ビール紀行~旨いビールを求めて~

旨いビールを求めて国内外のビール醸造所や直営ビアパブへ旅をします

貫徹したライトボディ Streetlight Brewing(最終回)

2024-06-04 16:46:01 | ビール紀行(北海道)
前回の「Streetlight Brewing」の続きです。


続いて頂いたのは「Loco-mmotions」(カリフォルニア・コモン)。

     

     

ややイチゴがかったモルトの香り。モルトの旨味は控え目で、ラガーらしいキレ。ホップの苦味はボディに寄り添う程度で穏やか。旨い!ややイチゴがかったライトなモルトの香りが特徴のコモンらしいキレのビールです。

     

フードはナッツ類しかありませんので、持ち込み可能とのこと。この日は特別に飲食店の方がフードを提供していました。

     

おつまみとして頂いたのは「ツナを詰めたチリペッパー」。オリーブオイルの香りをまとった、ちょっとスパイシーな一品でした。

     

     

続いては「Take Me North」(コールドIPA)。グレープフルーツジュースのようなフレッシュな柑橘系のホップの香り。モルトの旨味は控え目で、これまたライト。ホップの苦味はしっかり目ながら、過度ではない。ホップによる渋味がしっかり目に効く。旨い!まんまグレープフルーツジュースのようなホップの香りが特徴のコールドIPAです。

     

     

最後は「Hi Lucifer」(ストロングゴールデンエール)で締め。アルコール度数9.5%の割には控え目なアルコールの香りとほんのりシトラホップの香り。モルトの旨味はしっかりながら、このスタイルとしてはかなり抑え目。ホップの苦味はボディを陰で支える程度。旨い!アルコール度数を感じさせない香りと旨味が特徴の、かなりドリンカブルな唯一無二のベルジャンストロングです。

今回はこれにて終了。こちらのビール、ホップやモルトの香り、旨味、苦味をかなり抑えた独特の個性が貫徹しています。ストロングゴールデンエールにまでその個性が反映されているのは脱帽です。ここまでライトボディにこだわった醸造所は他にないので貴重ですね。



Streetlight Brewing
札幌市中央区北10条西19丁目1-1

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貫徹したライトボディ Streetlight Brewing(その2)

2024-06-02 12:30:14 | ビール紀行(北海道)
前回の「Streetlight Brewing」の続きです。


醸造所に到着。

     

     

ガレージのような空間の奥まった場所が醸造所兼タップルームになっています。

     

     

     

店内の様子。店内はお客さんで賑わっています。スタンディング用のテーブルが真ん中にあり、それ以外は小さなテーブル席が点在する感じです。注文はカウンターでキャッシュ&デリバリー方式です。タップ数多いですね、何と12本も。

     

店内奥のガラスの向こうが醸造所になっています。ガラス越しに見える設備はかなり大きく、仕込みの規模は2KLある模様。近年の新規醸造所の中では最も大きい部類です。

     

ビールのメニューです。この日は10種類。ラガーあり、エールあり、コモンありと極めて多彩なラインアップです。組み立てに迷いますね。

     

     

最初は「HOPPIN` JACK FRESH」(フレッシュホップラガー)を頂きます。こちらは上富良野のカスケードのフレッシュホップのみを使用。カスケードにしてはかなりライトで、ややライムっぽいホップの香り。モルトの旨味はかなり控え目。ホップの苦味もかなり抑え目。ライトなホップの香りが特徴の、ライトでドライなラガーです。旨い。こういうフレッシュホップラガーの解釈は珍しいように思います。

(続く)



Streetlight Brewing
札幌市中央区北10条西19丁目1-1

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貫徹したライトボディ Streetlight Brewing(その1)

