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巡る巡る

ニシムクサムライ

2007-11-29 | Weblog
みんな、「転々」は観たかい?
みてない人は、みるんだ。
きっと、まったり、ほっこり、ふふふ、ははは、は~。です。
なんてったって、ジョーだからね。
時効警察みてた人には、たまらない。


最近、元気復活気味です。よかった~。
なんでこう、あの波はくるんだ。
知らないうちにのみこまれて、気づいたら砂浜。
わたしは、なにかを抱えているのか?と思ったりするけど、いろんな人の日記をみていると、病みーがたくさんいるってことは、そう特別なことでもないんだろう。

正直に

2007-11-13 | Weblog
最近の私は、なんか疲れていて。
ぼろぼろにはなっていないけど、ほつれてて。
ゆるんだネジを巻きなおしたくもないような、そんな感じ。

もちろんそんな私が人を看ることなんかできるはずもなく。
毎日、患者さんじゃなくて、患者さんの血圧と体温と脈拍をみる日々。

しんどくって、もういやで、もういやだった。

好きなひとと電話で話してるときのしあわせなわたしと、電話をきった後のひとりのわたし。
その差がいつもより本当におおきくて、無意識に泣いて、そのくせ5分後には寝るような最近だった。



今日、deathカンファレンスという話し合いが、仕事の後にあった。
ふつう、カンファレンスは患者さんの看護に困ったときとか、看護の道しるべを探す時にする。
でも、deathカンファレンスは、亡くなった患者さんが対象。

クールで、若くて、でも進行癌だった女の人について話した。
はじめの頃、めったに笑ったりしないし、あたりまえだけどしんどそうだし、でも「大丈夫です」という彼女に、正直わたしは苦手意識をもっていた。
部屋に行くときは、ちょっと構えて、ノックしていた。
でも、彼女がはじめて笑ってくれたときとか、「うどんたべたいな」って言ってくれたときは、うれしかったなぁ。

参加した同じ病棟の同期も先輩たちも、亡くなった彼女との思い出とか、そういうのを口々に話した。
気づけば、みんな泣いていた。

いきなり重い病気に降りかかられて、でも手術して、抗がん剤を使って。
けど、そのきついクスリのせいで腸に穿孔をおこしてまた手術して、という日々をすごした彼女に、私たちは看護師としてもっとなにかできたんじゃないか。

あの時ああしていれば、彼女の希望がきけていれば、、そういう後悔とかやりきれない思いを、みんなどこかに持っていた。

わたしが大好きな先輩は、その患者さんの受け持ちナースだった。
先輩は、先輩も、はじめ苦手意識をもっていたらしい。
でも、日々が経つうちに、彼女と先輩はちゃんと関係を築いていった。

本当に悔しくて、一緒に泣いたこともあったって。
最期、彼女は先輩に「泣かないでね。本当にみんなによくしてもらった」って言ったらしい。
先輩は、もっとなにか出来たかもしれない、っていう思いを抱えていたみたいだけど、そのカンファにいた全員が、2人の関係性をすごいって言った。
先輩は彼女の支えになってた、先輩みたいな存在があったことが彼女にとってほんとによかったんじゃないかって言った。
別に、フォローのつもりで言ったわけじゃなくて、みんなが本当にそう思って言ってる、ということが空気でわかった。

一人の人の残すものって、本当に大きい。
何ヶ月か前になくなった人なのに、こんなにたくさんの人の心に何か残してる。
それに、彼女の心に先輩は絶対残ってる。



そういうことを考えたら、看護師って、やっぱりいいなと思ってしまう。
私はなににつらくなって、なににしんどくなってんのか、自分でよくわからないけど、でも、明日からはもうちょっと正直に看護をしよう。
そう思えた今日は、寒いけどちょっとあったかい。
それがハロゲンヒーターのおかげだとしても、やっぱりちょっと、あったかい。



