ビール紀行~旨いビールを求めて~

旨いビールを求めて国内外のビール醸造所や直営ビアパブへ旅をします

最先端のスタイルを積極的に ハイライフ ブリューイング(最終回)

2024-08-11 17:35:59 | ビール紀行(中部・東海)
前回の「ハイライフ ブリューイング」の続きです。


続いて頂いたのは「NEW England IPA」。

     

     

パイナップル等のトロピカル系のホップの香り。モルトの旨味はしっかりで、ホップによる心地よい酸味が効く。旨い。程よいトロピカル系のホップの香りが特徴のヘイジーIPAです。

     

フードのメニューです。種類はミニマムですが、これで十分でしょう。

     

     

     

注文したのは「ソーセージ3P&ザワークラウト」。田原産キャベツを使用した自家製ザワークラウトが添えられています。ソーセージは三河産ポーク使用。旨味と味付けはしっかりで、IPAのようなビールによく合う。付属しているのがサルサソース。これがまた美味しい。濃くなくさっぱりなお味。ザワークラウトはサラダ感覚の食感しっかりタイプです。

     

     

続いては「ストロベリー ミルクシェイクIPA」。穏やかながら甘いイチゴの香り。モルトの旨味はしっかりで滑らか。乳糖の甘さも寄与している模様。イチゴによる心地よい酸味が効く。旨い!名前の通りイチゴの香りとイチゴらしい酸味が特徴のミルクシェイクIPAです。

     

     

最後は「アメリカンIPA 「jurien」」で締め。ホップはアマリロとシムコー使用。ホップの香りは凝縮した感じで、やや主張は控え目。エステル香をしっかり感じる。モルトの旨味はやや控え目で、コールドIPAっぽさも。ホップの苦味はもちろんしっかり。旨い。やや抑え気味のホップの香りが特徴の、ややドライなアメリカンIPAです。

今回はこれにて終了。こちらのビール、全体的にアメリカのクラフトビールを意識して造られている模様。その中でもモザイクを使用したペールエールは絶品!モザイクの良さを十二分に引き出したビールです。今後はサワーやダブルIPAも造られる予定なので楽しみです。



ハイライフ ブリューイング
愛知県田原市東赤石5丁目1-103

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最先端のスタイルを積極的に ハイライフ ブリューイング(その3)

2024-08-05 20:23:41 | ビール紀行(中部・東海)
前回の「ハイライフ ブリューイング」の続きです。


ビールのメニューです。

     

ビールの種類は6種類。IPAの比率が極めて高いです。そんな中、ラガーがあるあたりが嬉しいところ。

     

     

最初は気になる「田原ライスラガー」から。地元の米を使用。甘く魅惑的なエステル香が素敵。モルトの旨味はしっかり目で、爽やかなホップの香りと心地よい苦味が効く。旨い!甘いエステル香が特徴のライスラガーです。

     

     

続いては「シングルhop's 「mosaic」 「return」」(ペールエール)。モザイクの青々しい果実の香りがさ炸裂!モルトの旨味はしっかりで、ホップの苦味もしっかり目。旨い!モザイクの個性が炸裂するセッションIPAです。

     

     

お次は「west coast IPA」。ホップはカスケードとモトエカを使用。柑橘系の凝縮感のあるホップの香り。モルトの旨味はしっかりで、ホップの苦味がややしっかり目に効く。旨い。柑橘系のやや穏やかなホップの香りが特徴の、ボディしっかりIPAです。

(続く)



ハイライフ ブリューイング
愛知県田原市東赤石5丁目1-103

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最先端のスタイルを積極的に ハイライフ ブリューイング(その2)

2024-08-02 22:39:04 | ビール紀行(中部・東海)
前回の「ハイライフ ブリューイング」の続きです。


醸造所に到着。

     

3階建ての建物の1階部分が醸造所兼タップルルームになっています。

     

     

     

店内の様子。醸造所の空間と平行していますので、縦に長くカウンターのみの構造です。

     

