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巡る巡る

朝がくるみたいにそれもくる

2007-06-26 | Weblog
ただいま。
なんとなく、なんとなーく仕事に慣れてきたような気がするようなしないような最近。

昨日の朝、私の大好きな患者さんが亡くなった。
その人は私が入院をはじめてとった人で、本当にジェントルマンな人だった。
アナムネ(入院時、今の病気とか既往歴とか生活週間とか、その患者さんの全体をさらっと情報収集する)のとき、自分の病気についての認識、ていう項目がある。
それについて彼は、「もう長くないんやって先生言うてたわ。苦しい治療で一年生きるより、好きなように半年生きたいと思ってます」と答えた。

その言葉通り、積極的な治療はせず緩和的な医療を選択していった彼は、最後まで酸素吸入もせず、心電図モニターをつけることもなく、自然な死を迎えた。
まぁ私は昨日準夜だったから、夕方病棟にいって彼の死を知ったんだけど。

一ヶ月前、何もできないで毎日先輩に怒られていた私を、彼はよくほめてくれた。
部屋が明るくなるようや、とか、その笑顔だけで元気になれる、とか。
私が担当だとうれしい、と言ってくれる患者さんだった。
彼の言葉たちに何度助けられたんだろう。

足がむくんで歩くのが本当にゆっくりになってからもご飯は必ずナースステーション前までとりにきて、本当にがんばる人だった。
でも何日か前から、ごはんもほとんど食べられなくなって、部屋から出てくる姿がみられなくなっていた。

三日前、日勤で久しぶりに彼の部屋の担当になっておどろいた。
やせてやせて、それでも私を見ると弱弱しく笑ってくれた。
疼痛緩和のためにモルヒネも使われていて、時々何度も同じことを聞いたりもしたりして、レベルが下がっていることがわかった。

お昼前にりんごジュースを持っていくと、トイレの壁によりかかって、家族にささえれてやっと立てている彼がいた。
車椅子をもってこようとするけど、「いい」と言う。
ベッドを寄せようとするけど「いいんや、いけるから」と言う。
どう見ても、いけない。歩けない。
ちょうど部屋にきた先輩と、彼を支えてベッドを寄せてなんとかベッドに戻れた。

彼にとってトイレ歩行は本当に大きな意味のあるものだったんだと思う。
それまでも、夜一人でトイレに歩くときはナースコールして、といったけど一度もしなかった。
それはナースへの遠慮もあったと思うし、できないことが増えてきた彼にとってできることの一つだったから一人でしたかったんだとも思う。

そんな人に、膀胱にカテーテルを留置してトイレにいかなくていいようにするのはどうか、そんなことを提案するのが辛かった。
もっと辛いのは彼自身だ。そんなことはわかってるんだけど、彼の気持ちとか、家族の気持ちとか、以前の彼とか、残り少ない時間が目に見えている状況とか、もういろんなことがどーっと押し寄せてきて、勤務中なのに、もう自分の感情が抑えきれなくて彼の部屋を出た瞬間どうしようもなく泣いた。

それが三日前で、今日はもう病棟に彼がいない、というかこの世界に彼がいない。
私はそれを、寂しいと思っていいですか?

よく「いつ訪れるかわからない死だから、今を精一杯いきる」という言葉をきくけど、私はそんなこと、毎日思って生きるような気力は今のところない。
でも彼の死からひとつ考えたことがある。
私は自分の大切な人を毎日心から愛することに決めた。
奥さんを本当に大事にしていた彼は、奥さんの身体を思って、死の前日も夜間病室に付き添うことをさせなかった。

いろんなことを思い出しながら書いてると、いつのまにか朝が訪れてたみたい。
人がひとりいなくなっても、朝はいつもとかわらないね。
あたりまえか。そろそろ寝よう。

たくさんの感謝とともに、ご冥福をお祈りします。

たまごかけごはんな夜

2007-06-22 | Weblog
食わず嫌いで卵かけごはんを食べていて、無性に食べたくなったので食べている。
なんてすごい食べ物なんだ、卵アンドご飯アンド醤油。

昨日、餃子を食べに行こうと思い立って、旧餃子人5人に連絡したら3人がきてくれた。
5分の3。ほ~う。アリガトウ3人。
みんな餃子焼いてたころは学生だったのに、今や雑貨を売ったり、スーパーの仕入れ?をしたり、ダムの視察?をしたりなんかして、そして市民税がどうの、とか言っちゃってるときた。
すげー。すげーよ。
あ、餃子はあいわらずうまかった。
なんたって、汗だくで焼いてる人がいるんだからよー。

それから奈良に行ったのに、私のナビ能力の低さで目的地を横目にしながら、高速の入り口に間違って入っちゃってさ。
そりゃぁもう一瞬で元の場所に戻ってきちゃった。
一瞬すぎてちょーおもろかったから、あれはそれでよかったんだきっと。

