goo blog サービス終了のお知らせ 

『ロバみみ』

言いたい!でも言えない…。ならば、穴を掘ってでも叫びたい! そんな想いから綴り始めた独り言のようなブログです。 

・ジョビジョバ『U-1グランプリ case05』

2014年05月05日 | ・ロバみみの芝居小屋
祝・ジョビジョバ再結成~!!

チケットが全然、手に入らなくてビックリした。
皆、この日を待っていたんだなぁ……!
やっぱり、さすがジョビジョバだわ。

でも、最近では、俳優個人としての認識の方が高いのかもしれないですね。
マギーさんは「あまちゃん」にも出ていたし。

「祈りと怪物」ではKERAさんバージョンでコックのアリストやってましたし、
ロバみみが大爆笑した堤さん主演の「バンデラスと憂鬱な珈琲」は、
福田さんとマギーさんのコンビ作品でしたね。

六角さんも長谷川さんもちょいちょいドラマとかで見かけるし、
坂田さんも確か舞台「魔界転生」で見たぞ。

ロバみみがジョビジョバを知ったのは深夜番組だったかな。

な、なんて面白い人たち!

と、目が覚める勢いで思った記憶があります。

でも、悲しいかな、舞台は青山円形劇場で、
「モンキーサークル」を見たっきり……(涙)

あの時も大爆笑だったんだよなぁ。

ってことで、今回、是が非でも行きたくて。

でも、この春のV6の予定がわからなくて微妙だったので、
前もってチケット確保に乗り出せず……。
結果、剛くんの舞台があったから、やっぱり正解だったんだけど。

なので、剛くんの舞台のチケットと並行してジョビジョバも
チェックするハメになりました(汗)

で、頑張ったかいもあり、どうにかこうにかチケットを確保できたので、
涙ながらに赤坂レッドシアターへ。

オープニングは鳥肌でした(涙)

そしてそこから2時間ちょっと、笑いっぱなしでした。

それは、いい歳した大人が繰り広げる愛すべきオバカな世界。

いや、いい歳だからだせる味もある(笑)
大人の青春を感じました!

「笑いという名のお布施」を、たくさん納めて参りました(笑)

でも、本当に笑うっていいですね。
めっちゃ、楽しかったです!

伝説のお笑いユニット、ジョビジョバ。
限定復活と言わず、定期的にやって欲しいです!

・『夜中に犬に起こった奇妙な事件』大千秋楽NO.1

2014年05月02日 | ・ロバみみの芝居小屋
剛くんの舞台、「夜中に犬に起こった奇妙な事件」が千秋楽を迎え、
幸せな日々がとうとう終わってしまいました……。

もっと、もっと、もっと、ユキトくんと一緒にいたかったな。

大阪では27日と千秋楽の2公演を観劇して来ました。
とりわけ千秋楽は神席で、ユキトくんのメタルカラーのジャンパーの腕のところに
「NASA」って入ってたのにも初めて気づきました。

そして、剛くんのそのキラキラした目に吸い込まれそうで、
心と自分の体をつなぎとめておくのに必死でした。
うっかりすると、心がふわっと飛び出してしまいそうで。

剛くんでありながら、剛くんじゃない。
舞台の上にいるその人は、剛くんの姿を借りて生きる15歳の少年でした。

まっすぐで、融通がきかなくて、時々やっかいで、
宇宙と犬とネズミの世話と赤い色が好きで、
数学が得意だけど、知らない人が苦手な男の子。

あの幼さを残した話し方が、本当に可愛らしくて、
ロバみみは心底癒されていました。
ユキトくんが放つ言葉たちがいとおしくてね。

「すごく元気! 学校へ来る途中、赤い車が二台続けて目の前を横切ったよ。
 だから、今日はすごくいい日!」

って、元気いっぱいに弾んだ声で話すユキトくんも、

「ここに来る途中、車の窓から銀河が見えたよ」

「宇宙はあまりにも大きいから、日常で起こる嫌な出来事は誤差の範囲だって思えばいい。
 あまりにも小さいから計算する時に考えなくてもいいってこと!」

って遠い空を見上げて熱っぽく語るユキトくんも、

「僕の描いた宇宙の画、気に入った?」

って、素直に尋ねるユキトくんも、

「でも、すごく短い。ちゃんとした終わりがない……」

ってしょんぼりするユキトくんも、

「東京の人を信じちゃだめ」ってお母さんに言われて、
「知らない人だから?」

って、エイコ先生を覗き込むように首をかしげるユキトくんも、

「怒ってる時はかわいくしてるだけじゃ、だぁめっ」

って、お母さんをたしなめるユキトくんも、

ただ彼が「眠れない……」って言っただけでも、
どこもかしこも、胸がチクチクするほどに可愛らしくて、
走って行って、ギュッてしたくなるくらいでした。

でも、

「ボク、人に手を握られるのは好きじゃない」

という一言。

こんな風に愛する我が子に言われたお母さんの気持ちも切ないけど、
おそらく他人にやたらに触れられるのをよしとしない剛くんと重なって、
このセリフの時は、お母さんと一緒に深く悲しい気持ちになりました。

そして、あの宇宙飛行のシーンは何度見ても、心が幸せでいっぱいになる。
ユキトくんに宇宙に連れて行ってもらえるひと時。

でも、笑顔の剛くんのキラキラした目は、宇宙のどの星より光ってたと思う。

「ボク、夜空を見上げるのが好き!」

って、ユキトくんが言うたび、

「私は剛くんを見てるのが好き!」

って心の中で応えてしまっていたロバみみです(笑)

でも、もちろん可愛くてフワフワしているシーンばかりではなくて、
心がしめつけられるようなユキトくんの姿も切なかったです。

処理しきれない感情の高ぶりを、わめきちらすことでしか
表現できないユキトくん。

やがては横たわって、小さく静かになって……。

巣から落ちて傷ついた小鳥のようで、両手ですくい上げて
温めてあげたくなるような気持ちで客席にいました。

でも、違う。

人の手を借りなくても、ユキトくんは一人で頑張れる子だって、
ちゃんと証明してくれる。

「それって、何でもできるってことじゃない?」

この最後のユキトくんのセリフに毎回泣かされました。
先生と一緒に、力いっぱい頷いてあげたくなる。

心に温かいものをユキトくんがたくさんくれる、本当に素敵な舞台でした。

あー、書きたいことは尽きないんですけど、
そろそろ千秋楽のことにも触れなくては!

長くなってしまったので、千秋楽レポはNO.2に続きます。


・『夜中に犬に起こった奇妙な事件』大千秋楽NO.2

2014年05月02日 | ・ロバみみの芝居小屋
さてさて、続きです。

千秋楽は、木野花さんのおばあさんと、久保さんのお巡りさんに
剛くんはしてやられていました(笑)

「あなたが学校へ行くのを見てるのよ。タタタタタッ、シュッ!
 ビューン!!……って、何モノっ!?」

「オレンジエード? 何それっ!? ダジャレ!?
 オレンジがええどぉ!」

「(犬のゲンタの代弁でユキトくんに)今度、一緒にゲートボールしない?
 水泳はどう? 犬かきしようよ!」

うろ覚えではありますが、木野さんのこれら怒涛の攻めに耐えかねた剛くんは、
とうとう、こらえ切れず笑ってしまっていました。にやーっと(笑)

そして、ユキトくんを心配したお巡りさんの役の久保さんが

「お巡りさんは、もっと若くなきゃだめですっ!」

と、言われると、なんと、

「ミュージッ、フォー、ザ、ピーポーダンシンッ♪」

と、踊り出しました(笑)

これに耐えられる人なんているだろうか?(笑)

客席はもちろん大爆笑。
剛くんも膝を抱えたまま、笑っちゃってました。
久保さん、練習して下さったんですね。きっと。

剛くん、愛されてるなぁーと思ったら、
本当に、ほほえましかったです。

そして、今回のスペシャルキャストのゴールデンレトリバーの子犬ちゃん、ベージュ。

ベージュが剛くんに抱きしめられながら、剛くんの顔をペロペロ舐めてて、
それで剛くんがまた一段とくすぐったそうにハニカミ笑顔なんてするもんだから、
ロバみみは毎回、心臓が止まる程、ときめいてしまっていました。

公演が始まって一か月もたつと、ベージュもちょっと落ち着いた感じになっていましたが、
でもやっぱり、ふくふくとした毛の中に顔をうずめる剛くんに
やられずにはいられませんでした(涙)

うらやましいぞ! ベージュぅぅぅ!