2024-05-26 22:17:13 | ビール紀行(北海道)
今回からは北海道札幌市の「Streetlight Brewing」へのビール紀行をお送りします。近年、札幌市内にビール醸造所が相次いで開業しています。その中の一つであるStreetlight Brewingは昨年2月に醸造を開始した新規醸造所。WEBでの情報では、かなり醸造規模が大きい模様です。ビールのスタイルは極めて多彩。ラガーもエールも両方手掛け、伝統的なスタイルというよりも自由な発想で様々なビールを展開されています。醸造所にはタップルームが併設されていて、こちらでビールにじっくり向き合うことができます。しかも定休日なしというのが有難い。醸造所へのアクセスですが、JR函館本線の桑園駅から徒歩約10分。札幌市営地下鉄からもアクセスできますので、市内の宿泊先からもアクセスは良好です。なお、訪問したのは昨年の寒い季節のことでした。

     

     

JR函館本線で桑園駅に到着。札幌駅のお隣の駅です。

     

     

     

桑園駅からは徒歩で醸造所に向かいます。少し歩くとかなり閑静なエリアになります。

     

歩くこと約10分。突如、それらしき場所を発見。外に看板がなく、奥まった所が醸造所の入口になっているので、通り過ぎそうになりました。醸造所に到着です。

(続く)



Streetlight Brewing
札幌市中央区北10条西19丁目1-1

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乙部の天然水を活かしたビール Guild Endeavour(最終回)

2022-07-05 18:06:34 | ビール紀行(北海道)
前回の「Guild Endeavour」の続きです。


レストランでビールを頂いた後、ブルワー様のご厚意で醸造所を拝見させていただきました。

     

醸造スペースの最初にあった小さな部屋は、「樽洗浄室」。ケグを洗浄する専用の部屋があるのは珍しいです。衛生上の観点なのでしょうか。

     

続いては「粉砕室」。モルトの粉砕を行う部屋です。こちらも専用の部屋。

     

     

ここから先は仕込みの工程。仕込みの規模は500L。手前の大きめの設備は、上部が濾過、下がワールプールになっています。この仕込みの工程で、乙部の天然水を1t、利用するそうです。

     

こちらは発酵タンク。500L×2基、1000L×2基という構成です。規模大き目ですね。まだ空間があるので、増設すれば、液種も増やせる感じです。

     

こちらは瓶詰めの工程。手詰めの瓶詰機です。1本、1本手作業の模様。この作業は相当ご苦労されていると思います。

     

     

最後に冷蔵室の中を見せてもらいました。出荷前のケグや瓶ビールのほかに、茶色の大きな袋を確認できます。こちらは乙部産のモルトとのこと。ビールに積極的に活用されているそうです。

     

     

こちらは数々の種類のホップを保管しているコンテナ。側面にホップの種類が貼付されています。使用されているホップの種類、かなり多様です。

醸造所の見学は以上で終了。ブルワー様、この度は貴重な機会を頂きまして、有難うございました。

     

     

いよいよ乙部から帰京するタイミングとなりました。次はいつ来ることができるでしょうか。醸造所のすぐ近くに、乙部の天然水のボトリング工場がありました。醸造所からここに取水しに来るものと思われます。

     

     

バスに長時間乗車し、新函館北斗駅に戻ってきました。鉄道の乗り継ぎで時間があったので、このホテルの1階にある酒屋さん「稲村屋」さんをのぞいてみました。

     

     

     

     

この酒屋さんがとんでもない大当たり!道内のビールの品揃えが半端ない!マニアにも絶叫レベルです。これは新函館北斗駅を利用する際は、途中下車しても立ち寄りたい酒屋さんです。

     

せっかくなので今回訪問できなかった鬼伝説の気になるビールを、酒屋の前にある共有スペースで頂きました。こんなに素敵な酒屋さんが、こんなところにあるとは。想定外の副産物でした。

北海道横断ビール紀行はこれにて終了。東は北見から、西は乙部まで、大変長い旅、そして長いブログの更新でした。今回の醸造所訪問でご協力を頂いた皆様、お陰様で大変内容の濃いビール紀行になりました。心よりお礼申し上げます。

