ベル麻痺-愚痴なしブログ 

ベル麻痺の後遺症の軽減および目を守る方法を主に、併せて他の事も載せています。

七楽の教え

2023年11月30日 | 自己啓発

人生の中で感銘を受け、日々の生活で実践を試みる言葉と、ビジネス界で生き抜く知恵を与えてくれる言葉があります。

20代前半は、荒 正人著「思想の流れ」の中で紹介された偉人等の言葉が大半でした。

 

20代後半に新聞広告で「あなたの給料は あなたが決める」のキャッチコピーにつられて交通費なし、固定給ゼロの世界に飛び込みました。

大手企業での安定な生活から何ら保障の無い世界へ挑戦でしたが、過酷な世界であることを知らされます。

まず、ドアーノックで10軒も断られると、歩く気力もなくなり公園のベンチに座り込みます。

リーダーのペップトークで再びドアーノックに向かう日々が続き、待望のアイスブレークができました。

その後は順調に推移し、2か月ほどでキャプテンになり5人の部下が与えられましたが、技術屋で部下を持った経験の無い者には超のつく難題でした。

リーダーの責任は、部下に仕事を教え励ましながら「アイスブレーク」させることだけです。

このセールスでの「アイスブレーク」は砕氷船が氷を割って進むように最初の契約を取ることを意味していました。

「アイスブレーク」はリーダーの責任、その後は各自の責任なのです。

 

パーソナルオーダーで優秀な成績であってもキャプテンに昇格すると潰れるケースが多々ありました。

その原因は部下からのネガティブ攻撃により潰れるのです。

単独行動の時は、自分をポジティブに保てればよいのですが、部下は好き勝手にネガティブトークを浴びせてきます。

これに耐えられなければ潰れるのです。

大卒で営業経験10年のベテランが、2か月足らずで潰れる姿を数多く見ると、人間の弱さを知ることができます。

そんな中で、この難題を解くカギを与えてくれたのが、デール・カーネギ著の「人を動かす」でした。

デールカーネギの教えを素直に吸収し、ペップトークに応用し、全員をアイスブレークさせキャプテンの責務を果たすことができました。

この小さな事柄の成功が、私にとっては大きな自信になったと思っています。

 

顧みますと20代後半から40代は、デール・カーネギの教えに支えられたビジネス人生であったと思われます。

 

45歳で最後の転職を行い50代に入り自分の「商売哲学」を持ちたいとの思いが少し湧いてきて模索をはじめていました。

 

デール・カーネギナポレオン・ヒルは実践派ではなく、成功者の取材から成功の源となる言葉を選りすぐり、編集していると思われます。

 

一方、オグ・マンディーノポール・J・マイヤーは自らの体験を基に導き出した教えを述べています。

特に、ポール・J・マイヤーはセールスの神と称されて知らない者はもぐりとまで言われほどの方です。(PJM→SMIプログラムは有名です)

 

 

☟このイラストが欲しくて¥28万円を支払いました。

職場に訪れたセールスの方にこの「イラスト」を売ってくださいと交渉しましたが「売れません」との答えでした。

ただし、PJMプログラムを購入して頂ければ、無償で差し上げます。

と、言われたのです。しかし、セルマン時代に実践してきたので必要ないし、躊躇しましたが、28万円を出費することになりました。

書類があるので開封しましたが、一度も使用せずに終わりました。

結果的に1枚の紙切れに28万円を投じたことになったのです。

このイラストのコピーを机と自室の壁に貼って実践しました。

紙切れ一枚に28万円の価値が有るのかと、友人は言いましたが、私にとってはその何十倍も収穫があったのです。

 

ダイナミックパースンズ東京の主催する「田中真澄先生」の公演に参加し、商売に関する多くのことを学べたこともその一つです。

 

<田中真澄先生が教えてくれた商売の秘訣の一つです>

人間の性(さが)は、楽して儲かる方法は無いかと考えたくなり、ややもすると楽する方向を選択します。

それを戒めてくれたのが「七楽の教え」でした。

「楽すれば 楽がじゃまして 楽ならず

  楽せぬ楽が はるか楽々

 

☟その後なぜ、楽する方向を選択するのかを、脳科学から知ることができました。

脳は本質的に「怠け者」だそうです。その理由は身体の中で最もエネルギー消費が多く、全体の20%ものエネルギーを消費するので出来るだけ省エネで処理したいとブレーキを掛けるようです。

