るんでぃの微熱王女

詩のブログ

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2020-07-22 02:35:12 | Weblog
「美しさとは
今 ここにある 愛である」

恐れや囚われの無い
澄んだ世界の中心で

肉体を授かった「私」と
肉体の無い「私」が
時間という舞台で交差する

「美しさとは自由であること」

今 この瞬間に生まれ 
次 が無い瞬間に生まれ
誕生を繰り返しながら
ひたすらに 輝く

「美しさを得た充実感、一体感は
世界との循環である」

巡る喜びを知るために
一つ 喜びを学び
一つ 喜びを選ぶ

肉体を授かった「私」は
肉体の無い「私」と
一切の囚われの無い世界で
一体になる

瞬間の振動

「世界は美しく 美しいのは私」

であるということ

歩く

2020-07-22 02:34:06 | Weblog
光を求め
まるで 
光に吸い込まれるかのように
闇を拾い集めながら
そしてそれを背負いながら

歩く

闇は幻であり無であると
彼女は確信しているから
ある時点から
自ら産んだ呪縛と戯れる喜びを知り
作り出された虚構の中を

歩く 
歩く

虚構の中にある弱光
その中心にいる「彼女」は
向こう側の「彼女」に導かれながら
道なき道を 
ただ歩く

愛に向かって
ただ歩く

真空の安らぎにくるまれて

ソファーの上

2019-11-19 22:56:40 | Weblog
カーペットの上の
部屋の中の
家の中の
夜の街の中の
日本地図のどこかの
世界地図のどこかの
地球上のどこかの
宇宙の中の
小さな小さな
大きな愛
これが
私とあなたの永遠の一瞬です

ソファーの上に 
並ぶ二人
テーブルの上の
飲みかけのコーヒー
一緒に暮らした
数年の歳月
降り積もった過去が
今この瞬間に色を塗り  
今この景色を生み出した

明日にでさえ
忘れ去りそうな
ただの沈黙
ソファーの上の 
ただの沈黙
それでも
ここにいた証を 
私は抱きしめたい
どーでもいいことを
今強く抱きしめたい
だって
どーでもよくないから

三日月の夜空は
世界を包む
そして
私とあなたの一瞬を
まるで永遠のように
優しく包み込む

錯覚でもいいと思う
大切なものであれば
もうそれでいい

無駄がない

2019-10-01 23:32:30 | Weblog
君は
文句を言わない
文句を言えない
能力持たない
求めないから
エライ
でも君にとっては
当たり前だから
エラくはないのかも

ただ
息をして
ただ
食べて寝て
ただ
繰り返す

やっぱりエライ
でも君にとっては
日常だから
エラくはないのかも

君は

求めない

"無駄に"

求めない

''完璧だ"

''好きだ
好きだ
愛してる"



無駄がない
潔い
その潔さに惹かれる

君には無駄がないから
僕は素直に言える


"好きだ
好きだ
愛してる"

"好きだ
好きだ
愛してる"

2018-10-27 22:20:10 | Weblog
夕暮れ手前の

晴れ間の隙間の

モヤのかかった七色の間に

もぐってみたいな

七色をそれぞれ

触ってみたいな

カケラ

2018-10-27 18:12:35 | Weblog
自分は

カケラ

空の落し物

世界が

自分を拾ってくれた

拾ってくれたその瞬間から

自分は 世界の所有物となって

生まれ変わった

カケラの姿は消えたのだけれども

カケラでいた頃の

記憶が

カケラの世界を

写し続ける

世界の中に

世界の中で

交差点

2018-10-27 17:15:15 | Weblog
まつげで雨宿り

小さな水玉が左右に5つ、6つ、7つ…

私のまつげの上に宿り

目の前という世界を濁す

隙間から

幾重にも重なるビー玉の宇宙が

こぼれ落ち

こぼれ落ちたら

見えるものは

見える「ココ」は

いったい 何なのだろう

いったい どこなのだろう

感情と真実の交差点

現実か幻か

2018-08-29 14:51:52 | Weblog
言葉の中から言葉を探そうとしたって
それは無駄な事で
記憶の中から記憶を探そうしたって
それも無駄な事で

何が無駄ではないかというと
それもわからない
誰にもわからない

言えるとしたら
言えない事そのものだけ

世界の曖昧性とその境界線のグラデーションの中に入り込むには

勇気など必要がない
愛の意味など必要がない

裸の私が
服を着ている

これは
現実か
幻か

いろんな意味づけをされて

2018-08-29 14:50:49 | Weblog
いろんな意味づけをされて
洗脳されて
まとめられた束があちこちに転がっている
あちこちで動いている

そんな中でバランスを取れないモノは
弾かれる
弾かれたモノが
あちこちで転がっていて

時々出会い、時々出会い
集まる事が出来る喜び

喜びが喜びを産み
その喜びがやがて喜びになる

むしり取りたい仮想は
意味を持たないし
意味付けされる理由がない

むしり取りたい仮想は
爆破すればそれでいいのだ

爆破と爆破が重なって

喜びが喜びを産み
その喜びがやがて喜びになる

きっとそれだけでいいはずだ

見つけた

2018-08-29 14:48:39 | Weblog
空一面 ただ青くて ただ広くて
風は ほのかに暖かくて
心地よい空気の中にいる僕の体は
溶けそうなほどに
実は形がない

失望にも届かないこの感情は
もう この世のものではないようだ
この不思議な物体は
彷徨う事すら出来ない


右に 左に
前に 後ろに
一体どっちに進めばいいのか
この一歩の勇気の価値を
誰も教えては
くれない


赤い靴を履いて僕は落ち葉を踏んだ
土の香りと湿った地面を踏んだ
赤い靴を履いて僕は落ち葉を踏んだ
土の香りと感触だけが伝わった

そして 僕は 君を感じた
そこに 僕は 君を見つけた