My Own Way~I am me~

悪性リンパ腫(ホジキンリンパ腫)の
現在進行形闘病記録&自己満日記

筋肉痛

2006年11月30日 19時20分06秒 | Weblog
11月30日(木)
ズーン。痛い。何が?筋肉が。
はい、性懲りもなく筋肉痛になってしまいました。
昨日少し歩いただけなのに。。。
退化は予想以上に激しかったようで、ひさびさの筋肉痛に
もんもんとした青春を感じながら、今日一日を過ごしました。

と言いつつも、外出はきちんとこなしちゃんですよねぇ。

さて、今日のミッションは、すっぱいパン購入です。

いってらっしゃい、デコ隊長。
行ってきます。

最近は、米を食べたいとは思わないのだけど、やたらと酸味のあるものと、
パンが食べたくなる。これは、何かの陰謀か根回しだろうか。
この2つのキーワードと来たら、あのパン以外なにがあるっていうんだい。

そう、もうこのブログでは常連のbread of legendに君臨するあのパンです。

太ももの裏に心地よい痛みを感じながら、
中学校のころのサッカーの試合で
開始1分、速攻で足がつった先輩を思い出しながら、
しかも、その先輩はそのままつったのが治らなくて交代させられてしまったのを思い出しながら、
しかも、その交代相手が、神のイタズラなのか、先輩のイタズラなのか、俺だったのを思い出しながら、


俺は歩いた。

あとは、いつもどおりにミッション遂行に成功。
めでたしめでたし。



11月29日(水)

2006年11月29日 21時57分19秒 | Weblog
11月29日(水)
元気があれば、なんでもできる。

スズカここに復活です!
「あとは、自分で栄養取りなさいよ」と
てんこ君は捨て台詞を残して、今日で、彼とおさらばしました。

ということで、当然、外出です。
白血球2400。ギリセーフです。はい、行ってらっしゃい。
外出に行けるのは、次の採血まででしょう。
いけるときにいっとくのがG-CSF患者の鉄則。
昔から、出来るときにやっておけっ!ていうでしょ。あれですよあれ。

今日は、ちょうど、ととろおじさんがお昼にお見舞いに
来てくれたので、外出して昼食を食べに行きましょうと誘う。
ととろおじさんに
「おなかすいてますか?」
と、聞くと、
「僕はいつでもおなか空いてるよ。」
と、さすがのととろっぷりを発揮してくれる。

で、行く先は・・・カレー?


ではなくて、歩いて30秒ほどのところに位置する中華料理店へ。
というのも、俺の胃袋がまだ洋食に対して胃液を過剰放出しっぱなし
だったためです。
なぜか中華は不思議と食べたいと思うんだなぁ。なぜでしょうね。
やはり、日系の血が騒ぐからでしょうか。


中華料理店では、

俺は、以前にも食べたあんかけ焼きそばをおいしく頂く。
ととろおじさんは、ランチメニューの2番をぺろりと頂く。
そこで少しととろおじさんと談笑してから、その店を出る。
店員サモハンさんに別れをつげる。店員サモハンさん、とてもおいしかったです。また来ますね。
少し歩いて、ととろおじさんとも別れを告げる。
とても、楽しかったです。また、来てくださいね。

さぁ、おれ、これからどーする。
1、病院に戻る。
2、ふらつく
3、ふらつく
4、ふらつく

仕方ないから、フィフティーフィフティーで答えを半分に絞る。

ドン!

2、ふらつく
3、ふらつく

が残る。

よって、2のふらつくに。

外出アンサー?




イエス。

ふらつくアンサー。

で、久々に絵を描きたくなり、文具店を探す。
今朝、ナーサーに文具店の場所を聞いていたのですぐに見つかる。
そこでスケッチブックと鉛筆を購入。
この2つあれば、絵は描けるからおもしろい。

そして、次に無性に叫びたくなった俺。
はい、行ってしまいました。
そうです。一人カラオケです。
はい、そこ、寂しいとか言わない!
はい、特技は一人遊びです。きっと、何かの面接で使えることでしょう。

ていうか、普通に一人で僕、カラオケ、かなり、楽しめるアルヨ。
1時間ポッキリ、一人で熱傷!あ、いや、熱唱!!
それはそれは周りのお客は、俺を見て楽しそうに見えたことでしょう。
はい、実際めちゃくちゃ楽しかったです。