カウンター背後に並ぶビールサーバー。タップ数は6つ。

     

ブルワー様のご厚意で醸造所内を見せていただきました。仕込みの規模は300L、発酵タンク300L×3基という体制。醸造体制はかなり小さめです。高回転で醸造していけば、多品種展開が可能な大きさです。

それではビールを頂きます。

(続く)



ハイライフ ブリューイング
愛知県田原市東赤石5丁目1-103

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最先端のスタイルを積極的に ハイライフ ブリューイング(その1)

2024-07-30 16:41:51 | ビール紀行(中部・東海)
今回からは愛知県田原市の「ハイライフ ブリューイング」へのビール紀行をお送りします。ハイライフ ブリューイングは昨年誕生した超新規醸造所。アメリカ系の最先端のスタイルのビールを積極的に醸造・展開しています。こちらのビール、直営店の飲食店で飲むことができますが、醸造所内のパブでも楽しむことができます。このエリアでは初めての醸造所で、近々近くに他の醸造所も操業を開始する模様。愛知県西南部が面白くなってきました。醸造所へのアクセスですが、豊橋鉄道渥美線の三河田原駅から徒歩約15分。電車の本数も多く、アクセスしやすい醸造所です。なお訪問したのはこの春のことでした。

     

     

豊橋鉄道渥美線で三河田原駅に到着。この駅が終着駅です。この路線、のんびり走る地方路線で少しノスタルジック。

     

     

三河田原駅と駅前の様子。駅舎も駅前も整備されたばかりのようで、かなり立派で近代的です。

     

     

     

駅から徒歩で醸造所に向かいます。まずは醸造所の近くにある道の駅を目指します。

     

国道259号線沿いの道の駅田原までやってきました。ここからは醸造所はすぐ。

     

     

右手の建物の白い車が停まっているあたりが醸造所のようです。到着です。

(続く)



ハイライフ ブリューイング
愛知県田原市東赤石5丁目1-103

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三重の超老舗級醸造所へ モクモクブルワリー(最終回)

2024-03-10 13:17:35 | ビール紀行(中部・東海)
前回の「モクモクブルワリー」の続きです。


ビールは別注文になりますので、こちらのカウンターで。

     

     

ビールの種類は2種類で、あとはノンアルコールビールになります。もう少し種類が多いといいのですが。

     

     

まずは「夏のピルスナー」を頂きます。ラガーとは思えないほどの甘いフレッシュな独特のエステル香が懐かしい!モルトの旨味はしっかりながら、ラガーらしい爽やかさ。ホップの苦味が夏らしくしっかり効く。旨い!瓶とは全然印象が違います。モクモク独特の甘くフレッシュなエステル香とホップの苦味がしっかり効く、ミドルボディのピルスナーです。モクモクらしく、いいですね。

     

     

     

モクモクの自家製の加工肉を盛ってみました。ソーセージはしっかりお肉の旨味でジューシーで間違いない美味しさ。スモークレバーがクセがなくヤバイ美味しさです。

     

     

     

炭水化物系のプレートを盛ってみました。パスタは自家製生パスタでモチモチ。ペペロンチーノはオイリーではなく、自家製ベーコンが良いアクセントになっています。

     

     

そしてもう一つの「7ホップラガー」で締め。以前に飲んだのと比べて控え目な柑橘系とトロピカル系のホップの香り。モクモク独特のエステル香。モルトの旨味は中程度で、ホップの苦味と渋味が響く。激しく旨い!柑橘系とトロピカル系のホップが香る、ホップの苦味・渋味が効くIPLです。やはりモクモク独特のエステル香が良い。

今回は3種類しかビールは飲めませんでしたが、以前とは随分違う印象を受けました。全てのビールにあの懐かしいモクモクらしい独特のエステル香を感じます。モルト感も程よくあり、全体的にボディ感のあるビールになっています。古き良き地ビール時代を感じさせるビールでした。ビールに旅をさせずに、醸される場所に旅をするという、ビール紀行の原点を再認識する機会でした。

