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ビール紀行~旨いビールを求めて~

旨いビールを求めて国内外のビール醸造所や直営ビアパブへ旅をします

酒蔵の技術が光る Dr.KONG BREWING(最終回)

2025-08-05 22:19:18 | ビール紀行(中国・四国)
前回の「Dr.KONG BREWING」の続きです。


次に頂いたのは、「JACK BOX」(cold IPA)。

     

     

酒米、酒粕使用。ライム系のホップの香りが炸裂!超爽やか。モルトの旨味は控え目で、ホップによる酸味が心地よく効く。激しく旨い!ライム系のホップの香りが炸裂する、酸味しっかりの爽やかIPA。

     

     

続いては「Clove」(ウィンターエール)。酒粕、シナモン、クローヴ、紅茶、カルダモン、ジンジャー使用とかなり多彩。クローヴとシナモンの爽快な香り。モルトの旨味はややしっかりで、しっかり目の酸味のアクセント。旨い!クローヴとシナモンの香りが超爽快な冬らしいビールです。

     

     

     

数少ない貴重なオツマミを頂きましょう。「エルステンソーセージ」と「味付けたまご(しんあい農園のたまご使用)」。どちらも地元のこだわり食材の模様。エルステンソーセージ2種はスパイスは少なめで素朴で優しい味わい。味付けたまごは味付けしっかり目。たまごそのものの滋味豊かな味わいが感じられる。美味しい!オツマミに最高。

     

     

ビール4種目、「1080」(アメリカン・ポーター)。酒米、酒粕、ほうじ茶使用。それほど強くない芳醇なロースト香。ラクトースの関係で旨味はしっかりながらしつこくない。ホップの苦味が心地よく効く。旨い!ほどよいロースト香としっかりながら優しいボディが特徴のポーター。

今回はこれにて終了。こちらのビール、伝統的なスタイルをベースにして日本酒や独創的なアレンジを加えているビーる。特に、IPAは想定外の超爽やかな仕上がり。いい意味で予想を裏切るビールです。

     

     

     

せっかく定評の高い酒蔵に来たので、日本酒も頂きます。純米大吟醸、非常に綺麗なお酒でした。

     

このようなサービングマシンを利用した有料試飲もされているようです。

次は日本酒もしっかり頂きたいですね。



永山本家酒造場
山口県宇部市大字車地138
TEL:0836-62-0088

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酒蔵の技術が光る Dr.KONG BREWING(その3)

2025-08-03 01:05:30 | ビール紀行(中国・四国)
前回の「Dr.KONG BREWING」の続きです。


社屋の2階にある「フタマタセコーヒー」でビールを頂きましょう。

     

     

     

天井が高く、広々としたシンプルなカフェフロアです。テーブルは酒樽を活用したものと思われます。こちらのカフェはかなり人気のようで、多くのお客さんで賑わっていました。

     

     

     

カフェのメニューです。基本はカフェなので、それらしいメニューが中心。一部、お酒のおつまみもあり、一安心です。ビールは1種類のみサーバーにつながっています。

     

     

1階の売店で瓶ビールを購入して、こちらで頂きます。最初は「THE ANSWER(アメリカン・ベルゴスタイル・エール」。酒蔵らしく酒米、酒粕使用。ベルジャン酵母によるライチ系のエステル香。モルトの旨味は控え目で、酵母と酒粕による酸味がしっかり目にきく。旨い!ベルジャン酵母によるエステルと酸味が特徴のライトなベルジャンエールです。

(続く)



永山本家酒造場
山口県宇部市大字車地138
TEL:0836-62-0088

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酒蔵の技術が光る Dr.KONG BREWING(その2)

2025-07-30 22:09:35 | ビール紀行(中国・四国)
前回の「Dr.KONG BREWING」の続きです。


醸造所に到着。

     

     

     

石造りの洋館の建物が社屋のようです。なかなかの風情と威風を感じます。

     

     

     

建物の中の様子。中に入ると、白を基調とする素敵な空間。日本酒やビールを販売するギャラリーになっています。

     

     

スタッフの方のご厚意で、醸造所を見せていただきました。ビールの醸造所は隣の建物でした。これまた魅せる空間に。

     

     

醸造設備を窓越しに望む、素敵なタップルームになっていました。ここで飲みたい!