冗談ですが、ダイエットには運動と、脳みそが汗をかくくらい考えて脳を酷使すれば効果が有るように思われます。

 

田中真澄先生の講演からヒントを得て「サービス」とは何かのフレーズを完成できたことが、大きな収穫です。

研修会等の講話でサービスのお話をしました。

田中真澄先生を知る人は少ない様ですが、ギネスに載った公演回数で世界一の記録を持つ著名な講演者なのです。(商売に関する著書も多くあります)

 

「人生は今日が始まり 昨日まではリハーサル」

このフレーズも講演会で得たものです。

昨日の失敗にくよくよせずに、今日から始まるのが人生です。

 

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ベートーヴェン交響曲第9を聴く

2023年11月23日 | CD

11月23日は勤労感謝の日、昔は「新嘗祭(になめさい)」またビル管理関係ではボイラー祭(ふいご祭り)と、様々ありますが私にとっては「ベル麻痺」の記念日になります。

そこでなんですが、ブログ開設の動機でった「ベル麻痺」の記事の削除は延期します。

 

さて、この時期になりますと、第九のコンサートを探すのですが(12月中旬頃が多いようです)。行動範囲の制限から自宅でのCD鑑賞に決め込んでいます。

 

選択したのは、オーケストラは宇宿允人指揮のCDと、珍しいピアノ版のCDです。

 

リストとは全く異なる超絶技巧、歌唱はフランス語。
広瀬悦子が幻のカルクブレンナー編「第9」に挑戦!
2020年5月のラ・フォルジュルネ音楽祭で上演され話題を集めるはずだった幻の「第9」の登場です。

ベートーヴェン・イヤーの2020年には多くのピアニストがリスト編の交響曲第9番『合唱』をとりあげていますが、こちらは19世紀初頭のカルクブレンナーによる編曲で、もちろん世界初録音。

キングインターナショナルが楽譜を提供し、パリ在住でフォルジュルネ音楽祭でもお馴染みの広瀬悦子の壮絶な演奏が実現しました。


フリードリヒ(フレデリック)・カルクブレンナー[1785-1849]はドイツ人ながらパリに住み大成功したピアニストで作曲家。何よりも若きショパンが熱烈に崇拝し、弟子入りを切望したことで知られています。

作曲家としては4篇の協奏曲をはじめ多くのピアノ曲を残し、いずれも技巧的で派手な効果に満ちています。


1837年にはベートーヴェンの交響曲全9曲をピアノ独奏用に編曲し、ベートーヴェン好きのフランス王ルイ・フィリップに献呈しました。

リストもやや遅れて編曲に挑みましたが、第9だけは断念し26年後の1864年にようやく行なったとされます。

カルクブレンナー編は、少年時代のワーグナーが1830年に行なった版に次ぐ史上2つ目、それもピアノ界に君臨する大物によるものとしては第1号となります。


カルクブレンナーは10歳の時にベートーヴェンの前で弾き、彼から輝かしい将来を予言されたといわれます。古典派時代にピアノを習得したため、リストのような合理的テクニックではなく正攻法の書法を駆使しています。

その難しさはすさまじく、一筋縄ではいかないものの広瀬悦子は持ち前の超絶技巧で克服、驚くべきことにナントのラ・フォルジュルネ音楽祭期間中に強行録音されました。

広瀬の演奏は正確で曖昧なところはなく、轟くフォルテからオシャレな歌い回しまで絶品。さらにピアノの表現力と音色を知り尽くしていたカルクブレンナーは「第9」からベートーヴェン後期のピアノ・ソナタのような音世界を導き出しているのも興味津々です。


カルクブレンナーはワーグナーのように終楽章の声楽パートを残しましたが、なんとシラーの「歓喜の歌」をドイツ語ではなくシャルルマーニュによるフランス語訳を用いています。

この録音でもニュアンスを重視するためフランス系歌手を起用。合唱はロシアのエカテリンブルグ・フィルハーモニー合唱団で、声の音圧も物凄い迫力で感動的。マリインスキー劇場の合唱指揮を務めるアンドレイ・ペトレンコが見事に統率しているのも聴きものです。


「第9」好きなら目から鱗の落ちることの連続、たいへんな時代への日本、フランス、ドイツ、ロシア共同のエールとして響きます。(輸入元情報)