月のウサギがビックリして餅をつく手を止める勢いで叫びたい衝動にかられます(笑)

んでもって、カーテンコールはね、もうね、
まさか踊る剛くんを見られるなんて思ってなかったから、
燃える想い、萌える心をとめられませんでした。

サラッと力を抜いて踊ってるんたけど、それがまたカッコいいのなんのって(涙)

おまけに八重歯スマイルのニコニコ剛つんなわけですから、
ときめきがどうにも止まらない。

ピタゴラスがどんな定理をかましたかは、頭の悪い生徒なんでわかりませんが、
ロバみみが剛くんを好きにならずにいられない定理ならわかる。

世間の森田剛のイメージを超えて、役を身にまとって舞台に立つしなやかな感性。
人をよせつけない雰囲気でありながら、気を許した時のいたずらっこみたいな笑顔。
躍らせたら圧倒的なセンスで破壊的に魅力的。
少ないながらも、真ん中を射抜いてくる言葉のひとつひとつ。

でも、本当は理由も理屈もいらない。

何故なら、それが森田剛であり、
私の心がそこにただ向かわずにはいられない引力の持ち主だから!

Q.E.D

以上、証明終了!!!

なんてね(笑)

そして、最後に拍手に出てきてくれた剛くん。
客席から「ブラボー」の声(男性)が上がっていましたね。

知り合いの方なのか、関係者の方なのか、一般の方なのかわかりませんが、
日本の舞台でなかなか聞いたことがなかったので、単純に嬉しかったです。

剛くんの最後のご挨拶は、相変わらず短くて剛くんらしかったです。

「少し淋しいですけど、終わりです。
 またどこかでお会いしましょう!(笑)」

年賀状に「今年もたくさんお会いしましょう」って書いてあったけど、
今度はいつなのかなぁ? なんなのかなぁ?

コンサートだったら嬉しいんだけどな。

ま、それはさておき、千秋楽は汽車がうまく走らないというトラブルもありましたが、
無事に幕が降りました。

剛くん、お疲れ様でした。

「夜中に犬に起こった奇妙な事件」は、
ロバみみの観劇人生で、忘れられない作品の一つになりました。

また役者として、大きな歩幅で進んでしまった剛くんに、
お父さんと、そして数学検定準一級に合格したユキトくんのセリフを借りて、
感謝の気持ちを伝えたいです。

ありがとう。ただ、ありがとう。 剛くんを誇りに思うよ。

最高の結果だよー……!

また、舞台の上でキラキラに輝く剛くんに会える日を心待ちにしています。

たくさん、たくさん愛を込めて。

ロバみみより。




・『夜中に犬に起こった奇妙な事件』東京楽

2014年04月20日 | ・ロバみみの芝居小屋
いよいよ東京公演がラストを迎えました。

今日もやっぱり、ロバみみはユキトくんに癒されました。
ラストのユキトくんのセリフにも泣かされました。

皆が心配して、手を貸したくなっちゃうけど、
ユキトくんはちゃんと自立してる。

これからの自分の未来を意気揚揚と語るシーンは、全て断定形。
確か、サッカーの本田選手の卒業文集もそうでしたよね。

まっすぐ自分の未来を見据えて、疑うことも不安で心を曇らせることもない、
その彼のビジョンを聞いていると、胸が熱くなる。

あんなにも真正面から自分の人生を断言できるって、本当に強くて素晴らしい。

失敗した時の言い訳をいつも用意して、
自信がなくて自分の本当の気持ちから逃げてばかりいる自分と比べて、
なんて清々しいんだろう。

こういう男の子こそが神様に愛されるに違いない。
うん。そうだね。
ユキトくんは、きっと何でもできるってことだよ。

と思ったら、泣けてきました。

そんなラストを迎えるユキトくんを見つめていられる時間は本当に幸せでした。

宇宙旅行は本当に剛くんはキラキラしてる。
15歳の夢見る少年にしか見えないよ。

トイレのドアを素手で触れない神経質なところも、
コクンと頷いてから「うんっ」っていうところも、
ぜんぶ、ぜんぶ、ユキトくんが剛くんに乗り移ってて、
いちいち微笑ましい。

そして、今日が楽だったからなのか、前からなのかわかりませんが、
木野花さんがぶっ飛んでました(笑)
お巡りさん役の久保さんも。

皆して、剛くんを笑わせようとしてるの? って思っちゃった(笑)

あそこで笑えないの、苦しいよね? 剛くん(笑)

一点を見つめて、開いた口に力をこめて、頬が緩むのをこらえてたけど、
今にも笑い出しそうな剛くんが超可愛いかった(笑)

小島聖さんは、もう堪えきれず笑っちゃってたもん。

でも、そんな剛くん扮するユキトくんも、微笑ましかったです。

それと例のプレゼントの箱が大きくなってましたが、育ってきちゃった?(笑)
もー、なんか、色々と心がクスクスと声を立ててました。

カーテンコールも大盛況!
剛くんの笑顔がたまらない。
もっとずっと観ていたい。やっぱり、やっぱり、剛くんはカッコいい!

拍手に応えて再び出てきた剛くん。

何を言ってくれるのかなーと思ったら、

「大阪も頑張ります」

と一言(笑)

うんうん。頑張って。
その頑張りを観に行くつもり。

ロバみみ、本当にこの作品の中にお邪魔している時は幸せみたいで、
休憩時間に手からラメが出て、キラキラしてた。

これを言うと驚く人が多いから、あんまり言わないんだけど、
すごく楽しくて幸せな時のロバみみのシルシ。

友達に「今、出てる?」って聞かれて、「出てない」って言ったら、
「今、楽しくないってこと!?」と言われたことがありますが、
もっと、心の奥が喜んでる時にしか多分出ない(笑)

会社に行ったり、友達付き合いしたり、
家族の一員として生活したりするには、開けておくべき心の扉と、
閉じておかなきゃならない心の扉とがきっとあって、
コンサートとか、今回のお芝居とかがその閉じた扉の鍵を開けちゃう時がある。

そして、大人としてふるまわなきゃいけない自分を気にせずに、
心の中にあったキラキラのおもちゃがたちが、
いっせいに飛び出していくみたいな感覚かなぁー。

そんな時、キラキラが出る。
気のせいかもしれないと、トイレでゴシゴシ洗って、終演後にまた手の平を見たら、
キラキラしてた。もう、止められないぜ状態か(笑)

まあ、そんなことは余談なんでどーでもよいですが、
それくらい、ロバみみはユキトくんに毎回癒されてるってことです。

大好きな剛くんを見ながら、心のお洗濯。

ありがとね。剛くん。
どうもありがとう。

残りの公演も、周りの人たちを手こずらせながら、
客席の人たちを幸せにしてください。

ひとまずは、東京公演、お疲れ様でした。
ロバみみより、たくさん、たくさん、愛をこめて。

追記
つい買っちゃいました(笑)ホテトチップ。
そして、「パッケージは赤いけど、中身はカステラと同じ色だよ。ユキトくん」って
いつも心の中で思ってるロバみみです(笑)