     

     

仕込みの規模は500L。発酵タンクが500L×4基という体制。規模からして、小回りが利く、多品種展開しやすい体制ですね。

それではビールを頂きましょう。

(続く)



永山本家酒造場
山口県宇部市大字車地138
TEL:0836-62-0088

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酒蔵の技術が光る Dr.KONG BREWING(その1)

2025-07-27 23:01:35 | ビール紀行(中国・四国)
今回からは山口県宇部市の「Dr.KONG BREWING」へのビール紀行をお送りします。Dr.KONG BREWINGは日本酒「貴」で有名な永山本家酒造場が手掛ける醸造所。醸造開始が2024年3月なので、まだビール醸造の歴史は始まったばかりですが、酒蔵の技術が反映されていて、なかなか個性的なビールを醸造されています。ビールのスタイルはエールが中心で、今流行のスタイルをベースに独自のアレンジが加えられています。醸造所には併設のタップルームがありますが、こちらは限定的な営業。併設のカフェ「フタマタセコーヒー」でビールの一部を飲むことができます。今回はこのカフェでビールを頂くべく、醸造所を目指します。醸造所へのアクセスですが、JR山陽本線の厚東駅からバスで約6分と徒歩約5分。バスの本数は少ないですが、上手く組み合わせれば、何とかアクセスできます。

     

     

JR山陽本線で厚東駅に到着。厚狭や新山口などの新幹線駅も近いので、遠方からも比較的アクセスしやすいですね。

     

     

     

厚東駅と駅前の様子。仮の駅舎のようなシンプルな建屋。駅前には何もなく、寂しい感じ。駅前のバス停から醸造所方面のバスに乗ります。

     

     

     

駅前からバスに乗車します。乗車すること約6分、醸造所最寄りのバス停「木田」で下車します。

     

     

     

バス停からは徒歩で醸造所に向かいます。近くを流れる川を目指し、橋を渡ります。その先に歴史のありそうな立派な建物が見えてきました。醸造所に到着です。

(続く)



永山本家酒造場
山口県宇部市大字車地138
TEL:0836-62-0088

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朝から昼までの営業 Whale Brewing(その1)

2025-07-04 17:04:10 | ビール紀行(中国・四国)
今回からは佐賀県唐津市の「Whale Brewing」へのビール紀行をお送りします。こちらの醸造所、何と朝からお昼までの営業という全国にも珍しい営業スタイル。というのも醸造所は朝市で有名な呼子の朝市通りに位置し、そのお客さんを主要な顧客層としているからです。これまで様々な秘境系の醸造所を訪問しましたが、この特異な営業時間により訪問困難な時間的秘境系の醸造所でした。今回何とか営業時間に滑り込むことができました。ビールのスタイルは伝統的なスタイルが中心。地元の名物のイカの料理に合うように仕上げています。醸造所へのアクセスですが、JR唐津線の西唐津駅からバスで約30分と徒歩約5分です。ちなみに醸造所の名称の「Whale」(鯨)とは、呼子が捕鯨で栄えた町だったことから名づけられたそうです。

     

     

JR唐津線で西唐津駅に到着。博多から約1時間半ですね。特急が走っていると有難いのですが。

     

     

西唐津駅前の呼子方面のバス停へ。駅前ですが分かりづらいので、利用される方はご注意を。

     

     

バスに乗車すること約30分。呼子のバスターミナルに到着です。

     

バス停からは徒歩で醸造所に向かいます。この時、時間は11時半過ぎ。午前中で営業終了なので、時間との闘いです。

     

     

     

     

醸造所のある呼子朝市通りへ。ほとんどのお店がもう閉まっています。しばらく歩くと新しめの建物が見えてきました。醸造所に到着です。

(続く)



Whale Brewing
佐賀県唐津市呼子町呼子3764-4
TEL:0955-82-5670

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瀬戸内の離島へ gogoshima beer farm(最終回)

2025-01-13 17:48:47 | ビール紀行(中国・四国)
前回の「gogoshima beer farm」の続きです。


次に頂いたのは「Iyokan IPA」。コンテストで金賞を獲ったビール。

     

     

3杯目からは専用グラスでたっぷり頂きます。興居島産伊予柑の摘果を使用。伊予柑の香りと青みかんならではの苦々しい香りが素晴らしい!モルトの旨味はしっかりで、果汁感も感じられる。後からホップの苦味と果皮の苦味。激しく旨い!伊予柑の果実と果皮の香り・苦味がホップの香り・苦味に上手く重なる絶妙なIPAです。

     

     

最後は「Peach Hazy IPA」で締め。長野県産の川中島白凰をたっぷり使用。とろっとした桃汁の口当たりにほどよい桃の香り。これに重なるホップの香りと調和。旨味はしっかりで、桃の果汁感も感じながら、桃による酸味とホップによる苦味が効く。旨い!桃の香り・果汁感にホップの香り・苦味が上手く交差するヘイジーIPAです。

今回はこれにて終了。こちらのビール、愛媛ならではの地元の柑橘の個性を上手く引き出しながら、らしさを表現したビールで素晴らしい。それぞれの柑橘の風味が違った形で反映されています。柑橘の香り・苦味とホップの香り・苦味を上手く掛け合わせる術に長けています。この愛媛らしさを武器に全国で勝負してもらいたいです。