イエモンを歌いまくりです。吉井さん、かっこよすぎです。
はい、誰かこんな僕をどうかカラオケに連れて行ってください。

そして、一人でテンションがあがったまま、今日の外出の一番の目的を思い出す。
そうだ、納豆川中!…?納豆買わなきゃ!
はい、だいぶ頭もやられてるようです。

それで表参道のいつものお店へ。
納豆をこれでもかというくらいの6個購入してやりました。
だって、ここの納豆おいしいんだもん。
そして、例のすっぱいパン屋にも足を運んだのですが、あえなく撃沈。
今日、水曜日は定休日なのです。あー、あの伝説のパンがムショウもっこりに食べたかった。

そんなわけで、今日のミッションを無事終了し、
病院へ帰院。

夕食をさらっと食べ、
さきほど買った鉛筆を使って絵に没頭しましたよ。
今回のモデルは、タッチの演技で胸キュンさせられた長澤まさみちゃんです。
彼女の演技はよくわかりませんが、くぁわゆいです。
そして、絵のほうは久々のせいか、鉛筆だけのせいか、納豆食った、いや、納得いった出来になるまで、
いつもの3倍の時間がかかってしまったよ。
デコにもやはりブランクはありますね。これぞ、デコブランク。なんかレゴブロックと似てますね。
でも、結果的には大満足の出来になりますた。


これを見た
ナーサーA氏「おぉ、意外な才能があるんだね」
と、お褒めの言葉をくれる。それに対し、

デコナルド「なかなかうまいでしょぅ。」

ナーサーA氏「うん、うまいうまい」

調子付くデコナルド「でしょぉ?俺に惚れました?」

ナーサーA氏「…。いや、惚れないわぁ。あえて言うなら、惚れないわぁ。」

デコナルド「……。でも、けっこううまいでしょぉ。」

ナーサーA氏「うん、ほんとにうまいわぁ。」

デコナルド「でしょぉ?俺に惚れちゃったでしょ?」

ナーサーA氏「…。いや、絶対惚れないわぁ。あえて言…」

デコナルド「もういいです。」

そんな感じで、ナーサーA氏にプチ玉砕し、落ち込んでむデコ。
でも、ここで引き下がってはいけない。
負けられない戦いがここにある。
そして、あえて「一人でカラオケ行ったんですよ。」と、一人カラオケの話をナーサーA氏にする。すると、意も返させぬ速さでナーサーA氏は、
「うわっ、寂しいっ!普通にひいちゃった。」
と、軽蔑のまなざし。さすがは、A氏です。だてに、バックパッカーでアジア放浪してないわ。あなたにはかないません。
見事にA氏に粉砕した俺。
もっともっと強くなれ!

はぁ、今日も一日、お疲れ様、おれ。
そろそろ寝るか。

安定剤でもして寝よう。(冗談です)

今日も充実した1日だったぜ。いい眠りにつけそうだ。


最後にリリスケ。
もうちょっとまってろよ~。てか、俺のこと覚えてるか~。


11月28日(火)~パール~

2006年11月28日 12時50分03秒 | ESHAP療法
11月28日(火)
ようやく、パソコンで文字を打つ頭の回転が戻ってきました。
治療終了後は、ステロイドの反動なのか、抗がん剤の副作用なのか、
とにかくだるくて、1日中寝てました。
その後は、テレビをひたすら見ながら、寝てました。


不自由と嘆いてる自由すら見失っていました。


ご飯は、少しずつ食べられるようになって来ましたが、
どれもおいしそうに見えません。見るだけではきそうです。
できるなら、食べたくないです。

もう少しの辛抱でしょう。


ESHAP2回目2日目

2006年11月21日 20時53分45秒 | ESHAP療法
11月21日(火)
ESHAP療法2回目2日目
ムカムカと、水っぱら、便秘、手、顔のむくみ。
食事は100%完食。(病院食はほとんど食べられなくなってきた)

おかんの幹細胞がめでたく目標値を超えて採取に成功しました。
ちなみに俺とおかんのミスマッチな部分はA型、B型、DR型とある白血球の
HLA型の中のA型だそうです。

なにはともあれ、お疲れ様でした。
ドナー宛に手紙を書かなければなりませんね。

今日は、二組もお見舞いに来てくれました。
元気とおでんとスウィートポテトをもらいました。
おいしくいただきます。


俺の未来は・・・

2006年11月20日 19時46分27秒 | ESHAP療法
11月20日(月)
ESHAP療法2回目1日目
朝・昼・夕100%完食。
熱もなし。
でも、でも、わかっちゃいたけど、


