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ベル麻痺-愚痴なしブログ 

ベル麻痺の後遺症の軽減および目を守る方法を主に、併せて他の事も載せています。

専門用語の変遷

2022年06月01日 | 将棋

将棋指導者用のマニュアルを作成するにあたり将棋連盟のホームページを参考にしました。

  1. 最初に調べた時点での勝敗の決め方は相手の王将を先に取った方が勝ちでした。(最初は2016年頃)
  2. 次に調べた時には、「取る」から「捕獲」した方が勝ちになっていました。
  3. 最近調べますと、「決着のつけかた-王手と詰み」で以下の説明。
    将棋は、先手と後手が交互に指し、最終的に相手の玉将を取ったほうが勝ちとなります。ただ、実際に玉を取るまでは指しません。相手が何を指しても次に玉を取られる状態を「詰み」といいます。「詰み」になった時点で将棋は終わります。
  4. 「取る」は専門家以外の庶民が子供達に教える際に「取る」と教えていましたし、私も「取る」と教えられてきました。
  5. 都会に出てきてからは「取る」から「詰み」の専門用語に変わっていました(半世紀以上も昔の事です)。
  6. アマチュアでも終局は「詰み」であり、「投了」が優先することが行われてきました。将棋を教育に導入する件や世界普及を目指す将棋連盟の説明の変遷は由々しき問題と思えるのです。
  7. 10年間にも満たない短期間で勝敗を決める専門用語が変わるのは異常なこととです。(論理的な構成が必要と思います)

 

<駒の価値と王将>

将棋の基本原理は「数、多ければ勝つ」ですので駒の価値を金額で示して教える方法を導入しました。

  1. 歩⇒1円(基本通貨)⇒成ると「と金」で100円
  2. 香⇒10円⇒成ると「金」で100円
  3. 桂⇒30円⇒成ると「金」で100円
  4. 銀⇒80円⇒成ると「金」で100円
  5. 金⇒100円⇒成れない駒なにで100円のまま
  6. 角⇒800円⇒成ると倍の1600円
  7. 飛⇒1000円⇒成ると倍の2000円

※歩を基本通貨の1円と決め金を100倍の100円として他は独断と偏見で決めました。

香=10円は、香は前方に8マスの力が及ぶので歩の8倍ですが四捨五入して10円としました。

桂=30円は、桂の特殊能力(トンネル効果と類似する点を考慮して--)

銀=80円は、金を100円とした関係から8:2を考慮して決めています。

角=800円は、銀の10倍とし、成ると2倍に設定しました。

飛=1000円は、金の10倍とし、成ると2倍に設定しました。

 

更に、駒台の歩は「2手金」と教える手法を導入しました。歩は敵陣で成ると「と金」に昇格し「金」と成れるのです。

特に2枚落ち迄は「2手金」の応用が大切です。実践例では4枚落ち迄は飛・角・歩(2手金)だけで下手が勝てることを将棋ソフト「激指し」で確認しました(数十局以上対戦)

 

☟駒の種類と表裏の表示例(将棋・囲碁店のWebから借用)

※ここで重要なことは「王将」には値段を付けないことです。

王は特殊な駒であり、価値観から他の駒と交換することが許されない駒です。

従って何億円であろうと値段をつけることは論理的に許されません。

王に値段を付けないと同時に、王は「取ってはならない駒」と教えます。

駒の価値を知ることでハンディ戦(駒落ち)の意味が明確になり、「数、多ければ勝つ」の基本原理と論理的にリンクします。

 

<禁じての説明>

以下が打ち歩詰めの説明です(図は削除)

  • 持ち駒の歩を打って相手の玉を詰ませるのは反則です。(負けになります)
  • なお、歩を打って王手をかけること自体は反則ではありません。
  • また、盤上の歩を動かして詰ませるのは「突き歩詰め」といい、これも反則にはなりません。

