ビール紀行~旨いビールを求めて~

旨いビールを求めて国内外のビール醸造所や直営ビアパブへ旅をします

花巻駅の真ん前 Brew Beast(最終回)

2022-07-21 18:44:18 | ビール紀行(東北)
前回の「Brew Beast」の続きです。


ビールのメニューです。

     

     

こんな感じで、その日に提供できるビールをカードで掲示するスタイル。この日は8種類でした。今トレンドのビールが中心です。

     

     

最初はアメリカンペールエールを頂きます。カスケードとは違ったライトでフレッシュなホップの香り。モルトの旨味は中程度でややクリーン感じ。ホップの心地よい苦味がしっかり効く。旨い!フレッシュなホップの香りとしっかり苦味が特徴のアメリカンペールエールです。

     

     

次に頂いたのはホッピーセゾン。アメリカンなホップの香りとセゾン特有なライチーなエステル香が炸裂!モルトの旨味はしっかりながら、セゾンらしい酸味がボディを引き締める。ホップの豊かな香りとセゾンらしさが炸裂するセゾンです。旨い。

     

     

そして最後に頂いたのは「インパクト(ヘイジーIPA)」です。ヘイジーながら、それほど濁っていません。ヘイジーらしいトロピカルなホップの香りが広がる。モルトの旨味はしっかりで、ホップのドライな苦味がしっかり効く。ホップによる渋味・酸味のアクセント。旨い!ややホップの香りは控え目な典型的なヘイジーIPAです。なので、バランスは良いかもしれません。

今回はこれにて終了。こちらのビール、非常に多彩で楽しいラインナップ。ビールのクオリティも高く、一般的なスタイルとも違った個性で好印象です。今回は3種類しか頂きませんでしたが、ゆっくり料理とともに他にも色々ビールを頂きたい醸造所です。



Lit work place
岩手県花巻市大通り1丁目7-40
TEL:0198-41-3049

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花巻駅の真ん前 Brew Beast(その2)

2022-07-20 06:17:18 | ビール紀行(東北)
前回の「Brew Beast」の続きです。


醸造所に到着。

     

     

こちらは店内の1階フロアの様子。なかなか渋い感じの店内フロアですね。奥には醸造設備が存在感を放っています。この大きさだと500Lクラスでしょうか。

     

     

お店の入口にレジがあり、こちらで注文・お会計をする形です。1階はベーグル&コーヒースタンドなので、焼き立てのベーグルが並んでいます。

     

2階はタップルームのフロアだそうで、お昼でも利用できるとのこと。上がってみましょう。

     

     

     

想像以上のかなり素敵な空間じゃないですか!コの字型のカウンターでド~ンと真ん中に鎮座。窓際のテーブルも心地よさそうでいいですね。

     

     

フロア奥の壁には12本のタップがズラリと並んでいます。一つ一つにコルク版でビールの種類が付いているのもセンス良し。

期待感が高まってきました。それではビールを頂きましょう。

(続く)



Lit work place
岩手県花巻市大通り1丁目7-40
TEL:0198-41-3049

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花巻駅の真ん前 Brew Beast(その1)

2022-07-18 20:45:52 | ビール紀行(東北)
今回からは、岩手県花巻市の「Brew Beast」へのビール紀行の模様をお送りします。Brew Beastは2019年に誕生した比較的新しい醸造所。花巻駅の真ん前という、極めて交通至便な醸造所です。醸造所にはタップルーム「Lit work place」が併設されており、食事とともに、フレッシュなビールを味わうことができます。このLit work placeの1階はベーグル&コーヒースタンドとなっていて、お昼はベーグルサンドとともにビールを楽しむことができます。こちらのビールびついては、一度も飲んだことがなく、今回の訪問を事前情報はほとんど無しの状態。果たして、どのようなビールに出会えるでしょうか。ちなみに訪問は随分前でまだ冬の時期でした。

     

     

     

JR東北本線で花巻駅に到着。こちらの駅の釜石線ホームの駅標識は、銀河鉄道の夜をイメージした特別ヴァージョンになっています。

     