次回からは通常のビール紀行に戻ります。



Guild Endeavour
北海道爾志郡乙部町館浦686-2
TEL:0139-56-1300

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乙部の天然水を活かしたビール Guild Endeavour(その4)

2022-07-04 17:18:39 | ビール紀行(北海道)
前回の「Guild Endeavour」の続きです。


次に頂いたのIPAです。

     

     

IPAにしては色が薄めです。数種類のアメリカンホップがグレープフルーツを彷彿とさせる。モルトの旨味はしっかりながら、ホップの強い苦味と渋味がそれを凌駕する。旨い。グレープフルーツ系のややライトなアメリカンホップが香る、しっかり苦味の効いたIPAです。IPAの新たな解釈ですね。ちなみにドライホッピングはネルソンソーヴィンだそう。なるほど。

     

フードのメニューです。左半分はこちらの看板であるピザで種類が豊富。あんかけ焼きそばにも惹かれましたが、ピザを選択しました。

     

     

注文したピザはPolpo。トマトソース、乙部産タコ、バジル、オリーヴ、モッツアレラチーズで構成されています。このピザが激しく美味しいかった!フレッシュババジルとトマトソースのハーモニーが最高。乙部産タコとオリーヴがいい演出をしている。生地はもちもちで、生地にも塩味があって、どんどん食べれます。久しぶりにこんなに美味しいピザを頂きました。冷めても美味しいピザでした。

     

     

自家醸造の3種類を飲んでしまったので、お代わりでPALE ALEを頂きました。シムコーホップを凝縮したようなジューシーな香りを楽しむ。通常のアメリカンペールエールよりも超ホッピー。旨い!個性的。

今回はこれにて終了。こちらのビール、一般的なスタイルとは思いきや、中身はしっかり個性的なキャラクター。特にアメリカンペールエールは非常にホッピーで、IPA好きにも支持されそうなビールです。どのビールにも水の良さが活かされ、非常にドリンカブルでした。

     

     

瓶ビールの販売もあります。500mlの瓶もありますね。近年は地ビールの500mlサイズが減っているので、嬉しいラインナップです。

この後は事前にお願いしていた醸造所見学をさせていただきます。

(続く)



Guild Endeavour
北海道爾志郡乙部町館浦686-2
TEL:0139-56-1300

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乙部の天然水を活かしたビール Guild Endeavour(その3)

2022-07-02 17:38:14 | ビール紀行(北海道)
前回の「Guild Endeavour」の続きです。


席に着くとまず、こちらの乙部の天然水「ガイウォーター」がど~んと2Lで提供されます。

     

サービスのようですが、飲み切れる訳ではないので、開封するのに躊躇します。頂いてみると、極めて柔らかく優しいお水です。普通のミネラルウォーターとは明らかに違います。

     

ビールのメニューです。タップには5種類つながっていましたが、4番と5番は湯川醸造所のものなので、乙部のものは3種類でした。

     

     

最初はPALE ALEを頂きます。厚みのある柑橘系のホップのジューシーな香りが広がる。モルトの旨味はホップに負けないくらいしっかりで、ホップの苦味がボディに負けずしっかり効く。ホップによる渋味は控え目。旨い!ジューシーなホップの香りが特徴の、ボディしっかり目のアメリカンペールエールです。ドリンカブルで乙部の天然水の良さがわかるような気がします。

     

     

次に頂いたのはWHITEです。軽いバナナ系のフェノール香とホップの香り。モルトの旨味は控え目で優しい。心地よい酸味が持続する。旨い!軽めのバナナ香が特徴の非常にドリンカブルなヴァイツェンです。このすっと入っていく感じ、独特です。

(続く)



Guild Endeavour
北海道爾志郡乙部町館浦686-2
TEL:0139-56-1300

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乙部の天然水を活かしたビール Guild Endeavour(その2)

2022-07-01 15:53:53 | ビール紀行(北海道)
前回の「Guild Endeavour」の続きです。


醸造所に到着。

     

