ビール紀行~旨いビールを求めて~

旨いビールを求めて国内外のビール醸造所や直営ビアパブへ旅をします

ベアレン色、濃厚 菜園マイクロブルワリー(最終回)

2024-10-20 16:27:54 | ビール紀行(東北)
前回の「菜園マイクロブルワリー」の続きです。


ビールのメニューです。

     

     

こちらで醸造しているビールは2種類で、ベアレン醸造が8種類。完全にベアレンに押されています。当然ですが。

     

     

最初は1種目の「ブレッドウィット」。やや甘く優しいエステル香とホップの香り。モルトの旨味は控え目で、小麦の優しい口当たり。ホップの苦味がややしっかり目に効く。旨い。優しいエステル香と小麦の優しい口当たりが特徴の、ホップの苦味が効いたアメリカンウィートです。

     

     

     

オツマミとして注文したのは「シャルキュトリーの盛り合わせ」。比較的抑え目のお値段で、これだけ盛られているのは嬉しい。鴨肉スモーク、香り良し、旨味良しで良い!様々なお肉を楽しめます。

     

     

2種目の「とどおのごんぼほり」(IPL)。青森のBe Easy Brewingとのコラボビールで名前の意味は津軽弁で「お父さんのわががまま」だそう。甘く魅惑的なエステル香。ホップのややグラッシーな香り。モルトの旨味はややしっかり目で、ホップによる凝縮したような渋味・苦味がしっかり炸裂。旨い!シトラス系やパイン系のホップの香りと、ホップの凝縮した渋味・苦味が特徴の品の良いIPLです。

今回はこれにて終了。こちらのビール、ベアレンのラインナップとは対照的に自由に様々なビールを造られている印象。確かに、IPLのようなビールはベアレンらしくないかもしれません。



菜園マイクロブルワリー with Kitchen
岩手県盛岡市菜園1丁目5-10
TEL:019-606-0171

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ベアレン色、濃厚 菜園マイクロブルワリー(その2)

2024-10-17 05:02:05 | ビール紀行(東北)
前回の「菜園マイクロブルワリー」の続きです。


醸造所に到着。

     

当然ながらベアレン色を力強く押し出しています。ガラス越しに少し醸造設備が見えています。

     

     

     

店内の様子。長めのカウンター席の奥にテーブル席があります。客席数、多し。

     

     

入口付近に醸造スペースがあります。想像していた小規模の設備で、仕込みの規模は260Lだそうです。

     

カウンター上のビールサーバー。4本確認できますが、他にもサーバーがあるようです。

それではビールを頂きましょう。

(続く)



菜園マイクロブルワリー with Kitchen
岩手県盛岡市菜園1丁目5-10
TEL:019-606-0171

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ベアレン色、濃厚 菜園マイクロブルワリー(その1)

2024-10-15 16:49:14 | ビール紀行(東北)
今回からは岩手県盛岡市の「菜園マイクロブルワリー」へのビール紀行をお送りします。菜園マイクロブルワリーは盛岡市中心部にあるミニマムクラスの醸造所。元は独立系のブルワリーレストランでしたが、現在はベアレングループの一つとして経営をされています。もちろんベアレンのビールが提供されていますが、以前と同様、意欲的なビールを造り続けています。お店の名前は「菜園マイクロブルワリー with Kitchen」 で、しっかり色んなお料理とともにビールを楽しめるお店になっています。醸造所へのアクセスですが、盛岡駅から徒歩約15分。駅からバスも利用することができます。

     

     

今回のビール紀行のスタートは盛岡駅から。盛岡の繁華街は駅から少し離れています。徒歩で醸造所に向かいます。

     

     

     

まずは開運橋を渡り、お店の名前にもなっている菜園通りを歩いて行きます。

     

     

カワトクまで来たら左折し、小路を進むと、右手にベアレンの幟が見えてきました。醸造所に到着です。

(続く)



菜園マイクロブルワリー with Kitchen
岩手県盛岡市菜園1丁目5-10
TEL:019-606-0171

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やや重めのボディ すすきのえーる(後編)

