
カラスノエンドウ→食(マメ科)越年草、生育期間11~9月
野原、道ばた、あき地、畔、畑の周辺などの日当たりのいい場所に普通に生育し、種子で繁殖し
繁殖力が強くよく目立ち、食べられる野草としての有難味がまるでないマメ科の野草です。
茎は四角柱状で根もとから分枝して地面をはい、四方に広がり、先は直立し、数本に分枝し、叢生
して大きな株になります。

開花は4月から6月.葉のつけねに短い柄のある蝶形花が1~2個紅紫色咲き、果実は細長い
さやでほとんど毛がなく、中に10個ぐらいの種子があり、種子が熟すと黒くなります。
夏には全草枯れ、秋に実生が出て越冬します。
ゴルフ場でも、フェアウェイやラフに入りこまれると刈り取ったあとが裸地になってしまい、
厄介な害草です。

先端の柔らかな若芽と花の部分を摘んで生のままとサヤエンドウを小振りにしたような若鞘は
天ぷらにするとマメ科特有の風味がして美味しい。