・『ハルナガニ』

2014年04月19日 | ・ロバみみの芝居小屋
今日は世田谷パブリックシアターでも、シアタートラムの方。
「ハルナガニ」を観劇して来ました。

今日もユキトくんは、隣の劇場で頑張ってるんだろうなーと思いつつ……。

えーと、大好きな木皿泉さん脚本の作品。
不思議なお話でした。

原作は読んでいなかったので、ぶっつけで体感。

奥さんを亡くして1年。未だに立ち直れていないハルさん(渡辺いっけいさん)に
早くふっきれと言う息子(細田くん)。
そこへフツーに帰宅する妻・クリコさん(薬師丸さん)。
クリコさんは、ハルさんが死んでから1年が経ったと言う。

息子には見えてる。その母の姿が。
だけど夫婦はお互いが見えていない。
二人して亡きパートナーに「会いたいなー」とつぶやく。
息子は幽霊なのは実のところ父さんかも……とハルさんを疑う。

けれどそこへ、夫婦の友人でありハルさんの会社仲間や、部下が尋ねてくると、
彼らには、ハルさんもクリコさんも見えている様子。
そして、だんだん、ハルさんとクリコさんは
お互いの存在が見えているような感じになって……。

いったい死んでるのはどっち?

頭の中に「?」がいっぱいになりながら、
そして、その答えを探しながら、客席にいたロバみみ。

答えは見つかりませんでした。

でも、なんだかやっぱり切なくて温かい気持ちになる。
木皿さんの書くセリフや、日常のささいなことが本当に大好き。

ほのぼのと笑って、そして、じんわり心がポカポカしてくる。

すれ違って、大切な人を遠く感じて。
いなくなったら、それって最初からなかったことと同じじゃない?って思っても、
でもやっぱり、そこにあった確かな時間を誰もが抱きしめて生きてる。

漠然とだけど、そんな風に思いました。

息子の細田くんが、爆発するシーンは、
今の若い子たちが、自分を消して周りに同調して、目立たず、矢面にたたないように
生きて行かなくてはならない、窮屈な現実を見るようで悲しかったです。

それって、存在しないってことと同じだよねって。

謎だらけで、正解をくれない芝居ですが、
だからこそ、観てる人たちの心の中に生まれたものがすべて。

こんな作品もいいものです。

いっけいさんが歌ってた、「そばにいーて、くーれるー、だーけでーいーいー♪」って、
わざわざこの曲をチョイスしたのも、意味があるのかなぁと思ったりね。

「鉈切り丸」では、範頼くんと袖を分かつ景時さんでしたが、
今は世田谷のふたつの劇場で、剛くんといっけいさんは、ハートフルな作品に出演中。

三軒茶屋は今、ぽかぽかと温かいホットスポットですね(笑)

そして、ロバみみは今回、手に入れていなかった
「夜中に犬に起こった奇妙な事件」のフライヤーをゲット!

ふふふ。思惑通り。

置き去りにされたチラシの束からもいくつか救出。

大好きな木皿作品を観て、たくさん笑って、じーんとして、
チャーミングな薬師丸さんと、
コミカルだけどしみじみとさせるいっけいさんの芝居と、
剛くんのフライヤーとで、
ロバみみの心もぽっかぽかでした。


・劇団☆新感線『蒼の乱』

2014年04月18日 | ・ロバみみの芝居小屋
「鉈切り丸」以来のシアターオーブ。
劇団☆新感線、いのうえ歌舞伎「蒼の乱」を観て来ました。

まずは、天海さん、おかえりなさい~

いやー、本当に天海さん、素敵でした。
やっぱりオーラがね、すごいです。

えーと、今回のお話は、
反乱軍を率いて悪政と戦った後に、
破滅の道をたどった異国の地からやってきた女(天海さん)が、
故郷を愛する男のために、再び反乱軍の長となり戦い、
そしてまた、その女を愛する男(マツケン)は、自分の命をかけて女と故郷を守る……
という感じかな。ざっくりでわかりづらいかもしれませんが……。

新感線らしく、壮大なスケール。
スピーディーかつ迫力ある作品でした。

1幕目は、後半へ向けての布石を打つ展開なので、
なんとなく、飽和状態な印象を受けつつも、
後半は流石、怒涛の攻めです(笑)

天海さんが、過去の自責の念と葛藤しながらも、
愛する男とその土地で暮らす民のために剣を手に立ち上がってからは、
前半の天海さんとはうってかわって、勇ましくピリリとした空気がカッコいいのなんの。

迫力がね、違うよね。

味方の兵士じゃないけど、ついていきたくなるもの。
あのにじみ出るカリスマ性。
真ん中にスッと立つべき人なんだなぁ……と、しみじみ思いました。

そして、早乙女太一くん。
よかった。とても。

甘くない。

けど、時折、クールにコミカル。
腕が上がってる(笑)

そして、あの殺陣はお見事としか言いようがない。
今回、一番の運動量なのではないかしら?
美しい獣のようでした。

マツケンは、剣の腕はたつけど、単純で無垢で馬鹿……という役どころに合ってました。
最初は、なんかロバみみ的に、どうしてだかわからないけど、受け止めきれずにいて、
すわりが悪かったんですが、後半になるにつれて、
徐々になじんできて、ちゃんと観られてホッとしました。

ほんと、この役は、豪快にバカで、物事を深読みできない単純さが、
彼の命取りになっちゃうんだけど、でも、まっすぐだから許してしまう。

騙された彼を観ていて、この立場のないカッコ悪い状況を、どう整理するんだろう?

と、心配しちゃいましたが、アホなりに命をかける決断は切なくて、
ロバみみの周りでは、泣いている方がチラホラいらっしゃいました。

ラストシーンは、とてもすがすがしく感動的でいい作品でした。

カーテンコールでも、天海さんはちゃめっけたっぷりで、
本当に素敵でした。

そして、橋本じゅんさん。

今回も卑怯すぎる(笑)

劇団四季?

って、思わず目をこすりそうになったロバみみです(笑)
いやー、楽しかったけど。

そして本作品にご出演の平幹二郎さん。
「炎立つ」では、うちの健坊をみっちりしごいて欲しいです!

ともあれ、見どころたっぷりの新感線の「蒼の乱」。
楽しい観劇となりました。




・宝塚花組『ラスト・タイクーン』

2014年04月14日 | ・ロバみみの芝居小屋
宝塚花組トップスター、蘭寿とむさんの退団公演に足を運んで参りました。
王道のラブストーリー。
とはいえ、悲恋ものなんだけど、悲しい気持ちのままでは終わらせまい、という
パワープレイを感じました。

蘭寿さんの歌は、劇団を去りゆく心情を思わせるような歌詞だったりして、
ラスト公演はファンの皆様は泣かずにはいられないだろうなぁ…と思って聴いていました。

ロバみみにとっての宝塚は他のお芝居とは楽しみ方が違います。
ストーリーを掘り下げるというより、あのショーのきらびやかさを体感したい。

今回もまばゆかったです。

これでもかっていうくらい、きらっきらのお衣装で。
まー、華やかなこと。

舞台狭しと広がる夢の世界。

これぞ非日常です。

そして口を開けて見とれてるうちに終わる(笑)