     

また来ます。



モクモク手づくりファーム
三重県伊賀市西湯舟3609 
TEL:0595-43-0909

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三重の超老舗級醸造所へ モクモクブルワリー(その4)

2024-03-07 17:28:28 | ビール紀行(中部・東海)
前回の「モクモクブルワリー」の続きです。


醸造所から「PaPaビアレストラン」へ移動します。

     

     

     

「PaPaビアレストラン」はファーム内では一番奥に位置しています。入場ゲートからは約15分くらいでしょうか。

     

     

     

店内の様子。天井から陽光がもれる広いフロアです。頭上にはぶどうの木が張り巡らされた造りになっています。

     

     

     

     

こちらはビュッフェスタイルのレストラン。モクモク自家製のハム・ソーセージをはじめ、手作りの健康的な総菜が並びます。こだわりのお米のおにぎりが嬉しい。

それではビールを頂きましょう。

(続く)



モクモク手づくりファーム
三重県伊賀市西湯舟3609 
TEL:0595-43-0909

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三重の超老舗級醸造所へ モクモクブルワリー(その3)

2024-03-04 15:06:51 | ビール紀行(中部・東海)
前回の「モクモクブルワリー」の続きです。


ファーム内の醸造所の建物に到着。

     

     

ログハウス風の建物です。醸造開始からその姿はほとんど変わっていません。

     

     

     

中に入ると、今どきのタップルームがあるのではなく、展示物や見学コースとなっています。

     

     

     

醸造スペースをぐるりと囲む形で見学コースが設定されています。規模的には1KLでしょうか。こちらの見学コース、曜日によっては案内付きで観ることができます。

     

     

醸造所前で先ほど購入したビールを頂きます。まずは「夏のピルスナー」から。モクモクらしい独特のフレッシュなエステル香が素晴らしい!モルトの旨味はややしっかりながら、綺麗にきれる。ホップの爽快な香りと心地よい苦味がしっかり目に効く。激しく旨い!モクモクらしい独特の懐かしいエステル香が特徴の、ややモルティなピルスナーです。

     

     

そしてもう一本、「春うらら」、こちらのオリジナルエールです。イチゴのような甘酸っぱいエステル香とモルトの香り。以前と随分印象が違います。モルトの旨味はしっかり濃厚ながら小麦らしい優しさを感じる。モルトとエステル香のフィニッシュ。旨い!イチゴの甘酸っぱい香りのようなエステル香とモルトの香りが特徴のアンバーエールです。

それではレストランに移動しましょう。

(続く)



モクモク手づくりファーム
三重県伊賀市西湯舟3609 
TEL:0595-43-0909

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三重の超老舗級醸造所へ モクモクブルワリー(その2)

2024-03-02 12:27:31 | ビール紀行(中部・東海)
前回の「モクモクブルワリー」の続きです。


醸造所のあるモクモク手づくりファームに到着。

     

こちらのエントランスで入場券を購入し、ファーム内に進みます。

     

     

しばらくは入場券不要のエリアを進み、入場口のあるファームの売店へ。

     

     

     

売店内の様子。モクモクは豚肉を使用した加工製品が主力。店内にはハムやソーセージ類が沢山並びます。

     

     

     

もちろんお目当てのビールも販売されています。この後、ファーム内のレストランでビールを頂きますが、ケグ出しのビールの種類は限られているので、ここで気になるビールを購入しておきます。

     

     

入場ゲートを通ってファーム内へ。最初に出てくる飲食施設はバーベキューのお店です。この日は休業していました。

     

     

     

地ビール工房の案内に従い、さらに奥へ。ようやく醸造所に到着です。

(続く)



モクモク手づくりファーム
三重県伊賀市西湯舟3609 
TEL:0595-43-0909

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三重の超老舗級醸造所へ モクモクブルワリー(その1)