だるいです。


そうそう、大事なことを書き忘れてました。
おかんの幹細胞は、半分以上採取できた模様。
グッドジョブ、マザー。で、明日、もう一度チャレンジだそう。
けっこう、ぺにゃってるおかんです。
そりゃぁ、疲れるよね。

午後6時ころには、血液成分自動分離器で、奪い取られたおかんの血小板を
おかんの体内にリバースする輸血も行われた模様。
すげーな。倫理の範囲超えてるよ。

とにかく、がんばれ、おかん!
俺の未来はこのどうにかしてほしい病院食にかかっている。

医師とのカンファレンス

2006年11月19日 21時05分57秒 | ミニ移植
11月17日(金)
◎医師とのカンファレンスの内容
1、1回目ESHAP療法の評価(胸部CTにて)
2、これからの治療の流れについて
3、ミニ移植の詳細について


1、今回の治療に関しての評価
  胸部CTにて、治療前(10月15日)と治療後(11月13日)を比較。
●腋下(脇)については、いくつのリンパ節の腫れが結合して大きくなっていた
 ものが、ほどけて、一つずつに分かれているようである。つまり、部分的に小さ
 くなっている。
●肺について、両肺の後部にあったものが、やや、小さくなり、薄くぼやけて
 きている。つまり、治療の効果があったと言える。気管支鏡では、悪性の細
 胞は採取できず、カビの可能性も拭いきれなかったが、今回の治療の結果か
 ら、カビ治療をしていないにもかかわらず、影が小さくなっていると言うこ
 とは、カビではない。カビは、ステロイドで小さくなったりしないのか?の
 問いに対して、ステロイドや、抗がん剤では、小さくなることはないとの解
 答。つまり、治療に反応したということだから、その影は、リンパ腫病変と
 断定できる。

●腫瘍マーカーと言われるIL2レセプター(SIL2レセプター)の値が、治療
 前、1100と高値を示していたものが、治療後は、700まで減少。よっ
 て、治療効果があったとのこと。

●CRP(炎症反応)が、治療前7.0前後あったものが、治療後、1.0以下
 になっていること。つまり、腫瘍による炎症が減少したということ。

以上のことのどれから検討しても、今回のESHAP療法は、効果があったと言え  る。


2、これからの治療の流れについて
  1の結果より、ミニ移植の前にできるだけ、寛解にするため、もう一度、
  ESHAP療法を11月20日(月曜日)より、試行する。
  今回の血液の回復のプロセスから見て、12月半ばには白血球数が回復すると  の予測より、その前後で、腸骨と背骨にある腫瘍に放射線治療(何グレイかけ
  るかは未定)を地元の函館で行う。それで、病状をコントロールして、年明け
  に、東京で親とのミニ移植を行う。


3、については、移植前になったら、詳しくまとめます。
  で、今回は、俺がフル移植ではなく、ミニ移植になったわけ。
  ①悪性リンパ腫の再発患者に対してのフル移植の成績があまり良くない。
   (治療関連死だけで40%にのぼる)
  ②以前の放射線治療で、肺に放射線肺臓炎がみられ、大量化学療法をした
   ら、肺がもたなくなる可能性が高い。
  ③欧米(特に英国)では、ホジキンリンパ腫の再発患者に対してのミニ移植
   の成績が良いというデータが実証され、その有効性が期待されているため。


  一応、今のところ使う予定の薬は、
   ・クラドリビン(プリン誘導体)
   ・ATG(抗胸腺免疫グロブリン)(抗ヒトTリンパ球ウサギ免疫グロブリン)
   ・ブスルファン(Bu)(抗がん剤)

今日はこの辺で。随時、わかったことをのせていく予定。

おかん上陸

2006年11月18日 14時57分11秒 | Weblog
11月17日(金)
おかんが俺のドナーとしての幹細胞採取のため、こちらの病院に
入院しにくる。おかんの顔を見るのは1ヶ月ぶりでしょうか。ご苦労じゃった。
そして、おかんも俺と同じ病棟に入院することになる。親子そろって同じ屋根の下に入院というのも、なんともコミカルですね。なんだか、そわそわするのは俺だけでしょうか。デコ、なんだか落ち着きません。

そんなこんなで、昼食は、親子団欒で病院食を一緒に食べましたよ。そこで、おかんが、袋からなにやら取り出す。なんですか?おみやげですか?ちょっと、期待で心躍るおれです。そこに差し出されたのは、おかんが作ってきてくれた自分で「お袋の味」と公言するご飯のおかずでした。
おぉ、ちょっと、これには、親のあたたかみに浸っちゃうデコナルドです。
俺にとってのお袋の味は、なんといっても、ごぼう。なぜだか、ごぼう。なんだか、切ないぞ。
今回も、予想通り、見事に、ごぼうの煮物が入っていた。
そのごぼうの味がやけに心に染み入るのはなぜだろう。

