My Own Way~I am me~

悪性リンパ腫(ホジキンリンパ腫)の
現在進行形闘病記録&自己満日記

弦楽四重奏

2006年11月12日 19時21分27秒 | Weblog
「外出いつするの?」
朝一番のナーサーの一言目がこれ。
日曜だとおれが外出するものと断定されているようだ。
でも、残念でした。今日はおとなしく病院で文系なるデコちゃんで過ごすつもりです。仕事が増えてごめんなさい。

午後から院内で弦楽四重奏のプチコンサートが行われた。
弦楽四重奏とは、バイオリン2人(高音、低音パート)に、ヴィオラ、チェロの
4人の体型で演奏することらしい。

たくさん演奏してくれたがヘンデルの「シバの女王の入場」、「涙の流れるままに」の2曲と、「このすばらしき世界」と、ラヴェルの「ボレロ」が特に感動した。生で聴くとやっぱりいいもんだすね。感動しすぎて、毛根開きっぱなしでしたよ。
最後の曲の終了直後には、患者の一人のJIJIさんから「ブラボー!!!ブラボー!!!」の大連呼が飛ぶ。JIJIさん、あなたそれほどの元気あったら、きっと治るよ。JIJIさんの点滴がハープに見えたのは、神風の仕業か。
アンコールの掛け声が全くないにもかかわらず、ブラボーが司会者によって見事にアンコールに変換されたことには、観客一同困惑気味。しかし、すぐに拍手で盛り返すがん患者さまかた。アンコール演奏は、荒川静香でおなじみのトゥーランドット?で締めくくられる。演奏者が弾きながら、次々とイナバウアーを成功させたのには、院内騒然。

ってのは冗談で、コンサートは大盛況のなかで終幕を迎える。心癒されるひと時を提供してくれた演奏者たち、ありがとう。