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ビール紀行~旨いビールを求めて~

旨いビールを求めて国内外のビール醸造所や直営ビアパブへ旅をします

やや重めのボディ すすきのえーる(後編)

2024-10-10 18:11:24 | ビール紀行(北海道)
前回の「すすきのえーる」の続きです。


総合メニューです。

     

     

ビールの種類は6種類。立ち飲みながら、オツマミも色々揃っています。

     

     

最初は「ホワイトエール」から。綺麗なエステル香とコリアンダーシードとオレンジピールの爽やかな香り。モルトの旨味は控え目で、心地よく酸味が控え目に効く。旨い!綺麗なエステル香と爽やかな副原料の香りが特徴のベルジャンホワイトです。ちなみにアルコール度数は6.5%。

     

     

続いては「ヴァイツェン」。最近の醸造所にしてはヴァイツェンとは珍しいですね。見るからにクローブ系のヴァイツェン。バナナ系とクローヴ系との中間のフェノール香。モルトの旨味はややしっかりで、ヴァイツェンらしい酸味がしっかりボディを引き締める。旨い!バランスのとれたフェノール香が特徴の、雑味のないしっかりボディのヴァイツェンです。

     

     

最後は「ポーター」。ロースト香とやや豊潤なモルトの香り。モルトの旨味はしっかりで、ローストによる酸味が控え目に効く。旨い!程よいロースト香とアルコール度数6.5%が分かるしっかりボディが特徴のポーターです。ポーターでこれだけのボディ感はあまりないと思います。

今回はこれにて終了。こちらのビール、伝統的なスタイルをベースとしながら、やや重めのボディとアルコール度数で仕上げているのが特徴。アルコール度数6.5%のホワイトエールは希少です。



すすきのえーるSTAND
札幌市中央区南4条西4丁目1-1 COCONO SUSUKINO B1F
TEL:011-206-0802

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やや重めのボディ すすきのえーる(前編)

2024-10-08 15:54:49 | ビール紀行(北海道)
今回からは北海道札幌市の「すすきのえーる」へのビール紀行をお送りします。オールドファンにとって、すすきのビールと言えば「薄野地麦酒」が想起されます。今でも醸造所は健在ですが、昔のあの醸造所併設の素敵な居酒屋は無くなってしまい、すすきのでのビール醸造所の楽しみが無くなっていました。しかしながら、その後誕生した、すすきのえーるがその隙間を埋めてくれます。すすきのえーるの醸造所には併設の飲食店がありましたが、現在は醸造能力拡大のためお休みの状態。その代わりすすきのの中心地に直営ビアスタンドの「すすきのえーるSTAND」が営業しています。「すすきのえーるSTAND」は地下鉄すすきの駅直結の「 COCONO SUSUKINO 」内にあり、超好アクセスです。

     

     

札幌市営地下鉄のすすきの駅の改札口を出て目の前に、すすきのえーるSTANDが入る COCONO SUSUKINOの入口があります。

     

     

     

COCONO SUSUKINO内のフロアを進んでゆきます。初めて来ましたが、魅力的なお店がいっぱい。お酒系のお店も複数あります。しばらく進むとHPで見た、すすきのえーるSTANDの個性的なのれんが出現します。あっという間に到着です。

     

こちらは立ち飲みのお店です。ちょうどのれんが通路からの目隠しになっています。奥の冷蔵庫には道内の醸造所のビールが並んでいます。珍しいヨーテイブルーイングや岩内ブルワリーのビールもありました。

     

もちろんこちらでは自家醸造のビールをタップ出しで提供しています。すすきのえーるに集中しましょう。

(続く)



すすきのえーるSTAND
札幌市中央区南4条西4丁目1-1 COCONO SUSUKINO B1F
TEL:011-206-0802

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北海道の大御所 小樽ビール(最終回)

2024-09-24 16:48:40 | ビール紀行(北海道)
前回の「小樽ビール」の続きです。


次に頂いたのは「ドンケル」です。

     

     

イチゴ系の豊潤なモルトの香りが素晴らしい。モルトの旨味はしっかりで、ホップの苦味はそれを陰で支える程度に効く。激しく旨い!イチゴ系のモルトの香りが素敵なデュンケルです。

     

     

ドイツビールと言えば、ソーセージということで、「ソーセージプレート」を注文しました。ボックブルストとブラートブルストの組み合わせ。やはりブラートはオイリーだけど美味しい!