昼からは、移植についての担当看護婦とのオリエンテーションが行われ、移植に関してのお話が1時間程度行われました。
なんとなく、移植の大まかな流れを把握できました。

その後、主治医のFFコンビから、今回の治療の効果について、次の治療について、移植について、のサザエさんもびっくりする内容の濃い3本立てのお話をしてもらいました。
ちょーフラッシュバックで説明すると、今回の治療は効果があったということ、
来週の月曜日(20日)から、もう一度、ESHAP療法を施行するということ。
年明けにミニ移植をする予定でいること、その同意をしてほしいということ。

その詳細の内容については、後日まとめますね。なにせ、石原ヨシズミくらい濃すぎるんですよ。

そして、おかんが今日、2回目のGーCSF(白血球を無理やり上げるお注射)を18時に済ませる。その様子を観覧するおれ。親がベッドで注射を打たれているのを見るのは、妙にセンチメンタルな気分になります。逆の場合も、同じだろうか。

そして、今回は、今日くらいしか二人で外出できなさそうなので、、二人で、外食に。
東京に似つかない格好の二人が、銀座の中心をふらつく。
おかんの入院中の嗜好品をGETし、俺の次回の治療のための最終的な食料供給を済ませる。
そして、21時帰院の予定だったが、それに間に合わず、親子そろって、遅刻宣言を病院に電話しなければならないアクシデント発生。んーセンシティブです。そして、21時半ころ、そろって、同じ病棟に帰院。これには看護婦も苦笑い。

そんなこんなで、妙に感傷的で内容の濃い一日でした。

貧血と僕

2006年11月16日 19時57分27秒 | Weblog
11月15日(木)
外は快晴。しかし、この外出錬金術師の俺にも悩みがあります。
それは・・・このごろ、外出に行く目的がなくなってきてしまったじゃないか!ってこと。どうしちまったんだい、俺。全くもって俺らしくないぞ。
これもすべて、あいつのせいか、そうなのか?そう、貧しいに血と書いて、貧血。俺は金欠。
そうなんだよ。貧血症状が辛い今日この頃なのです。どうしちまったんだい俺の骨髄。

いい加減目覚めなさい。
そろそろ、目覚めて造血してもらわないと、ほんとにシャレならないってば。

そんなこんなで、今日もスローライフです。動きがスローってことね。
なにか、ナーサーの中でも、
「スズカ君って、運動まったくしないよね。」
って、評判らしいです。英雄には、批評はつきもの。仕方ないさ。
院内でディーク更家になれるほど、俺は器がでかくないんです。

となりのおにさんも、夜が眠れないらしく、辛そうだ。てか、眠そうだ。日昼夜逆転してしまってるし。
それでも、夜には復活し、俺とにこやかに会話してくれる。彼はかなり器がでかい。

それで話題になったのは、松坂の大リーグ移籍チーム決定のニュース。移籍金60億だって?すごいなぁ。
どこかの白い恋人やらを背にしょったサッカーチームも買収してほしいくらいです。それが無理なら、白い友達以上恋人未満に格下げしてほしい。

話は戻って、松坂はドラフト一位選手。
俺は思う。
骨髄バンクでもドラフト制度を作ればいいのだ。
名づけて、

「ドナフト制度」


これは、名案。
俺の好きなのは、こしあん。
友達が好きなのは職安。

それはいいとして、さまざまなHLA型を著有名病院12施設が、指名するのだ。
もちろん、逆指名はできない。みな、息を呑みながら、一巡目に呼ばれるかを電話の前で
正座して待つ。これはドキドキものです。

ふぅ、これで、ドナー待ちの患者も安泰だな、トランクス。

おぉ、いつの間にか妄想癖まででてきてしまった。やばいやばい。

今日は、ととろおじさんと、となりのおにさんの夢の共演も見れたし、
いい一日だったな。

そいえば、ブログ名、own my way じゃ並びがおかしいらしいです。
で、my own wayが正しいようです。

採血結果

2006年11月16日 17時16分08秒 | 採血結果
11月15日(月)
●採血結果
白血球     4200
ヘモグロビン   7.3(低)
血小板    81000(低)
CRP        0.7(高)

