☆上昇気流☆

ミスチルコピーバンド「上昇気流」のアコギ担当ひろみによる日記。
2008年4月20日横浜にてライブ決定!

おっす!テレビッ子

2005年09月18日 10時41分21秒 | From ひでろー
ひでろーの『凍てつくハドー』No.15

9月に入って今期ののドラマも着々と終わっていきますねー

時間がとられるからいつも観ないように観ないようにと努めているんですが夕食時がいつも遅くてたいていテレビつけるとドラマがやっているのでついつい観てしまいました。
で、毎週欠かさず観るようになっていたのはこちら。

スローダンス HP 
月9と言われる時間でのあり得ない展開のドラマ。深津絵里はいいんだけどね。ま、現実逃避系ということで。タコライス屋のおっちゃんが電車男にも登場するのはウケた

海猿 HP 
漫画原作。ココ最近マンガからのドラマ化が多い。これは映画を出してからの続編にあたるらしいが映画はまだ見てない。海保の男たちの日々が淡々と。一昔前のテレビのような少し荒れた感じの映像で映画のフィルムで撮っているのかな?海難事故の描写とかがんばっているなーと思った。池沢殉職は泣いた。加藤あいは好き。来春の映画が待たれますな。

がんばっていきまっしょい HP 
以前、管理人さんのログでも話題に出た。鈴木杏の熱演がやはりいいね。でもボート部の中では相武紗希(リー)がいいね。次点で佐津川愛美(ヒメ)。美しい自然に囲まれてすくすくと育った高校生たちのボートにかける青春。ほのぼのと癒されるドラマでした。

電車男 HP 
まだ終了していないけどね。評判良いみたいですね。掲示板の住人やちびノリダーが過剰演技でウザいくらいなんだけどその分パワーも出たのかな?山田の妹役で出てる堀北真希はこれからどんどん出て来ると見た。なにより伊東美咲。化粧品の広告に出始めた頃から綺麗な人だなと思っていたけどね。演技は出始めの頃よりはマシになったんじゃないのかな?美人なので許す。

ドラゴン桜 HP 
こちらも学園モノ。いきまっっしょいとは正反対。これでもかと厳しい現実を突きつけられて受験に望むドラマ。コレの影響で高校の教育が変わるとは思えないが、勉強に対する取り組み方や社会での生き方に対する桜木のセリフから何かしら得るものはあったと思う。長澤まさみが好きで観始めた所もあったけどなかなか面白かった。TOUCHを劇場まで観に行くかは保留。

女王の教室 HP 
今期、というよりココ最近、いやココ数年のドラマの中ではダントツの衝撃作。天海祐希が離婚弁護士とは全く違う無表情で出て来るものだから最初はそこに戸惑った。これもいわゆる学園モノだが舞台は小学校。鬼のような先生に小学生6年3組の生徒が立ち向かう。最初の頃はひどい先生だなとか思うんだけど真矢の放つ言葉にはホント真実しかない。オブラートに包まれて温室栽培されているような子供たちにこそ観てもらいたいドラマだった。最近の子供たちはどうこうなんて言われるけど結局それって今の大人が作り上げてきた社会の結果でしょ。そういう意味では我々の世代も将来を担っているわけだから責任重大だよね。子供のことは親の責任とは良く言ったものです。単に厳しくすればいいってもんじゃない。厳しさの中にも正しさがないと。そうやって人を導くには自分自身がキチントしなければいけないから。自分に厳しくできないとダメなんですね。親よ教師よ若者よ子供たちの壁となれ。前回と最終回の真矢先生の言葉は一生残しておきたい。そして最後の最後に見せた真矢の笑顔も。




別のテレビの話題。

 数日前に窪塚洋介の『ネイティブ・アメリカン紀行(「窪塚洋介 ネイティブアメリカン紀行 魂に触れる旅 聖なる大地へ」)』という特別番組(TBS 9月14日 夜)があった。
 まずはお断り/インディアンという呼称は差別用語と言われていますが僕はあえてこれを使います。ネイティブなんちゃらってのは西洋人が自分の罪を隠す為に使い始めたエゴだと思うから。

 僕はインディアンの世界観や思想、自然との関わりなんかにすごく興味というか、いまでは共感するモノがあって関連書籍を読んだりいろんな話を聞きにいったりしているので、まあこのテレビのタイトルに魅かれないわけは無く、所詮テレビだし、とあまり期待もせずに見始めた。
 内容は、まさにウルルン滞在記。そして旅行案内。番組を通して心に残ることがあるとすれば、窪塚くんがあの転落事故から年月が経って結構元気になったんだということとアリゾナの自然や景観の素晴らしさ。まあそれだけ。窪塚の復帰を視聴者が確認するということではほぼ成功。モニュメントバレーやグランドキャニオン、ウィンドロック、セドナなどなどインディアンの聖地が次々と映しだされ、あー行ってみたいなー憧れるなーと感じさせるのは成功。でもそれだけ。