     

     

最後は「ドンケルヴァイス」で締め。厚めのフェノール香。モルトの旨味はしっかり濃厚豊潤で、ヴァイスよりもしっかり酸味が効く。旨い。厚めのフェノール香としっかり酸味が特徴のデュンケルヴァイツェンです。

今回はこれにて終了。こちらのビール、ドイツ人ブルワーによる本場ドイツの味わいが特徴。スタイル毎に想起するドイツビールがあるくらいです。特に、デュンケルの仕上がりが素敵でした。どのビールも以前と随分印象が違って、さらに進化しているような気がします。何度も行ったことがある大御所級の醸造所への再訪もいいものです。



小樽倉庫No.1
北海道小樽市港町5-4
TEL:0134-21-2323

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北海道の大御所 小樽ビール(その3)

2024-09-22 20:59:20 | ビール紀行(北海道)
前回の「小樽ビール」の続きです。


ビールメニューです。

     

     

定番3種に季節限定1種の全4種類。しかもガチガチの伝統的なドイツスタイル。このブレない姿勢が素敵です。

     

     

最初は「ピルスナー」を頂きます。爽快なホップの香り。モルトの旨味は控え目で、ホップの苦味がかなりしっかり響く。ホップのしっかり苦味が特徴のかなりドライなピルスナーです。旨い!まるでイエバーのよう。

     

     

続いては「ヴァイス」。バナナ系のしっかりフェノール香。モルトの旨味は香りに負けずしっかり芳醇。ヴァイツェンらしい酸味のアクセント。旨い!バナン系のしっかりフェノール香が特徴のボディしっかりヴァイツェンです。シュナイダーヴァイスを飲んでいるかのよう。

     

     

     

     

食事のメニューです。ドイツのビアホールらしい料理が並びます。昔は地ビールレストランと言えば、こんな感じのメニューが多かったです。

     

     

注文したのは「クラウトサラダ」。キャベツとベーコンにレモンの味付け。大きめのキャベツをバリバリと頂きます。かなりのボリュームでした。

(続く)



小樽倉庫No.1
北海道小樽市港町5-4
TEL:0134-21-2323

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北海道の大御所 小樽ビール(その2)

2024-09-19 16:59:07 | ビール紀行(北海道)
前回の「小樽ビール」の続きです。


醸造所併設のビアパブの小樽倉庫No.1に到着。

     

歴史を感じる石造りの倉庫を利用したお店で風情があります。

     

お隣にあるのはハンバーグレストランの「びっくりドンキー」。小樽ビールの経営元はびっくりドンキーと同じ、株式会社アレフです。なのでびっくりドンキーで提供されているオリジナルビールは小樽ビールによる醸造です。

     

     

店内の様子。こちらは2階から見たフロアの様子です。こちらは醸造所とビアパブが別になっているのではなく、一体となっています。飲食フロアの真ん中に仕込みの釜が鎮座します。これ装飾ではなく、現役です。

     

しかもこの仕込みの設備をぐるりと囲むようにテーブルになっています。ここまでかぶりつきの席も珍しいでしょう。

     

どの角度から見ても、素敵なフロアです。ドイツに旅をしている気分になります。

     

店内は醸造設備を見学できるようになっています。こちらは貯酒タンク。横置きは珍しいです。

     

見学コース途中で発酵タンクを発見。しかも蓋が開いていて、中が見えるようになっていました。発酵途中なのがよく分かります。

     

今回はこちらの席でビールを頂きます。

(続く)



小樽倉庫No.1
北海道小樽市港町5-4
TEL:0134-21-2323

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北海道の大御所 小樽ビール(その1)