普段は割と身構えて劇場に行くロバみみですが、
宝塚はテーマパークに行く時の気持ちに似てるかな。

肩の力を抜いて、あの眩しい空間に身をゆだねて楽しめばいいんだーって感じ。

V6のコンサートがなかった年に、うっかり開いた扉はまだ閉まっていません(笑)
ハマるまではいかなかったけど、全然、理解できなかった世界は
先入観で遠ざけるより、観て納得、の世界でした。

詳しくここで色々と書き連ねるほどには、
知識も深くないので、感想やレポにも満たない感じですが……。

んでもって、明日海さんはやっぱりイケメンでした。

トップ就任のお披露目公演も行けたら行きたいな~と、思っているところです。



・『夜中に起こった奇妙な事件』

2014年04月12日 | ・ロバみみの芝居小屋
初日観劇の夜、ユキトくんと宇宙旅行に行く夢が見れたらなぁ…と思って眠りについたロバみみ。
残念ながら、宇宙には行けませんでした(笑)

その変わり、子犬がロバみみの腕にしがみついて袖を噛む、という夢を見ました(笑)

「わかった。わかった。今、剛くん、探してあげるからね」

って、子犬を抱きかかえて、慌てふためきながら剛くんを探す夢(笑)

中途半端!(笑)

そんなことはさておき、今週、二度目の観劇。

また違った感想になるかな?

と、思っていましたが、意外と初日にしっかり色々感じられていた自分を再確認。
今回も切なくて温かい気持ちを劇場からお持ち帰りして来ました。

ただ、初日に、お父さんの身を切るような告白に
ユキトくんがボロボロ泣いていたシーンは、
お父さんを警戒したように最後に椅子の陰に隠れるだけという感じになっていました。

確かに、ユキトくんは他人の気持ちを理解して、自分に落とし込むという作業が苦手だし、
状況と自分の気持ちをつなげる回路が、みんなと少し違うかもしれない。

だから、あそこで泣くと、あまりにも当たり前すぎちゃうのかもしれませんね。

泣いているのは、普通の回路を持っている森田剛くんの感情であって、
ユキトくんだったら、泣かないのかもなって思いました。

当の本人が泣かないからこそ、観てる人が悲しくなるってこともあるのかもしれない。

あー、でも、本当に今回もユキトくんの言葉が素敵で、
ロバみみは客席でじーん……としていました。

「雨が火花みたいに見えるよ」

って、いうところとか、とても好きです。
あのシーンは彼なりに動揺を抱えながら、
お父さんに悟られないようにしているようなシーンなんですが、
それが「雨」とリンクして感情が伝わってくる。切ない。

「ボク、雨を見るのが好き」

ユキトくんの目に映る世界を一緒に見られたらいいのに。

剛くんは雨、好きかな?

ロバみみは好き。
雨の中を出歩くのは好きじゃないけど、家の窓から雨を見るのが好き。
雨粒が葉っぱの上に落ちていく様子とか、雨音も好き。

雨の日のドライブも好き。
窓にまるく散らばった雫が、車のスピードに合わせて、
くっついて流れて落ちて行くのを見るのが好き。

だから余計にこのセリフが好きなのかも。

1幕の終わり、汽車が走り出すところもすごくいいです。
これからの彼の冒険の始まりを予感させる。

あの場面は、是非、引きで観て欲しい。

舞台に近いと、汽車が線路を走っていく感じの雰囲気がちょっと平たん。
俯瞰で見ると、ものすごい雰囲気があって素敵です。

他にもたくさん、せつなくて、悲しくて、心がポカポカするシーンがたくさん。

ユキトくんの冒険中は、ずーっと心の中で

「頑張れ。ユキトくん、頑張れ」

って、思いながら観てる。
超、感情移入(笑)

カーテンコールはやっぱり楽しい。

なんだろうな。

カミセンで歌番組に出ていた頃の剛くんを思い出しちゃう。
コンサートにすごく行きたくなるのが、ちょっと困っちゃうところだけど。

そうだ。

この日は、須賀健太くんが観に来ていました。

開演前に階段ですれ違った健太くんは、
帽子とマスクをしていて、目だけ出てる状態だったもので、
「見覚えがある……。知り合い?」って思っちゃって、
じっと見ちゃいました(汗)ごめんね。健太くん。

話がそれました。

とにかく、今回もユキトくんに優しい気持ちをたくさんもらいました。

あの澄んだ剛くんの目に感動すら覚えます。

じゃあ、ユキトくん。今日はこの辺で。
またね。また、会いましょう。
それまで、たくさん、たくさん、冒険して下さい。


・『夜中に犬に起こった奇妙な事件』東京初日

2014年04月05日 | ・ロバみみの芝居小屋
どうしよう? 何を書こう? どうやって書こう?
色んな意味で興奮冷めやらない感じ。とっちらかっています。

えーと、えーと、落ち着け自分!

森田剛くん主演、「夜中に犬に起こった奇妙な事件」の初日。
とにかく、とにかく、素敵な3時間でした。

なるべくネタバレしないようにしたいところですが、
自信がないので、ここから先はご注意くださいませ。

*******************************************************************

タイトルだけ見て、ミステリーだと思っていたロバみみ。
それは大きな勘違い。(いつものことですが……)

アスペルガー症候群の少年、ユキトくんが、
近所の犬を殺した犯人を捜し始めたことをきっかけに始まる、
彼の成長と、彼を愛する家族との愛の物語でした。

ロバみみ、泣いてしまいました。

普段はニュースを見ても泣いてしまう、女・織田信成状態なくせに、
なぜか舞台を観て泣くことはあまりないのですが、今回はもー、切なくて。

ロバみみは、自閉症とかの個性を持つ主人公って
人の目を引くためのキャラクター設定っぽく感じてしまい、
うーん、ちょっと卑怯……?、って、うがって見てしまうところもあるのですが、
でも、結局、その主人公を愛さずにはいられないんですよね。

ユキトくん、本当に可愛いんです。

融通がきかなくて、自分の中のルールが絶対で、
面倒くさくて、空気が読めなくて、ちょっとやっかい、

なんですけど、

すごく癒される。

何を言ってるのかよくわからないたくさんの理屈の中に、
ストンって胸に落ちてくる言葉を言ってくれるから。

宇宙が大好きなユキトくん。

宇宙は大きいから、私たちの世界で起こる嫌なことは
誤差の範囲内だって言ってくれたりして、
ああ、そうだよねって、さざ波のたってた心が静かになる瞬間をくれたりする。

ユキトくんは、計算問題は大好きだけど、計算ずくで生きていない。

そういう人の言葉って、まっすぐすぎて、大人たちを翻弄しちゃったりもするんだけど、
でも、ロバみみは泣けるほど癒されました。

そして、ユキトくんのお父さんにも、泣かされました。

本当にユキトくんを愛しているんだけど、
うまく彼に伝わらないの。
見てる人には、わかる。お父さんの抱えてる苦しみとか気持ちが。
そこがうまいし、なんともやるせない。

ユキトくん、思い込みが激しいから、
一度チャンネルが切り替わっちゃったら、もう大変。
どんどん溝が深まっていって。

それぞれの事情。それぞれの気持ち。それぞれの距離。

それが切なくてね。

傷ついたユキトくんを見てたら、雨に濡れて小さくなった小鳥みたいで、
両手ですくいあげたくなりました。

でも、それすら、彼の「好き嫌い」のラインを越えてしまうから、
うかつに手を出すことは許されないんだろうな。
そこがまた切ない……。

ユキトくんの学校の先生の小島聖さん。
すっごくよかったです。

ロバみみは、一番この登場人物に近い気持ちで客席にいたような気がする。
ロバみみの場合は若干の恋心を持って、ですけど(笑)

ユキトくんを置いて家を出た母親は、
「フツー、この子を捨てられないでしょ?」
と、一番感情移入できないところですが、まあ、そんな気持ちにもなるかもしれない……
くらいには理解できたかな。

メガネ会計ババアから、近所のおばあさんへと姿を変えた木野花さんと
ユキトくんとのちぐはぐな会話のやり取りも、笑えました。
二人が大真面目なのがいいんですよね。

そして、そして、本当に今回の舞台は素敵なストーリーの他にも見所満載です!!!

