ビール紀行~旨いビールを求めて~

旨いビールを求めて国内外のビール醸造所や直営ビアパブへ旅をします

松本の小さなブルーパブ BACCA BREWING(その3)

2023-09-28 18:05:19 | ビール紀行(甲信越)
前回の「BACCA BREWING」の続きです。


次に頂いたのは「ESB」です。

     

     

ESBとはなかなか渋いスタイルですね。フルーティで心地よいモルトの香りとエステル香。モルトの旨味はしっかりながら、しつこくない。ホップの苦味が旨味を受け止める。華やかなホップの香りとモルトの香りのフィニッシュ。旨い!モルトの心地よい香りと程よいモルトの旨味が特徴の、バランスのとれたESBです。いいねー、落ち着きます。

     

フードのメニューです。超シンプルで潔い!これなら迷いませんね。

     

オツマミとして注文したのは「おからのカレー風味」。これ地味なのですが、超美味しかった!野菜がたくさん入っていて、カレーと塩味しっかりで良い。ビールのオツマミに最適。このおからの使い方は目から鱗です。

     

     

次に頂いたのは「PAPILLON」(山椒IPA)です。原村産の山椒使用。パイナップル系のホップの香り。モルトの旨味はしっかりで、ホップの渋味・酸味がしっかり効く。渋味・酸味に重なる山椒の辛味。ホップの香りと山椒の香りのフィニッシュ。旨い!パイナップル系のアメリカンIPAと思いきや、後から山椒の痺れと香りを感じるIPAです。

(続く)



BACCA BREWING
長野県松本市巾上4-33
TEL:0263-30-8230

◆ランキングに参加しています。よろしければ応援をお願いします。◆
     
あああ
◆「ニッポンごはん旅」の公認ライターです◆
こちらの記事も是非ご覧ください     
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

松本の小さなブルーパブ BACCA BREWING(その2)

2023-09-26 17:08:40 | ビール紀行(甲信越)
前回の「BACCA BREWING」の続きです。


醸造所に到着。

     

地元の方に愛されていそうな、小さなお店です。BACCAって「麦香」なんですね。

     

     

     

店内の様子。若干のテーブル席はありますが、カウンターが中心の店内です。店内奥が醸造所になっていて、その様子が一部見えるようになっています。仕込みの規模は200Lで、発酵タンクは200L×3基、熟成タンク1基という体制です。やはり規模はミニマムですが、その分小回りがききます。

     

カウンターの上には存在感のあるビールサーバーが鎮座。タップにはオリジナルラベルが付いています。1本はナイトロ対応のようです。

     

     

ビールのメニューです。ビールの種類は6種類で、ラガーあり、ナイトロありで、多種多様ですね。

     

     

最初は「BACCA ペールエール」を頂きます。モルトの甘い香りと甘いエステル香。後から厚みのある柑橘系のホップの香り。モルトの旨味はしっかりで、ホップの苦みがボディを支える。旨い!モルトの香りと甘いエステル香が特徴の、モルト感重視のアメリカン・ペールエールです。こんな感じのモルト系のアメリカン・ペールエールもありですね。

(続く)



BACCA BREWING
長野県松本市巾上4-33
TEL:0263-30-8230

◆ランキングに参加しています。よろしければ応援をお願いします。◆
     
あああ
◆「ニッポンごはん旅」の公認ライターです◆
こちらの記事も是非ご覧ください     
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

松本の小さなブルーパブ BACCA BREWING(その1)

2023-09-23 22:16:34 | ビール紀行(甲信越)
今回からは長野県松本市の「BACCA BREWING」へのビール紀行をお送りします。長野県松本市は以前はビール醸造所は無く、ビールを飲むお店に困っていたのですが、近年醸造所がいくつか誕生し、盛り上がってきました。BACCA BREWINGはそんな醸造所の一つで、小さなブルーパブ形式の醸造所です。BACCA BREWINGは2018年に醸造を開始した若き醸造所。カウンター中心のこじんまりとした空間で、居心地の良さそうな雰囲気。松本駅からは徒歩約5分と駅近ですが、観光客というよりは地元のお客さんで賑わっている感じです。前情報はこれくらいで、醸造所を訪問しました。ちなみに訪問時はまだ寒さの残る初春の頃でした。

     

     

JR中央本線で松本駅に到着。昔からの交通の要衝です。ちなみにこの街には直営店をもつ松本ブルワリーもあります。

     

