6月28日。詩ちゃんが旅立って3年が経ちました。
最近お兄ちゃんが言いました。「ママは詩ちゃんが死ぬとこ見たと?」「うん、見たよ。」「僕も(その場に)いたかったー。」
当時6才の息子にとってはどれだけ残酷で悲しいことかもしれないけれど、やっぱり旅立ちは家族の一員としてみんなで見守りたかったんだなと気づかされました。突然、妹がいなくなる・・・この現実を飲み込むのにどれだけの想いをさせただろう。
でも・・・仕方なかったといえば仕方なかった。だって私は詩ちゃんがまた戻ってきてくれると信じていたから。徹夜で見守るつもりで売店のおにぎりを頬張っていたんですよ。まさかその日の夜には家でみんなで川の字で寝るとは思ってなかったから。
お兄ちゃんには「ごめんねえ。一緒にいたかったよね。」と言いました。時間は巻き戻せないけど、そうやって気持ちを話せたことはいいなと思いました。
詩ちゃんの一生、生まれて頑張って楽しくお家で過ごして、神様のところに帰っていった…本当はそのすべてを見る権利が家族にはあるのだろうと思います。
私も詩ちゃんはまた帰っていくから今少しの我慢を…と思っていましたが、お兄ちゃんの正直な気持ちが心に響きました。
詩ちゃんのことをみんなで話せる皆さんでいてくれてよかったです。そのことが一番家族の心の傷をいやすことになっていくのだと信じています。
お兄ちゃんが覚えていてくれて、そしてたまに話しをしてくれて安心します。 もし、現在もここにいてくれたら・・と想像したりもします。そして、会いたくなります。