第5回北陸ラーメン博

　
今年で5回目をむかえる「北陸ラーメン博」に行ってきた。
1回目から欠かさず参加してて、規模や店舗数にさほど変化は感じないが、お客さんは確実に増えているようだ。

今年の傾向はつけ麺が多くなった事。
出店23のうち、6店がつけ麺での提供だ。
家族全員で7杯食べる予定で、ラーメンとラーメンの合間にスープのないつけ麺を挟めば良いのではないか、という作戦を密かに計画。

最初は富山県南砺市の人気店 らーめん真太(しんた)の「福の塩そば 豚しゃぶ海老ワンタン」。

　　　　　　　　　　　

真太は2回ほど店で食べた事はあるが、麺が好みよりも柔らかく、スープが必要以上に塩っ辛い、とあまりいいイメージがなかった。
しかし今回のラーメンは違った。

ちょうど良い塩加減と、何らかの油を絡めてコクの増したスープが麺に絡む。
麺の茹で具合は固めでシャキっとして、チャーシューの代わりにトッピングされてる豚しゃぶや海老ワンタンも絶妙だ。
ラーメン博で出される一品としては、かなり満足度の高いものだった。

次は百楽天の「百楽天オリジナル大吟醸つけ麺」。

　　　　　　　　　　　

最初は高岡市 誠やの「富山ブラックつけ麺」を食べようとしたが、嫁さんが並んだ隣の百楽天との行列の長さに差があった。
（誠やは待ち時間なし、百楽天は15分待ち）
出来上がり時間がズレるので嫌だったのと、百楽天の具沢山に対して誠やのつけ麺のシンプルさが、少し寂しく映ったのだ。

百楽天も美味かった。
深みとコクのある自家製の大吟醸醤油ダレが、モッチモチの極太麺に辛む。
俺の好きなネギも沢山の量が麺に盛ってあったし、辛みが加えられたもやし、メンマ、チャーシューが添えられ満足の一杯であった。

残念ながら最後に麺と絡ませて食べる「食べるラー油」の量が少なかった。
お客によってバラバラで、俺のはハズレだったようだ。
ま、つけダレが美味くて殆どそれで食べてしまったため、ラー油を絡ませるほど麺は残ってなかったけど。
　
ラーメンは子供と分け合って食べるが、同時におにぎりを食べてるので、この時点でかなり満腹になった。
子供が別コーナーで遊びたい、と言うので、休憩を兼ねてそちらに向かう。
例年と違い、入場料金を徴収される仕組みになっており「むむっ！」。
親が一人は付いてないといけないが、勿体無いから俺だけパスして散歩のつもりが・・・暇なのでラーメンを食すことにした。

時間はタップリあるので、一番行列の長い東京「大勝軒」の最後尾へ。

　　　　　　　　　　　　　　　

確か昨年も食べた。
意外にこれが口に合わなかった。
つけダレの醤油がクドかったのだ。
つけダレのトッピングもシンプルなので、後は淡々と食べるだけ。
腹の具合もあったのだろうが、少し残念な一杯となった。

子供の遊びも終わり「さぁ、皆でラストの2杯食うか！」となった時・・・「ないっ！ないっ！」嫁さんがバックの中をかき回してる。
人目も気にせず敷地の真ん中でバックをひっくり返し、中のものをさらけ出す嫁さん。
慌てて隅に移動して「何がない？」「ラーメンのチケット！」「そんなバカな！？」
10分前に座ったテーブルに戻ったがないっ！
落し物コーナーを訪ねたが、届いてないっ！

トホホ、意外な結末。
「もう一杯だけ買おうか」という話になったが、腹具合と相談して「無理に食べることもなかろう」って事で帰宅となった。
嫁さんは2種類しか食べてないから悔いが残ってるのだろうが、俺は3種類食べてるし、「これだけはっ！」というラーメンも他になかったので良し・・・とするか。