暖房稼動

2007-11-07 | Weblog
さむいさむい。

「クワイエットルームにようこそ」を観にいったら、5人しか客がいなかった。
いいのにー。
5人で映画。ともだちチック。

地震におこされ、ともだちの家に遊びにいったら、部屋にジョージ人形が10匹。ほんで、ななめ向かいがマイ彼氏の家だった。
なんだそれ。笑

そして今、彼氏と書きつつ、なぜかものすごく照れる。
彼氏ってなんだ。
なんだ。
ほかにいい日本語ねーのかなー。
恋人?
恋人もなんかなぁ。
変人っぽいしなぁ。
とにかく、彼氏、というより愛しい人。

で、帰りに天王寺でバナナジュースを買って、きらめくフープに吸い込まれていったら、ともだちがクリスマスモードでバイトをしていた。
レジ越しにごはんに誘ったら、やっぱり彼女はいいよ~とめがねの下で笑った。

楽しい休日たちは、いつもかけあし。
あしたも仕事かぁ。
いやいや病から、いつ抜け出せるんだかね。
でもさー、わたしはいくんだよ、なぜかね。

おやすみ世界。




隠岐

2007-11-03 | Weblog
ふつうな、隠岐レポート。

会ったひと:
1、レンタカー屋のおばちゃん
宿をきめてないと言ったら、民宿を手配してくれた。

2、杉の木の下で会った男子高校生
杉と写真とってと言ったら、とってくれた。
神戸を「cityじゃないっすか~」といっていた。

3、民宿でとなりでごはんをたべていた、川上さんと古米くん
一人で来たと言ったら、何故か一緒に秋祭りに行き、ビールを飲み、そしていきあたりばったりなドライブをすることになった。

4、隠岐で(たぶん)一軒しかないおしゃれ服屋のおねーさん
隠岐にはここ以外に服屋さんはあるんですか、と言ったら「ないよ」って。
ひまだったので入ったこの店で、神戸でも買えそうな服を何故か、隠岐で買った。

これぐらいかな~~まともに話したのは。


いったとこ:
1、たまなんとかかんとか神社
けっこうでかい杉があった

2、白島展望台
すっげ寒かった。けど日本海の波が島にあたってはくだけて白い島たちがいっぱいあって、なかなかよかったかな。

3、ろうそく島展望台
ろうそくっぽいカタチの、高さ20メートルあるらしい島がみえる展望台。
ここに行くのに、ナビが変な道教えやがって、すっごい山道をびくびくしながら登っていったら、千と千尋みたいなトンネルに出会って、即ひきかえした。
その上、展望台にたどりついたら、280メートルの遊歩道(たぶん山道)をくだって見に行けとか書いてあって、こわすぎてやめた。
だってほんと、熊とかでそうだったよ。

4、隠岐空港
晴れの日、ドライブ、きもちいい。

5、隠岐国分寺
なんか、最近たいせつなお堂が全焼してしまったらしく、なんともいえない感じになっていた。
あれはあれで、いいんじゃないか。
ちょっと、アユタヤを思い出した。


2日間ドライブしまくったのに、もうこれくらいしかおもいだせないよいったとこは。
そう、なんにもなかったよ、隠岐は。
なんにもない、なんにもない、を求めて行ったからいいんだ。
からっぽになるつもりで行ったんだから。

でもね、曇天の日本海って、からっぽにはなれないよ。
風だって、びゅーびゅー吹いてるしさ。
だから1日目はなんだか、からっぽではなく、じゃぶじゃぶになったのでした。

2日目は、いい秋晴れで、だいぶからっぽになれたかな。
何年かぶりに、たんぽぽをふーっとした。
隠岐空港はだーれもいなくって、たんぽぽだらけだったから、ちぎってはふーっ、ちぎってはふーっってした。



でも、寂しくなってさ、すぐに。
というか、からっぽってなんだよ、と思ったり。
なんなんだよ、私は。

あ、そいえば魚おいしかったけど、この焼きおにぎり茶漬けがすき。