気をつけないと、心臓止まりますよ。マジで(笑)

ここは、観てのお楽しみってところでしょうか。
まあ、色んな人がつぶやきまくってたりするんでしょうから、
すぐに世間様の知るところとなるとは思いますが、
ロバみみ、萌えすぎて、窒息死寸前でした。

「ユキトX森田剛」のコラボなカーテンコールも、
もう、もう、もぉぉぉぉぉ!

みたいな(笑)

でも、ユキトくんが、宇宙に思いを馳せるシーンで、
目をキラキラさせながら、宙を舞う剛くんの笑顔はキュンとしたんですが、
他の役者さんたちに担がれた剛くんを見て、

「剛くんがトニセン以外の人たちに担がれてる……」

と、少し淋しくなり、我に返ってしまい、

「長野くん、坂本くん、イノッチー! どうして君らは今、舞台の上にいないのか」

と、心の中でシャウトしてしまいました(涙)

あー、長くなってしまいました。

明日、ゆっくり書こうと思ったのに、やっぱり、今書きたくて書いちゃった。
時計はかれこれ3時を回ろうとしています。

でも、もし、ロバみみが剛くんと友達だったら、
一晩あけて時間がたってからじゃなくて、今すぐ感想を伝えたいって思うから、
せめて、ブログだけでもと思って……。

切なくて、やるせなくて、でも、最後に心がほっこりする。
そんな作品です。

剛くん、昨日はちゃんと寝れたのかな?って感じのお顔でしたが、
あの膨大なセリフとの格闘はすごかったのではないかと思います。

今日はゆっくり休んで下さい。

そして、やさしい気持ちをありがとう。

幸せな気持ちで、今日はユキトくんと宇宙旅行をする夢でもみれたらいいなと思います。

ロバみみより、愛をこめて。


・『万獣こわい』

2014年03月21日 | ・ロバみみの芝居小屋
今年一発目の観劇は、ねずみの三銃士。
先日、クドカン作・河原雅彦さん演出の「万獣こわい」を観て参りました。

生瀬勝久さん、古田新太さん、池田成志さんという顔ぶれ。

観劇ゴコロをくすぐられなきゃ嘘ですよね。
ですが、ねずみの三銃士モノはお初。なぜか。

幕が開いてからまだ日が浅かったせいもあって、ロビーにはむせかえるほどの花・花・花。
ぶっさんと範頼様からなにかきてるかなーと思って探してみましたが、徒労に終わりました(笑)

さて、内容はというと、笑えますが非常にエグかったです……。

あらすじを知っていたら、チケットを買うのをやめてたかもしれません。

というのもこの作品、尼崎監禁殺人事件がモチーフになっているんです。

うーんと、これから観劇予定の方は、このあたりでサヨナラして下さいね。
そして、感想はロバみみ個人のものですので、あしからず。

ストーリーは、生瀬さんと小池栄子さんの営む喫茶店「どんづまり」に、
マンションで何年も監禁されていた夏帆ちゃんが逃げ込んできたその日から、
幸せになれるはずだった二人の運命の歯車が狂いだし、暴走し始めます。

かくまって助けたはずの女子高生が数年後、
あれよあれよという間に、夏帆ちゃんを引き取った義父の古田さん、
喫茶店の常連客の池田さんまでをも巻き込み、喫茶店「どんづまり」の中で、ボスとして君臨。
4人の大人たちのピラミッドの頂点に立ち、その命さえも脅かします。
(ちなみに小松さんは生瀬さんの義理の弟という役どころです)

自分の手は汚さずに、大人たちの心を支配し、追い詰めるわけです。

あの事件当時、何度ニュースを見てもよくわからなくて、
たまたまNHKでやってた事件を追う番組を興味の赴くままに見たんですが、
ロバみみ、怖くなって気分が悪くなって、途中でギブアップ。
テレビを消しました……。

もうね、再現ドラマのクォリティがハンパなかったんです。
おそるべし。NHK。

あの事件のニュースを見て、思いませんでしたか?

何故、そんな事件に巻き込まれてしまったのか?
何故、一人の中年女性から大の大人が逃げ出せなかったのか?

と。

あのNHKの再現ドラマを見ていたら、ゾッとしました。
普通に暮らしていただけなのに、こんなささいなことで、
大の大人が巻き込まれ、追い詰められ、あげく命まで落とすことになるのかと。

そんなこんなで、最後まで見れなかったあの精神的苦痛を、
ねずみの三銃士で味わうことになろうとは……。

いやいや、誤解なきように言っておきますが、
作品としては、すごくよくできています。

クドカン、すごいな。

って、本当に思いました。

じわじわと支配されて、まさに「どんづまっていく」人間のありさまを
刻々と描いています。
落語の「饅頭こわい」とリンクさせてるところもさすがの腕前。

きっかけはささいなこと。

そこから「なぜ?」「どうして?」と尋ねられても、
「こうです」と一言で応えならないことの積み重ねで、
ドツボにはまっていく大人たちの心理ドラマが舞台の上で繰り広げられます。

あとは、観る側の心の問題だと思います。

ロバみみは、ほっこりしたり、切なくなったり、泣いたりバカ笑いした果てに、
救いのある物語が好きだし、人の人生はそうであって欲しいと思っているので、
実に苦しい時間になりました。

いや、しつこいようですが、
ほんと、もちろん笑えますよ。

だって、あの演劇界の三匹のオッサンの面白さは折り紙つきでしょ?
期待値大の小池さんも、舞台ごとにいい味出してる小松さんも。
夏帆ちゃんに関しては、よくこのダークヒロインを引き受けたなーと思いましたが(笑)

観劇後、心がザワザワして、黒い煙がぐるぐるしてしまったロバみみは、

「今、すごいキャラメルボックスとか観て浄化されたい」

と、思いました(笑)

いつもお芝居や映画を観たあとは、舞台のハシゴや本を読んだりして
記憶の上書きをしないようにしてるんですが、
この日ばかりは、鞄から本を取り出してガシガシ読みました(笑)

これは、お芝居を観る人には避けて通れない現実。
観終わるまでは、どんな気持ちになるかわからない。

でも、だからこそ、面白いわけです。

今回もいい経験をしたロバみみです。

さあ、4月は観劇ラッシュのロバみみ!
楽しみです。


・『マクベス』千秋楽

2013年12月29日 | ・ロバみみの芝居小屋
今年、最後の観劇は長塚さん演出の「マクベス」。

2013年はコクーンの剛くんで始まり、コクーンの堤さんで締めくくり。
こうして振り返ってみると、いい1年だったなーと思いました。

さて、堤さんの「マクベス」。
コクーンの真ん中に円形ステージ、360度の客席。
セットもなく、派手な舞台衣装もなく、いたってシンプル。

ストーリーは、王を暗殺して王位についたマクベスが、
その罪にさいなまれつつ、暴君と化して、
やがては臣下の謀反に遭い、命を落とすというもの。

この辺は、この間の鉈切り丸の大元になった「リチャード三世」といい、
ザ・シェイクスピアって感じですね。

ただですね、申し訳ない。
ロバみみ睡魔の誘惑に負けそうでした……(涙)
せっかくの堤さんの千秋楽だったのに(涙)

なんでだろう?

