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ビール紀行~旨いビールを求めて~

旨いビールを求めて国内外のビール醸造所や直営ビアパブへ旅をします

北北海道の雄 大雪地ビール(最終回)

2019-10-04 06:55:13 | ビール紀行(北海道)
前回の「大雪地ビール」の続きです。


次に頂いたのはレッド・フェニックス(アメリカン・アンバーエール)です。

     

     

ドイツ原産の旭川栽培の大麦・ホップを使用。ライムっぽい香りと抑え目のモルトの香り。モルトの旨味は控え目で、ホップの苦味がしっかり、そして心地よく効く。旨い!ライムっぽいホップの香りが特徴の苦味しっかりの、ラガーのようにきれるアンバーエールです。素晴らしいバランス。地元産の麦芽でこの仕上がり、よく頑張られています。

     

     

そして最後はフラッグシップ、黒岳で締め。ほんのりロースト香がからむモルトの程よい芳醇な香り。モルトの程よいしっかり旨味に、ホップのしっかり目の苦味が効く。やはり激しく旨い!香り、旨味、苦味のバランスが絶妙な、フルボディの秀逸ダブルボックです。流石です、安定の旨さです。この一杯のためにここまで来たと言っても過言ではありません。

今回はこれにて終了。こちらのビール、さらに地元の麦や米を活用して地元ビールを追及している模様。地元の麦はビールには難しい中、上手く仕上げています。全体的にホップよりも、麦芽感あふれる個性豊かなビールです。そして、やはり黒岳、脱帽の旨さです。素晴らしすぎます。

     

     

     

もちろん瓶ビールの販売もあります。レストランでは無かった富良野産ホップを使用したビールもありました。

     

そしてこちらが醸造を手掛ける滝川クラフトビール工房の瓶ビールもあります。レストランでもケグビールの提供をすることがあるそうです。



大雪地ビール館
北海道旭川市宮下通11丁目1604番地の1
TEL:0166-25-0400

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北北海道の雄 大雪地ビール(その4)

2019-10-02 09:56:26 | ビール紀行(北海道)
前回の「大雪地ビール」の続きです。


次に頂いたのは萌芽です。

     

     

独自精麦した小麦麦芽を使用。エール酵母と小麦麦芽が醸す柔らかなふんわりエステル香。モルトの旨味はやや控えめで、ややしっかり目の酸味で締める。ふんわり柔らかエステル香が特徴のウィートエールです。旨い。独自精麦とはこだわっています。

     

     

悩んだ末に注文した「味付ラムの焼肉定食」が到着。お肉たっぷり。臭みもなく味付けも程よく、ご飯が進みます。お肉は固すぎず、美味しい。

     

     

続いてはケラ・ピルカ。ややイチゴを彷彿とさせるモルトのほんのり香りとエールらしいほんのりエステル香。モルトの旨味はややしっかり目で、ホップの苦味がしっかり引き締める。旨い。抑え気味のモルトの芳醇な香りとホップの苦味がしっかりなアンバーエールです。

(続く)



大雪地ビール館
北海道旭川市宮下通11丁目1604番地の1
TEL:0166-25-0400

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北北海道の雄 大雪地ビール(その3)

2019-09-30 21:48:51 | ビール紀行(北海道)
前回の「大雪地ビール」の続きです。


ビールのメニューです。

     

     

いつもの定番5種類と新参ビール1種というラインナップです。

     

こちらにはお得な飲み放題の設定があります。もちろん2000円のビール全種飲み放題を選択します。

     

     

最初は大雪ピルスナーを頂きます。日本的にはド定番ですが、ラインナップにピルスナーがあるのはやはり嬉しい。爽やかなホップの香りとやや甘いエステル香。モルトの軽快な香り。モルトの旨味はややしっかりで、ホップの苦味がしっかり効いて引き締める。旨い。やや甘いエステル香としっかり苦味が特徴のピルスナーです。

     

     

続いては富良野大麦。富良野産大麦と北海道産米・麦芽を使用。穏やかで爽やかなホップの香りと米由来の優しい香り。モルトの旨味は控え目で、やや強めの酸味が効く。旨い。米由来の優しい香りとやんわりボディに酸味が特徴のライスラガーです。ピルスナーとは全く違う個性です。暑い季節に最初に飲みたいビールです。

