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育児日記、たまに音楽話 、2010年に空に還った娘18トリソミーの娘について

それぞれの物語

2011-04-22 12:41:17 | Weblog

お久しぶりのブログです。

このたびの震災でたくさんの尊い命が失われました。こころから哀悼の気持ちを捧げさせてください。

報道を目にするたび、ただただ悲しくて悲しくて出てくる言葉がなくて。

正直、どんな言葉も軽く思えてしまって、心の中では祈っていても何かを書くことはできなかったです。

家族を失った悲しみ・・・少しは分かるかもしれないです。一歩前進とかその前に、まず折れた心をなんとか奮い立たせ立ち上がることが困難なことも・・・ だけど私はありがたいことに住む家がある、だから被災された方々に「わかります」とも簡単に言えないです。

みなさんもそうだろうけど「自分にできることは何か」これを考えて少しでも行動する・・・ 募金するくらいしか役に立てないけど、そうしています。

 

そして在宅の仲間を心配していました。酸素は足りてるか、バッテリーは・・・

 直接やりとりしていたお友達ではなかったけど、在宅呼吸器でお家で楽しく過ごしていた13トリソミーのお子さんが津波の被害にあわれたと聞きました。メールでその話を読ませて頂いた時、涙が止まりませんでした。呼吸器を使ってまで家に帰ろうという人はきっとお子さんの命をもっと輝かせようとしていたに違いない、病院の先生も家族もきっと・・・そう思いました。 それなのに、ありがとうもさよならも言えずに別れてしまった気持ちを考えると本当に辛いだろうなと・・・

 名前も知らないお友達、どうかお空で楽しくお母さんときょうだいと過ごせていますようにと詩ちゃんにもお願いしながら手を合わせています。

被害にあわれた方の数だけあの日の物語が存在するのですね。

 自分の無力を嘆いても何も生まないですが、気持ちを共有することはできるので、伝えたりすることで頑張るこども達の一日一日をもっと応援できるかもしれないと思いました。