ストーリー的にはなんも難しいことはありせん。
演出もシンプルでよかったし、役者さんたちの演技も申し分なし。
堤さんも相変わらず素敵なのに……。

やっぱりセリフの言い回しかな。

「王が殺されてる」

ってことを伝えるだけのセリフですら詩的すぎて頭に入りづらい。
つまりは長くて回りくどいってことなんですけどね。
読むなら問題ないの。活字なら。
わからなかったら、読み返すこともできるし、ゆっくり字面を追うこともできる。

でも、セリフだとそうはいかない。
「えっと、今の意味って……」って考えてる間にも、
芝居はどんどこ進んでしまう(汗)

でも、そこがシェイクスピアの醍醐味なわけで、
役者の演技とあいまって、うっとりと聞きどころって感じなんだけど、
ロバみみは戦ってた。ひたすら睡魔と(汗)

まだまだシェイクスピアを味わうには若輩者なわけです……。

でも、退屈させないように、役者さんが客を巻き込んでの演出もありました。

お客さんに話しかけたり、客席全体を軍隊に見立てての観客参加型演出。
工夫のこらされた作品だったと思います。

最後には、巨大な堤さんの生首が客席をゴロンゴロン、転がってた(笑)

これにはさすがに唖然としたロバみみでしたが、
縁起モノなんで、ロバみみも生首リレーに参加してみました(笑)

でも、眠気と戦いつつも、渋い役者さんたちは素敵に見えていました。

「祈りと怪物」でトビーアス・剛くんのおばあちゃんだった三田和代さんも
魔女メイクでご本人とはわかりづらかったですが、ご出演。
独特のセリフ回しが魔女っぽかった。ほんと。

そしてその魔女の親玉の池谷のぶえさん。
あのファルセットな声が好きです。
確か、ケラさんの「砂の上の植物群」が最初に拝見した作品だったと思うのですが、
役柄もおもしろかったし、すごく個性的だったんで、
あれ以来ずっと気になっている女優さんです。
あの作品、常盤さんも出演されてましたけど、もう一回観たいな~

で、今回、素敵だなーと思って観ていたのは、横田栄司さん。
蜷川さんとこで色々やってるし、シェイクスピアはお手の物って感じでしょうか。
やっぱりね、声がいいです。
耳ざわりのよい声がとても素敵でした。
そして、一人、その濃いめの容貌がスコットランド人っぽかった(笑)

なんか今回、目を開けているのがやっとだったロバみみの感想のポイントは
「声」でしたね(笑)
素敵に見えていた、というよりは、素敵に聞こえてきたってことでしょうか(笑)

この11月、12月で延べ10回ほど劇場に足を運んだロバみみ。
出費は痛かったですが、悔いなし!

さて、来年もどんな作品に出会えるか楽しみです。

もちろん今年のベストステージは、文句なし! ぶっちぎりで「鉈切り丸」です。



・宝塚宙組『風と共に去りぬ』

2013年12月22日 | ・ロバみみの芝居小屋
まぶしい……。

坂本フランケンとはえらい違いだ……。

先日、観劇して参りました宝塚宙組「風と共に去りぬ」。
しょっぱな心に浮かんだ感想がコレでした。

不朽の名作ですからね。こら、観てみなあかん、と思いまして。
まあ、スジ的には知ってるし新鮮さはないのですが、
つくづく、よくできたストーリーと登場人物の魅力にうなっていました。

この演目はダブルキャストだったんですねぇ。
ロバみみが観劇したのは朝夏まなとさんがスカーレットで
悠未ひろさんがアシュレの回でした。

アシュレはもっと冴えない感じのイメージだったんですが、
悠未さん、艶っぽすぎ。男前すぎ!

映画はずい分前に観たのでもう、記憶があいまいなだけかもしれませんが、
こんなパッとしない男に執着するなんて、スカーレットって……と思った気がして。

今の時代ならモテたかもしれないザ・草食系。
でも、悠未さんのアシュレったら断然、素敵☆

レッド・バトラーは肉食代表ですね。
スカーレットが主役の話なので、トップさん、若干出番少なめな気がしましたが。

ロバみみはヅカにはやっぱりハマれなかったので、
ファンの皆さんが「くすくす」と笑われている舞台上のやり取りなどは便乗できず(汗)
きっと普段の関係性とセリフがリンクしたりしてるんだろうなぁ…と、想像するのみ。

そして、やっぱり歌が入ると、集中力が切れてしまうので、
元の世界に戻って雑念と共に観劇……といった感じでした。

2幕の最初は、主要キャスト以外の人たちが
延々、南北戦争後の状況を説明するもんで、ちょっとたるかったかな。

主要キャストにスマートにセリフでサラッと言わせるだけでも
観客には伝わるのになぁ……と思いましたが、
あれはあれで、組子さんたちの見せ場的に必要なシーンなんでしょうかね?
あんまり好き勝手言ってると、
パンピーが邪道なこと言ってんじゃなないわよっ…と、
ヅカファンに怒られそうなのでやめときます(汗)

ともあれ、きらびやかで、先日の坂本フランケンのわびしくてさびしん坊なムードから一転。
ああ、日本て平和なんだわーって思いました。

今回ロバみみ的に目を引いたのは、娼婦役の緒月さん。
本来は男役さんですよね?
なんか、女性役の方が美しさが際立っていた気がしました。
それに加えて、観ていて役の心情にも感情移入できて、とてもよかったです。

でもって、悠未さんと七海さん、イケメンですね~
二人並んでるともうキラキラでした。
悠未さんの色気にノックウト気味でしたよ。ロバみみは(笑)

で、ロバみみのお隣の方が、明らかに悠未さんのファンの方で、
双眼鏡でガン見、熱い拍手、号泣、を繰り返していらっしゃって、
なんというか、見ていて切なかったです。

退団されるなんて、もったいないですね。
あれほどのイケメンなのに……。

でも、たくさんのスターさんとの出会いと別れを繰り返し、
ファンの皆さんが脈々と劇団を支え続けて100周年なわけですね。

そういえば、ヅカあるあるの某マンガがありますが、
100年の歴史ありといえど、日々、公演やイベントがあるといえど、
毎日ネタ探しするのも、さぞかし、大変なんでしょうねぇ……………。



ロバみみのブログはブイロクあるあるではなく、
リアルに思ったことや遭遇した出来事なんで、
「思いつかない~」ということはありませんが、
来年は、書く機会があるか心配です……。

ってことで、来年のロバみみは暇そうなので、
たくさんお芝居を観たいなーと思ってます。



・『フランケンシュタイン』千秋楽

2013年12月13日 | ・ロバみみの芝居小屋
誠に恐縮ながら、坂本くんと東山氏の夢の競演、
「フランケンシュタイン」の千秋楽を観て参りました。

いやいや、まず最初にロバみみ、思わず心の中でつぶやきました。

「鉈切り丸って、イケメンだったんだ……」

醜い男の設定でしたけど、鉈切り剛くん、キラキラしてたもん。
顔にアザはあったけど、やっぱりモトがいいからイケメンだったもん。

だーけーどー

坂本フランケン見た瞬間、「どした!?」と思いました。
ガチすぎて(汗)

そして、どっかで見たことあるぞ。この雰囲気……、と考えること十数秒。

ロード・オブ・ザ・リングだ。
こんなん、いたじゃん! 

