとに、どんどん良になっていってる感じ。
久しぶりに観て、そう思いました。

カーテンコールの後、ガッツポーズ・バンザイを2回くらいやりながら、
軽快に袖に消えて行った剛くん。
超、可愛かったです

とにかく、愛のビームを大放出しながらのバレンタイン観劇。
あまりに真剣に見つめていたら、肩がガチガチに凝ってしまいました

東京楽まであと少し。
剛くん、頑張れ~