吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

難病指定医 その3

2014年09月24日 06時04分06秒 | インポート

    都からの説明書では、この50以上もあげられている学会専門医のうち難病とあまり関連のない専門医もある。また厚労省指定の難病はゴマンとあるが、どうやらこのリストにある学会専門医のうちどれか一つでも保持していれば難病の診断書がかけるようであると理解した。自分の場合は内視鏡専門医と外科専門医と救急科専門医をもっている。この都の専門医リストには救急科専門医や外科専門医は含まれているものの内視鏡専門医はない。これはどう考えても変である。潰瘍性大腸炎を診断して難病診断書を書ける資格に、内視鏡専門医ではダメで、救急専門医ならOKであるということに極めて違和感を覚えるのである。潰瘍性大腸炎は下血で発症するものの、分単位を争う救急の疾患ではない。救急専門の医師よりは内視鏡専門の医師のほうがはるかに多く診断・治療している。だからこの資格基準はきっと何かの間違いかミスなのであろう。それにしても何を基準にしてこの専門医リストを作成したのか知りたいところである。<o:p></o:p>