     

醸造所があるのは繁華街とは反対のJR松本駅のアルプス口側。ここから徒歩で醸造所へ向かいます。

     

     

     

住宅街を通り抜け、大きな通りに出ます。しばらく歩くと、左手にそれらしき店舗が見えてきました。醸造所に到着です。

(続く)



BACCA BREWING
長野県松本市巾上4-33
TEL:0263-30-8230

◆ランキングに参加しています。よろしければ応援をお願いします。◆
     
あああ
◆「ニッポンごはん旅」の公認ライターです◆
こちらの記事も是非ご覧ください     
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ビール紀行家の夏休み2023 markⅡ

2023-09-21 17:35:39 | ビール紀行(中国・四国)
ビール紀行家の夏休み2023の第二段。

     

     

高知県の桂浜近くに誕生した「South Horizon Brewing」に行ってみました。新港の丘の上に立つ立派な平屋の建物。緑の芝生が癒されます。

     

眼下には雄大な太平洋が広がります。絶好のロケーションです。

     

     

店内もカウンター中心のレイアウトで、かっこいい演出。アメリカのクラフトビール醸造所のようで、結構、イケてます。

     

     

     

自社ブランドのビールは3種でしたので、全て頂きました。訪問時は自家醸造ではなく、愛媛のDD4Dの設備を使用してのビールでした。近々、こちらで醸造開始になるとのことでした。椎茸出汁と白麹を使用したビール、面白かったです。



South Horizon Brewing
高知県高知市仁井田4712番5

◆ランキングに参加しています。よろしければ応援をお願いします。◆
     
あああ
◆「ニッポンごはん旅」の公認ライターです◆
こちらの記事も是非ご覧ください     
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「いいちこ」が地ビール参入 辛島虚空乃蔵(最終回)

2023-09-18 16:56:03 | ビール紀行(九州・沖縄)
前回の「辛島虚空乃蔵」の続きです。


麦の蔵から米の蔵に移動。

     

     

こちらは日本酒の醸造所兼売店となっています。

     

     

     

店内の様子。こちらで醸造されているお酒のほか、三和酒類が手掛ける各種製品が販売されています。

     

     

店内の奥に日本酒の醸造所を発見。最新鋭の超小規模の醸造設備ですね。仕込みの規模はビールと同じくらいのようです。

     

こちらは日本酒の試飲ができるバーです。スタッフの方から詳しい説明を受けながら、じっくり楽しめる空間。素敵です。

     

     

私のお目当てはこちら。こちらで醸造されているビールの瓶製品の冷蔵庫。流通していないので超レアなものばかり。

     

     

麦の蔵ではタップにつながっていなかったビールがあったので、そちらを購入してお庭で頂きます。季節限定ものの「春エール」です。こちらの酒粕を使用。ライトな柑橘系のホップの豊かな香り。モルトの旨味はしっかりながら、酒粕による酸味がしっかりボディを引き締める。旨い!酒粕による心地よい酸味が特徴のエールビールです。

今回はこれにて終了。こちらのビール、基本的にニシノホシの特徴の酸味がベースになっているビール。この宇佐のテロワールとしての大麦が主役です。季節限定ビールはチャレンジングで訪問の度に新たな発見がありそう。ホップで土地柄を出すところが多いけど、麦で勝負する貴重な醸造所です。

     

また来よう。



辛島虚空乃蔵
大分県宇佐市辛島4-3
TEL:0978-32-1432

◆ランキングに参加しています。よろしければ応援をお願いします。◆
     
あああ
◆「ニッポンごはん旅」の公認ライターです◆
こちらの記事も是非ご覧ください     
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「いいちこ」が地ビール参入 辛島虚空乃蔵(その3)

2023-09-15 23:27:53 | ビール紀行(九州・沖縄)
前回の「辛島虚空乃蔵」の続きです。


この日のメニューです。

     

この日はイベント開催日もあって、通常とは異なる特別メニューだったようです。ビールの種類は3種類。この日はプラカップでの提供でした。

     

     

最初は「ニシノホシエール」を頂きます。「ニシノホシ」は大分県の焼酎醸造好適大麦で、日本酒にとっての山田錦のような高級素材のようです。そちらを使用したビールです。スタッフの方によると全てのビールに原料としてニシノホシが使用されているとのこと。爽やかで穏やかなホップの香り。ほんのりエステル香。モルトの旨味は控え目で、ニシノホシに起因するであろう強めの酸味が心地よく効く。旨い。ニシノホシの素の姿が反映されている、酸味が特徴のエールビールです。

