モグラ・芝・雑草・趣味 

モグラ・芝草・雑草・趣味について気ままに書いていきます。

ベントグラスをはじめ西洋芝、各種野菜の重要病害

2010-08-29 19:34:31 | Weblog

(幼虫による被害)

タマナガヤ→学名:Agrotis ipsilon Hufnagel

北海道を除く本州・四国・九州に分布し、ベントグラスをはじめ西洋芝への被害が大きく一般に年2~3回発生し、
成虫の飛羽力は大きく1雌当り1000個の産卵が確認されています。孵化幼虫は夜間出て巣を中心に円形状に
芝草の軟かい部分を食害します。ベントグラスでは直径7~8mm程のスポット状に枯死します。


(殺虫剤による死骸)

ベントグラス以外にキャベツ,ナス,トマト,レタスなどの各種野菜やサツマイモ,タバコなどの
幼植物の地際部を食害し,切断するところから,一般にネキリムシと呼れています。

防除は6月中旬~7月上旬と、8月にかけて、幼虫を対象に防除します。


親戚から貰ったエンゼルストランペットが今年も咲きました。

2010-08-26 16:36:17 | Weblog


エンゼルストランペット→(ナス科 )
[原産地]中南米、インド、中近東 別名:ダチュラ
最近よく見かける花で、大きな花を下向きに咲かせている姿がよく目に付きます。以前はダチュラと呼ばれあまり
人気がなかったそうですが、エンジェルストランペットと呼ぶようになってから急に人気がでて来たようです。



繁殖は、挿し木での事でしたが最初の年は発芽出来ず、翌年貰ったエンゼルストランペットは鉢植えから水分の多い
場所に地植えにした所、毎年発芽し花が咲くようになりました。寒さに弱いと言いますが結構丈夫で、冬は氷点下5°
以下になり霜が降りますが時期に肥料を施すだけですが毎年発芽します。


(トランペットの内側)

エンゼルストランペットは大きく分けて一年で枯れてしまう一年生、大きくなり毎年花を咲かせる木立
エンゼルストランペットの2種類があるそうです。

エンゼルストランペットは毒性のある植物(触ったり、手で芽をかいたり、 花の匂いをかいだりする分には)
ですが人体に影響はないようです。




日本芝の肥料的条件と水分要求量

2010-08-21 17:43:22 | Weblog


施肥条件(完成した芝生)では土壌深部に施肥することは困難で、そのためには芝生造成時に多量の施肥を行い、肥料
焼けを起こさずに長期にわたって徐々に分解吸収されような施肥体系が出来ることが芝生地においては理想です。



最近、若いキーパーが有機肥料にこだわっていますが、私は化成肥料と交互に施肥していますが、
結果以前より芝の状態も良さそうです。但し高度化成肥料は絶対に使用しない事、施肥後の管理
に熟知してないと、大変なことになります。
(高度化成肥料とは私の記憶に間違えなければ、N、P、Kのいぜれかが合計24を超えるもの)



日本芝の耐旱性は極めて乾燥に強く、夏季に30日以上全く降雨のない状態にあっても、すでに完成した
状態の芝生であれば、灌水を行わずとも枯死することはほとんどなく、また土壌水分が極度に減少しやす
い砂地にあっても、多くの野生芝(原野に放任された状態)を見ることでも証明できます。



芝の根が土壌の極めて深部まで伸長する性質をもっているので、地下深い水分を利用す
ることが可能なためであるが茎葉部において、体内の水分保持上極めて巧妙な組織構造
(C4植物の特性であるジカルボン酸回路)の存在です。


コンクリートの割れ目からも芽を出す夏の強雑草「メヒシバ」

2010-08-18 17:23:45 | Weblog
初めに、前回投稿した記事に、訪問して下さった皆様には、お詫び申し上げます。
僕の不手際により、みずらかったと思います。
今後とも懲りずに訪問して下さい。



メヒシバ→1年草(イネ科)生育期間5~10月日当たりのよい道ばた。空き地、畑地、コンクリートの割れ目等からも
生育出来き、畑地に侵入すると一面に広がり、茎の下部は横にはい、節々から根をおろし大きな株になり繁殖力が
強く、引き抜きがたく匍匐茎は地面を四方に這うようにしてのび、節からひげ根をだし草むら状になる夏の代表的
な強害草です。



ゴルフ場でもフェアウェイ、ラフだけでなくグリーン、ティーにおいても生育が可能で、特にグリーンに侵入すると、
カタビラ同様厄介な雑草です。

発生成長点が茎葉基部の下の低い所にあるため刈り込みにも強く容易に再生します。俗に「はぐさ」とも言われています。




天敵に備えて、強力な繁殖力を身につけた「マメコガネ」

2010-08-14 18:29:30 | Weblog

(ギシギシの葉を食害するマメコガネ)