2024-10-10 18:11:24 | ビール紀行(北海道)
前回の「すすきのえーる」の続きです。


総合メニューです。

     

     

ビールの種類は6種類。立ち飲みながら、オツマミも色々揃っています。

     

     

最初は「ホワイトエール」から。綺麗なエステル香とコリアンダーシードとオレンジピールの爽やかな香り。モルトの旨味は控え目で、心地よく酸味が控え目に効く。旨い!綺麗なエステル香と爽やかな副原料の香りが特徴のベルジャンホワイトです。ちなみにアルコール度数は6.5%。

     

     

続いては「ヴァイツェン」。最近の醸造所にしてはヴァイツェンとは珍しいですね。見るからにクローブ系のヴァイツェン。バナナ系とクローヴ系との中間のフェノール香。モルトの旨味はややしっかりで、ヴァイツェンらしい酸味がしっかりボディを引き締める。旨い!バランスのとれたフェノール香が特徴の、雑味のないしっかりボディのヴァイツェンです。

     

     

最後は「ポーター」。ロースト香とやや豊潤なモルトの香り。モルトの旨味はしっかりで、ローストによる酸味が控え目に効く。旨い!程よいロースト香とアルコール度数6.5%が分かるしっかりボディが特徴のポーターです。ポーターでこれだけのボディ感はあまりないと思います。

今回はこれにて終了。こちらのビール、伝統的なスタイルをベースとしながら、やや重めのボディとアルコール度数で仕上げているのが特徴。アルコール度数6.5%のホワイトエールは希少です。



すすきのえーるSTAND
札幌市中央区南4条西4丁目1-1 COCONO SUSUKINO B1F
TEL:011-206-0802

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やや重めのボディ すすきのえーる(前編)

2024-10-08 15:54:49 | ビール紀行(北海道)
今回からは北海道札幌市の「すすきのえーる」へのビール紀行をお送りします。オールドファンにとって、すすきのビールと言えば「薄野地麦酒」が想起されます。今でも醸造所は健在ですが、昔のあの醸造所併設の素敵な居酒屋は無くなってしまい、すすきのでのビール醸造所の楽しみが無くなっていました。しかしながら、その後誕生した、すすきのえーるがその隙間を埋めてくれます。すすきのえーるの醸造所には併設の飲食店がありましたが、現在は醸造能力拡大のためお休みの状態。その代わりすすきのの中心地に直営ビアスタンドの「すすきのえーるSTAND」が営業しています。「すすきのえーるSTAND」は地下鉄すすきの駅直結の「 COCONO SUSUKINO 」内にあり、超好アクセスです。

     

     

札幌市営地下鉄のすすきの駅の改札口を出て目の前に、すすきのえーるSTANDが入る COCONO SUSUKINOの入口があります。

     

     

     

COCONO SUSUKINO内のフロアを進んでゆきます。初めて来ましたが、魅力的なお店がいっぱい。お酒系のお店も複数あります。しばらく進むとHPで見た、すすきのえーるSTANDの個性的なのれんが出現します。あっという間に到着です。

     

こちらは立ち飲みのお店です。ちょうどのれんが通路からの目隠しになっています。奥の冷蔵庫には道内の醸造所のビールが並んでいます。珍しいヨーテイブルーイングや岩内ブルワリーのビールもありました。

     

もちろんこちらでは自家醸造のビールをタップ出しで提供しています。すすきのえーるに集中しましょう。

(続く)



すすきのえーるSTAND
札幌市中央区南4条西4丁目1-1 COCONO SUSUKINO B1F
TEL:011-206-0802

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オーガニックビール専門の醸造所 暁ブルワリー 八幡平ファクトリー(最終回)

2024-10-02 06:40:46 | ビール紀行(東北)
前回の「暁ブルワリー 八幡平ファクトリー」の続きです。


直売所へ移動して、ビールを頂きます。

     

     

直売所の様子。シンプルに缶ビールを直売するブースです。定番以外にも通常は見かけない限定ビールが購入できるのが直売のメリットですね。こちらで定番ビールを購入し、試飲させていただきます。

     