2024-09-17 16:31:29 | ビール紀行(北海道)
北海道小樽市の「小樽ビール」はその歴史と規模の大きさから、北海道の大御所的な醸造所。大きな醸造所ながら、醸造所から100km圏内しかビールを流通させないというこだわりをもっています。ビールのスタイルはガチガチのドイツスタイル。ドイツのビール純粋令に基づき伝統的なスタイルを造り続けています。瓶ビールなどの流通製品を醸造するのは銭函醸造所。それとは別に小樽ビールの原点が小樽運河沿いの倉庫にある醸造所併設ビアパブ「小樽倉庫No.1」で、本場ドイツの雰囲気の中、ドイツ料理とともにビールを味わえます。昔は札幌市内にも直営店がありましたが、現在はないので、小樽まで旅をして頂く「地ビール」です。小樽倉庫No.1へのアクセスですが、JR小樽駅から徒歩約10分です。

     

     

快速エアポートで小樽駅に到着。函館本線もここまでは電化されて本数も多く便利です。

     

     

小樽駅と小樽駅前の様子。約30年前から何度もビール紀行で来てますが、この風景はほとんど変わってないですね。

     

     

     

小樽駅から醸造所へ歩いて向かいます。観光名所の小樽運河のある海の方向へ下って行きます。しばらく歩くと運河っぽいエリアに到着。

     

この景色は「ザ・小樽」。北海道の最も有名なスポットの一つです。

     

     

     

この運河の裏手の通りを歩いて行きます。すると右手にそれらしいお店が見えてきました。醸造所に到着です。

(続く)



小樽倉庫No.1
北海道小樽市港町5-4
TEL:0134-21-2323

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醸造所クオリティ ノースアイランドビール(最終回)

2024-09-12 21:54:18 | ビール紀行(北海道)
前回の「ノースアイランドビール」の続きです。


最初に頂いたのは「ピルスナー」。

     

     

こういう硬派で繊細なビールは醸造所で頂くのが一番。華やかなホップの香りとほんのりモルトの香り。モルトの旨味はピルスナーとしては、ややしっかり目で、ホップの苦味がしっかりながら心地よい。旨い!ほんのりモルトが香る、ややしっかりボディのピルスナーです。やはり醸造所クオリティは違いますね。

     

     

続いては「ヴァイツェン」(江別産の小麦使用)。ややクローヴよりのフェノール香。モルトの旨味はやや控え目で、嫌みの全くない心地よい酸味が効く。激しく旨い!綺麗なクローヴ香が特徴の、ライトボディのヴァイツェンです。これも醸造所クオリティ。

     

     

お次は「コリアンダーホワイト」。ベルジャンホワイトをベースに、オレンジピールを抜いてコリアンダーシードを増量したとのこと。コリアンダーシードのスパイシーな香りとベルギー酵母のエステル香が素晴らしく爽やか。モルトの旨味は控え目で、心地よい酸味が効く。激しく旨い!コリアンダーシードの爽やかな香りと綺麗な酸味が特徴のベルジャンホワイトです。

     

     

最後は「ミミックブリュット」で締め。シャンパン酵母による発酵で、フレンチオークのウッドチップを浸漬させたビール。確かに柑橘のようなフレンチオークの香りとかなり複雑な香り。モルトの旨味はやや控え目で、シャンパン酵母によるしっかり目の酸味が効く。旨い!

今回はこれにて終了。こちらのビール、伝統的なスタイルはもはや殿堂入りのレベル。特に、本来難しいスタイルのヴァイツェンは振り切るくらいの旨さ。限定ビールも意欲的でどれも素晴らしい仕上がり。札幌の直営店もいいけど、足を延ばして江別の醸造所で是非味わいたいビールです。改めてビールに旅をさせない重要性を考えさせられた機会でした。

     

     

食事をしていなかったので、近くのトリトンへ。北海道での回転寿司はここで間違いないですね。



SOCブルーイング株式会社
北海道江別市元町11-5
TEL:011-391-7775

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醸造所クオリティ ノースアイランドビール(その2)

