いかりじいじのブログ

ジャニーズに責任を転嫁する「報道特集」

 10月7日に報道特集が「緊急特集 ジャニーズ事務所とテレビ局 番組制作の現場で何があったのか」という題で番組をするというので、本当かなと思っていました。少しは反省して、TBSの社長などが出演し、こういう事実があったことが確認されたことから、こういうふうに改善した上で責任を取って交代しますとか言うのかと思っていたのですが、ジャニーズ事務所が悪かったということだけで、テレビの反省などまるでありませんでした。
 つまり、「テレビ局の制作現場で何があったのか」ということを明らかにしようとしているわけですから、そこにジャニーズ事務所の強大な力に屈してきたテレビ局の姿があり、このことはジャニーズ事務所だけではなく、他の芸能事務所の場合もこういうケースもありましたと明らかにすべきでしょう。そして、今後、テレビ局としては、このような問題点があったことから、このようなシステムを作り、チェックすることで現場の責任を小さくして、コンプライアンスを高めます。そして、そのような体制が出来たので社長も交代しますというのが私の考えでしたが、そのようなことはありませんでした。
 それどころか、番組では上手に言い訳を挟んでいるのですよね。中日スポーツは、「報道特集」が10月7日の午後5時30分から放送されるのに、午後7時39分には「報道特集」の内容に関する記事をアップしているのですよ。疑うでしょう。このようなことをしても報道は平気ですよ。記事の題は、「ジャニーズ事務所ジェリー前社長の圧力との証言、TBS系「報道特集」のなまなましい検証特集にざわつく」というものです。これがTBSの意図のすべてですよ。TBSは頑張った、ジャニーズの力が強かったので問題だということですよね。
 つまり、「NGリスト」と同じように、ジャニーズ事務所の責任が当然あるのですけど、それに焦点を当てることで、報道の責任は反省という言葉を入れながらも、視聴者の視点をジャニーズに強く持っていくようにしているでしょう。報道の責任をぼやかしていると思うのです。
 この中日スポーツの記事では、「報道特集」は、元ジャニーズJrや広告、企業関係者の証言、あるいはTBSの報道や編成、政策のOBを含む社員の証言を放送したということです。その中で「「圧力はなかった」という声があったが、編成、政策経験のあるものからは、「怒らせたらダメ、この1年間もキャスティングをめぐる圧力があった」、「タレントを引き上げるぞ」と言われた。」という趣旨の内容が記載してあります。
 この記事の内容では、さりげなく、「圧力はなかった」とかいわせて、全ての現場ではないような雰囲気を作り出しています。さらには、「タレントを引き上げるぞ」というのは脅されたのでしょう。それを言われたという軽い言葉ですませています。
 ところで、報道特集の編集長は「ちょう琴袖(ちょうくんす)」という女性の元在日外国人らしくて、放送法を守った報道は期待できないのですよね。過去の「報道特集」に関して書いたブログでも金平という外国人のような名前のキャスターがいたことを指摘したでしょう。これだけで十分ですよね。この金平はいろいろな反日反対運動に参加していることが指摘されていて、いわゆる活動家といっていいと思います。
 今回の「報道特集」を見て、先般のNHKの番組と同じような煮え切らない、支持も出来ないような感じを持ちました。
 結論は、TBSを始めとして、報道は、ジャニーズの責任を際立たせることで、自分たちの責任をうやむやにしようとしていることです。中日スポーツの記事の最後には、「ネットでも「報道特集」がトレンド入りし、「かなり踏み込んでいた」などの「声が続いた。」と自画自賛していますから。
 皆さんには、騙されるなと言いたいです。
 







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