 そこに生活する部族の精神なんかは見事に流されていたような。インディアンの世界をホントに伝えきれたかというとそうではないと思う。ホーガンに泊まった、スウェットロッジの儀式を体験した、自分からすると羨ましいくらい貴重な体験である。また神聖であるがゆえにカメラの撮影が許可されないのも分かりきったこと。テレビが視聴率目当てで作るものなので最初からあまり期待はしていなかったけど、、、やはりそこには商業的な傲慢さが満ちあふれているよなー。テレビや雑誌って結局それを作る側のフィルターを通して送り出されるものだから。作る側に問題があればやはり誤解された内容になってしまう。そしてああいう形で日本の社会に送り出されてさ。そこで生活を営む人々に対してのリスペクトがもっとあったならば、表面的ではない感動に満ちあふれた内容にできただろうに。

 また聖地というのはいろいろな部族ごとにあるものでそれは他の部族によって汚されるべきものではないのです。日本における富士山だって聖地の一つだと思う。いまではゴミの山。そのために世界遺産の登録から外されてしまったんだから。セカちゅーでのウルルもアボリジニーの聖地。情報伝達の進む世の中で世界各地の聖地が紹介され心ない観光客に荒らされるのは痛いです。この番組での撮影でも他にもいろいろな聖地の撮影許可を得ようとしたに違いない。許可が下りなかった為に世に出ることが避けられたモノもあったろう。でもそれで良いのだと思う。

 聖なる山も、誰にでも見えるというものではない。
 聖なる山を見ていても、それが聖なる山であることに気がつかない人はたくさんいる。
 聖なる山を見るためには、「聖なるものを認識するハート」を持っていなくてはならないからだ
 (ジャンピングマウス より)

このブラウン管の中の風景が商業主義の観光客を引き寄せインディアンの聖地を汚すことのないよう祈るばかりです。

 最後に自己反省。インディアンの人々は七夕の短冊に『みんなの健康・幸せ/世界の平和』と書いていた。これはあの場限りのモノではなくておそらく彼らが常日頃から思い祈っていること。彼らはすべてに対して尊敬し大事にする。なので今回のドキュメンタリーにも快く応じてくれて窪塚君をあそこまで受け入れたんだと思う。僕自身は、この番組で最初にうらやましいとか憧れな気持ちが出てきて、そのあとに「いや待てよ、何かチガウ」という感覚が来たんです。それをこの場で書いてみたのですが、思えばこれはあの地に住んで生活をしてる人々のデリケートな問題。日本という都会でぬくぬく暮らしている自分ごときがしゃしゃり出て言うことではないかも。自分も数年前に観光客としてあの地を踏んでいるし、その景観に感動した。短冊の内容にしてももし自分が書いたならやはり自分のことを書いてしまう。このことに気づいた時、自分はまだまだだなと。上記に述べたようなことを言う権利もない。人に訴える前に自分自身を磨いていくしかないですね。なかなかあのような境地に達することって難しいのかも。毎日の祈り、そして尊敬。

でもだからこそ公共の放送なんだからきちんと彼らの精神、宗教を尊重してその世界観を伝えて欲しかった。

NATIVE HEART
おすすめのサイト。たくさんの教え、知恵、考えに溢れています。




 テレビ、雑誌、書籍、広告などなど、また今読んでいただいているこのログすらも人が作って世に出すものには作り手の意見が入っています。これはあくまで他人の意見なのでなにもそのまま全部を鵜呑みにすることは無いと思う。支持するか反発するかは受け手の問題。10人いれば10通りの受け取り方があっていいと思う。世の風潮、流行に流されるのも自由。自分の意見を押し通すのも自由。「誰かがああ言ってたからこれは正しいのだ」と言うとします。それはその誰かのせいにしているようでいて、その実は自分自身がその意見を受け入れてしまっていることに気づくべきです。意見に反論する時は結構簡単かもしてません。支持する時になぜ自分はその意見を支持するのかを考えると面白いかもしれません。
 何が正しくて何が間違っているかなんてわかりにくい世の中なんだし、そんな情報社会で生活するには誰かの意見を尊重しつつも自分の意見として構築しなおして、言える、示せる、そしてそれに責任を持つ。そんな風になりたいと思います。
 いろんなことを考えるのは楽しいことだ。それも勉強の一つだねー。



ううーまた書き込みすぎた。しかも後半はカチカチな内容。読む人のことも考えなければいかんいかん。
ネイティブの話は単に自分の感想と言うか考えであってこれを誰かに押し付けようとは思っていません。もし気に障るような感覚を起こしてしまったならばすいません。とココで謝っておきます。