マメコガネ→学名:P opillia japonica Newman

わが国では北海道~九州、対馬及び韓国にも広く分布し、普通に見られる昆虫で、古くは
畑作害虫として知られていたが、農作物に被害を与えた例は少なかったのです。


(交尾ため団子状に)

各地にゴルフ場が増設されるにつれて、急にマメコガネが多発生し、幼虫が芝草の根を、成虫が
豆類、果樹、雑草、花卉類の葉を食害しますが、害虫としてはそれほど恐れられてはいません。
本邦にはもともとマメコガネ専門に寄生する菌類が存在するためです。



マメコガネが1916年頃、日本から輸出される穀物に紛れこんで海外旅行(北アメリカ・ニュージャージー州リバートン)
に出てしまったのです。丈夫であるマメコガネは天敵のいない、ホームステイ先のアメリカであっという間に大繁殖し、
豆類、果樹、雑草、花卉、牧草、芝生類に大きな被害を与えたのです。

アメリカ人は異国からの招かれざる客を恐れ憎しみ、"Japanese beetle"(ジャパニーズ・ビートル)と命名したのです。

日本では、ほとんどの雑草や害虫が外国からの侵入です。唯一日本からアメリカに渡った(侵入)害虫がマメコガネです。



お盆のころに花咲くキツネノカミソリが見ごろを迎えた。

2010-08-11 17:20:50 | Weblog


キツネノカミソリ→多年草(ヒガンバナ科)本州から九州に生育するヒガンバナ科の植物で、キツネノカミソリは
お盆ころに、ヒガンバナはお彼岸に花を咲かせ、なにやらご先祖様と因縁のある植物と言われています。



ヒガンバナが人里に生育するのに比べ、キツネノカミソリは林縁や明るい落葉広葉樹林に生育しています。名前の
由来は葉の形がカミソリに似ていることと、花の色がキツネの体色をイメージさせているところからきたようです。



各地でこの花がふえているそうです。イノシシの出没で「根元を掘り起こすが、球根に
毒があるため食べずにまき散らす」ことが原因との話もあります。




マムシは毒蛇と恐れられる一方で、人々の生活に身近な生き物でもある?

2010-08-08 15:15:48 | Weblog
ニホンマムシ→クサリヘビ科(マムシ属)全長40~65cmほどで、胴は太くて短く、尾は短くて急にくびれる。
毒蛇としてよく知られ、上あごに一対の毒牙をもつ。背面は褐色~暗褐色で左右に20対前後の銭形斑紋
があり、落ち葉の上などでは保護色となっている。


(車にひかれた、マムシ)

目と鼻の間に一対のピット器官と呼ばれる感覚器があり、赤外線の熱を感知して、獲物や外敵を察知することができ、
マムシやハブの鼻孔と目の間にある左右一対の穴で、熱線(赤外線)を感知することができる器官で暗闇の中でも
ネズミなど餌となる温血動物を捕らえることができる。



平地から山地まで広く分布し、森林やその周辺の田畑に生息する。とくに水辺や湿った場所を好み、草むらや物陰で
とぐろを巻いて身を潜めている。主に夜間活動してカエルやネズミを中心に小型の脊椎動物を幅広く食べる。
他のヘビが卵を産むのに対し、マムシは子ヘビを産む卵胎生である。



マムシは毒蛇として恐れられている一方で、マムシ酒や漢方、民間療法に利用されるなど
人々の生活に身近な生き物でもあります。


かごの鳥ならぬ、ネットの「アブラゼミ」

2010-08-06 15:45:39 | Weblog


アブラゼミ→昆虫綱半翅目(はんしもく)セミ科、北海道から沖縄まで全国で最も普通に見られるセミで、
夏場にジリジリとよく鳴き、卵の期間は長く孵化まで300日ほど掛かかります。



本種のように翅に色が付いているセミは世界的に見て珍しい種類とされているようです。



卵期は約1年、幼虫は地中で樹木の根から汁を吸い、7~8年を経て成虫になり、成虫の寿命は1~2週間。
ナシ畑やリンゴ畑などに集まり、果実の汁を吸い、また果実に産卵するので、害虫とされることがある。


ひと目でわかるシバと花、野菜の病害虫「スジキリヨトウ」

2010-08-03 15:31:42 | Weblog

スジキリヨトウ→学名:spodopteradepraratgButler



別名シバヨトウとも呼ばれ芝草の大害虫です。幼虫による芝草の被害は日本各地でみられ
毎年同じような発生を繰り返し、春先から晩秋にかけて芝刈りを怠ると大量発生します。



初めは樹木や草丈の長い雑草などに卵塊を産みつけて、2、3化期の成虫密度が高くなると、
灰皿やティマーク、ダストボックス、ベンチなどあらゆる所に産卵し、幼虫による被害は甚大に
なり、老齢の幼虫は、日中は土中や株の地際に潜み、夜間に地上部に出てきて食害する。



一般にゴルフ場では、刈り込み頻度が多いフェアウェイは幼虫の発生はおさえられますが
草丈の長いラフでの被害が目立ちます。