俺とオートバイは今、兵庫にいる

2輪レースと写真が趣味のブログ
(千葉から兵庫に引っ越しました)

新型スカイウェイブにおける2人乗りの考察

2006年06月02日 03時46分17秒 | オートバイ

2006/05/29 10:16 PANASONIC DMC-FZ10-K 59mm付近 ISO50 f3.3 1/160


結論から先に言うと、今回のスカブーによる、初めてのタンデム300kmツーリングはいろんな意味で失敗に終わった。


オートバイにおける2人乗り。それは乗用車に運転席と助手席に2人で乗るのとはかなり意味合いが違う。乗用車の場合、まあ一人で乗ろうが2人で乗ろうがそれほど操縦性が変わるわけではないし(4人乗れば話は別だが)、車の場合は全くの赤の他人でも乗るケースが出てくる(タクシー等)。オートバイはその軽やかな性能を発揮させるためには本来は一人で乗るべきものかもしれない。生身の馬もそうだ。しかしその馬でさえ2人乗りは存在したし、またオートバイも日常的に2人乗りは行われており、若い頃はその行為自体に心ときめいたものだ。

まず以前に乗っていたRZとの大きな違いはもちろんそのAT。そしてその広い着座面。2人の乗るシートの大きな段差。ホイールベース。タイヤサイズ。細かい所を上げていくときりがない。RZで一日300km程度のツーリングには何度か出た事があるのだが、これがなかなか体力を消耗する。最初の内は何でもなかったギヤとクラッチの操作も後半はグダグタになってくる。座っているそのお尻はジンジンと痛くなる。気温にもよるがその受ける風によっては体温を奪いさらに疲労度を増す。これで雨でも降ろうものなら悲惨な状況となるのだ。あとうちのタンデムの場合、かみさんが後ろでしがみついてる状況だったので体重がもろに俺にかかってくる。さらにそのかみさんが居眠り状態に陥るとさらに重さが増して俺自身の厳しさも増してくるのだ・・・。


2006/05/29 17:00 SIGMA 18-50mmF2.8 EX DC 18mm付近 ISO100 f11 1/500

ま、そんないろいろな経験をふまえた上で、俺はスカブーを選んだ。スカブーの大きさや取り回しの事も考えた上で、いろんな場面で最高のパートナーになってくれるのではないかという大きな期待を込めて、俺はスカブーにした。

今回の野島崎タンデムツーリングで分かったこと、もちろん今までの俺にとって300kmのタンデム走行は実は初めてのことなのだが、走行後の疲労感は恐ろしく少なかった。RZはもちろん前傾姿勢で多少腰も痛くなるのだが、スカブーはそれがない。むしろ足を前に投げ出してお尻に体重がすべてかかっている分、かなりケツが痛くなるのでは?という危惧も無用だった。これもシートの程良い固さと幅広いその着座面のおかげかもしれない。とりあえずは持病の腰痛も悪化傾向はなし。いちいちギヤを変える必要もなく、程良くトルクがあるので加速したい時のストレスもそれほど無い。これも長距離では意外と少しずつ効いてくる。あとタンデムでも燃費は30km/L近くいくことも分かり、その経済性は車の比ではない。

スカブーの場合、運転手と同乗者には少し間隔があり、しかも大きな段差があるので、これも俺の疲労度を軽減するのにかなりの作用を及ぼしている。つまり同乗者は俺にしがみつけないので、今回のスカブーの場合、俺の肩に両手を置いてそこだけでつかまっている感じなのだ。よくよく考えてみればそれは同乗者にとっては負担が増していると分かりそうなものだが、今回のツーリングが終わるまでなかなか気づけなかった。足はステップにしっかりとつけないし、クラブバーにはしっかりと手が届かない。これはかみさんの小柄な体格による特有のものかもしれないが、同乗者がいかに負担を少なく乗れるかをもっと考える必要がありそうなのだ。事実、このツーリングの後にこの同乗者は腕と内股に筋肉痛を訴えていた(^^;。


2006/05/29 17:13 SIGMA 18-50mmF2.8 EX DC 18mm付近 ISO100 f11 1/800

実は今までバイクの後ろに乗って、怖いなんて一言も言ったことがないかみさんが、今回高速に乗った時、初めて「怖い」と言った・・・。そうなのだ。高速での2人乗りが解禁となり、今までにないスピードを同乗者は体験することになる。車の助手席とはビリオンシートは訳が違うのだ。盲点だった。

今回はただの有料道路だったので、それほどのスピードじゃない。こんな調子ではとても東名等の100km制限の高速は絶対に無理だ。バイクで高速に乗ったことがある人は分かると思うが、80~90kmぐらいからそれまでにない自分にかかる風圧を感じ始める。これもかみさんには効いたようで、もう高速にはスカブーで乗りたくはないそうだ・・・。高速2人乗り解禁。今回スカブーを買ったのもこれが一つのきっかけだったのだが、心の片隅にあった心配がいきなり現実となり少し戸惑っている。

ま、高速に乗らなきゃなんとかなるんだろうけど(^^;。
どちらにしても少しでも後部シートに乗る人間の負担を軽くするためにも「シーシーバー」は必要なようだ。純正品はどうも踏み切れないものがあるので、社外品に期待しよう。デイトナで市販が予定されているものがまあまあ良さそうだ。

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
未だ馴らし中(^_^;) (おいらっくす)
2006-06-02 12:17:26
なので、タンデムはまだ一度もしたこともありません。相方はroadraceさん奥さんと違って重量級(投稿内容は読まれないようにしないと)なので6000rpm以上いる!と勝手に思っとります

この前僕はちょっとひとりで遠乗りをしたんですけど、僕もかなり運転は楽になりましたよ。



>タンデムバー

自分も欲しいと思っているのでroadraceさんの良さそうなのが出たらインプお願いしますね~

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Unknown (枯枝)
2006-06-02 17:21:26
トラックバック書いてみました。

よかったら読んでください。

でも、いまいちトラックバックの意味がわからないので使い方間違ってるかもしれません(笑





タンデムシートについてですが、ピリオンバックレストがほしいですね。

(あんまり効果はなさそうですけど)

見た目的なものであったほうがいいかなぁと。

あと、ストップランプもほしい。。。



法律のせいで、type-S標準装備じゃなくなったみたいですね。前の方までは標準だったのに。
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Unknown (roadrace)
2006-06-02 23:05:22
●おいらっくすさん

そうですね。慣らし中のタンデムはやはりエンジンに負担をかけますからやらなくて正解だと思います(^^;。相手が重量級だとなおさらかもしれません(^^;。

距離が伸びると、なおさらこのてのバイクの良さが分かります。運転はやはり楽ですね~。



タンデムバーは色々と情報収集をしてから、購入したいと思っています。またご報告しますね(^^)。



●枯枝さん

トラックバックありがとうございます。是非読ませて頂きます(^^)。

バックレストはやはり自分の場合は必要だと感じました。ま、これは付けてみて同乗者がどう感じるかにもよります。あとはやはり見てくれが大事です(^^)。私もハイマウントストップランプ、付けたいんですよ。前のtypeSには付いていたのに・・・。まさか法律のせいかもしれないとは知りませんでした。
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