     

     

     

フードのメニューです。ランチタイムに来るのは久しぶりなので、新鮮。ただ定食のメニューはよくあるメニューで北海道らしさが無いので、何を注文するか悩みます。北海道色の濃いサイドメニューで組み立てるか。

(続く)



大雪地ビール館
北海道旭川市宮下通11丁目1604番地の1
TEL:0166-25-0400

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北北海道の雄 大雪地ビール(その2)

2019-09-27 00:17:31 | ビール紀行(北海道)
前回の「大雪地ビール」の続きです。


醸造所に到着。

     

     

     

赤レンガ倉庫群の中の一部が大雪地ビール館となっています。開拓使時代を彷彿とさせる北海道らしい光景。

     

     

店内に入ってすぐ左手が醸造所になっていて、仕込みの設備を見ることができます。発酵タンク等は全く見えません。仕込みの規模は1000Lとのこと。

     

店内の様子。店内はレンガ倉庫とは思えないくらい、木材を基調とした落ち着いた造りになっています。高い吹き抜けの1階フロア。利用したことはありませんが、2階がジンギスカンフロアのようです。

     

     

入口付近にあるあまり目立たないビールサーバーが並ぶカウンター。陶器製のサーバーに各2本タップがあり、合計6本の模様。

それではビールを頂きましょう。

(続く)



大雪地ビール館
北海道旭川市宮下通11丁目1604番地の1
TEL:0166-25-0400

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北北海道の雄 大雪地ビール(その1)

2019-09-25 14:16:17 | ビール紀行(北海道)
北海道には各所にお気に入りの地ビールがありますが、北北海道の雄とも言える老舗格の醸造所があります。北海道旭川市の「大雪地ビール」です。こちらのビールの特徴は何と言っても北海道らしい素材を使用していること。特に昔から道産の大麦・小麦にこだわっていて、今流行りのホッピーなビールとは対照的に、硬派なビール造りをされています。様々なビールの中で特筆すべきはドッペルボックの「黒岳」。国内屈指の絶品ボックビールです。また醸造所併設レストランの食事も北海道らしさ満載で、いつも観光客で賑わっています。醸造所へのアクセスですが、JR旭川駅から徒歩約5分と好アクセスです。

     

     

特急ライラックで旭川駅に到着。特急ライラックの車両も現在はこんな最新鋭の車輌なのですね。

     

     

旭川駅と駅前の様子。北海道の駅らしからぬ超近代的な駅舎です。外からの様子は無機質ですが、中は木材が使用され暖かみがあります。旭川はビルが立ち並ぶ大都会です。

     

     

     

駅から醸造所に向けて歩いて行きます。すると前方に赤レンガ造りの建物が見えてきます。

     

     

醸造所のある大雪地ビール館に到着です。明治・大正時代の歴史を感じる建築物です。

(続く)



大雪地ビール館
北海道旭川市宮下通11丁目1604番地の1
TEL:0166-25-0400

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出汁を使ったビールは絶品 ニセコビール(最終回)

2019-06-04 08:13:40 | ビール紀行(北海道)
前回の「ニセコビール」の続きです。


次に頂いたビールは「風花」(ペールエール)。

     

     

ジューシーな柑橘系のホップとモルトの混じった香り。モルトの旨味はしっかりで、ホップの苦味が後からしっかり効く。柑橘系のホップの香りが豊かで、旨味がジューシーなペールエールです。旨い!個性的。

     

フードのメニューです。メニュー数はかなり絞り込まれていますが、全く問題なし。要所要所を押さえた品揃えです。

     

     

注文したのは「ビアフランクフルト」。スパイス感は控え目で、肉の旨味を味わう系のソーセージです。トッピングのオニオンフライや胡椒がアクセント。美味しい。

     

     

お次は「迷宮」(Dashi IPA)。北海道産の鮭節、昆布、椎茸を使用。やや干草系の豊かなホップの香り。副原料の香りは全くなし。旨味はしっかり濃厚ながら、出汁効果か、くどくありません。ホップの苦味がしっかり効く。旨い!ホップの香りと苦味がしっかり豊かな、かつ旨味がくどくないIPAです。飲んでみると分かる、確かにこの出汁の使い方はありです。