あっしったっもっしっごっと♪ぷー。
おやすみ世界。



アイス屋でバイトしたい

2007-06-16 | Weblog
先輩と同期と三人で、堀江にいくつもりが難波になった。
で、パークスのアイス屋のアイスがおいしかった。
なんか石の上で作ってんのアイス。
コールドストーンクリーマリーのアイスが食べたい私としては、その夢に一歩近づいた感があった。

そしてベーグル&ベーグルのアイスベーグルも食べた。
アイス??って感じで、むしろクリームチーズ類な気が。

あーにしてもアイスの季節だねー。


ラッキー

2007-06-15 | Weblog
優しい人が電話をかけてきてくれた。
何故か泣きそうになったのでした。

最近のお気に入りは、河原で食べてから大好きオールココナッツ。
オール~~を全部並べて食べたい今日この頃。

おやすみなさい。

どうでもいいけど、ラッキーってさ、文字にしたら、特にカタカナにしたらすごく胡散臭いね。
ラッキーって、この字の何倍もラッキーで幸せな感じ。

よーし

2007-06-14 | Weblog
今日、同期で同じ病棟に配属になった子が一人、辞めることになった。
つらそうなのはわかってたけど、何にも話きけてなくて、全然親身になんかなってなくて、なのにいざ辞めることになったら悲しいなんて、どうかしてる。

雨はそこまで冷たくなくって、むしろ暑苦しい夜。
私はもうこのままがんばろうと思うよ。






ふー

2007-06-12 | Weblog
なんで携帯から記事が投稿できなかったのかがやっと判明した。
それは偶然に。いとも簡単に。


さぁ6月にはいって12日がたったらしい。
なんでこんな時間に、暗い部屋でPCに向かっているかというと、準夜あけで、明日つまりもう今日、が休みだから。
そしてちょっと疲れたから。

久々になぜかこころがやられた。ちょっとの失敗が重なって。
先輩の前で泣いた。こんくらいで泣くなよばーか。
あぁ~だめみたい。


こんな日は、メッセンジャーとか開いてみたりする。
サインイン久しぶりすぎて、なんかよくわからんくなって閉じた。
誰かと話をしたいけど、残念ながら今は午前3時半。


寝ておきたら、友達とワッフル食べにいきたいです。スコーンでもいいです。
そんな気分です。
あ、サーティーワンのトリプルでもいいよ。
ねよっと。


晴れたり雨だったりまぁいいんだけどさそれはそれで

2007-06-11 | Weblog
土日、深夜あけで三都物語してきた。
そのうち一都は家周辺。

京都ひさびさ。
八ツ橋ってあんなおいしかったっけ?
でも八ツ橋シューソフトはすげー微妙。
京都らしいもんはそれぐらいしか食べてないけど、錦市場で昼間からビールに焼き牡蠣やアワビたべたので満足。
住むと太りそう。

あ、京都では大阪なら8割の人が無視るであろう何も通ってない赤信号を、全員が守っていた。
ウズウズ。

帰り道、新快速は大阪から神戸まで30分しかかからない。
一気に離れ離れ感がきらい。

このさき

2007-06-02 | Weblog
このまえ、夜勤のときに患者さんが亡くなった。
不思議なくらい、人は夜に亡くなる。

その患者さんはお母さんと同じくらいの年で、高校生の娘がいた。
わたしは亡くなる時を見ていなくて、亡くなった後のケアに入っているとき、カーテンごしに泣き声が聞こえた。
わんわんいうわけじゃない、しくしくが似合う泣き声だった。

その泣き声でわたし、はじめてその人の死をちょっと感じた。
それまでは、なんだろう、感じてなかったなぁ。
人の死、じゃなくて、死んだ人、をみてたっていう感じ。

働き始めて初めてだったのにな。まあ一回も受け持ったことない患者さんだったからかもしれんけど。
わたし、こころなくなってんじゃないか、何かが抜け落ちたんじゃないか、と思ってこわくなった。
とか書きながら、そこまでこわいとおもってないような気もする。

なんなんだろう。

とりあえず、生の延長に死があるってことは、死は生の一部であって、つまりは生も死も同じだっていうことを前に考えたことがあったけど、全く別のものだ、あの二つは。今さらだけど。



かなしいことに

2007-06-01 | Weblog
なぜか携帯から写真をくっつけた記事が投稿できない。

au、だからなのか?
それとも私が携帯つかいこなせてないだけ??テルミーワイ。

とりあえず、ようやくネットを開通させた。
4日前に打った記事がブログに反映されなくて、悲しみジョニー。

ずうっと放置してたこのブログ、アクセスが一日10件とかになってた。
それでもみてくれている10人に感謝感激雨嵐な6月のはじまり。

さーてお風呂はいってどっかいこーっと。