【収録情報】
● ベートーヴェン/カルクブレンナー編:交響曲第9番ニ短調 Op.125『合唱』(フランス語歌唱)

広瀬悦子(ピアノ)
セシール・アシーユ(ソプラノ)
コルネリア・オンキオイウ(メゾ・ソプラノ)
サミー・カンプス(テノール)
ティモテ・ヴァロン(バス)
エカテリンブルグ・フィルハーモニー合唱団
アンドレイ・ペトレンコ(終楽章指揮)

録音時期:2020年1月29日~2月1日
録音場所:ナント市イヴェント・センター
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

輸入盤・日本語帯・解説・歌詞対訳付

☆5 のコメント

フランス語による第9に惹かれて購入した。ベートーヴェンと重なる作曲家による編曲であり、リストともワーグナーとも異なった趣である。合唱とソリストの分厚さには圧倒される。

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広瀬悦子のピアノを聴く

2023年11月09日 | CD

久し振りにHMVでCDの物色をし、広瀬悦子さんのCDをゲットしました。

資料作成で最も難儀なのは目の疲労です。

頭脳の方は少し休憩しお気に入りの音楽を聴けば直ぐに回復しますが、眼の方は容易でない感じです。

資料作成で若干疲れ気味の脳と心の栄養素になるCD鑑賞です。

 

「ギヨーム・マルティニェ&広瀬悦子」

ベルギーの天才作曲家ビアランを弾く!



ギヨーム・マルティニェ&広瀬悦子が贈る、ベルギーの知られざる天才作曲家、アドルフ・ビアランの傑作。ベルギーのもうひとりの天才、ギヨーム・ルクー[1870-1894]の同時代人であり、先輩のセザール・フランク[1822-1890]やダンディとも近い関係にあったビアランは、幼い頃から才能に恵まれ、ブリュッセルやヘントの音楽院で学びつつ、チェロ奏者としての訓練を受けていました。

作曲家としても様々な作品を残し、1901年にベルギー・ローマ大賞を受賞していますが、最終的にはシャルルロワ音楽院の教師として地方で活躍したに過ぎず、今ではほとんど知られていない人物といって良いでしょう。


1916年に出版された晩年のチェロ・ソナタには、完成された作曲技術と熱のこもった表現が見られ、聴くたびに発見がある、信じられないほどの豊かなアイデアが含まれています。

ギヨーム・マルティニェと広瀬悦子は、この作品をより多くの人に知ってもらいたいと考え、本アルバムの録音を行いました。

しなやかな旋律や循環形式の採用といった点で共通するフランクのチェロ・ソナタ(フランク自身が編曲を認めたヴァイオリン・ソナタのチェロ版)をカップリングしています。


フランスのチェリスト、ギヨーム・マルティニェは、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチの弟子であるマーク・ドロビンスキーに最初に師事し、その後渡米しボザール・トリオの創設者であるバーナード・グリーンハウスに師事、帰国後はパリ国立高等音楽院でフィリップ・ミュレールのクラスに参加しています。

これまで7つの国際コンクールで入賞、13歳でオーケストラに入団し、モスクワ・ムジカ・ヴィヴァ、カザン交響楽団、ウラル・フィルなどと多くのレパートリーの協奏曲を演奏。室内楽パートナーとしては、マルタ・アルゲリッチ、イヴリー・ギトリス、ミッシャ・マイスキーらと定期的に共演しています。


1999年マルタ・アルゲリッチ国際ピアノ・コンクールで優勝し、パリを拠点に活躍する才媛、広瀬悦子とギヨーム・マルティニェは、2021年9月にロシアのエカテリンブルグで出会い、早くも2022年の2月にはデュオとして演奏し、そのままコンサート・プログラムをレコーディングしたいと考え、このアルバムが作成されました。(輸入元情報)

【収録情報】
● フランク:チェロ・ソナタ イ長調(原曲:ヴァイオリン・ソナタ)
● ビアラン:チェロ・ソナタ 嬰へ短調

ギヨーム・マルティニェ(チェロ)
広瀬悦子(ピアノ)

録音時期:2022年6月
録音場所:パリ、サン=マルセル福音教会
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

 