     

     

続いては「夏エール」(NEIPA)。ネルソンソーヴィンが主体の、ややトロピカル系のホップの香り。モルトの旨味はややしっかりで、ホップによる酸味が効く。旨い。ややトロピカル系のホップの香りが特徴のセッションIPAです。

     

     

     

フードは「3品プレート」を注文。ビールとの相性が良さそうな盛り合わせです。ローストビーフ、少し甘めのソースで美味しい。大麦入りテリーヌ、大麦によって肉肉しさが抑えられ食べすくなっています。

     

     

続いて頂いたのは「柚子エール」。柚子の素敵な香り。モルトの旨味は極めて控え目で、柚子に起因する酸味がしっかり効く。旨い!暑い季節にぴったりな柚子の香りと酸味が特徴のフルーツエールです。

イベントが始まりそうでしたので、麦の蔵ではこれでおしまいにし、敷地内の売店に移動します。

(続く)



辛島虚空乃蔵
大分県宇佐市辛島4-3
TEL:0978-32-1432

◆ランキングに参加しています。よろしければ応援をお願いします。◆
     
あああ
◆「ニッポンごはん旅」の公認ライターです◆
こちらの記事も是非ご覧ください     
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「いいちこ」が地ビール参入 辛島虚空乃蔵(その2)

2023-09-14 14:20:11 | ビール紀行(九州・沖縄)
前回の「辛島虚空乃蔵」の続きです。


醸造所のある辛島虚空乃蔵に到着。

     

     

     

外からは中がどうなっているのか分かりにくいのですが、中に入ると素敵な緑の空間がお出迎え。早速、醸造所のある「麦の蔵」を発見!

     

     

こちらは「米の蔵」、そう日本酒の醸造所のある建物です。こちらには売店も入っています。

     

写真のように園内は多くのお客さんで賑わっていました。この日、大きなイベントの開催日だったようです。

     

     

     

     

「麦の蔵」の様子。こちらはビール(発泡酒)醸造所と飲食施設が一体となった建物です。店内端に醸造設備がよく見える大きなガラス壁があります。醸造設備は300L程度でしょうか、極めて小さな規模です。

     

カウンター上に並ぶビールサーバー。タップ数は6本。小規模醸造なので多品種展開はお手の物のはずです。

それではビールを頂きます。

(続く)



辛島虚空乃蔵
大分県宇佐市辛島4-3
TEL:0978-32-1432

◆ランキングに参加しています。よろしければ応援をお願いします。◆
     
あああ
◆「ニッポンごはん旅」の公認ライターです◆
こちらの記事も是非ご覧ください     
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「いいちこ」が地ビール参入 辛島虚空乃蔵(その1)

2023-09-12 20:39:26 | ビール紀行(九州・沖縄)
全国で焼酎の蒸留所が地ビールを手掛ける例がいくつかありますが、大分の誇る「いいちこ」で有名な三和酒類が2022年にようやく地ビール事業に参入しました。大分県宇佐市「辛島虚空乃蔵」へのビール紀行をお送ります。辛島虚空乃蔵は三和酒類の旧本社跡地に開設した「麹と発酵」の魅力を伝える体験施設。施設内には日本酒の醸造所やビール(発泡酒)醸造所があり、併設の飲食施設で味わうことができます。こちらのビール、基本的に敷地内でしか飲むことができず、「旅をさせない」ビールなのです。それでは、こちらがビールが醸される場所に自分自身が旅をしなくては、ということでビール紀行してきました。醸造所へのアクセスですが、JR日豊本線の柳ヶ浦駅からバスで約20分+徒歩約5分。バスは宇佐駅や中津駅からも利用可能なので、比較的使いやすいです。大分の焼酎蒸留所が手掛けるビールは、果たしてどんなお味なのか。

     

     

     

特急ソニックで柳ヶ浦駅に到着。特急停車駅なので、賑やかなエリアだと想定していたのですが、周りは田畑でのんびりしたロケーションです。

     

     

柳ヶ浦駅の駅前は現在工事中。少し離れた所にあるバス停からバスに乗車します。

     

     

     