     

花巻駅と駅前の様子。駅の真ん前のロータリー内に、醸造所のある建物が見えています。

     

     

     

こちらが醸造所兼Lit work placeの建物です。「Brew Beast BREWERY」の看板が出ています。何も知らなければ、まさかこんな所にビール醸造所があるなんて、思いもよらないことと思います。

(続く)



Lit work place
岩手県花巻市大通り1丁目7-40
TEL:0198-41-3049

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料理も美味しい 仙南クラフトビール(最終回)

2022-04-18 17:33:36 | ビール紀行(東北)
前回の「仙南クラフトビール」の続きです。


次に頂いたのはササニシキIPAです。

     

     

銘柄米として有名なササニシキを使用したIPAです。カスケードと思しき厚みのある柑橘系のホップの香り。モルトの旨味はしっかり濃厚で、ホップの苦味がしっかり効く。旨い。カスケードの香りがしっかり香る、ボディしっかりアメリカンIPAです。お手本です。

     

     

続いて4種目、スタウトです。エチゴビール監修レシピをベースに進化してきた一品。チョコレートのような素晴らしいロースト香で、まんまカカオ。モルトの旨味はしっかり濃厚で、ホップの苦味がボディをしっかり支える。ローストに起因する酸味はなし。激しく旨い!チョコレートのような素敵な香りとしっかりボディが特徴のフォーリンスタウトです。これはやはり素晴らしい。

     

     

注文していた「めぐみ野あか鶏のコンフィ」が到着。角田産あか鶏だそうです。こちらのメインディッシュに付いてくるスープが激しく美味しい!キャベツとニンジン、ベーコンのスープで、素材の味わいが染み込んで滋味豊か。コンフィは皮がパリパリでやや塩味の効いたお肉が激しく美味しい。お肉本来の香りも素敵。ハーブの香りの余韻も素敵。全体的にビールに合う味付けです。こんなに美味しいコンフィは初めてです。さすがは農協直営レストラン。

     

4種類一通り頂いたので、ここで復習。「仙南クラフトビール 4種セット」を注文(飲み放題の対象外)。改めて4種をテイスティングすると、ササニシキIPAの柑橘系のホップの香りが際立ちます。

     

最後にスタウトのお代わりで締め。しっかり濃厚ながら、香りと旨味の絶妙なバランスが素晴らしい。

今回はこれにて終了。こちらのビール、欧州のビアスタイル中心の伝統的なスタイルのビール。それにそれぞれこの醸造所ならではのアレンジが施されている感じです。特にスタウトは秀逸で、他のお客さんを見てみると、最初からスタウトを飲んでいるくらいの人気です。エチゴビール監修のレシピから、かなり進化・昇華しているビールです。料理は素材が極めていいので、食事とビールとのマリアージュをしっかり楽しめるブルワリーレストランだと言えます。

     

     

     

レストランのお隣はファーマーズマーケットになっており、仙南クラフトビールの瓶ビールが販売されています。

     

レストランでは提供されていなかったペールエールがありました。レストランで散々頂いたので、購入は控えました。



仙南シンケンファクトリー
宮城県角田市角田字流197-4
TEL:0224-61-1150

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料理も美味しい 仙南クラフトビール(その3)

2022-04-17 13:42:13 | ビール紀行(東北)
前回の「仙南クラフトビール」の続きです。


ビールのメニューです。

     

ビールの種類は4種類。ササニシキIPAはすっかり定番として安定しましたね。メニューにはありませんが、飲み放題90分1800円をお願いしました。

     

     

最初はピルスナーから頂きます。フラワリーなホップの華やかな香り。ふんわりモルトの香り。モルトの旨味は控えめで、ホップの心地よい苦味が響く。旨い!フラワリーなホップの香りが特徴の苦味が心地よいピルスナーです。

     

     

お次はヴァイツェン。中程度の厚みのあるフェノール香。レモンのようなホップの香り。モルトの旨味はやや控えめで、ヴァイツェンらしい酸味が効く。レモンを彷彿とさせる酸味。旨い。レモンのような香りと酸味が特徴の爽やかなヴァイツェンです。