最初は「DRAGONEYE SKY」(オーガニック・ピルスナー)を頂きます。クリーンでフラワリーなホップの香りとやや甘いエステル香が素晴らしい。モルトの旨味はややしっかりで滑らか。ホップの苦味が心地よく効く。激しく旨い!クリーンなホップの香りと素敵なエステルが香る、バランスのとれたピルスナーです。

     

続いては「DRAGONEYE SUN」(オーガニック・ゴールデンエール)。厚みのあるホップとモルトの香り。モルトの旨味はややしっかりで、ホップの苦味は抑え目。旨い。モルトの香りと旨味が特徴の、ボディ感のあるゴールデンエールです。

     

最後は「DRAGONEYE MAGMA」(オーガニックIPL)。厚みのあるホップの豊かな香り。モルトの旨味はしっかり濃厚。ホップの苦味がしっかり効く。旨い!厚みのある柑橘系のホップの香りと、しっかり旨味が特徴のIPLです。

今回はこれにて終了。こちらのビール、基本的なスタイルに寄り添うやや硬派なビール。派手すぎる個性は抑え、バランスのとれた味わい。そこにハッとする旨さが垣間見れます。希少なオーガニックビールとしての独自路線を極めていただきたいです。将来的には敷地内にタップルームを開設する構想があるそうなので、それも楽しみです。ブルワー様、この度の訪問では大変お世話になりました。有難うございました。



暁ブルワリー 八幡平ファクトリー
岩手県八幡平市松尾寄木1-474-6

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オーガニックビール専門の醸造所 暁ブルワリー 八幡平ファクトリー(その2)

2024-09-29 22:34:49 | ビール紀行(東北)
前回の「暁ブルワリー 八幡平ファクトリー」の続きです。


醸造所最寄りのバス停から歩いて醸造所に向かいます。

     

     

     

しばらく歩くと左手にそれらしい建物が見えてきました。

     

暁ブルワリー 八幡平ファクトリーに到着です。写真では見ましたが、実物もなかなか趣のある建物です。

     

その隣にあるこちらの建物は醸造所の直売所です。どちらの建物も旧ミネラルウォーター製造所だったものを利用しているとのこと。

     

事前にお願いして醸造所を見学させていただきました。醸造所の中は天井も高く、広い!

     

     

こちらは仕込みの設備です。見るからに大きいです。仕込みの規模は最大2500Lだそうです。しかも3釜体制。市場流通の規模が大きいので、それなりの規模とは想定していましたが、その通りでした。

     

ずらりと並ぶ発酵タンクと貯酒タンク。発酵タンクは5000L×4基と2500L×2基。貯酒タンクは5000Lと2500Lが各1基という体制です。こちらもやはり大規模。当然ながらダブルバッチになると5000Lと巨大ですね。

     

これだけ大きな醸造所なると、製品ラインへのビールの移送は固定式のパイプラインになります。

     

     

こちらは缶製品のライン。カンニングマシンも本格的ですね。1時間に1400本詰めることができるそうです。

     

こちらは缶製品を熱処理する設備。こちらのビールは基本的に熱処理を施しています。よって流通に強いわけです。

オーガニックスーパーやお酒売り場で見かけるこちらのビールがどのような環境で造られているかよく分かりました。それでは直売所で缶製品を購入し、試飲しましょう。

(続く)



暁ブルワリー 八幡平ファクトリー
岩手県八幡平市松尾寄木1-474-6

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オーガニックビール専門の醸造所 暁ブルワリー 八幡平ファクトリー(その1)

2024-09-27 06:25:17 | ビール紀行(東北)
今回からは岩手県八幡平市の「暁ブルワリー 八幡平ファクトリー」へのビール紀行の模様をお送りします。「暁ブルワリー」は東京都世田谷区に小さな醸造所を構え、東京駅地下の「バーバー東京」をはじめ直営飲食施設を中心にビールを提供しています。その暁ブルワリーが2020年から岩手県八幡平の大自然の中にオーガニックビール専門の巨大醸造所を開設しました。加熱処理された缶製品なので、全国のオーガニックスーパーでの取り扱いが拡大し、最近はコンビニでも見かけるようになっています。クラフトビール醸造所が醸造能力を拡大させるケースは多々あるのですが、オーガニックビール専門の巨大な醸造所という方向性は極めて異例です。ふるさと納税で一度飲む機会があり、非常に良くできたビールでしたので、醸造所を訪問したくなり、ビール紀行してきました。ちなみに醸造所には併設の飲食施設はなく、缶ビールの直売のみです。醸造所へのアクセスですが、JR盛岡駅からバスで約90分。いくつかのアクセス方法がありますが、この方法が本数もそこそこあり、一番便利だと思います。