将棋の勝敗は先に詰ました方が勝ちです。

突き歩は可であり「打ち歩」にだけ限定したこの禁じ手は原理的(棋理的)に勝っている方が、反則負けになる理不尽なルールです。

封建時代の名残であると考えることができますが、その説明の研究を放置されている様にも映ります。

世界的な普及を目指すには説明不足とも考えられます。

 

 

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将棋の独学に適した教材

2022年05月28日 | 将棋

<独学での上達方法> 

将棋の 上達方法は指導者がそばにいる事が理想ですが、ほぼ独学に近い状況の子供達用に最適な教材があります。

☟小学生対象の将棋講座でお勧めの教材は、伊藤看寿作の「煙詰め」です。看寿が13歳時の作であることが、子供達に近親感を与えるようです。

<この詰将棋の特徴とその効用>

  • 初期画面で自玉を除いた39枚の駒が盤上にあることです。
  • 持ち駒が無いことも特徴の一つです。
  • 正解手順を見ながら駒を動かすと、117手目の最終局面が三枚の駒だけになります。
  • 正解手順に従う玉の動きがほぼ盤面全域になる点も特徴の一つになります。
  • 初期画面の状態に駒を並べる練習が重要であり、見ないで並べられるようになりますと、将棋の記憶力が格段に上がります。
  • 覚え方は、幾つかに分割して少しづつ覚えるようにします。(デカルトは難しい問題は分割せよと教えています)
  • 更に正解手順も見ないで動かせるようになりますと、概ね初段クラスの「地力(基礎体力)」が身に付きます。
  • この並べる練習を繰り返すことで、子供の場合に脳内に将棋盤が形成されるお手伝いをしてくれます。
  • 脳内に将棋盤が出来ますと、「目隠し将棋」が可能となります。私事ですが、60代までは平手の目隠し将棋が出来ましたが、現在は将棋講座で8枚落ちを目隠しで指すことが限界のようです。
  • 目隠し将棋ができるようになりますと、駒を動かさずに変化(先の手を)を読む力が増強されますので数十手先まで容易に読めるようになります。
  • 将棋は、記憶力、集中力、論理的思考、メンタルで概ね成り立っていると理解されます。
  • この詰将棋は脳科学的に見た場合、正解手順を進める毎に盤上の駒が1つ、1つ消えますので、先が見えることも特徴と理解しています。
  • 即ち、目標に近づいていることを実感しながらトレーニングができるのです。
  • 先の見えないトレーニングは脳が疲れて気付かないうちに拒否をする傾向にあるようです。
  • 子供の場合、小さな達成感を味わいながらのトレーニングがドーパミンの分泌を促進し脳は疲れることなくトレーニングができます。

 

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将棋と囲碁

2022年05月12日 | 将棋

将棋は子供の頃から親しんできましたが、囲碁は40代になってから始めました。

どちらもボードゲームですが、可成り異なります。

将棋は9×9の81マスに最初から駒を並べて始めます。(駒の数は総数40枚で片方が20枚です)

☟盤面に駒を並べた状態の写真(将棋・碁盤店から借用)

 

☟駒は個性があり、それぞれ動ける範囲や働きが決められています。

将棋の駒は敵陣の3段目に入ると、成る(裏面)ことができて昇格します。

 

☟一方、囲碁は19×19の交点を目として扱い盤上に361の目が存在します。

白と黒の石を使いますが、石の価値は等しく差が有りませんが、黒石が先番になり、先着の利に対しハンディを付けます。

現在は6目半のハンディですが、私が始めた頃はハンディが4目半でした。その後、5目半になり現在の6目半になったようです(半があるのは持碁を避け勝敗がつくようにするため)。

 

<将棋と囲碁では大幅に違いを感じること>

※小学生を対象とする講師用にマニュアルを作成していて強く感じた件ですが、最も違いを感じるのは勝敗のつけ方にあります。

  • 将棋の勝敗は相手より先に敵玉を詰ました方が勝ちであり、駒の損得とは無関係である。(双方入玉の場合に点数制が有りますが、本質ではなく時間ロスを防ぐ知恵です)
  • 将棋の基本原理は「数、多ければ勝つ」でありながら勝敗は数と無関係である。
  • 勝敗は速度で決まり、即ち時間要素が重要である。
  • 一方、囲碁は陣地の目数が多い方が勝ちであり、数量が重要であり時間要素は含まれない。

