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長期政権の功罪--成熟と老害のはざま--〈サンリオ,創業者で92歳の辻社長退任〉

2020-06-18 16:07:36 | 「身の丈」経営

長期政権の功罪--成熟と老害のはざま--

 このところ,ウシオ電機 牛尾治朗氏(89)の会長退任に見られるよう,長期に渡り経営の最前線に立ってきた80歳代の経営者の退任の報が相次いでいる。
  「ハローキティ」などのキャラクターを生み出したサンリオは,創業者で92歳の辻信太郎社長が7月1日付で社長を退き,孫で31歳の辻朋邦氏が後任になると明らかにした。信太郎氏はその後も会長職にとどまるという。
 大手芸能事務所のホリプロの創業者の堀威夫(たけお)氏(87)は,ファウンダー最高顧問を退任し,経営者の座から退く。

 その一方,長期政権を続ける高齢の経営者も多い。その筆頭格が2020年1月末に90歳の誕生日を迎えたスズキの鈴木修会長である。60年以上にわたり経営の最前線に立ってきた自動車業界の「レジェンド」。「死ぬまで現役でやるんじゃないか。任せられる後継者が見当たらない」との辛辣な声も聞かれる。

 鈴木修会長と同様に,長く陣頭指揮を執る企業とトップをリストアップしてみた。
 ・ライフコーポレーション代表取締役会長兼最高経営責任者の清水信次(94歳) 
 ・サンリオ代表取締役社長の辻信太郎(93歳)
 ・信越化学工業の金川千尋会長は92歳
 ・公益財団法人稲盛財団の稲盛和夫理事長は88歳
 ・住友不動産の高島準司会長は88歳
 ・アークス代表取締役社長,ラルズ代表取締役会長の横山清氏は 85歳
 ・大日本印刷の北島義俊会長は85歳。
 ・キヤノンの御手洗冨士夫会長は83歳
 ・富士フイルムホールディングス(HD)の古森重隆会長は79歳
 ・山崎製パンの飯島延浩代表取締役社長は78歳

 こうした事例から,長期政権の功罪--成熟と老害のはざま--を考えてみたい。

 

 

 

 

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