2024-02-29 17:47:52 | ビール紀行(中部・東海)
今回からは三重の超老舗級醸造所の「モクモクブルワリー」へのビール紀行をお送りします。モクモクブルワリーは三重県伊賀市の農のテーマパーク「モクモク手づくりファーム」内にある醸造所。醸造所の歴史は長く、地ビール黎明期からと25年以上の歴史を誇ります。こちらは醸造開始から、何度も通っている、思い出のある醸造所です。こちらのビールの特徴はドイツスタイルをベースとしながら、オリジナルのアレンジを加えたビール。昔らから精麦から手掛けることで有名な醸造所です。ビールの販売は施設内と直販のみのという、ビール紀行家好みのアウトレットです。久しぶりに現地でビールを飲みたくなり、ビール紀行してきました。醸造所へのアクセスですが、JR草津線・関西本線の柘植駅からタクシーで約15分という、タクシーしか手段のないビール紀行家泣かせのロケーションです。ちなみに訪問したのは昨年の暑い季節でした。

     

     

     

JR関西本線で柘植駅に到着。久しぶりに関西本線に乗りましたが、味があって渋い!もちろん非電化。

     

柘植駅は関西本線と草津本線が乗り入れる駅。左側の草津線は電化に対し、右側の関西本線は架線無し、この非対称性が良い。

     

     

柘植駅と駅前の様子。この駅はいわゆるターミナル駅ですが、駅は小さく、駅前には何もありません。駅前にはタクシーの小さな待合があるので、そちらで配車してもらいます。

     

     

タクシーに乗車すること約15分、醸造所のあるモクモク手づくりファームに到着です。距離があるので、タクシー代、そこそこかかります。

(続く)



モクモク手づくりファーム
三重県伊賀市西湯舟3609 
TEL:0595-43-0909

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中山道の宿場町で 美濃加茂ビール(最終回)

2023-10-19 16:57:24 | ビール紀行(中部・東海)
前回の「美濃加茂ビール」の続きです。


続いて頂いたのは「梨のホワイトエール」。

     

     

地元農園の梨を使用。梨に起因する香りとホップの香り。モルトの旨味は控え目で、ライトな味わい。梨に起因するほんのり酸味のアクセント。旨い。梨に起因する香りと酸味が特徴の、ライトなフルーツエールです。

     

     

続いては「珈琲スタウト」。地元の珈琲屋さんのイタリアンローストの豆を使用。やや穏やか目のコーヒーとロースト香が心地よい。モルトの旨味はややしっかりで、マイルドな舌触り。ホップの苦味は控え目で、程よい酸味のフィニッシュ。旨い!心地よいロースト香とそれに伴うマイルドな口当たりが特徴のコーヒースタウトです。

     

     

     

最後は「マンゴースムージーサワー」で締め。特別に繋いでいただきました。地元のお菓子屋さんのマンゴー大福を作る時に出る、使用できないマンゴーを活用しているそうです。副原料はマンゴーのみで、乳酸によるサワーだそうです。写真では分かりにくいのですが、もうドロドロ。ミキサーした果実を飲み込んでいるよう。まずはマンゴーの香りとドロドロ感で、吸い込むのも抵抗があるくらい。マンゴーの香りとそれを凌駕する強い酸味。酸味は果実由来に近い感覚で違和感はありません。激しく旨い!マンゴーの世界に溺れまくるサワーです。ここまで振り切っているのが良いですね。

今回はこれにて終了。こちらのビール、フルマッシングだけあって、メリハリの効いたビールに仕上がっています。特に蜂蜜ゴールデンエールと珈琲スタウトは、それぞれのスタイルに合わせて個性的なモルト感を醸し出しています。マンゴースムージーサワーは、想定外の異端児。マンゴー感炸裂で、「好き放題やって下さい」的なビールです。地元のお客さんが続々と来られているので、地元に根付くこと間違いなしの醸造所です。

     

お客さんで大盛況。ブルワーさんは大忙しのようでした。



美濃加茂ビール
岐阜県美濃加茂市太田本町1丁目5-2

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