◆中道往還の散策!!◆
こんにちは!山梨大学の水野です。
6月29日(日)に魅力発見ツアーに参加しました。
その行先の一つである、中道往還について紹介したいと思います。
中道往還とは、甲斐と駿河を最短で結んだ古道であり、
この道ができたことで、
静岡で取れた魚を山梨に運ぶのに4日かかっていたのが、
1日で運べるようになり、より新鮮な魚を山梨に運べるようになったのだそう!
また、中道往還は五街道など旅人が行き交う街道というより、
塩、魚などの荷物を運んだり、軍用道路として、使われていたようです
この蔵は、徳川の家紋を瓦にもち、徳川家康に関わる、
朱印状や資料が保存されていたみたいです
この地域には、きれいなわき水が流れているみたいで
水温は常に14度に保たれており、泳いでいる金魚たちも
気持ちよさそうでした
この地域の建物の造りには特徴的な部分があり、
この屋根に積もった雪は前の家の所有地に落ちてしまうのですが、
ご近所どうしの仲ゆえ、
前の家の土地に落としても良いという決まりになっているそう
古くからの付き合いっていいものですね
天気にも恵まれ、大変暑い中での散策だったにも関わらず、
ガイドの右左口宿歴史文化村推進委員会の方々は
徳川の時代の歴史に関わる神社や建物について紹介してくれました
こうして振り返ってみてみると、古き良き時代を感じさせる、
風情ある街並みです
最後に立ち寄った、このお地蔵さんには、なでた部分の病を治したり、
痛みを和らげてくれる効果があると信じられていたようで、
医療があまり発達していなかった時代に、多くの人が
このお地蔵さんをなでにきていたようです
そのおかげで、体の至るところがへこんでいました。
長い間、みんなの病を癒し続けたお地蔵さん、お疲れ様です
明治37年の中央線の開通により、魚や塩などの海産物は東京方面に
運ばれるようになり、中道往還は物資の輸送としては、
使われなくなったようです
しかし、この地域には、歴史を感じさせる建物が今もなお、
姿を変えずに残っており、
この中道を昔の人も同じように通っていたと思うと
何だか不思議な感じがしました