     

     

そして最後は「蝦夷」(ポーター)で締め。こちらも、鮭節、昆布、椎茸を使用したビール。豊かなロースト香。旨味はしっかり濃厚ながら、出汁のおかげでくどくないボディ感。心地よいロースト香とエステル香のフィニッシュ。旨い!心地よいロースト香とこれに調和するしっかり、かつしつこくないボディ感が特徴のポーターです。いいね、出汁ビールの真骨頂。

今回はこれにて終了。こちらのビール、外国人観光客が多い場所柄にかかわらず、今流行りのホッピーなビールではなく、モルトの旨味は香り、そしてバランスの良いボディ感にこだわったビールです。特に出汁を使ったビールは絶品。くどくないボディ感を上手く表現されています。
今回は料理は少ししか頂かなかったのですが、じっくり料理とともに味わいたい、そんなビールです。。

現在は札幌から非常にアクセスが大変ですが、新幹線が開通すれば、駅も倶知安にできるので、そうなればかなりアクセスがしやすくなりますね。

     

     

絵画のような美しさの窓からの風景。夜も素敵です。これから眼下のニセコ駅に下山します。

     

     

入口は逆側の歩道を降りて、ニセコ駅に向かいます。こちらの醸造所、やはりなかなかのロケーションですね。グリーンシーズンも素晴らしいことでしょう。

     

     

     

ニセコ駅から札幌へ。旧国鉄の気動車がいい味を出しています。ここからがまた長い・・・。けどまた行こう。



ニセコタップハウス
北海道虻田郡ニセコ町本通4-11
TEL:0136-55-5664

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出汁を使ったビールは絶品 ニセコビール(その3)

2019-06-02 22:44:47 | ビール紀行(北海道)
前回の「ニセコビール」の続きです。


ビールのメニューです。

     

     

この日は「残照」と「深雪」が無く、8種類とのこと。全種制覇はここで断念。サイズは3サイズから選べます。

     

On Tapの8種類でさえ、かなり多いのですが、カウンター奥のタップ数は20本!まだまだ増やせる余地ありです。

     

     

最初は「山吹」(ピルスナー)を頂きます。柔らかいモルトの香りと軽く爽やかなホップの香り。モルトの旨味はややしっかりで、ホップの心地よい苦味とほんのり酸味が締める。旨い。モルトの柔らかな風味が特徴のピルスナーです。

     

     

続いて、「向日葵」(ベルジャンエール)。オレンジピールやコリアンダーシードのスパイシーな香りとライチ系のエステル香。モルトの旨味はやや控え目で、心地よい酸味がしっかり目に効く。旨い!オリンジピールやコリアンダーシードの副原料がスパイシーに香る絶品ベルジャンホワイトです。

     

お通しのポップコーン。ビールとの相性抜群です。

(続く)



ニセコタップハウス
北海道虻田郡ニセコ町本通4-11
TEL:0136-55-5664

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出汁を使ったビールは絶品 ニセコビール(その2)

2019-05-31 17:11:05 | ビール紀行(北海道)
前回の「ニセコビール」の続きです。


醸造所に到着。

     

といっても、「ニセコ商工会館」と書いてあるだけで、ビールの醸造所らしい気配が全くありません。この2階にタップハウスがあるそうなのですが。

     

     

中に入るとすぐ右手が醸造スペースになっていて、発酵タンクが6基ほどでしょうか、並んでいるのが見えます。1基300Lクラスかな。さらにその奥の方に仕込みの設備が確認できます。

     

     

2階に上がると、おお、いい感じのパブフロアが出現。

     

     

     

タップハウス店内の様子。少しアメリカン・カントリーテイストの素敵な店内。カウンター席がなかなか壮観でカッコいいです。

     

     

     

カウンター席の次の特等席はこちらの窓際の席でしょうか。眼前にひろがるニセコアンヌプリの姿は絶景です。

想像以上に素敵な店内と絶景のロケーションに感激しました。それではビールを頂きましょう。

(続く)



ニセコタップハウス
北海道虻田郡ニセコ町本通4-11
TEL:0136-55-5664

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出汁を使ったビールは絶品 ニセコビール(その1)