2024-09-11 12:23:34 | ビール紀行(北海道)
前回の「ノースアイランドビール」の続きです。


醸造所に到着

     

     

こちらの建物の左下部分が醸造所のようです。入口は左の1階にあります。

     

     

1階の窓越しに醸造所の様子がうかがえます。仕込みの規模は1000Lで発酵兼貯酒タンクが1000L×12基、2000L×4基だそう。そのタンク数に驚きました。カナディアン時代のかなり小さな設備も確認できます。

     

     

     

売店の様子。醸造所併設の売店ですから簡易なスペースです。こちらでは瓶ビール、ケグビールの量り売り、グラウラーなどのオリジナルグッズを販売しています。

     

この日の瓶ビールメニューです。定番5種に限定ビール3種類。

     

     

ケグ出しのビールが2種類でした。

それではビールを頂きましょう。

(続く)



SOCブルーイング株式会社
北海道江別市元町11-5
TEL:011-391-7775

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醸造所クオリティ ノースアイランドビール(その1)

2024-09-09 08:48:40 | ビール紀行(北海道)
北海道を代表するビールの一つとして挙げられるのが、江別市の「ノースアイランドビール」。前身だった時代も含めると歴史は長く、老舗級の醸造所です。札幌市内に直営ビアバーがあるので、札幌に滞在する際には必ず立ち寄るお店になっています。その醸造所は江別市にあるのですが、週末の土曜日にビールの直売をされています(イベントなどで直売のない日もあり)。しかもケグ出しのビールをカップで提供されているようで、その場で頂けるようです。ビアバーもいいけど、醸造所からの移動がゼロのビールを飲んでみたく、醸造所を訪問しました。醸造所へのアクセスですが、JR函館本線の高砂駅から徒歩約15分です。

     

     

函館本線の高砂駅に到着。札幌から約20分程度と気軽に来ることができる近さです。

     

     

高砂駅北口に出て、北東方面を目指します。

     

     

     

住宅街を抜け、いったん国道沿いを進みます。そして北上。

     

     

     

スマホの地図を頼りに歩くこと約15分。醸造所の入る建物が見えてきました。到着のようです。

(続く)



SOCブルーイング株式会社
北海道江別市元町11-5
TEL:011-391-7775

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なかなかの実力派 澄川麦酒(最終回)

2024-08-28 13:18:44 | ビール紀行(北海道)
前回の「澄川麦酒」の続きです。


次に頂いたのは「MISS LINDY」。

     

     

3種類のアメリカンホップを使用したアメリカンIPA。柑橘系のホップの香りとモルトの豊かな芳醇な香り。モルトの旨味はしっかり濃厚で、ホップの苦味がモルトの旨味を上手く受け止める。激しく旨い!濃厚なホップの香りと芳醇なモルトの香り・旨味が素晴らしいiPAです。これまた独自解釈のIPAで素敵です。

     

     

フードをもう一品。こちらは「牛タンのカルパッチョ」です。ローストビーフのような見た目。チーズとバルサミコ酢の効いた味わい。少し甘めで美味しい。

     

     

最後は「澄川ブラック」で締め。こちらはスタウトではなく、シュバルツでした。心地よいロースト香で、ややスコーチ香を感じる。モルトの旨味はややしっかり目で、ラガーらしいキレイなキレ。ホップの苦味が最後にじわじわ。旨い!心地よく品のあるロースト香が特徴の、キレイでライトなシュバルツです。

今回はこれにて終了。こちらのビール、石見式のお手本となる素晴らしい仕上がり。全く不利な側面を感じさせません。特に、ピルスナーは驚くほどの味わい。華のようなエステル香と程よいボディ感が素晴らしいビールでした。おつまみもボリュームあるし、食事とともに味わいたいビールです。

     

店内では缶製品の販売もあります。

     

同じ澄川にある全国的に有名な味噌ラーメン店で締めてきました。あえて塩を選択。これもなかなかの美味さでした。



ビアパブ・ひらら
北海道札幌市南区澄川4条3丁目4-6
TEL:011-807-4565

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