     

     

全面的に木材で装飾されたウッディな醸造所です。木工所倉庫をリノベーションした建物だそうです。なかなかお洒落。

     

     

店内の様子。中に入ると左手がオープンキッチンになっていて、ライブ感があります。

     

     

キッチンのカウンター上に、黄金のビールサーバーを確認。キッチン奥にはピザ用の薪窯があります。これはピザに期待が高まります。

     

     

     

店内フロアは細長い空間。外観同様、超ウッディでやや暗めに見えますが、居心地の良い雰囲気。ガラス越しに醸造設備が見えるのはブルワリーレストランのお約束です。

それではビールを頂きましょう。

(続く)



Guild Endeavour
北海道爾志郡乙部町館浦686-2
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乙部の天然水を活かしたビール Guild Endeavour(その1)

2022-06-30 18:00:12 | ビール紀行(北海道)
北海道横断ビール紀行もいよいよ最後の醸造所となりました。第13弾として、北海道爾志郡乙部町の「Guild Endeavour」へのビール紀行をお送りします。「Guild Endeavour」は前回までお送りした函館市の「Endeavour」の姉妹醸造所。両醸造所とも、乙部町の天然水「Gaivota」を使用していますが、「Guild Endeavour」はこの「Gaivota」の取水地に近くにある醸造所です。ビールのスタイルはエールがベースで、伝統的なスタイルが中心。函館の「Endeavour」と比べて、こちらは定番ビールを手掛ける役割を担っているようです。醸造所には併設のビアレストランがあり、イタリアンとともにビールを楽しむことができます。こちらのフードの中で特筆すべきは、生地から仕込む手作りのピザ。地元食材と組み合わされた焼き立てのピザは、驚くほどの美味しさでした。醸造所へのアクセスですが、新函館北斗駅からバスを乗り継いで約2時間。函館から日本海沿いの町への移動なので、長旅になります。

     

     

特急北斗で新函館北斗駅に到着。いよいよ北海道横断ビール紀行も最終章に入りました。

     

     

新函館北斗駅と駅前の様子。北海道新幹線のターミナル駅とあって、駅舎は立派です。乗客はすぐに新幹線に乗り換えてしまうので、駅の外に出る人はほとんどいません。駅前にはホテルや商店が少しありますが、閑散としています。

     

     

駅前から江差町方面行きのバスに乗車します。ここから山間部に入り、峠越えをします。約1時間の乗車後、江差病院バス停で下車します。

     

     

江差病院からは乙部方面行きのバスに乗車します。これら2本のバスは接続していますので、どちらかが遅れても待ってくれるようなので安心です。

     

     

乗車すること約30分。醸造所最寄りのバス停「町民会館前」で下車します。

     

     

バス停からは徒歩で醸造所を目指します。バス停近くの交差点には「Guild Endeavour」の案内看板が出ているので便利。

     

     

     

バス停から歩くこと約10分。醸造所に到着です。函館駅前のホテルを出てから約3時間、はるばる感が半端ない。

(続く)



Guild Endeavour
北海道爾志郡乙部町館浦686-2
TEL:0139-56-1300

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ひと捻りしたビール Endeavour(最終回)

2022-06-28 19:31:13 | ビール紀行(北海道)
前回の「Endeavour」の続きです。


次に頂いたのは、メニューには無かった「White Ale」。

     

     

特別に繋いでもらいました。複数のアメリカ系ホップ使用。シトラスとパイナップル系のホップの香り。モルトの旨味はやや控え目で、小麦の優しい口当たり。ホップの苦味は控えめで、パイナップル系のホップの香りのフィニッシュ。旨い!パイナップル系のホップの香りが広がる、口当たり優しい、新解釈のアメリカンウィートです。こちらもひと捻りしています。

     

     

次の料理が出てきました。こちらは「スパイシーチキン」。随所に散りばめられているカレーやメキシカンなスパイシーな香りが食欲をそそります。こちらは塩味は控え目で、スパイスの香りを楽しむ一皿です。