LDH       195
ALP       337
GOT        19
GPT        25

血液型選手権

2006年11月13日 23時18分21秒 | ミニ移植
11月13日(月)
朝一番から、胸CTと胸レントゲンに行ってきました。
いわゆる一回目の治療の評価です。
今回は、胸のCTしか評価しないそうです。というのも、腰の骨のところの腫瘍は、
化学療法が効いていても、残存の影が残るらしく、CTやMRIで小さくなっているかの評価をすることは難しいらしいのです。

CTの結果を見ての主治医の見解によると、
「まだ、残存してるけど、部分的には効いていると思う」
というなんとも曖昧な答え。それでも、効いているのは確かなようで素直に喜びましょう。来週あたりから今回と同じESHAP療法をすることになりそうです。また、あの悪魔の5日間が俺を待っているのか。でも、今の俺は、前回の俺と一味違うぜ。前回は、食欲がないときに食べるアイテムがほとんど皆無で、あの痛ましいカレー事件というものが起きてしまったが、今回は、それらの経験を踏まえて、消化の良い食物のアイテムを不足なく揃えておいたからな。さすが、用意周到な俺。もう怖いものなしでしょ。どんとこいや、キロサイド、シスプラチン、こんちくしょー!

今日は雲ひとつない快晴。お天道様が、どうぞ外出に行ってくださいと、俺に言ってくれてるようなので、仕方ないから外出へGOする。表参道でパンと味噌と醤油とジャムとゴマペーストを購入。
しかし、やはり、貧血のせいか、地下鉄の階段を少し登っただけでも、壊れた車のマフラーのように心臓がドッキンドッキンうねる。これは大変だ。おい、心臓、美しい国をつくるのもいいが、お願いだから、俺の血も作ってくれ。

そんなわけで、早々に帰院。今は無理できないですものね。

夜は、隣のおにさんと、ナーサーYさんとスズカデコナルド氏で血液型講和を開催する。
意外に講和は盛り上がり、談話から談笑に形態をかえる。そして、ナーサーY氏のベールが脱がされる。ナーサーY氏、実はBなのです。B型だと、あ~あ、やっちゃった的な雰囲気になるのは何故でしょう。
ちなみにおにさんは、A型。
ちなみに俺はやっぱりA型に見られました。しかも

「絶対Bではないわ」

と、おにさんとナーサーYさんのお墨付きまでいただいてしまってどうしましょう。もう、Aでいいかな的な気分です。はい、以前申したように、わたくし、Bなんです。
そして、移植したら、Oになります。
どうがんばってもAになる予定は今後ありません。

今日もよかぁ一日でした。

採血結果

2006年11月13日 22時10分31秒 | 採血結果
11月13日(月)胸CT(造影なし)、胸レントゲン
●採血結果
白血球     3700(低)
ヘモグロビン   7.6(低)
血小板    73000(低)
CRP        0.5(高)

LDH       194
ALP       322
GOT        20
GPT        28

弦楽四重奏

2006年11月12日 19時21分27秒 | Weblog
「外出いつするの?」
朝一番のナーサーの一言目がこれ。
日曜だとおれが外出するものと断定されているようだ。
でも、残念でした。今日はおとなしく病院で文系なるデコちゃんで過ごすつもりです。仕事が増えてごめんなさい。

午後から院内で弦楽四重奏のプチコンサートが行われた。
弦楽四重奏とは、バイオリン2人(高音、低音パート)に、ヴィオラ、チェロの
4人の体型で演奏することらしい。

たくさん演奏してくれたがヘンデルの「シバの女王の入場」、「涙の流れるままに」の2曲と、「このすばらしき世界」と、ラヴェルの「ボレロ」が特に感動した。生で聴くとやっぱりいいもんだすね。感動しすぎて、毛根開きっぱなしでしたよ。
最後の曲の終了直後には、患者の一人のJIJIさんから「ブラボー!!!ブラボー!!!」の大連呼が飛ぶ。JIJIさん、あなたそれほどの元気あったら、きっと治るよ。JIJIさんの点滴がハープに見えたのは、神風の仕業か。
アンコールの掛け声が全くないにもかかわらず、ブラボーが司会者によって見事にアンコールに変換されたことには、観客一同困惑気味。しかし、すぐに拍手で盛り返すがん患者さまかた。アンコール演奏は、荒川静香でおなじみのトゥーランドット?で締めくくられる。演奏者が弾きながら、次々とイナバウアーを成功させたのには、院内騒然。

ってのは冗談で、コンサートは大盛況のなかで終幕を迎える。心癒されるひと時を提供してくれた演奏者たち、ありがとう。