読まなきゃよかったんだけど、ショパンコンクールで第3ステージに行けなかった某ピアニストのコメントを読んでしまった。
言い訳するのはアマチュアだよ。
どうして上手く演奏できなかったのかの言い訳ばかり。なんだかガッカリ。このピアニスト、見かけが良いから、しばらくはそれで人気もあるかもしれないけど、世界では通用しない。自分ができない言い訳をする音楽家は生き残れない。厳しいようだけど、私は生徒に、いつも言っていること。できないことに言い訳は必要ない。できなかったことは、それをどうやってプラスにするか考えろって。プロの音楽家を見ていると、そう思う。何か、自分にとってマイナスになるようなことが起こったとしても、それを言い訳にすることなく、むしろプラスに変えていく。私も、偉い人間ではないから、ついつい言い訳をしてしまったりするけど、できない言い訳をするんじゃなくて、プラスに変えていく方にエネルギーを使いたい。
昔教えていた生徒のお母さんから、私は優しい先生だと言われたことがあるけど、それは、その生徒さんが言い訳をする子じゃなかったからです。言い訳をする生徒には、私も厳しいです。地元の先生より、ずっと厳しいと思います。だから、地元の子どもじゃなくて、中国系の生徒さんが多いのだと思います。厳しくても、私の生徒さんは頑張っているし、結果も出してくれます。2年前の試験で、一人だけ、思うような結果を出せなかった子がいましたが、その子は、言い訳はしなかった。一番最初に弾いた曲で失敗したけど、その後、見事に復活して、試験をやり遂げたから。試験だから、数値で結果が出てしまうけど、でも、その数値が、その子がどうやって頑張って、その失敗から立ち直ったのか表していました。確かに、トップでは合格できなかったかもしれないけど、ちゃんと褒めてあげましたよ。合格は合格ですし。今、パンデミックで、試験がキャンセルになったりして、落ち着かないので、生徒さんの試験は、全部来年からすることにしました。この生徒さんの来年の試験やコンクールが楽しみです。
コンクールと言えば、来年の3月に、大きなコンクールがあります。そういえば、私の生徒さん達、一体何人出るのかしら(笑)>把握してない先生(笑)いつか、私の生徒さんの中から、ショパンコンクールに出る子が出たらいいなあと思います。だって、英国からの参加者って、まずいないし、英国人が入賞したこともない。
わたしにできること、まだ、あるんですね。だから、生きていなくちゃ。頑張らなくちゃ。。。。
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