     

     

東北新幹線で盛岡駅に到着。はやぶさを使えばアクセス時間も短く便利です。

     

     

盛岡駅と駅前の様子。北東北一の大都市ですね。盛岡と言えばベアレンです。駅前に2つ直営店がありますが、今回はそちらはパス。

     

     

駅前の八幡平方面のバス乗り場からバスに乗車します。

     

1時間ほど走ると、岩手山の雄大な景色が迫ってきます。

     

     

乗車すること約90分。ようやく醸造所最寄りのバス停「金沢清水」に到着。結構、長かったー。

     

     

バス停近くに醸造所の案内看板が出ていますので、それが示す方向に歩いて行きます。

(続く)



暁ブルワリー 八幡平ファクトリー
岩手県八幡平市松尾寄木1-474-6

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北海道の大御所 小樽ビール(最終回)

2024-09-24 16:48:40 | ビール紀行(北海道)
前回の「小樽ビール」の続きです。


次に頂いたのは「ドンケル」です。

     

     

イチゴ系の豊潤なモルトの香りが素晴らしい。モルトの旨味はしっかりで、ホップの苦味はそれを陰で支える程度に効く。激しく旨い!イチゴ系のモルトの香りが素敵なデュンケルです。

     

     

ドイツビールと言えば、ソーセージということで、「ソーセージプレート」を注文しました。ボックブルストとブラートブルストの組み合わせ。やはりブラートはオイリーだけど美味しい!

     

     

最後は「ドンケルヴァイス」で締め。厚めのフェノール香。モルトの旨味はしっかり濃厚豊潤で、ヴァイスよりもしっかり酸味が効く。旨い。厚めのフェノール香としっかり酸味が特徴のデュンケルヴァイツェンです。

今回はこれにて終了。こちらのビール、ドイツ人ブルワーによる本場ドイツの味わいが特徴。スタイル毎に想起するドイツビールがあるくらいです。特に、デュンケルの仕上がりが素敵でした。どのビールも以前と随分印象が違って、さらに進化しているような気がします。何度も行ったことがある大御所級の醸造所への再訪もいいものです。



小樽倉庫No.1
北海道小樽市港町5-4
TEL:0134-21-2323

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北海道の大御所 小樽ビール(その3)

2024-09-22 20:59:20 | ビール紀行(北海道)
前回の「小樽ビール」の続きです。


ビールメニューです。

     

     

定番3種に季節限定1種の全4種類。しかもガチガチの伝統的なドイツスタイル。このブレない姿勢が素敵です。

     

     

最初は「ピルスナー」を頂きます。爽快なホップの香り。モルトの旨味は控え目で、ホップの苦味がかなりしっかり響く。ホップのしっかり苦味が特徴のかなりドライなピルスナーです。旨い!まるでイエバーのよう。

     

     

続いては「ヴァイス」。バナナ系のしっかりフェノール香。モルトの旨味は香りに負けずしっかり芳醇。ヴァイツェンらしい酸味のアクセント。旨い!バナン系のしっかりフェノール香が特徴のボディしっかりヴァイツェンです。シュナイダーヴァイスを飲んでいるかのよう。

     

     

     

     

食事のメニューです。ドイツのビアホールらしい料理が並びます。昔は地ビールレストランと言えば、こんな感じのメニューが多かったです。

     

     

注文したのは「クラウトサラダ」。キャベツとベーコンにレモンの味付け。大きめのキャベツをバリバリと頂きます。かなりのボリュームでした。

(続く)



小樽倉庫No.1
北海道小樽市港町5-4
TEL:0134-21-2323

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