ひらめいたとたん、思わず坂本くんに教えてあげたくなっちゃいました(笑)

だもんで、その特殊メイクに目を奪われて、しばらく芝居に集中できず(汗)
そして、

「坂本くん、いつ髪の毛を博士に作ってもらえるんだろう」

って、そればっか考えてた。

だって、ハートフルで物悲しくて切ない話だと思ってたんだもん。
妖怪人間みたいに、「早く人間になりたーい」みたいなフランケンと
博士の二人三脚の話だと勝手に思ってたんだもん。

原作はもちろん読んでません。
でも、どこからか遠い記憶で、切ない話って思い込んでいました。

んー、なんだろう。「シザーハンズ」的な。
ともすれば、大好きな「泣いた赤鬼」みたいな寓話。

そしたらさ、人間に迫害されたフランケンがキレて、みるみる悪いヤツになっていくから
「あー……」という感じで。

孤独なフランケンの復讐劇。

これが話の本筋でした。

基本に忠実なフランケンシュタインだったのね。失礼しました。本当に。

しかしながら、醜さゆえに忌み嫌われ、周りの人間たちを死をもってねじ伏せて行く様は
「鉈切り丸」とよく似ているのに、思ったよりフランケンに同情できなかったのは何故だろう。

うーん。
もしかしたら、いじらしさが足りなかったのかな、と。

「嫌われても、気味悪がられても、人間が好き。
 いいことしたら、皆、ボクを好きになってくれるよね?」

みたいな描写がロバみみ的には、もっともっと欲しかったのかもしれない。
まあ、これは本当に好みの問題だけど。

作用反作用の法則だからね。物語は。
人間への憧れと親しみが裏切られた時の反動が大きくなるほど、
残酷さも悲しいかな、より引き立つわけで。

そもそも、生みの親である博士に捨てられたことが
フランケンの一番のトラウマってことだったので、
初めから人間なんて信じられなくて当然……なのかな。

でも、全盲の老人と心を通わせて、老人の息子夫婦に見つからないように
薪を割ったり、農作業を手伝ったりしているようなエピソードが
個人的にはもっと見たかったなーと思いました。

こんなに人間のためにピュアに頑張ってるフランケンに何をするんだー!
もっと心の目で見てあげなよ!

ってフランケンに情が湧く前に、自分を恐れ殺そうとした息子夫婦への復讐に乗り出して
小屋に火を放って一家皆殺しっていうのが残念だった。
あっという間にただの醜くて凶暴な創造物になってしまって、悲しかった。

そんな扱いを受けてまで、いじましく彼らを助けて努力してる姿を見てウルウルしたかったわ。

客席の人たちを「恐れる側の人間」じゃなくて、「フランケンの味方」に変えるのが
やっぱりお芝居の魔法だからね。

あ、でも、坂本くんのファンの方々はとっくにフランケンの味方か。
だよね。

でも、あの役、本当に一回全部自分をなくさないとできないだろうなって思いました。
なんてったって、「生まれたて」なわけで、「あー、うー」しか言わずに、
アクションだけで、芝居を進めるのはヘレン・ケラー並みに大変なんじゃないかと。

そこは本当にすごいなーって思いました。

夢の中で、女性のクリーチャーと踊る坂本くんも、とても素敵でした。
外見は醜くくても、あの一瞬は、やっぱり王子様みたいでした。

こうなってくると、東山氏のフランケンも気になるところですが、
もう、無事に千秋楽を迎えてしまったのでそのお姿を観ることは叶いませんが……。

でも、博士のお衣装は、特に結婚式のお召し物は素敵でした。
今にも「仮面舞踏会」始まるんじゃ……って感じでした(笑)
逆にあの衣装の坂本くんも見てみたかったなー。

で、坂本くんの千秋楽のご挨拶は、

「(ヅラに手をあてながら)こんな姿で挨拶することになるとは思いませんでした(笑)
 演じる方も大変でしたが、観てる皆さんも同じように大変だったと思います。
 そんな衝撃的な作品と出会えてうれしく思っています」

みたいなことを言ってたと思います。(うっすらですみません)

東山氏には「念願の坂本との共演がかないました」と握手を求められていて、
その姿に坂本くんファンの皆さんの感嘆のため息が聞こえたような気がしたロバみみです。
東山氏の付き人時代がよみがえって、溢れ出す万感の想いみたいなね。

最後、坂本くんは舞台そででフランケンジャンプを披露して去って行きました。

その脚力、ふなっしーにも負けず劣らず。

そんなことを思いつつ、緊張感あふれる観劇となった「フランケンシュタイン」でした。




・『高校中パニック! 小激突!!』

2013年12月08日 | ・ロバみみの芝居小屋
クドカンの「高校中パニック! 小激突!!」を観て来ました。

渋谷に降り立った瞬間、「鉈切り丸」がフラッシュバックしましたが、
「今日もう、シアターオーブじゃないんだ…」
と思って淋しくなりました。

が、

結局、芝居が始まってからは大爆笑(笑)

未来の渋谷で2つの敵対する高校のヤンキーたちが
縄張り争いする話なんだけどね。

なんかもう、最強にバカバカしくて笑えた。
やりたい放題な感じで、学園祭で友達が劇をやってるのを観てるような気分だった。
いい意味で。

「あまちゃんでプチブレイク」の皆川猿時さんも、はじけまくってました。
特に笑ったのは、どんぶりね。

プリキュアもどきのコスプレで海荷ちゃんと矢島美容室を彷彿させる翔やんとの
3人組なんですけど、「プリピンク」「プリオレンジ」ときて、
一人だけどんぶり(笑)

そして、その決めゼリフが最強に笑える。
ネタバレしたらもったいないので、ここはぜひ、劇場でお楽しみ下さい(笑)

三宅弘城さんの沢尻ピリカも最高(笑)
ドラムを叩く姿はきまってましたけど、他は基本、はちゃめちゃ(笑)

そんなアホな大人たちに振り回されつつも好演の佐藤隆太くんと勝地涼くん。
オトコマエ度を下げながらも(笑)、頑張ってました。
勝地くんは、ほんと、やっぱり舞台で観る方がいいなー。
隆太くんは笑顔がサワヤカで素敵でした。

そして坂井真紀さん、いいですよね。
前に、新感線で観た「鋼鉄番長」のスケ番刑事も最高だったけど、
今回のウィスパー夜代先生もツボでした。
セリフも囁きながら登場してた(笑)

翔やんのナマ歌も聴けるし、とってもお得。
永山絢斗くんも、あんまりコメディなイメージなかったけど、なかなかにイケてました。

出演者全員が全力でバカをやり、
それを見ながら客席が全力で笑う、みたいな。
客席降りまくりだしね。

心にとどめておけないほど、いちいちくだらない。(いい意味で)
「俺の全力パンチで倒れなかったのは、オマエとお台場のガンダムだけだ!」とか、
そんなひと言でも、ロバみみはツボりまくりのありさま(笑)

もう、百聞は一見にしかず。

観ることでしか、伝わらない。
体感すべし。

そんな作品でした。

でも、あんなにガンガンに動き回って、叫びまくって、
皆さん、千秋楽まで持つのかなーと、心配になりました。
役者ってガテン系というか、やっぱり体力勝負なんですね。

それにしても、オーブに比べるとやっぱりパルコ劇場は見やすいな。
個人的にはオーブは好きじゃなくて…。
同じ5列目でも、見え方が全然違います。
芝居を観るなら、これくらいの箱がやっぱりいいな。

ちなみに、ぶっさんからマスターにお祝い届いてましたね。
ボードに名前が貼ってありました~

・11/30『鉈切り丸』前楽・千秋楽

2013年11月30日 | ・ロバみみの芝居小屋
とうとう「鉈切り丸」の幕が下りました。
剛くん、お疲れ様でした。

鉈切り丸は空を飛ぶことはできなかったけど、
剛くんは役者としてまた大きく羽ばたいてしまったなぁ…と、
成長して巣立っていく鳥を見送るような気持ちで客席にいました。
嬉しいような、そして、ちょっぴり淋しいような、そんな気持ち。

