モグラ・芝・雑草・趣味 

モグラ・芝草・雑草・趣味について気ままに書いていきます。

働き者で自然界で役立っている生き物というが果たして?

2010-03-27 16:47:47 | Weblog

(湿潤のターフにミミズの糞塚)

環形動物門貧毛網の後生殖門目で日本産のミミズ類はフトミミズ、ツリミミズ、
ジュズイミミズ、ヒモミミズの4科に属するものが生息し、芝草地に糞塚を作り、
被害を与えるのは主としてフトミミズ科の(Pheretima属)に属するものが多く、
フツウミミズやヒトツモンミミズなどが知られている。また、芝草の刈りかすを
堆積した場所や堆肥などの有機物の多い芝草地にはツリミミズ科のシマミミズ(
学名Eisenia foetida)が生息している。このほかに、グリーンの上に細かい糞塚を
作るヒメミミズ科のものがいる。



ミミズが多くいることは土壌が肥えている証拠と言う人がいますが、多くの植物
は酸性土壌を好みません。また、土壌が酸性に傾くとミミズの発生を助長させ、
カラスやミミズを餌とするモグラの数がふえる分けです。


別に新しい概念でなく古くから行われてきた技術である

2010-03-19 16:15:44 | Weblog

(コウライ、レディスティ)

オーバーシーディング(またはオーバーシード)とは暖地型芝草(コウライ、ノシバ
バミューダグラス)などに冬季に褪色したグリーン、ティ、フェアウェイ、球技場、
競馬場のターフなどに寒地型芝草種子を播種してエバーグリーンにすることを言う。


(ペンクロスベントグリーンにL93を播種したグリーン)

インターシード(またはインターシード)とは寒地型芝草のターフに寒地型芝草種子
を播種することで、例えば、ベントグリーンにベントグラスの種子を播種すること。
ペレニアルライグラスのティーグランドにペレニアルライグラスの種子を播種すること
をいう。オーバーシードやインターシードは別に新しい概念でなく古くから行われて
きた技術ある。


(ペレニアルライグラス、ティ)

以前、ゴルフのテレビ中継で某解説者が誤った表現をしたので、正しくは上記の方法
を言います。


アメリカにおけるノシバ、コウライシバの育種

2010-03-14 15:44:32 | Weblog



芝生はアメリカの市民生活の中で欠くことのできない場となっている。
個人住宅の庭園から各種の公園、緑地に至るまで市民の日常生活の
中の戸外活動の場として芝生は広く利用されている。



ノシバやコウライシバは、特性が寒地型芝草から暖地型芝草への移行地帯の気候風土に
適しているため、その地帯のゴルフ場のティーグランドやヘェアウェイに、また、個人
住宅から公園、緑地等の芝草として利用されている。
米国が世界の各地から芝草の導入を行った中で、東洋からZoysia属の芝草の種子が導入
された。これらの中にはZoysiaJaponica(ノシバ)Zoysiamatrella(コウライシバ)
Zoysiatenuifolia(キヌシバ)が含まれていた。



ノシバからはメイヤーとミドウェストが育成され、また、ノシバとキヌシバの間の種間
雑種としてエメラルド(Emer-ald)が育成された。



1980年代になると米国において水資源の保全が強く要望され、現在栽培されている種類
より50%程度低い種類が求められるようになり、ノシバやコウライシバは従来から耐旱
性が強く、要水量も低いのでこの要望を実現できる最適の芝草として注目され、にわかに
ノシバやコウライシバに対する関心が高まった。


他の草花に先がけて、いち早く春の訪れを知らせてくれるはんめん、嫌われもの?

2010-03-10 14:45:13 | Weblog


そもそも、雑草とそうでない物の区分は、何が基準となるのだろう。

ヒメオドリコソウは、可愛らしい名前が付けられているけれど、越年草で生育期間は11~5月、
ヨーロッパ原産の帰化植物で土手、道ばた、荒れ地、空き地の草むらなどに生育し、しだいに
分布域を広げて田畑やゴルフ場の法面にも入り込み、極く普通に見ることができ種子で繁殖
し、種子は飛散することはなくその周辺に落下します。
茎は四角の柱状で基部から枝分かれし、斜めに伸びて上部は立ち葉は対生し、茎の上部に
葉が蜜につき赤紫色を帯び、雑草と呼ぶには申し訳ないよな美しさである。



ナズナ、越年草で、生育期間11~6月で畑地、人家の周辺、道ばたなど身近に多く
生育し、春先の強害草であり種子で繁殖し、種子は飛散することはなく周辺に落下し
秋に発生、ロゼット葉で冬を越し翌春に成長する。茎は根もとで分岐する、花期は
3~5月に茎の先に花柄がついて白い花を多数つける。
春の七草の一つで、古くから邪気を祓い、万病をさけるという、七草粥の風習にはかかせ
ないものです。
春の若苗は、茹でておひたし、あえもの、汁のみなど、また、生のまま薄くころもを付けて、
てんぷらにも。


高速道路の無料化、授業料の無償化、子供手当てなど国民にいい格好して

2010-03-07 13:55:25 | Weblog

(EXPO'70記念たばこ)

国の厳しい財政状況の中で、高速道路の無料化、授業料の無償化、子供手当てなど国民にいい格好して、
その財源を政府(民主党、国民新党、社民党)3党は、たばこ税収をあてにして、そのやり方がせこい。



喫煙家の心情としては500円や1000円に値上げされるなら、禁煙する覚悟を持っていた人も多かったと思い
ますが、今回の400円では禁煙に踏み切れない・・・という微妙な心境かもしれないと憎たらしい考えかただ!
喫煙者の人口をあまり減らすことなく、たばこ税収を増加させることができそうな落しどころが、
今回の400円だったのかと思うと腹ら立つ。


ペンクロスベントグラスのわが国への導入

2010-03-03 16:17:43 | Weblog


ペンクロスベントはペンシルバニア農業試験場で3種類のクリーピングベントグラスの
自由交配によって生まれた品種とされている。5ヵ年間の各種の試験の結果によって
折紙がつけられ1954年(昭和29年)販売ルートに乗った。
わが国での試験は1957年(昭和32年)に砧ゴルフ場において宮沢氏が行っている。
同氏の実験は、生理障害、病害などの抵抗性を4種類のベントグラスを栽培し比較検討
し、そのなかでペンクロスベントが最も良好な成績をおさめた。スリーハンドレッドクラブで
は、1961年(昭和36年)メーングリーンの芝草として採用以後、特に1965年(昭和40年)
以降多くのゴルフ場で本種を採用するようになりました。



ペンクロスベントグラスはランナーの伸長、茎葉の繁茂が他の品種より旺盛であり、
病害虫、生理障害からの回復も早く肥培管理に当を得れば優秀な品種で、
わが国のグリーンの芝草は、ほとんどが本種が採用されている。