     

     

「Mosaic IPA」をお代わり。パインのようなモザイクの凝縮した香るの炸裂を楽しみます。この湯の川温泉地区でこんなビールが味わえるとは。

     

     

締めの「カニチャーハン」です。カニをふんだんに使用していて、カニの香りが豊か。カニの風味を邪魔しない程よい味付け。美味しいです。カニ、結構本気でしっかり入っていて、化学調味料にも頼っていなく、カニ本来の風味を活かしています。

     

     

最後はお代わりの「Imeperial Saison」で締め。ネルソンソーヴィンの香りとセゾンのエステル香が見事に重なるストロングセゾン。締めにぴったり。

こちらのビール、超マイクロとは思えない安定した旨さ。ひと捻りした個性とラインナップです。アメリカ系が中心ですが、ラオホのようなビールもあり、何でもできる醸造所です。翌日訪問する予定の乙部の醸造所は、基本的なスタイルが中心で、こちらはチャレンジングなスタイルのよう。そんな棲み分けのようです。

     

デザートも付いていました。乳系の杏仁豆腐でした。お腹いっぱいです。

     

海鮮系とは違った、函館グルメはいかがでしょうか。

     

市電でホテルに戻ります。長かった北海道横断ビール紀行も、明日の醸造所で最後です。



Endeavour
北海道函館市湯川町1丁目26-24
TEL:0138-84-6955

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ひと捻りしたビール Endeavour(その3)

2022-06-27 17:28:19 | ビール紀行(北海道)
前回の「Endeavour」の続きです。


ビールのメニューです。

     

ビールの種類は6種類でしたが、この湯川ブルワリー醸造のものは3種で、残り3種類は姉妹醸造所である乙部追分ブルワリーのものでした。翌日に乙部の醸造所を訪問する予定でしたので、今回は湯川縛りで頂きます。

     

     

     

食事のメニューです。アラカルトでも注文できますが、コースが数種類用意されています。「クラフトビール飲み放題+ディナーメニュー4品コース」(5500円)がお得そうだったので、こちらを選択しました。

     

     

最初は「Mosaic IPA」を頂きます。こちらでの醸造のビールは、個性的なラインナップだったので、最初の一杯目がバリバリのIPAとなってしまいました。モザイクホップの凝縮した香りが一気に放出。モルトの旨味はしっかり目で、ホップの苦味と程よい渋味が効く。旨い!モザイクホップの良さが全面に引き出されている、バランスのとれたIPAです。

     

コース料理の「前菜三種」が出てきました。野菜のマリネ、セロリの漬かり具合が良い。よだれ鶏はゴマ油の香りが食欲をそそります。

     

     

続いては「Rauch」(ラオホ)。2杯目にして、ラオホです。なかなか渋いスタイル。スモークモルトのうっとりする豊潤な香り。まるでウィスキーのよう。モルトの旨味はしっかりで、ホップの苦味がしっかり目のボディを受け止める。酸味にアクセント。激しく旨い!スモークモルトの心地よい香りが特徴のラオホビールです。

     

     

     

続いて、エビマヨとエビチリが出てきました。エビマヨは少し甘めの味付け。ビールとの相性は良し。

     

     

そしてこちらで醸造されているビールの3種目、「Imperial Saison」(Abv.8.9%)。3種目にして締めのようなビールです。セゾンのハイアルコール版とはひと捻りしたビールです。セゾンらしいライチ系のエステル香とネルソンソーヴィンの香りが重なる。モルトの旨味はしっかりながら、ホップによる酸味がしっかり効いて、そのくどさを抑えています。旨い!セゾン酵母によるエステル香とネルソンソーヴィンの香りが重なりバランスのとれた、ベルジャントリペルです。

(続く)



Endeavour
北海道函館市湯川町1丁目26-24
TEL:0138-84-6955

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