     

ランチタイムのメニューです。暗くて分かりにくいですが、JAらしく地元の食材を使用した料理が見受けられ、好印象。選択するのが難しい。

     

     

悩んだ挙句、注文したのが「三種ソーセージ」で、自家製造です。どれも塩気控えめで、優しい味わい。素材の味わいを楽しむソーセージです。ハーブソーセージ、ハーブの香りが豊かで美味しい。

(続く)



仙南シンケンファクトリー
宮城県角田市角田字流197-4
TEL:0224-61-1150

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料理も美味しい 仙南クラフトビール(その2)

2022-04-16 15:38:30 | ビール紀行(東北)
前回の「仙南クラフトビール」の続きです。


仙南シンケンファクトリー内にある醸造所に到着。

     

     

仙南シンケンファクトリーはドイツの街を模した施設。醸造所もドイツらしさを感じさせる建物になっています。

     

     

     

店内の様子。天井が高く、なかなか洗練された店内装飾になっています。ホテル内のレストランのよう。

     

     

店内入ってすぐのカウンターにはビールサーバーが並んでいます。昔ながらの黄金のタップが5本。このタイプのタップは今後レアになっていくことでしょう。

     

店内奥が醸造所のスペースとなっていて、醸造設備がガラス越しにこちらを見守っています。

それではビールを頂きましょう。

(続く)



仙南シンケンファクトリー
宮城県角田市角田字流197-4
TEL:0224-61-1150

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料理も美味しい 仙南クラフトビール(その1)

2022-04-15 20:06:47 | ビール紀行(東北)
宮城県南部に位置する角田市にある「仙南クラフトビール」は創業から20年以上の歴史をもつ、地ビール界では老舗的存在。ドイツやイギリスの伝統的なスタイルのビールを中心に様々なビール造りをされています。そんな「仙南クラフトビール」は「JAみやぎ仙南シンケンファクトリー」という施設内で造られているのですが、「JA」という名称にあるように、地元農協直営の施設なのです。そうJA直営のビール醸造所ということになります。JAらしく地元の農産物をビール造りに活用していたり、併設のレストランでは地元食材を多彩に活用した料理が提供されています。今回は久しぶりに地元愛のこもったビールと料理を求めて、醸造所に向かいます。醸造所へのアクセスですが、阿武隈急行の角田駅から徒歩約5分。基本的にランチタイムだけの営業なので、訪問には注意が必要です。

     

     

阿武隈急行で角田駅に到着。仙台からは乗り換えもあるので、思った以上の時間がかかります。

     

     

     

角田駅です。仙南シンケンファクトリーは駅の裏側にあるので、駅の外には出ず、駅構内の案内に従って、表玄関とは反対側に出ます。

     

     

     

     

駅の裏側に出たら、線路沿いに専用歩道を進むだけ。しばらく歩くとテーマパークのような仙南シンケンファクトリーの建物が見えてきます。仙南クラフトビールの幟も出ています。醸造所に到着です。

(続く)



仙南シンケンファクトリー
宮城県角田市角田字流197-4
TEL:0224-61-1150

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東北の新進気鋭 Black Tide Brewing(最終回)

2022-04-14 18:17:45 | ビール紀行(東北)
前回の「Black Tide Brewing」の続きです。


ビールのメニューはタップのある壁に掲示されています。

     

     

自家醸造ビールは6種類で、あと1種は伊勢角のペールエールでした。

     

     

ビールはカウンターで購入して、近くのテーブルで飲むスタイルです。

     

     

最初の一杯は Tide Runs(ドライホップドラガー)。ライムっぽい、アメリカンホップが炸裂。モルトの旨味はややしっかりで、ラガーらしく綺麗にきれる。ホップの苦味はしっかりで、渋味もしっかり効く。旨い!ライムっぽいホップの香りが広がるインペリアルラガーです。

     

     