ブルワー様、この度はタップルーム休業日にも関わらずご対応いただき、誠に有難うございました。

     

また来よう。



gogoshima beer farm
愛媛県松山市由良町803-1

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瀬戸内の離島へ gogoshima beer farm(その4)

2025-01-11 17:41:05 | ビール紀行(中国・四国)
前回の「gogoshima beer farm」の続きです。


ビールのメニューです。

     

     

ケグ出しのビールの種類は7種類で、うち4種類もIPAがあります。その他、瓶・缶のビールは5種類ありました。

     

     

最初に頂いたのは「Rice Lager」。テイクアウト用のプラカップで提供してもらいました。愛媛産の松山三井という米を使用。超爽快なホップの香りと米ならではのさっぱりとした口当たりが素晴らしい!モルトの旨味は控え目でドリンカブル。ホップによる酸味がほんのり効いて、良いアクセント。旨い!ホップの香りが超爽やかな、スルスル飲めるライスラガーです。

     

     

続いては「不知火IPA」。興居島産不知火使用で、いわゆるデコポンですね。ます口に含むとデコポン!あの個性的な香りがはっきりと分かります。モルトの旨味はややしっかり目で、ホップによる酸味・渋味が全体を締める。激しく旨い!まんまデコポンの香りとアメリカンホップが重なる、絶妙なフルーツビールです。脱帽です。

(続く)



gogoshima beer farm
愛媛県松山市由良町803-1

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瀬戸内の離島へ gogoshima beer farm(その3)

2025-01-07 16:38:35 | ビール紀行(中国・四国)
前回の「gogoshima beer farm」の続きです。


醸造所兼タップルームの建物です。

     

古民家の建物をできるかぎり残しながら、中を醸造所兼タップルームに改装されています。

     

     

     

中に入ると、ビールサーバーが並ぶカウンター。その右手奥が醸造所になっています。仕込みの規模は500L、発酵タンクが500L×4基という体制。古民家内に醸造所を造る訳ですから、設備の規模がかなり制限されることでしょう。

     

     

カウンター左手ののれんをくぐると、タップルームのスペースになっています。中庭が見えるこのテーブルが特等席。

     

     

こんな素敵な小上がりの客席もあります。時間の事を気にせず、こんな空間でゆっくりビール、贅沢な時間になりそうです。

それでは待望のビールを頂きましょう。

(続く)



gogoshima beer farm
愛媛県松山市由良町803-1

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瀬戸内の離島へ gogoshima beer farm(その2)

2025-01-04 19:47:56 | ビール紀行(中国・四国)
前回の「gogoshima beer farm」の続きです。


興居島の由良港に到着。

     

     

     

歩いて醸造所へ向かいます。瀬戸内らしい、静かで穏やかな島です。

     

     

     

スマホの地図を頼りに、歩いて行きます。神社の隣に、それらしき古民家を発見。

     

     

gogoshima beer farmに到着です。飛行機、バス、電車、船と乗り継ぎ、ようやく来ることができました。この日はタップルームはお休みのなので、看板は閉店の文字になっています。

(続く)



gogoshima beer farm
愛媛県松山市由良町803-1

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瀬戸内の離島へ gogoshima beer farm(その1)

2024-12-31 15:24:32 | ビール紀行(中国・四国)
四国の醸造所に多いのですが、最近柑橘を上手く使ったビールが増えています。そんな醸造所の中から、愛媛県松山市の離島、興居島の醸造所「gogoshima beer farm」へのビール紀行をお送りします。gogoshima beer farmは2022年12月に誕生した醸造所。こちらのブルワーの方には以前、DD4Dで修行されていた時にお会いしていて、興居島で醸造所の開業を計画していることを知りました。素敵な瀬戸内での離島での醸造所、ずっと訪問したいと思っていましたが、ようやく実現できました。ビールのスタイルは多彩でIPAが多い傾向。そのIPAを地元の柑橘と上手く重ね合わせたビールが特徴です。醸造所には併設のタップルームがあり、古民家内でゆっくりとビールを楽しむことができます。今回の訪問時はタップルームの営業は無かったのですが、事前にお願いして醸造所でビールを頂けることになりました。醸造所へのアクセスですが、伊予鉄の高浜駅を下車し、高浜港からフェリーで13分、下船後徒歩約5分。離島ではあるものの、かなりアクセスしやすい醸造所です。

     

     

伊予鉄で高浜駅に到着。松山市内から約20分と気軽に来ることができる距離です。

     

     

     

高浜駅を降りたら目の前がフェリー乗り場です。そしてその先に見えるのが興居島。

     

     

フェリーが到着し、乗船します。目の前の興居島が迫ってきます。

     

     

     

興居島の穏やかな風景を眺めていると、もう到着。醸造所最寄りの港、由良港です。

(続く)



gogoshima beer farm
愛媛県松山市由良町803-1

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