<以上を踏まえますと>

  • 囲碁は熱力学と重なる。熱力学は時間軸は無限大であり、意味を持たない。
  • 将棋は流体力学と重なる。時間要素が重要である点が流体力学と類似性があるように思える。
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囲碁・将棋の免状

2021年01月02日 | 将棋

囲碁と将棋を趣味としてきましたが、アマの世界にも段位があります。

囲碁や将棋の段位が資格に当たるのかは定かでありませんが、国家資格以外にも

業界特有の資格がありますので囲碁・将棋の段位も資格と考えてよいかと思います。

 

将棋は五段位、囲碁は三段位を取得していました。

ただし、将棋は40歳、囲碁も40歳代で取得なので現在の実力とは乖離があります。

特に囲碁は初段くらいに低下していると考えられます。

囲碁は40歳からはじめたので駆け足で三段位まで昇った関係か下降も早いようです。

将棋は5歳で覚えて22歳までは寝ても覚めても将棋三昧でしたので頭の中に将棋盤

があり、自由に駒を動かせる脳内将棋(目隠し将棋)ができるレベルになっていました。

しかし、加齢と共に脳内の盤が薄くなり、何百手も読むことが難しくなっています。

小学生対象の将棋講座では、棋譜の読み方、書き方を説明するので目隠し将棋を

披露します。

全員対象なので8枚落ち(飛、角、銀、桂、香の8枚)のハンディ戦を、行うのです。

私と受講者全員が相手なので、お手伝いをお願いして大盤の駒を動かして棋譜を

読み上げてもらい、私は目隠しをして棋譜の読み上げだけでの対局となります。

全員で指し手を決めますので子供達は、けっこう盛り上がります。

 

※囲碁も将棋も三段位以上に重要な意味があります。

将棋の指導員を目指すには三段位以上が必要であり、囲碁は棋院認定の道場を開く

場合には三段以上が条件のようです。

☟新カヤの卓上碁盤の例です。木目が美しい、本カヤは香りも値段もいいです。

 

<ビジネスに役立つのはどっち>

同じボードゲームでありながらビジネスでの効果は雲泥の差があると、思っています。

将棋は五段でしたがビジネスでは口にすることは有りませんでした。

何故なら「百害あって一利無し」と、考えていました。将棋指しは格差があってもハンディ戦を嫌う傾向が強く、平手で指せば相手を負かす可能性が大きいのです。

人間は、負けてうれしくなる人はいないのです。特に将棋指しでそこそこのレベル

の方は間違いなく負けず嫌いです。

負けた相手に仕事を心地よく出す気にはならないのが人情ですから将棋は禁句でした。

 

※囲碁は棋院発売の「三段位」のターピンを何時もしていました。

このタイピンの効果を旅先で知ることがあります。

目ざとい方はタイピンを見て話しかけてくれるのです。電車の中で話が弾み急ぐ

旅でない時は、その方のお宅にお邪魔して対局を楽しみ食事までご馳走になることが、

何回かありました。

都内のビジネスでもタイピンの効果はありました。得意先の部長や役員の方には

囲碁好きが沢山います。

囲碁は「手談」ともいい、無言の対話を1時間以上しますので、一度でも対局しますと、

相手のことが分かってきます。

囲碁の話しから碁打ち仲間になりビジネスの潤滑剤として効果を発揮してくれます。

 

※さて、コロナ禍で子供将棋大会・将棋講座・小学校のクラブ活動など、3密になる

将棋は避ける対象になり、開催は全て延期になっています。

コロナ問題が今年中に解決する見込みは限りなく乏しく、来年に期待しています。

 

 

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