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巡る巡る

マイフェイバリット

2010-01-23 | Weblog
それは私が中学か高校の、地理か歴史の授業中に、地図子と呼ばれていた先生がした余談から始まる。

その先生は、学生時代に京都に住んでいて、大徳寺の隣の今宮神社のそばに、二軒向かいあわせたあぶり餅屋があると言った。
それがどうにもおいしくて…みたいな話。
餅の図を、黒板に描いていたような気がする。

私はそれを聞いた日に、家に帰ってから母に京都へ行こうよ、と言った。
なぜだかどうしても、そのあぶり餅がたべたいのじゃわしは、と言った。

ということで京都にいった母娘は、まんまとあぶり餅の虜となる。


あれから私は、そのあぶり餅を愛し続けていて、ついでに隣の大徳寺も好きなので、京都で最も好きな場所はどこですか?と問われたとしたら、あぶり餅屋です、と迷わず即答するでしょう。

ああ、京都に住みたいよ。

昨日、あぶり餅のために京都へ行った。
この前は、明石焼のために明石へ行った。

贅沢な遊びだぜ全く、と思いながら家に帰ったら、2日間つきっぱなしのオイルヒーターがそこにいた。
部屋は暖かいけどさ。さ。