2019-05-29 13:07:50 | ビール紀行(北海道)
今回からは北海道ニセコ町の「ニセコビール」へのビール紀行をお送りします。ニセコビールは文字通り、スキーリゾートのある町、ニセコ町の地ビール。HPはあるのですが、情報が少なく、ネット上でも詳しい情報はあまり出てきません。なので、謎の多い醸造所だったのですが、行ってみて感動。個性的なビール良し、レストランの雰囲気良し、ロケーション良しの素晴らしい醸造所でした。ビールのスタイルはラガーにエールに多種多様。特に北海道らしく、鮭節、昆布、椎茸の出汁を使ったビールは個性的で素晴らしい出来です。そんな素敵な醸造所ですが、難点が一つ。それは遠いことと、交通の便が不便なこと。札幌からは約3時間かかりますし、そもそも鉄道の本数が少なく、予定を組むのが非常に難しいのです。今回は色々模索して、鉄道とバスで組み立ててみました。訪問は随分前のまだ冬のことでした。

     

     

     

函館本線で倶知安駅に到着。札幌から随分時間がかかりました。ここから先のニセコ方面の鉄道の本数はさらに少なくなります。駅からは羊蹄山の姿が。

     

     

倶知安駅です。この駅に隣接するバス乗り場から、ニセコ方面のバスに乗車します。

     

     

     

バスは倶知安の街中を抜け、国道5号線を通り、ニセコへ。町のシンボル、羊蹄山が迫ってきました。

     

     

醸造所最寄りのバス停と思われる「ニセコ役場」で下車します。

     

     

醸造所へ向けて住宅街を歩きます。が、その気配が全くないので、合っているのか自信が無くなってきます。

     

     

     

しばらく歩くとそれらしい建物が見えてきました。大きな看板はありませんが、ニセコビールの幟を発見。醸造所に到着です。

(続く)



ニセコタップハウス
北海道虻田郡ニセコ町本通4-11
TEL:0136-55-5664

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ゆったりビール ピリカワッカ(最終回)

2019-05-23 18:29:20 | ビール紀行(北海道)
前回の「ピリカワッカ」の続きです。


次に頂いたのは復刻版エールです。

     

     

ほんのりカラメルモルトの香りと素敵なドライフルーツのようなモルトの芳醇な香り。モルトの旨味はややしっかりで、ホップの苦味が効く。最後にほんのり酸味のアクセント。ドライフルーツのようなモルトの香りが特徴のブラウンエールです。旨い!これはなかなかの仕上がりです。

     

     

注文していた料理が到着。こちらは「刺身の三点盛り」です。北海道なので、海鮮系は外せません。見た目はパッとしないかもしれませんが、なかなか美味しい。特にサーモンの鮮度はさすがは北海道。程よい脂がのって美味しいです。

     

     

そしてもう一品が到着。こちらは「室蘭焼き鳥」。鶏ではなく、豚バラの串焼きですね。甘いタレで仕上げられています。豚の脂と甘いタレが相まって美味しい。添えられているカラシがいいアクセントに。

     

窓から見える中庭の景色を眺めながら、ゆったりビールタイム。こちらの魅力の一つです。

     

     

最後はスタウトで締め。ローストモルトの心地よい香りとモルトのやや甘い香り。モルトの旨味はしっかりながら、優しく滑らかな口当たり。ホップの苦味は控え目で、ほんのり酸味のフィニッシュ。旨い!ロースト香とモルトの優しい口当たりが特徴のスウィートスタウトです。この手のスタウトは他には無い個性だと思います。

今回はこれにて終了。こちらのビール、どれも一見地味っぽいけど、非常に真面目に造られている味わい。実は難しい教科書的な味わいを実現しながら、濃色系はなかなかの個性的な仕上がりを見せています。地元のお客さんの舌を考えながらの苦労が伝わってきます。

東京に帰る前に、新千歳空港でゆっくりもいいのですが、是非こちらで空港とは違うゆったり感を味わってもらいたいです。

     

その後、いつものように、こちらで締めの絶品ラーメンを頂きました。醸造所から近いので、セットでいかがでしょうか。



ビアワークスちとせ
北海道千歳市東郊1-7-1
TEL:0123-26-0071

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