「並外れた情熱と燃えさかるエネルギー」

広瀬悦子渾身のヴラディゲロフ



リリースするディスクがすべて絶賛されている広瀬悦子の最新盤は、何とヴラディゲロフ作品集。

最近作品リリースが目につく存在でもあり、広瀬悦子の演奏で聴くことができるのは大歓迎と申せましょう。

パンチョ・ヴラディゲロフはブルガリアの民俗音楽をバルトーク的な手法で見事な芸術音楽に仕上げた同国を代表する作曲家です。

日本でもお馴染みのレオニード・クロイツァーにベルリンでピアノを師事し、弟子に名ピアニストのアレクシス・ワイセンベルクがいることからも、ピアノ曲が特に優れているとされます。


 ここでは数多い彼のピアノ曲から特に魅力的な3作品全15曲が選ばれています。『10の印象』のなかの3篇と『ブルガリア組曲』はオーケストラ版でも親しまれていますが、ここではオリジナルのピアノ版で楽しめます。ピアノの方がヴラディゲロフの思いを雄弁に語っていることが感じられます。


 ブルガリア独特のリズムと独特な東方的感覚に加え、ピアノの名手の作ゆえ技術的にも非常に難しい作品ばかりですが、広瀬悦子のピアニズムにぴったり。広瀬は数年来ヴラディゲロフ作品に惹かれ、この企画も彼女の強い希望で実現させた渾身の1枚です。

コロナ自粛期間中にじっくり取り組んだ成果が説得力あふれる演奏に結実しているのも聴きもの。広瀬本人による日本語解説も読み応え満点です。(輸入元情報)

【収録情報】
ヴラディゲロフ:
● 10の印象 Op.9(慕情/抱擁/ワルツ・カプリス/愛撫/優雅/告白/笑い/情熱/驚き/諦め(エレジー))
● ブルガリア組曲 Op.21(行進曲風に/歌/チェーンダンス/ラチェニッツァ)
● 前奏曲 Op.15

 広瀬悦子(ピアノ/ベヒシュタイン)

 録音時期:2021年4月5-7日
 録音場所:パリ、サンマルセル教会
 録音方式:ステレオ(デジタル/セ

☆5 のユーザコメント

前発のモシュコフスキー、リャプノフも初めて聞いたがとても良かった。こういう忘れ去られた曲を録音することはとても意義があることだと思う

 

 

「 モシュコフスキーのピアノ作品集」 ピアノ広瀬悦子



1999年マルタ・アルゲリッチ国際ピアノ・コンクールで優勝し、フランス、パリを拠点に活躍する才媛、広瀬悦子。近年はシプリアン・カツァリスとのデュオによるレコーディングや来日公演でも好評を博してきた広瀬悦子の新録音が、デンマークの「Danacord(ダナコード)」からリリース!


 ポーランド出身、ベルリンで卓越したピアニスト&ヴァイオリニストとして活躍し、優れた指導者として多くの著名な音楽家も育てた後期ロマン派のコンポーザー=ピアニスト、モーリツ・モシュコフスキーの優雅で洗練されたピアノ作品を、スケールの大きな音楽作り、美しい音色、幅広いレパートリーで高い評価を集める広瀬悦子の妙技でお贈りします。(輸入元情報)

【収録情報】
モシュコフスキー:
● ワルツ op.34-1
● ホフマンの舟歌(オッフェンバックの「ホフマン物語」より)
● ゼフィール op.57-4
● 愛のワルツ op.57-5
● イゾルデの愛の死(ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」より)
● 練習曲 op.72-13
● デュオ op.52-3
● 女軽業師 op.52-4
● 秋 op.36-4
● 火花 op.36-6
● ポロネーズ op.17-1
● ギター op.45-2
● スペイン奇想曲 op.37
● ジプシーの歌(ビゼーの「カルメン」より)

 広瀬悦子(ピアノ)

 録音時期:2019年10月29日~11月1日
 録音場所:パリ、サン=マルセル福音教会
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

4のユーザコメント

モシュコフスキは初めて聴いた 広瀬悦子のテクニックに惚れたので購入したのだが 充分鑑賞に耐える 他で聴こうとは思わないが これは聴ける

5のユーザコメント

モシュコフスキーは、ホロヴィッツで何曲か...

投稿日:2021/02/24 (水)

モシュコフスキーは、ホロヴィッツで何曲か知ってたが、CD1枚丸ごと聞くのは初めて。

華やかで聞き易い曲、BGMとして流しても気持ち良い。もちろんしっかり聞いても楽しめる。 演奏、録音も素晴らしい。

 

日本人のピアニストで一番のお気に入りが広瀬悦子さんです。

コメント
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