さて、マチネとソワレの連続観劇。
両部とも良席で観られたことに感謝、です。

なんかね、昼公演のラストシーンで、鉈切り丸が地獄の蓮池で立ち回っている時、
こぬか雨がライトに照らされて、鉈切り丸の頭の上に小さな虹を作っていたんです。

それを見た瞬間、なんか言いようもなく切なくなってしまって……。

「畜生だと思っていたが、お前もやっぱり人だったんだねぇ」

建礼門院がそう言っていましたが、
最期の時、蓮の花の前で最後の命の火を燃やす鉈切り丸に
観音様の慈悲の光が降り注いだように思えて、
少しの救いを見たような気がしてしまいました。

それをね、なんだかとっても剛くんに伝えたくなってしまって。
昼公演と夜公演の合間に、ロフトに走ってポストカードを購入。
簡単で短い文章ではありましたが、お手紙をしたためてみました。

突然現れたのか、ロバみみが気づかなかっただけなのか、
出演者宛のお手紙を預かってくれるコーナーが出現しているのを楽日に初めて知ったので。

まあ、楽日で撤収するんで荷物も多いだろうし、
剛くんの手元に届いても、マネージャーさんが持ち帰って
そのまま処分の運命かとも思ったんですけど、まあ、やるだけやってみました。

本当にね、あの虹。
鉈切り丸の使い果たした命を最後に優しく包んでいるように見えたんです。

光の加減なので、角度によって見える場所と見えない場所があると思うんですが、
もちろん剛くん本人には見えるはずもなかったと思ったので、
伝えたかったんですよね。

聞いたところで「あそ」って感じかもしれないですけどね(苦笑)

そういえばウィルヴィルの時も、色々手配して頂いてお世話になったスタッフの方に
差し入れしたついでに、剛くん宛のカードを託してみたんだった。今、思い出した!
届いたのかどうかは未だに不明。そんなものよね(笑)

さて、そんなこんなで色んな気持ちがあふれる楽日の観劇。

剛くんの演技のひとつひとつにゾクゾクしながら、観ていました。
好きなシーンやセリフ、表情、全部細部に至るまで目に焼き付けたかった。

不自由な右足に感情を持たせて歩き、走り、時に踊るような足取りで
鉈切り丸の心を雄弁に語る剛くん。

剣先を空に突き立てて、トビに天下を約束する範頼の輝く目。

頼朝が奥州を制圧して、「いざ! 鎌倉!」と叫んだ後、
振り向いて両手を広げる範頼の、まるで自分が鎌倉を手に入れたかのような
自信に満ちた表情。

「殿ねぇ…。悪くない」
と、冷静で冷徹な範頼が、ほだされる瞬間。

祝言の最中に舞を見ながら時折見せる満足げな微笑みと
征夷大将軍に就任した祝いの舞を見つめる静かな面持。

弁慶の呪いの言葉をあざ笑う毒のある目つき、
義経の自害を操る死神のような顔つき。

「穴があったことさえ忘れてしまうだろう」
と、心の影をつぶやく横顔。

殺陣は見るたびごとに、どんどん切れも迫力も増して、
泥臭い息遣いで多くの人間の命を蹴散らしていく。

「俺に羽をくれ。代わりに鎌倉をやる」

そう鳶に訴えかける鉈切り丸の最期は痛烈に悲しかった。

壮絶なラストシーンのあとの脱力感は半端じゃなかったです。
鉈切り丸は、本当に命を削って演じるほどのキャラクターだったのではないかと思います。

そんな張りつめた中、千秋楽は少しの遊び心もいっぱいでした。
生瀬さんは一段と弾けてましたね(笑)
御酒に酔いすぎでしょ(笑)

若村さんとの夫婦どつき漫才は、息かぴったりでした。
若村さん、「カリギュラ」の時にうーん、と思ってたんですが、
北条政子、よかったです。
ヒステリックで感情的なんだけど、うるさくなく、メリハリがあって、
母と妻の苦悩みたいなのも伝わって。時にチャーミングな面もあったりして。

生瀬さんに「オトちゃんかわいい。(若村さんをチラ見)断然、こっちがかわいい」と言われて
思わず呆れ顔で笑ってしまっていましたが(笑)

そして、剛ちゃんも!

頼朝の兄上とのシーン。

頼朝「政子が私の右腕なら、範頼は私の、左腕だっ…!」
範頼「……」
頼朝「もう一回! 政子が、」
範頼「大丈夫ですから!」
頼朝「…(まだ粘ろうとする生瀬さん)」
範頼「大丈夫ですからっっ!」

と、有無を言わせぬ「大丈夫ですから」二連発(笑)

頼朝が範頼を抱きすくめるシーンも、セットから落っこちないように
振り向いて二度見して後ろを確認する剛くんが可愛くって、
客席の笑いを誘っていました。

この抱きすくめられる時の剛くんのなんとも言えないこそばゆい顔が何度見てもツボでした。

そして、流鏑馬のシーンでは、義盛殿の追っかけに混ざったホモ男さんに
今までは義盛が蹴りを入れていたんですが、
千秋楽は剛つんの「必殺・鉈切りキック」が炸裂~(笑)

ああもう、こーゆーとこ、森田剛だっ! って思いました(笑)

(注)剛くんは劇中「鉈切りキック」とは言っていません。

カーテンコールも満場のスタンディングオベーション。

そして、座長である剛くんのご挨拶。

「今日を迎えられてとても嬉しく思っています。
 明日から12月です。寒くなりますので、皆さん、風邪などひかないように気をつけて下さい。
 よいお年を!」

も、もう?(笑)
でも、クリスマスもすっとばして、いきなり年末の挨拶をかますあたりが森田剛だわ…って感じで、
本当に「おかえり。剛くん。お疲れ様でした」って思いました。

そして鳴り止まない拍手の中、最後に上手の竹藪の前にひょこっと再登場。
昼公演でもこの場所にご登場賜った範頼様でしたが、
その時は、王子様がお姫様にダンスを申し込むかのようなお辞儀でご挨拶。
もう、その瞬間、ロバみみ、溶けそうでしたが
夜公演では、客席に向かって剛ちゃんスマイルで手をいっぱい振ってくれました。

だめだー。
あんなに険しい顔で残酷だった男に、こんなハニカミ笑顔を見せられたら……。
…やっぱり、剛くんが大好きです(涙)

楽は健ちゃんも、ご来場していましたが、
他にも高岡蒼甫くんや萩原聖人さん(多分)とすれ違いました。
どんどん演劇関係者に「森田剛のすごさは、たかがジャニーズレベルではない」ことを
その目で確かめに来て欲しいです。

今回の作品は、あまりにもすごすぎて、
次回の剛くんの仕事のハードルがかなり上がってしまったような気がします。

他の演出家の方にとっても、森田剛をキャスティングしようとしても、
これを超えなきゃいけないというプレッシャーと戦うことになるんじゃないかと
思ってしまいました。

まさに「鉈切り丸」は演劇界への挑戦状ともいえる作品になったのではないかと思います。

でも、剛くんは、そんなことはお構いなしに、
ずっと上を向いて、どんどん進んで行って欲しいと思います。

そんな剛くんに、絶対ついていくからね。

個人的には、今度はコメディなんかにも挑戦して欲しいです。
多分、ヒール役より難しいジャンルだと思うし、
また違った引き出しが剛くんを高みにつれて行ってくれると信じてる。

でも、まずはリセットする時間が必要かもしれないですね。

剛くん。本当にお疲れ様でした。
そして、心揺さぶる作品をどうもありがとうございました。

ロバみみより愛をこめて。