バスに乗車し、醸造所に向けて進んでゆきます。あたりは焼酎用の大麦畑が広がります。乗車すること約20分、醸造所最寄りのバス停「閤」で下車します。

     

     

     

バス停から醸造所のある方向に歩いてゆきます。しばらく歩くと白い蔵のような建物が見えてきました。醸造所に到着のようです。

(続く)



辛島虚空乃蔵
大分県宇佐市辛島4-3
TEL:0978-32-1432

◆ランキングに参加しています。よろしければ応援をお願いします。◆
     
あああ
◆「ニッポンごはん旅」の公認ライターです◆
こちらの記事も是非ご覧ください     
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

和とチェコの融合 KOBO Brewery(最終回)

2023-09-10 17:02:08 | ビール紀行(北陸)
前回の「KOBO Brewery」の続きです。


次に頂いたのは「馬場ヴァイツェン」。

     

     

呉羽産の梨を使用したヴァイツェン。クローヴ系のライトなフェノール香。モルトの旨味は控え目で、ヴァイツェンらしい酸味と梨による酸味が強めに効く。旨い。クローヴ系のフェノール香としっかり酸味が特徴のフルーツ・ヴァイツェンです。

     

     

最後はダークラガーで締め。ローストモルトの強すぎず心地よい素晴らしい香り!モルトの旨味はしっかりながら、ピルスナーほど強くなく香りとのバランス良し。ホップの苦味が絶妙に効く。激しく旨い!心地よいロースト香と絶妙なバランス感が素晴らしいダークラガーです。

今回はこれにて終了。こちらはやはりラガーはデコクションを施していてボディしっかりのビールが特徴。新規醸造所と既存醸造所では、造られるビールは違いますが、それだけ多彩なラインナップになっています。頂いたビールの中でも、ダークラガーは極めてレベルの高い、バランスのとれた素晴らしいビールでした。きっとこの旨いビールも旅をさせると絶対味わいが変わると思うので、ここに旅して飲んでもらいたいビールです。

     

     

スタッフの方に教えていただいて、近くにある新規醸造所を見てみました。教えてもらわないと絶対醸造所とは分からない建物ですが、窓から醸造設備が確認できます。こちらは規模が大きそうです。

     

また来ます。



KOBO Brewery
富山県富山市東岩瀬町107-2

◆ランキングに参加しています。よろしければ応援をお願いします。◆
     
あああ
◆「ニッポンごはん旅」の公認ライターです◆
こちらの記事も是非ご覧ください     
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

和とチェコの融合 KOBO Brewery(その3)

2023-09-08 22:10:02 | ビール紀行(北陸)
前回の「KOBO Brewery」の続きです。


ビールのメニューです。

     

     

ビールの種類は8種類。うち、黒いマークのついたビールはこの建物内で醸造したビールです。その他のビールはすぐ近くの自社醸造所で醸造したものだそうです。近隣に醸造所を増設していたのですね。種類が多いので、4種のテイスティングセットで攻めるのもあり。

     

     

最初は「プレミアントピルスナー」を頂きます。プレミアントホップ使用。レモン系の気品のあるホップの香りとモルトの香り。モルトの旨味はボヘミアンならではでしっかりフルボディ。ホップの苦味が旨味を支える。旨い!レモン系のホップの香りとモルトの香り・旨味がしっかりのボヘミアンラガーです。飲みたかったのは、これです、これです。

     

     

続いては「トリプルAラガー」。アマリロ使用。シトラス系のホップの香りとモルトの香り。モルトの旨味はしっかりで、ホップの心地よい苦味とともに渋味が効く。旨い!シトラス系のホップが香るボディしっかりのアンバーラガーです。これもボヘミアンらしさ全開。

     

フードのメニューです。フードの種類は少ないですが、お肉系が充実したメニューです。

     

     

注文したのは「クロバッサソーセージ」です。地元のハム・ソーセージ工房のメツゲライ・イケダの手作りソーセージのスライスです。ガーリックの効いた脂身の旨味を楽しむソーセージ。添えてある唐辛子のピクルスがいいアクセントになります。

(続く)



KOBO Brewery
富山県富山市東岩瀬町107-2

◆ランキングに参加しています。よろしければ応援をお願いします。◆
     
あああ
◆「ニッポンごはん旅」の公認ライターです◆
こちらの記事も是非ご覧ください     
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする