My Own Way~I am me~

悪性リンパ腫(ホジキンリンパ腫)の
現在進行形闘病記録&自己満日記

医師とのカンファレンス

2006年11月19日 21時05分57秒 | ミニ移植
11月17日(金)
◎医師とのカンファレンスの内容
1、1回目ESHAP療法の評価(胸部CTにて)
2、これからの治療の流れについて
3、ミニ移植の詳細について


1、今回の治療に関しての評価
  胸部CTにて、治療前(10月15日)と治療後(11月13日)を比較。
●腋下(脇)については、いくつのリンパ節の腫れが結合して大きくなっていた
 ものが、ほどけて、一つずつに分かれているようである。つまり、部分的に小さ
 くなっている。
●肺について、両肺の後部にあったものが、やや、小さくなり、薄くぼやけて
 きている。つまり、治療の効果があったと言える。気管支鏡では、悪性の細
 胞は採取できず、カビの可能性も拭いきれなかったが、今回の治療の結果か
 ら、カビ治療をしていないにもかかわらず、影が小さくなっていると言うこ
 とは、カビではない。カビは、ステロイドで小さくなったりしないのか?の
 問いに対して、ステロイドや、抗がん剤では、小さくなることはないとの解
 答。つまり、治療に反応したということだから、その影は、リンパ腫病変と
 断定できる。

●腫瘍マーカーと言われるIL2レセプター(SIL2レセプター)の値が、治療
 前、1100と高値を示していたものが、治療後は、700まで減少。よっ
 て、治療効果があったとのこと。

●CRP(炎症反応)が、治療前7.0前後あったものが、治療後、1.0以下
 になっていること。つまり、腫瘍による炎症が減少したということ。

以上のことのどれから検討しても、今回のESHAP療法は、効果があったと言え  る。


2、これからの治療の流れについて
  1の結果より、ミニ移植の前にできるだけ、寛解にするため、もう一度、
  ESHAP療法を11月20日(月曜日)より、試行する。
  今回の血液の回復のプロセスから見て、12月半ばには白血球数が回復すると  の予測より、その前後で、腸骨と背骨にある腫瘍に放射線治療(何グレイかけ
  るかは未定)を地元の函館で行う。それで、病状をコントロールして、年明け
  に、東京で親とのミニ移植を行う。


3、については、移植前になったら、詳しくまとめます。
  で、今回は、俺がフル移植ではなく、ミニ移植になったわけ。
  ①悪性リンパ腫の再発患者に対してのフル移植の成績があまり良くない。
   (治療関連死だけで40%にのぼる)
  ②以前の放射線治療で、肺に放射線肺臓炎がみられ、大量化学療法をした
   ら、肺がもたなくなる可能性が高い。
  ③欧米(特に英国)では、ホジキンリンパ腫の再発患者に対してのミニ移植
   の成績が良いというデータが実証され、その有効性が期待されているため。


  一応、今のところ使う予定の薬は、
   ・クラドリビン(プリン誘導体)
   ・ATG(抗胸腺免疫グロブリン)(抗ヒトTリンパ球ウサギ免疫グロブリン)
   ・ブスルファン(Bu)(抗がん剤)

今日はこの辺で。随時、わかったことをのせていく予定。