お次は hoya boya(ヘイジーIPA)。ジューシーなパイン系の柑橘の香りが炸裂!モルトの旨味はしっかりで、ホップの苦味がヘイジーの割にはしっかり効く。程よいホップのよる渋味。旨い!ジューシーなホップの香りが炸裂する、大人のトロピカルジュースです。

     

     

フードの販売はありませんので、立て続けに次のビールを。こちらは times four(セレブレーションエール)です。穏やかながら豊かな落ち着いた柑橘系のホップの香り。モルトの厚みのある香り。モルトの旨味はしっかりで、ホップの苦味がしっかり効く。落ち着いた柑橘系のホップの香りと厚みのあるモルトの香りが特徴のペールエールです。旨い!こちらのビールも良く出来ています。こちらのビールの中では一番最初に飲むべきかも。

     

     

最後は yamase(ダークIPA)で締め。ロースト香とアメリカンホップを凝縮した香りが炸裂!モルトの旨味はしっかり目で、ホップの苦味と渋味がかなりしっかり効く。凝縮したようなアメリカンホップの香りとホップの渋味がぎゅうぎゅう詰まった、アメリカンIPAです。旨い!この路線を極めた旨さです。

今回はこれにて終了。こちらのビール、今流行りのアメリカンなビールが中心。その中でも飲み比べると、様々な個性が見られて興味深い。ホップの香りも異なり、苦味・渋味のバリエーションが感じられます。どれも仕上がりが優れていて、心地よく楽しめます。今後、全国へ発信がどんどん進むことが容易に想像できる醸造所です。

タップルームを後にして港に出ました。

     

     

イルミネーションが美しい港でした。



Black Tide Brewing
宮城県気仙沼市南町3-2-5 拓(ヒラケル)内

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東北の新進気鋭 Black Tide Brewing(その2)

2022-04-12 12:13:02 | ビール紀行(東北)
前回の「Black Tide Brewing」の続きです。


醸造所に到着。

     

     

こちらの複数の店舗が入る商業施設の中にあるようです。

     

店内入るとすぐにタップルームのカウンターを発見。想像よりもこじんまりとした感じです。

     

     

     

     

カウンター横には缶ビール販売の冷蔵庫があります。種類も豊富、ジャケットが多彩でつい沢山買ってしまいそう。

     

     

     

醸造所はその奥の部分にありました。お隣の売店の売り場を進んだところで、ガラス越しに確認することができます。中の様子が近未来的。貯酒タンクがかなり大きいので、2KLでしょうか。

それでは待望のビールを頂きましょう。

(続く)



Black Tide Brewing
宮城県気仙沼市南町3-2-5 拓(ヒラケル)内

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東北の新進気鋭 Black Tide Brewing(その1)

2022-04-11 17:53:14 | ビール紀行(東北)
近年、東京のビールシーンで東北のあるブルワリーがその存在感を強めてきています。宮城県気仙沼市の「Black Tide Brewing」です。Black Tide Brewingは2020年に操業を開始した醸造所で、アメリカのクラフトビールと間違えるほどのアメリカンな個性を放つビールを造られています。ビールのバリエーションも多彩で、缶のジャケットと相まって、独自の世界観を展開しています。そんなBlack Tide Brewingは醸造所併設のタップルームがあるとのことで、随分前のことですが、ビール紀行してきました。醸造所へのアクセスですが、JR気仙沼駅から徒歩約20分です。

     

     

     

JR大船渡線BRTで気仙沼駅に到着。BRT初体験でした。

     

駅とは言っても、BRTですから線路はなく、バスターミナルのような感じです。

     

     

JR気仙沼駅です。町の中心街からは離れているようで、寂しい感じ。駅からは徒歩で醸造所に向かいます。

     

     

     

途中、道に迷いましたが、醸造所のある港のあたりまでやってきました。

     

     

震災後の再開発で造られた施設を進んでいくと、ありましたBlack Tide Brewingの看板が。醸造所に到着です。

(続く)



Black Tide Brewing
宮城県気仙沼市南町3-2-5 拓(ヒラケル)内

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